今、関西では「おおさか東線」の201系が今春のダイヤ改正で完全淘汰される話題で持ち切りですが、京都圏内の117系・113系や奈良線・和田岬線の103系等、予告も無くいつ淘汰されてもおかしくない国鉄型がゴロゴロ存在します。
さて、そんな状況の中、朝の9時に仕事を終えた日はそれらの電車のハンティングに出掛けます。(^^♪
先ずは、帰宅時にいつも利用する南海さんの新今宮駅でJR西日本さんの大和路線に乗り換え、久宝寺駅で完全淘汰されてしまう「おおさか東線」の201系をば撮り鉄!(^^♪
乗ってきた大和路線の各駅停車もお目当ての201系ですが、こちらはあと1年は安泰だそうです。(^^♪
私同様、おおさか東線の201系をしゃがんで撮影している人がいますが、なんとこの方、女性でした。(=゚ω゚)ノ
大阪東線の普通列車のすぐ後ろにもY線で折り返し準備をする201系が見られ、まだまだ201系の独壇場の様相を呈していますので、2週間後にすべての車両が221系に置き換えられるとは、俄かに想像がつきません。(=゚ω゚)ノ
さてさて、今日の目的はそんなおおさか東線の201系ではなく、国鉄型でありながら、未だ廃車のアナウンスがされていない奈良線に2組成だけ残る103系をハンティングします。
奈良駅からみやこ路快速に乗車すると、早速城陽駅で103系を発見しましたので下車しました。(^^♪
京都からやってきて、折り返し運用に就くために安全側線に進入した103系。。。未だエンド交換はされておらず、尾灯が点いています。(^^♪
運転士さんがやってきて、尾灯消灯!
前部標識点灯!入換準備完了!
踏切オーライ! 入換進行!
制限35キロ!
編成をクネクネとさせながら、ゆっくりと城陽駅に進入してきます。(^^♪
103系はやはり昭和38年の登場時に最初に纏ったウグイス色が一番よく似合いますよね~(≧▽≦)
無事、城陽駅1番線ホームに据付完了!
103系にはビルやマンションという都会的な風景が良く似合います。。(≧▽≦)
延命40N更新工事施工時に新調された上段下降式の黒サッシを採用した「田」の字型窓に、モーター冷却送風取り入れスリットが特徴の「モハ102」型
(≧▽≦)
一方、クハ103型は原形の白サッシ2段上昇式のまま。。(≧▽≦)
飾り気のない剥き出しの扇風機と蛍光灯、それに多数取り付けられた金属握り棒、多くの吊革、多数の広告スペース枠、ドアは無塗装ステンレス地・・・。
まさに無骨な質実剛健な通勤型の中の通勤型車両!
弁当箱型放送スピーカー。(≧▽≦)
この車両は比較的新しく、昭和49年生の48歳です。。(^^♪
車番プレートは悪質マニアに盗難に遭ったのか、紙製のものが貼られていました。(/ω\)
ここ奈良線でも東海道・山陽本線から都落ちした221系が登場後58年も走り続けた103系を淘汰しています。(新しいように見える221系ももう登場後35年が経つのですが・・・)
発車を待っていると、同じく東海道・山陽本線や阪和線から都落ちした205系電車がやってきました。。
この205系も国鉄時代最後にデビューしたものですので、いつまで残るのやら不明です。(ノД`)・゜・。
さてさて、小年時代、阪和線や大阪環状線に乗った時は必ず張り付いていた運転台後ろの窓を、久々に占拠します。。(^^♪
私が小学生の頃は動力車労働組合が強くて、この窓のカーテンも殆どの電車で降ろされていて、前方がみえる電車は本当に限られていました。(/ω\)
今や、そんな問題も払拭され、後部から前面展望を楽しめます。。
元、某電鉄会社の運転士だった私はこの103系の制動操作にロックオンされてしまいます。
電車の運転技術で一番難しいのは制動操作に他なりません。。。
ブレーキを掛けるときは先ずは「初コメ」。。
私の鉄道では0.5KPaの減圧でしたが、103系の場合はなんと2.4KPa ( ゚Д゚)
減圧が大きいので当然、電気制動立ち上がり初期に「ドスン」とショックが有ります。。(ノД`)・゜・。
そして一気に3.6KPaまで減圧・・・・
この2段制動目の値は私の鉄道でも3.6KPaでした。。
そして階段弛めは2KPa・・・・
これも私が運転していた電車と同じ・・・・
しかしここからが違い、非常に扱いにくいのが103系で・・・・
低速で空気制動に切り替わると極端にブレーキの効きが甘くなるので、素早く2.6KPaまで減圧して、そのままドスンと止まります。
つまり103系ではブレーキ初めの「ドスン」と停止直前の「ドスン」が有り、乗り心地はイマイチです。(/ω\)
そして、列車種別と運転時刻の確認はトランスポンダの様な電子機器ではなく、原始的な紙製のスタッフ。。(^^♪
昭和38年からもう58年も走り続ける103系は人気が有り、個々のホームでも女性ファンがカメラを構えていました。(^^♪
奈良線は単線区間も多く、行き違い待ちが良く発生します。。
終点の京都駅に着くころには通勤型電車らしく、御覧の様に立客も多くなります。。(^^♪
京都駅の103系もいつまで見れることやら。。(/ω\)
運転士さんのエンド交換時に憧れの運転台をじっくりと見ることが出来ました。。
いやぁ、この電車、死ぬまでに一度運転してみたかったな~(>_<)
1回100万円でも車庫内で運転させて頂けるとなればお支払いするのですが、
JR西日本さん、そんな企画してくれないかな~(>_<)
そして京都駅を発車した直後に折しも接近してきた湖西線の国鉄型113系と夢の共演!(≧▽≦)
さらに、東福寺手前では奇跡的に奈良線にもう1本残った103系とまさかの離合です。(≧▽≦)
昔と変わらない運転台。
定時運転!
この運転士さん、とても制動が上手で、初コメ無しで、制動距離を短く執り、一気に御覧の3.2KPaまで減圧!
なんと、そのまま弛めることもなく、追加することもなく、ピッタリと停止位置目標に列車をていしさせていました。(≧▽≦)
つづく