さてさて、本社営業職から古巣の現場勤務に出戻り転勤にしてもらって早2年!週に3日の割合で朝の9時に仕事を終え、後は自由時間という超勝ち組サラリーマン生活にもスッカリ慣れ、仕事終了後は健康管理のために登山やウオーキング、釣りや乗り鉄に出掛ける毎日です、(≧▽≦)
・・・というところで、今回はもう12月に入り、遅いと思いましたが、福知山線の単線区間廃線跡ウォーキングに出掛けました。。
スタートは宝塚駅の一つ向こうの生瀬駅です。
昭和な私は「福知山線」といえばディーゼル機関車の牽引する旧型客車と雑型気動車が走る超ローカル線なイメージです。。(´・_・`)
幸い、紅葉は未だ少し残ってくれている様子でした。。(≧▽≦)
国道を歩いていると、単線時代のトンネル跡が見えました。
奥は現行の複線区間のトンネルです。
数十年前までは入り口はそのままでしたが、今はもう厚いコンクリート壁で塞がれてしまっています。(/ω\)
この旧トンネルは1986年10月31日まで使用されていました。
JR西日本さんはつい最近まで廃線跡は「立ち入り禁止」との方針でしたが、ハイカーが多く訪れ、昨今の健康ブームによるアウトドアブームから、遂に廃線跡をハイキング道として整備するという方針転換をされました。。
駅から15分ほど歩くと、旧線の廃線跡へと国道から下りれる箇所が有ります。
廃線跡に下りるとこんな感じ・・・
そういえば今日は日曜日なので、ハイカーが多いです。
人が多いのと、曇り空なのが難点です。(/ω\)
現場の仕事をしていると、何曜日なのか判らなくなります。(´・_・`)
地図と解説を書いた看板まで設置されていました。
一応、落石等によるけがの責任は一切負わないと言う注意書きも・・
そゃりゃまぁ、当然でしょ。。
自分で転んでおきながらJRさんに文句を言うという育ちの悪い基地外モンスターも居るんでしょうね~(/ω\)
複線化という近代化、速達化により旧単線区間は廃線となってしまいましたが、私はこの風光明媚な武庫川沿いを走る区間が大好きでした。。
初めて福知山線を乗車目的で訪れたのは小学4年生の時(1974年) でした。。
丹波に里が有る友人が、いつも扉を手で開けて乗る電車が有ると言うので、それは珍しいとなり、子供同士で乗りに来ました。
今では完全にアウトですが、走行中の列車の車端部に有る乗降用扉を手で開けて、隣の車両に外から乗り移るという離れ業遊びもしました。。(=゚ω゚)ノ
廃線跡は鉄橋などの設備を多く残していますが、「歩道」として整備されていますので、以前の様なスリリングさは皆無になってしまいました。(/ω\)
ただ、渓谷の風景は以前のまま変わりは有りません。。
線路保守作業員用に設置された柵もそのまま残っています。。
もう一度この紅葉を観ながら、列車でここを走ってみたいものです。(^^♪
そして鉄道信号機が建植されていた基礎の土台もそのまま残されています。
山の中とは言え、線路跡で平らなので、歩く時に疲労感はほぼ感じません。。
あたかも自分が列車になったかの様な感覚で歩行出来ます。
鉄橋の下は紅葉です。(^^♪
この岩場は高校山岳部時代によくクライミングの練習に来た場所で、鉄道ヲタクな私は列車が通るたびに意識が迂回して、登攀に集中できなくなり、あわや落ちそうになったことも有りました。(*´Д`)
そしてこの廃線跡ウォークのハイライトは何といっても照明の無いトンネル内を歩くシーンでしょう。(^^♪
JRさんが遊歩道と認めて開放する前までは、なんだか悪いことをしている様な気になりながら歩いたものです。。
トンネルの中から出口を見るとなかなか良い感じです。。(≧▽≦)
線路脇には松の木が生えてきています。。
いやぁ、それにしても日曜日はやはりハイカーが多いですね~。
次々にトンネルが現れます。。
福知山線の前身、旧阪鶴鉄道のトンネルは下半分が石積のトンネルが多いです。。
しかも天井部が黒くなっているのは蒸気機関車やディーゼル機関車の煤煙の名残なんですよ。( ゚Д゚)
流石に線路は高価な鉄なので完全に撤去されていますが、枕木がほぼ全体的に残っているのも嬉しいです。。
この柵が無ければもっといいのですが、公認の遊歩道となったからには仕方が有りませんね~。
落ち葉に埋まる枕木がとてもいい感じです。。(≧▽≦)
現役当時は落ち葉での空転も多かったでしょうね~。
いつもの自撮り記念撮影です。。
散髪したら白髪が多くなったことに気が付きました。。
57歳のジジイです。。(/ω\)
しかも朝の3時台から仕事をしているので、お疲れモードです。(*´Д`)
煉瓦擁壁跡・・・・
橋梁部用の大きな枕木廃材ももう35年間も放置されています。(´・_・`)
腐らないものなんですね~。
もう12月5日だというのにまだまだ紅葉が奇麗です。。
地球温暖化です。(*´Д`)
トンネルの有る廃線跡はどことなく哀愁が有って絵になりますね~。
人生という長い長いトンネルの向こうはこんな風に希望の光が差し込んでいるのでしょうか??
トンネル内から見る外の風景は列車の運転をしていたころから大好きな風景のうちのひとつでした。
落ち葉を敷き詰めた晩秋の廃線跡も良いですよね~。
こんな風景の中をもう一度列車で走ってみたいです。
そして最後のトンネルです。。
そして撮影などをしながらゆっくりと歩いて、約2時間半で武田尾駅に到着しました。
やって来たのは旧型客車や雑型気動車でもない、最新鋭の223系区間快速電車でした。