
サンバーのエンジンに関東行脚の際に「ブルー」さんから突然頂いた画像の様な青い小さな進角抵抗(度数忘れる)を挿入し、3回ほどハイオクガソリンを投入し、試験走行をましたが、本日はその結果の総括をしてみます。。。(取り付け詳細は2月27日付整備手帳と28日付ブログをご参照ください。)
SC・5F・4WD車に進角抵抗(度数忘れた)&ハイオクを投入して走行してみた状況は以下の通りです。。
①街乗り(平坦区間)
燃費には変化が有りませんでした(やや向上?)が、スタート~5速に移る加速では今までに無かったパワーを感じました。
②街乗り(坂道区間)
今まで3速~4速で登っていた坂道も、4速でも持て余し、時には5速に入れるほどパワフルになりました。 燃費には変化がありませんでした。
③山岳路
トルクが太くなったのは明確で、ノックセンサーとの相性も抜群で坂道でのパワーが確実にアップしたのを実感しました。ただ、発熱したエンジンから何処となくオイル臭がしたので、エンジンルームを点検してみると、ブローバイが増加していました。燃費は今まで通りだと思います。
④高速道路
全体的に加速性能が明らかに良くなりました。どの速度からでもアクセルを踏むとぐっと加速する感覚が有りました。ただ、アクセルを戻すとエンジンブレーキがよりきつくかかるような気がしました。燃費については中長距離走行を行わず、短距離利用に終始した為、計測は出来ませんでした。
⑤中長距離連続走行
3月10日の紀伊半島深部の温泉ドライブのデータではかえって悪化するという残念な結果になってしまいました。前回のハイオク試験の時は加速度のアップに慣れずに余分なアクセルワークをしてしまいましたが、今回はその分も充分考慮に入れて走行したつもりです。
⑥その他
③の項でブローバイが増えた事に関しては既に述べましたが、これ以外に、始動時のエンジンの掛かりが悪化したという点が挙げられます。これはブローバイの増加によるものも一因で季節的な要因も否めませんが、挿入後に悪化が見られたので一応挙げておきます。
後、エンジン音がアイドリング時も含めて荒々しくなった点(少し大きくなった)も挙げられます。
同時にエンジン本体はノーマル時と比較して感覚的に高振動、高温になっているような気がします。
⑦パワー面の総括
起動時~低速時や坂道区間では明らかにパワーがアップするようです。又、高速道路でも各速度域で明確なトルク感が得られ、SCサンバーを更にパワフルにするには進角抵抗+ハイオクガソリンは打って付けだと思います。
⑧燃費面の総括
単純な書き方をすると、中長距離=悪化、坂道=変わらず、高速=データ不足ですが変わらないかも・・・、日常使用=やや好転という結果でした。
⑨今後について
鬼嫁が燃費が向上しなかった点だけを指摘し、燃料高騰の折、次回からはレギュラーガソリンを入れると一方的に宣告してきたので、止むを得ず一旦進角抵抗は外します。。。
ガソリン価格が安定すれば次回は夏季に試験データ取りをしたいと思います。
進角抵抗は、燃えにくいハイオクに対して点火時期を早めて燃え易くしてあげるために取り付けるというもので、その理屈はよく判ります。
元々燃えにくい分、アンチノックなハイオク+燃料噴射電子制御+ノックセンサー+NAと比べて高圧縮比SCエンジンの組み合わせで歯車比に見合った領域でトルクが出る事も納得です。
進角抵抗で点火タイミングを早めるとハイオクもよく燃えます。
でもここで「キャブ仕様のエンジンならともかく、なぜ燃料噴射電子制御が付いているのにも拘わらず、進角抵抗を使用すればこの実証結果のような答えが出るのか?」という素朴な基本的な疑問が突如として生まれました。(1月5日付ブログのハイオクだけの時の実証結果と比較してください。)
進角抵抗の作用でノック寸前まで気筒内圧力が増大するのを防いでいるのでしょうか。。。
あ~~何だかよく解からなくなってきました。。。。
誰か解かる人居ませんか~。。。
Posted at 2011/03/25 15:38:06 | |
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