和歌山からその日のうちに山陽本線の普通列車で山口県までやってきました。
新山口駅から宇部線に乗車し、宇部新川駅からは小野田線に入り、単行の123系に乗車することが出来ました。
小野田駅に到着する頃にはスッカリと日が暮れ、単行のローカル電車は良い雰囲気を醸し出していました。
自重47.4tは流石に今のステンレス車両では見られない超重量級ですね~。
元荷物電車でしたので台枠が強硬に造られています。
客室からの前面展望を全く配慮しない小さな正面窓も、いかにも国鉄という雰囲気で素敵です。。
サイドビューも超珍品ですね~。
小野田駅からは再度115系3000番台のお世話になります。(^^♪
そして下関駅では国鉄型交直両用近郊型電車415系と出会うことができました。
その後は、駅ナカのスーパーで、経費節減のため半額弁当&お惣菜、そして明日の出発は早朝となるため、朝食を買い込みます。。
そしていつもの格安ホテル、東横インさんにお世話になりました。。
翌朝は下関駅発6時00分の2番電車に乗り込み、再度宇部線&小野田線を目指します。。
この地区の4両固定編成の115系は最新鋭の3000番台&117系改造中間車の3500番台に限定されているようですね~。発車までまだ時間に余裕が有りましたので、車内を研究します。。
乗車したのは全車両が3000番台車からなる生粋の新製115系。。
扉の横に2人掛けのロングシートが設けられているところがいかにも115系です。
車両中央部は御覧の様な転換クロスシートが並びます。
料金が必要な「急行型」を名乗っても何ら遜色のないシートです。
ただ、車端部は御覧の様にロングシートと見劣りしますので、やはりここにクロスシートを装備し、空気バネ台車を装備した117系を増備した方が良かった様な気がします。。
あと、戦前から規格が変わらない弁当箱型放送スピーカーと、フラットでは無いクーラー吹き出し口にも設計の古さを感じてしまいます。。
そんな電車に揺られること39分、小野田駅で昨夜乗った123系単行に乗り換えます。。
荷物車からの魔改造で、超ロングシート2扉なのがたまらなく愉快です。。
そして、雀田駅からは1日に朝2往復、夜1往復しか電車が走らない長門本山支線に乗車します。。
乗客は私を含めて鉄道ヲタクさんばかり3名です (*´Д`)
ここを走る123系は先ほどの物と同様、荷物電車から改造されたものですが、仕様異なり、窓が極端に少なく、元荷物電車であった面影を色濃く残すタイプでした。
この123系は大阪の阪和線・羽衣支線で運用されていたもので、新入社員の頃はよくこの電車にお世話になりました。。
この車両も魔改造ゆえ、超ロングシートです。。
トイレが設置されていたのは驚きです。。
昭和61年に大阪の吹田工場で荷物電車から旅客車に魔改造されています。
運転席ですが、極端に小さな窓に驚きです。。
そして接続時間僅か1分で雀田駅を発車。
1日に3往復しか走らないので、線路はヨレヨレで草が茫々です。。
でも、何処となく哀愁が漂う良い雰囲気な路線ですね~。。
そして、僅か5分ばかりの乗車で終着駅の長門本山駅に到着します。。
バス停の様な駅前には錆びた自転車が放置されていて、殺伐とした雰囲気が漂っています。。
近くには建物も有り、そこまで田舎では無いのですが、1日に3往復だけといういつ廃線になってもおかしくない微妙な路線です。。
ほら、この終着駅、何とも言えない独特な雰囲気でしょ。(^^♪
窓の少ない魔改造ぶりがよく判ります。。
こちらは、雀田駅前の踏切道から狙った小野田線の105系です。。
ヘッドライトが片方球切れになっています。。
ラッシュ時間帯なのに、本当に乗客はまばらです。。
交換列車がゆっくりコトコトとやってきます。。
交換列車も1両単行の123系でした。
厚東川橋梁をゆっくりと渡ります。。
この国鉄型が行き交う風景もいつまで見れることやら。。。
田の字型窓が並ぶ典型的な国鉄型車両です。。
宇部新川からはそのまま下関へ直通する123系と105系からなる3両編成に乗車しました。。
下関駅ではなんとこんな顔の415系が待っていました。。
残念ながら車内はロングシート。。
取り敢えずこいつで九州に渡ります。。
つづく。。