そろそろ「国鉄型車両」が全廃になろうとしている現在、コロナ禍の中とは言え、鉄道旅行の禁断症状が出てきましたので、凄く久し振りに「青春１８きっぷ」を使用した「乗り鉄」に行ってきました。。
和歌山の片田舎町に在住している手前、山陽本線での時間を有効に活用するには、わが町を始発の急行電車で出発するしかありません！
間もなく全廃予定の6000系車両に来て欲しかったのですが、残念ながら、それを置き換えた最新鋭の8300系車両が来てしまいました。。(/ω＼)
新車が来てガッカリするのは鉄道ヲタク特有の傾向かもしれませんね。。
大阪駅では221系が最後の活躍をする姿が見られました。
この221系は廃車にはなりませんが、順次225系に置き換えられ、他線区に全て転属となります。。
大阪駅からは始発の新快速電車に乗り込み、明石海峡を眺めながら姫路へと向かいます。
姫路駅では115系岡山行の普通電車に乗り換えましたが、接続時間は僅かかつ、大混雑のため、撮影が出来ず。。
岡山駅で乗り換えた117系普通三原行からようやく撮影が出来ました。。
しかしこの末期色、（真黄色）、117系には全く似合いませんね～。
車内は昔の京阪神地区の王者「新快速シティーライナー」時代のままのアコモでしたので感動ものです。。
旅の計画は未だに全てこのアナログな紙データの時刻表を駆使しています。
福山駅からはお目当ての105系電車です。
つい最近までは和歌山地区でもゴロゴロいたのですが、一気に淘汰されてしまい広島地区や下関地区まで来ないと見れなくなってしまいました。(/ω＼)
ワンマン設備は紀勢本線の物とほぼ同じです。
運転席嘘路は壁のため、前面展望は望めません。
労働組合が強かった国鉄時代の遺物、いわゆる「壁車」です。。
運転士は乗客から覗かれない分、気は楽ですが、逆に気が緩んで怠慢な態度で運転してしまうと言う弊害も有ります。
国鉄時代お決まりのステンレス地剥き出し内装の扉です。。
国鉄時代と違い、車体の色は黄色に塗り替えられましたが、105系の場合は国鉄時代よりよくお似合いだと思います。
剥き出しの扇風機に弁当箱型スピーカーも国鉄色丸出しです。。
簡易冷房改造車ですので、車内の雰囲気は非冷房時代に通じるものが有りますね。。
簡易冷房装置です。。(^^♪
対向列車もモチロン105系です。。(^^♪
終点の府中駅での一コマです。(^^♪
黄色い車体が青空によく映え、底抜けに明るい雰囲気を醸し出します。
ここの１０５系は塗装状態が良好ですので、常に新車の様にピカピカです。
広島支社さんの意気込みを感じますね～。
府中から先は非電化区間ですので、画像左のキハ120型気動車がワンマン＆単行で運用されます。。
ずっと乗ってばかりですので、折り返し時間を利用して、たまには駅の外へ出てみます。
折り返し電車は前面かぶりつきで乗車。。
福山駅では、お城とのコラボ写真が撮影できます。。
お腹が減ったので昼食です。
福山は尾道に近いので、尾道ラーメン的な味がするのかなと思いきや、意外と魚だし系のあっさり味でした。。
さらにそこからは227系に乗ります。
広島地区では115系や105系などの国鉄型が全て淘汰され、この227系に置き換わりました。
まぁ、シートは快適なのですが、何処か素っ気なくて面白くないですね～。
こんな時はビールを買って景色を眺めながらチョイ飲みするのが一番です。。
そして、糸崎駅に到着すると感動の瞬間が！
なんと、湘南色、原形の115系が居ました！
元祖湘南色は末期色（真黄色）になってしまった仲間の中で、ひときわ輝いていますね。(≧▽≦)
やっぱ115系はこの色に限ります！
しかし、ここから岩国までも227系ばかりの区間でうんざりです。(/ω＼)
ようやく岩国駅で115系に乗れました。。
やはりこの顔も末期色（真黄色）はどうも似合いませんね～(/ω＼)
岩国以西の115系4両固定編成はこの2扉3000番台車に統一されています。。
室内は117系と瓜二つですが、天井はフラットではありません。。
この車両はなんと117系登場以降に新製されていて、117系に比べて乗り心地等、性能も悪く、設計費が余分にかかるのならいっそ117系にした方が良かったのではないかと誰しも思いましたが、そこが国鉄時代の縦割り業務の弊害だった訳です。
因みに、Tシャツに短パンというラフなスタイルで旅しています。。
車窓は抜けるような青空と青い海が続き、快適そのものです。
これぞ山陽区間を新幹線ではなく在来線で旅する醍醐味です！
船の様な建物も。。
鉄道写真の俯瞰撮影に良さげな橋ですね～。
普通列車は貨物列車にしばしば追い抜かれてしまいます。。
新山口駅からはまたまた105系電車に乗って宇部線を訪問します。
そこそこの乗車人員ですが、これ、18時代なので少ないですよね～。
意外と銚子電鉄の様な林が続いています。。
宇部新川駅からは、待望の魔改造車123系に乗り換えます。。
この電車の出自はんなんと荷物電車！
国鉄民営化前の少ない予算で客車に魔改造されてしまい、１両両運転台という特徴を買われて奇跡的に今まで生き延びている車両です。
元、荷物電車の運転台。。
窓が異常に小さいですね～。
窓配置はこんな感じで、車内には超ロングシートが配備されています。。
鉄道ヲタクには判る、ウハウハな風景です。。
やがて列車は動き出し、夕暮れの厚東川をコトコトとのんびり渡ります。
つづく
そろそろ「国鉄型車両」が全廃になろうとしている現在、
