
(前回から続く)三岐鉄道さんの保存車両に対する意外な熱量を肌で感じ、小型SLや大物車「シキ120」が留置されている丹生川駅を後にしました。。
やって来たのは元西武鉄道さんの101系です。(≧▽≦)
関西私鉄には無い、無機質で実用一点張りな国鉄車両に限りなく近く造られた車両です。
関西と関東のラッシュ時の混雑度は比較にならないほど関東が圧倒的です。
そんな環境だからこそ、デザインを無視した機能最優先の車両が必要だったことは一目瞭然です。。
運転台も国鉄型と瓜二つです。(≧▽≦)
関東では複線区間を走っていましたが、ここ三岐鉄道さんでは単線の田園地帯をのんびりと走ります。。
車庫に留まっている電車は全て西武鉄道さんの譲渡車です。
そして、時折、貨物列車と離合するのがここ三岐鉄道さんの最大の特徴です。。
(≧▽≦)
ステンレス地剥き出しの扉と、灰色の床材リノリウム、寒色系の座席。。。
そしてステンレスパイプの多さ。。。
正に通勤電車としての機能を最優先した設計です。。
途中駅で、再び下り列車に乗り換えます。。
私の乗った編成は、御覧の様に前後で「顔」が異なりました。。(≧▽≦)
そしてやって来たのが、こんな塗装の車両。。
1964年(昭和39年)生まれ、私と同じ年齢、58歳です。
先程の駅で、今度は登り貨物列車と交換です。(≧▽≦)
いやぁ、タンク貨車の長大編成は迫力満点ですね~(≧▽≦)
採掘で山肌が削られた藤原岳を正面に見ながら、彼岸花の咲く田園を走ります。。
実に美しい風景の中を走ります。。
伊勢治田駅で下車します。。
駅銘板が傾いているのはなぜでしょうか??
ここからは約2km東に位置する北勢線・阿下喜駅まで徒歩連絡で目指します。
この日は気温が31℃の真夏日でした。。
汗だくになりながら街中を歩きます。。
夏の様相なのに彼岸花が奇麗に咲いています。。
稲刈り直前の状態です。。
正に「日本の美」ですね~(≧▽≦)
意外にも釣具屋さんが。。。
アユ釣りでしょうか??
そして歩くこと約20分で北勢線の阿下喜駅に到着しました。。
北勢線と言えば、線路幅が非常に狭い、所謂「ナローゲージ」で有名ですが、駅は意外と自動改札化されていて、1日券での乗車は、わざわざ駅係員に声を掛けて自動改札を開けてもらうと言う手間が必要です。。(´・_・`)
構内に何だか気になる線路が有りました。
奥には近鉄時代の旧型車が保存されています。。
乗車する列車は珍しい「連節車」で、連結面に台車が設けられています。。
上り方のお顔は2枚窓の所謂、「湘南型」です。。
連節部分の渡り板です。。
電動車は下り方の1両のみで、2両目との間には興味深い運転台撤去跡が見受けられました。。
電動車はバスの様な一方向固定クロスシートです。
マニア向け特等席です。(^^♪
森の中を吊り掛けモーター音を響かせて連節車特有のリズムで疾走します。
なんと全車非冷房なので、窓を開けて走行します。。
乗客は幸い私だけでしたので、先ほど購入したコンビニ弁当&ビールの昼食を食べます。。。
終点の西桑名駅でJR車と顔合わせです。(^^♪
そのまま折り返し下り列車に乗車すると・・
途中の保々駅で車両取り換えとなり。。。
連節非冷房車は回送されていき、代わりに引き込み線に居た黄色い電車がやってきました。
線路脇にも彼岸花が咲いています。。
阿下喜駅に戻ると、近鉄の保存車のヘッドライトが点灯していました。。
丁度、車両整備中だった様です。。
最後にこんなデザインの電車を見て。。
ロングシートの近鉄長距離急行に乗り。。
〆は今だけ運用されている南海高野線の自由席特急で帰宅しました。。。
Posted at 2022/10/12 23:28:11 | |
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