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ラスト サンバーのブログ一覧

2016年11月09日 イイね!

走る工場夜景

走る工場夜景
10月に秋の靖国神社例大祭の参拝に行った後、妻がなぜか私の祖母の夢を見たらしく、「お婆ちゃんの家のあった場所に行ってみたい。」というので、先日、訪問してみました。。



私が妻を誘わず単独で行った靖国神社参拝・・・

私自身が祖母になり代わって、祖父が送り出した兵隊さん達に感謝と慰霊を行うために行ってきましたが・・
妻も何か思うところが有ったのでしょうか・・



104歳まで生きた祖母の家は大阪市内の南海高野線西天下茶屋駅のすぐ近くに有りました。。

南海高野線は、泉北ニュータウンや大阪南東部のベッドタウンを結ぶ通勤大動脈路線ですが、西天下茶屋駅は通称「汐見橋線」と呼ばれる支線の様な区間にあり、大阪市内だというのに、2両編成の電車が30分毎にしかやってこない超不思議な都会のローカル線です。。



祖母が生きていた頃は、祖母宅を訪問する前にこの1号踏切道前に有る小さな神社に、いつも祖母の健康を祈願し、参拝していました。。



いまや大阪市内ではスーパーマーケットに押され、すっかり残り少なくなった八百屋さんも健在です。
祖母の晩年には妻がよく祖母の代わりにこの八百屋で買い物をしてくれていました。



祖母の自宅が有った、北1号踏切道付近です。。

駐車場とフェンスの部分が祖母の家の有ったあたり・・・・
大阪市の区画整理で建物は取り壊された様です。

四国の高松から大阪に出てきて、祖父が若くして他界してからは、祖母はアパートを借りてここで独り暮らしていました。。



祖母の自宅はこの高野線25号籠柱の前に有り、線路に隣接していました。。

幼少の頃は、祖母の家の窓ごしに南海電車を見るのが楽しみでなりませんでした。。


この後は、妻が大阪に住んで居ながら、木津川の渡船に乗った事が無いというので、行ってみることにしました。。





西天下茶屋駅のホームは大阪という大都会にありながらも、過疎化した村の駅の様に鄙びています。。



明治時代の古レールと木でできた屋根とベンチ。。

まるでタイムトンネルで昭和初期に戻った様な感じです。。



枕木も、今や田舎でもPCコンクリート製が当たり前となっている中、未だに木材のまま残っています。。

妻とは車で祖母宅に来ていましたので、妻はこの電車に乗るのは初めてだと言います。。



20分くらい待つと、汐見橋行きの電車がコトコトとやって来ました。。



なぜか、高石市の高師浜線で使用されている「走る工場夜景」号が充当されていました。。



流石、「大阪市内のエアーポケット」と呼ばれるだけあって、乗客は私達2人だけでした。。

大丈夫かな汐見橋線・・・・

新聞によると将来、関西空港と梅田・新大阪駅を結ぶ特急列車が走るという計画が有るそうですが、どうなることやら・・・



渡船は2駅北の木津川駅付近から出ていますので、この駅で下車。。

島式のホームを持つこの駅も、昔は貨物列車の拠点だった様ですが、今や西天下茶屋駅以上に鄙びてしまっています。



この駅のピンクの木製ベンチと、天に向かって羽を広げた様な古レールの屋根はいつ見ても心が惹かれるものがあり、私は大好きです。。



このブログで何度かご紹介していますが、錆びた転轍機と操作レバー、それにヤードへの引込線跡が残っている点も、昔の栄華を今に伝える貴重な遺構です。。

そして・・・



独特なデザインの昭和モダンな建築物。。

大阪市内、いや大阪府全域でも駅前が未舗装の砂利道というのはもうここだけでしょう。。



そしてそこから10分くらい歩いたところに渡船乗り場があります。。



船は15分毎に出ていて、運賃は大阪市の負担で無料・・・

実は祖母も木津川の工場の事務員をやっていて、この渡船にはよく乗船したと聞きました。。



西成区と大正区を結ぶ、地域住民には今でも欠かせない渡船です。。





乗客の9割以上が自転車利用です。。





大阪・ミナミの中心を流れる道頓堀川に通じる水路の先には高層マンションが見えます。。



ここはそんな都会の中のトワイライトゾーンです。。





大正区側へ船で一往復した後は、そのままひと駅戻った津守駅まで歩きました。。



またまた工場夜景列車がやって来ました。。。

実は汐見橋線・・・
1本の電車が行ったり来たりしているだけなので、途中、上下列車がすれ違うことは有りません。。

単線で充分なのに、なぜか複線。。。



普段は高師浜線を走っている「走る!工場夜景」号・・・・
高石市さんの出資でラッピングされた様ですが、
本日は汐見橋線へ出張だったみたいです。。



天使の住まう街 TAKAISHI CITY・・・

昔は公害の街とされていましたが、今や工場夜景を売りにすることになるとは誰も想像がつきませんでした。。



高石の工場夜景と言えば・・・
私が中学・高校の時に、工場に忍び込んでルアーでスズキ釣りをした思い出が。。



高石のコンビナート群が出来てからもう50年だそうです。。

当時の工場は警備が緩くて、誰でも簡単に敷地内に入って釣りをすることが出来ましたが、今や厳重な警備で、チャーター船を使わないと護岸に近付けなくなってしまいました。。



18歳~20歳頃は、当時付き合っていた彼女とこの現実離れした光の世界の中まで車で乗りつけ・・
夢の様な不思議で綺麗な景色の中で、
まぁ、いろいろな「おはなし」をしていましたと・・・

当時は工場夜景の美しさなど誰も知らない時代・・・
彼女は大喜びだった訳で、
工場に忍び込んで釣りをしていた成果をこんな形で活用することが出来るなんてと思ったものです・・

(因みに私が18歳の時、妻は未だ13歳だった訳で、まだ出会っていませんでしたが、もし13歳の女の子を連れてきたとしたら、児童福祉法違反&誘拐罪ですな。)



こちらは桜かと思えばなんと工場夜景。。。



2両編成だけど、夜景満載な電車でした。。

今度は工場夜景のスポットを探すドライブなども楽しいかも・・

Posted at 2016/11/10 00:18:10 | コメント(5) | トラックバック(0) | ディープな場所探検 | 日記
2016年11月07日 イイね!

ユーロ乗り鉄(その7)ブダペスト

ユーロ乗り鉄(その7)ブダペスト



ベルリン中央駅から夜行国際特急列車EN477列車「METROPOL」号に乗車し、23時58分にチェコの首都プラハを発車すると、いつしか深い眠りに就いていました。。




今夜は念願のユーロ夜行列車だからオールナイトだと思っていましたが、歳のせいか、長旅の疲れか、列車がホームを離れる記憶もないくらい直ぐに眠ってしまいました。。




朝日の明るさに間が覚め、気が付くと列車は終着駅のあるハンガリーの首都・ブダペストの郊外を走行していました。

農耕国であるハンガリーの広大な畑の彼方から太陽が顔を出します。

これぞまさに夜行列車の旅の真髄と言える、日の出の瞬間です。



時折、支線や貨物用引込線を分岐し、列車は朝日を受けて終着駅のブダペスト東駅へ向けてひたはしります。。



朝日が見れたのも束の間で、列車は深い霧の中を走ります。。

列車の甲高い汽笛が響きます。

ベルリンを出てから3回、汽笛の音色が変わったので、機関車の付け替えは国境ごとに行われている模様です。。

それにしても、国境越え列車・・・・
25年前はパスポートを車掌さんに預けたのに、ユーロ圏内が統合されると、パスポートのチェックが無くなり、随分行き来しやすくなった感じがします。。



みんな駅に辿りつくのに線路敷地内を歩いています。。



列車は30分近く遅れているらしく、スチューロボ駅7時20分発のローカル列車を20分程待たせていました。。



昨日からの疲労感が漂う車内・・・



線路には大量のゴミ・・・ハナカミが落ちています・・・
・・・ということは・・・

そう、この国の列車のトイレは線路へ汚物を直接垂れ流す方式を採用しているという事に他なりません。。



治安もそうよろしくない様子で、ご覧の様な列車への落書きが散見されました。。

しかも、ハンガリーに入ってから、列車が線路内歩行や直前横断で急停車する案件が短時間のうちに4回もありました。。

非常ブレーキ動作時の、乾いたパーンというピストルを撃ったような吐出音は、本当に心臓に悪いです。。

日本で人身事故を惹起させた列車にたまたま乗り合わせた際も同じ音がしたので、非常ブレーキの音は世界共通な様です。。



何やら物騒な気配を感じていると、車掌さんが朝食を運んできてくれました。

ユーロ圏内の1等個室寝台には朝食が付いています。。



開けてみると・・・

う~ん・・・お味の方はハッキリ言ってイマイチでした。。



本来、この列車がブダペスト東駅に到着する予定の8時35分を過ぎても、列車はまだ原野を走り続けています。。

その後、複雑な渡り線やループ線を辿り、貨物支線に入ったりしながら何とも奇々怪々なルートでブダペスト東駅に到着しました。。



この列車に乗っていた旅行者が全員下車します。。



やっぱヨーロッパの駅はどこの国でも凄いですね~。



こちらでは「キヨスク」の代わりに果物屋さんがどこの駅にも有り、人々は果実を買ってそのままほおばります。。



まるで教会みたいなデザインが訪れた旅人を圧倒します。。

この無駄な空間の多い造りに、ヨーロッパ人の心の余裕を感じます。
日本ではデザインを殺して余剰空間を「商業利用」に充当することしか考えないでしょう。



今回の旅行で、初めて見掛けた乗車券の自動券売機群・・・
・・・ホント、ユーロ圏では、乗客はいつどこで切符を買っているのか解らないくらいこんな設備が有りませんし、また、改札口もありません。。



ゴージャスな駅を前に記念撮影。。。



ここからはトラムに乗車して、世界一のマクドナルドがあるという西駅に向かいます。。






吊革は本当に「吊革」・・・

現在のヨーロッパではどの都市でもこのシーメンス社製の低床式電車を見ることが出来ます。。



そして西駅に着くと、今や絶滅危惧種となってしまった駅の雑誌屋さんがありました。。



優等列車の殆どが東駅到着となった今では、西駅は閑散としています。。



駅のホーム上に自動車なんて、日本ではあり得んティな眺めですね。。


 
駅舎はそれでも堂々としていて偉大でした。。



ストップ側にこれほどの機関車が並ぶ風景は、もう日本では見れません。。

そしてこちらが・・・



駅舎を外側から見たところ・・・・



これが世界一豪華なマクドナルド。。。



これがマクドナルドの店内だなんて、誰も気が付きません。。

トイレに入るだけで200円相当mの経費がかかります。。



こちらが駅舎全体の眺め・・・
やっぱ凄過ぎますね。。




そこからは、ブダペストの街を思うがままに闊歩します。。

アウディにチンクにBMWが普通に居ます。。
これだけでもやっぱお洒落ですね。。




連接バスに、おっとアルファロメオの「ジュリエッタ」が・・・



ヨーロッパ人は本当に果物が大好きですね~。



ドナウ川の川筋まで歩くと可愛いトラムが待っていました。。。。
こいつに乗って「くさり橋」から王宮へ行くことにします。。



外観は古めかしいトラムでしたが、中に入ると結構新しい連接車です。。



車窓から見た国会議事堂です。。



そしてブダの街とペストの街を結ぶ、「くさり橋」の前でトラムを降ります。。





この鋼鉄の橋の下はドナウ川、向こうは王宮です。。






対岸には王宮へ登るケーブルカーがあり、観光客で長蛇の列となっています。。



日本では例のない階段状の不思議な構造をした古典ケーブルカーです。
いちいちお洒落です。。



こちらが王宮からの景色。。



ドナウ川をはさんで手前がブダで対岸がペストです。。







「美しき青きドナウ」・・・・
まるで交響曲CDのジャケットの画像ですね~。



美人さん、撮って欲しそうにしていたけど、何故か語学の隔たりを感じ、ハンガリー人が何語を話すのか判らず、声を掛ける勇気が有りませんでした。。



仕方なく私も独りで自撮り。。



ケーブルカーの大きな巻き上げ機です。。





ここでもイモムシ型のトラムが大活躍です。。





街中でスイフト発見!

フランスでは日本車の最多車種でしたが、ドイツ圏内では見ることが出来ず、ここハンガリーでようやく見ることが出来ました。。

後ろのバス・・・
変な形ですね~



ここからはお洒落な街中を歩き。。。

お弁当箱の様な地下鉄に乗車し、東駅まで戻ると。。



なんと、昔懐かしいトロリーバスが。。



日本では昭和40年代中盤に過去の遺物となってしまったトロリーバスが、ここハンガリーのブダぺストに生きていました。



私が幼少の時に母親に手を引かれて乗った思い出のあるトロリーバスにこんなところで出会えるとは思いませんでした。。。

さあ、時間の無い旅が続きます。。。。


ブダペストの名物である「温泉」にも入らず、これからレールジェットでオーストリアのウイーンに向かうのです。。

2016年11月05日 イイね!

南海電車まつり 2016

南海電車まつり 2016
先週の土曜日のお話ですが・・・・


南海電鉄さんの千代田工場で開催された「南海電車まつり 2016」に行ってきました。。



この日は近鉄さんとJR西日本さんで同様の催しがあった為、来場者は去年より少なかった筈ですが、ご覧の様に大盛況です。。

私の様なマニアさんも多かったですが、断然家族連れ・・・
おじいちゃんおばあちゃんが孫さんを連れて来るパターンが一番多く、ほんわかとした雰囲気が漂っていました。。



私の第一のお目当ては、なぜか千代田へ連れてこられて留置されているこちらの泉北高速鉄道3000系車両の特設売り場で販売されている泉北3000系の「鉄道コレクション」&南海1201型を購入することです。

開門前から約200人の行列に並ぶこと4時間・・・・
ようやく販売会場の車両へ案内されます。。



こちらが泉北3000系の車内へと通じる特設階段です。。

隣には「南海・真田赤備え列車2000系」と「ラピート」が並び、大混雑です。。





しかも空港特急ラピートの車内見学をする人は、家族連れを中心にご覧の様な大行列です。。



並んでいる列の横を、何やら楽しそうなカートが凄いスピードで通過していきました。。



深夜に工事関係者が乗るカートなのでしょうか???
内燃エンジンではなく、バッテリーで電動機を回して進む方式な様ですね~
乗ってみたいけど、どうせ凄い大行列なんだろうなと・・・

そして阿鼻叫喚&カオス状態の3000系車内で手に入れたのがこれ。。



本日から限定発売の鉄道コレクション「泉北高速鉄道3000系(改造車)2両セット」・・



3,500円也・・・

それと・・・



「泉北高速鉄道3000系初期車4両セット」



6,500円也・・・・・

さらに・・・・



鉄道コレクション第23弾・南海1201型3両セット・・・

4,200円・・・
これはこの会場のみの特別限定販売です。。

総合計14,200円の出費です。。



こちらは電車まつり専用の乗り物でしょうか???
手造り感いっぱいのトロッコ車両でした。。



一方、こちらは「鉄道部品」の販売会場・・・・
鉄道コレクションの列に並んだので、そんなにいいモノは残っていないと思いましたが。。。



意外といいのが残っていたので、取り敢えずゲット。。



こちらは似顔絵コーナー~
オッサンの似顔絵を描いてもらっても仕方ないのでスルーします。。



こちらは子供を制服&制帽姿にして写真を撮影し、缶バッジにプリントするというコ~ナ~・・・
これは子供も親も楽しめますね~。



こちらは九度山町さんとの共同ブース「真田甲冑」です。。



イベント会場でも「真田・九度山」のPRをされていました。。
NHKの「真田丸」のお蔭?で高野沿線に高野山以外の新たな観光訪問地がクローズアップしましたね~。



こちらはなぜか丸太を鋸で切る体験ができるブース。。
「南海の森」「エコ南海」がテーマだそうですが、
「きのくに」「紀ノ國」・・「木の国」・・・・
和歌山という木材の宝庫を走る南海電鉄さんらしいブースです。



車庫の裏側では「南海バス」さん「りんかんバス」さん、それに遠路新宮から「熊野交通」さんがバス車両を展示されていました。。



一方、こちらは工場屋内会場・・・



検査・分解整備中の車両が多数居ます。。



電車の車輪がゴーロゴロと転がっています。。



子供にドア操作を体験してもらうための設備です。。



こちらの長蛇の列は・・・・



子供に車掌体験をしてもらうコーナーで、
実際にドアの開け閉めや車内放送が出来て大人気のスポットです。。



おなじみの「電車との綱引き」もあり子供たちの歓声が響いていました。。

電車まつりは本当にほのぼのとした心温まる催しものですね~。



あっ、それから帰りしなにこんなの衝動買いしてしまいました。。。



新発売の「電車缶ペンケース」(各600円)・・・・

オジサン世代には懐かしいブリキ缶のペンケースで左から「南海・真田赤備え列車」「天空」「サザンプレミアム」「めでたいでんしゃ」です・・・。

どことなく可愛くて、懐かしさもあって4種とも大人買いしてしまいました。。

普段は模型しか買いませんので、これぞまさしく衝動買いですね。。

これで今月の小遣いは食費を残すのみとなってしまいました。。
Posted at 2016/11/05 23:56:33 | コメント(4) | トラックバック(0) | ディープな場所探検 | 日記
2016年11月03日 イイね!

ユーロ乗り鉄(その6) ベルリンの壁と夜汽車

ユーロ乗り鉄(その6) ベルリンの壁と夜汽車


さてさて、お話をユーロ乗り鉄に戻します。

毎日毎日、残業が酷くて、もう2ヶ月が経とうとしているのに話がなかなか前進しません。。





前回からの続きで、今回はおばあちゃんと孫娘さんと同席だったICのコンパートメント車両に乗って到着したドイツの首都、ベルリン中央駅から・・・



ベルリン中央駅の最も人通りの多いところにあったお店がなんと「TOKIO SUSHI」だったので驚きました。。



ベルリンでは今夜出発するブダペスト行きの国際夜行列車に乗車する予定ですので、観光時間が4時間ほどしかありません。。

そこで、先ず統一ドイツの象徴・・・ブランデンブルク門を見学すべく、最近新設された真新しいUバーンに乗車します。。



Uバーンの車内はここでも座席が向かい合わせになったいわゆるセミクロスシートでした。

地下で外の景色が見えないのにこの構造とは不思議です。。



ブランデンブルク門はUバーンで2駅走ったフリードリヒ・シュトラーゼ駅にほど近いところに有りました。

流石に世界的にも有名な場所だけに多くの観光客が歩いています。





観光用馬車などもあり・・・・



なんだかとてもクラッシックな車が街中を普通に走っていたりなんかいます。。



門の前では手動のミュージックボックスを持参して音楽を流す人が居たりなんかして、ヨーロッパらしさを醸し出してくれます。。。



そしてここからはSバーンのアレキサンダープラッツ駅まで、Uバーン5駅分、ウンター・デン・リンデン通りを歩いてみました。



艶消しカーボンブラックの正体不明な車・・・



ベルリン大聖堂は古典的な建物で高さは114mあり、大迫力です。。

大聖堂前の芝生に人々が座り、時間を気にしない優雅なひと時を過ごしています。。



路面電車はイモムシの様に長くてなんと8両編成。。

日本の路面電車の様に降車の際に最前部で運賃を支払わなくてもいいので、この様な編成が組めます。。
それにしても、みなさん、どこで路面電車のチケットを買っているのでしょうか??
イマイチ、そのシステムがよく理解できません。



アレキサンダープラッツ駅まで、歩く事約1時間・・・
この駅も例外に漏れず大きな美しいドーム屋根を併せ持つ美しい駅です。



芸術的とも言えるデザインの駅舎にUバーンの近郊電車が入駅してきます。。

この路線は東京で言うなら都心の中心部を走る総武・中央線みたいな存在です。。
「ベルリンの壁」を見学するにはここから2駅先のワースチャウアー駅まで乗車する必要があります。。

そして下車駅から5分程歩き、シュプレー川にかかるオーバーバウム橋
の北岸までくると、「ベルリンの壁」が現れます。。





壁の前の交差点で見つけた懐かしい日本の珍車・・



スズキのなんという車だったっけ。。。
こんな希少車がドイツのベルリンで生きていたなんて・・・・。





壁そのものには様々な絵画が描かれています。。



観光に来たアングロサクソンな尾根遺産にシャッターを頼まれたので、ついでに私もシャッターを押してもらいました。。

表側(道路側)の落書きは「芸術」ですが、裏側の人目につかない場所ではこの様な庶民の落書きを見ることができます。。



ドイツ人は川のサイドでのんびりとお話をしながら過ごすのが好きな様ですね~



民主化されたことが、日本への迂回路なのでしょうか・・・






ドイツらしく「メルセデス・ベンツ」の巨大なアリーナがあります。



なんと、道路の真ん中にある自転車専用レーンが日本とのお国柄の違いを象徴していますね~。

国際夜行列車に乗るにはベルリンの観光はここまででタイムオーバーです。。



オストー駅まで歩き、Sバーンに乗車します。。



車内はこんな感じで、旅行者と地元ユーザーが混じります。。



ドイツの車窓はどこでもアカデミーです。。



ここで中央駅に向かうのに、反対側の、しかも支線に直通する列車に乗ってしまいました。

列車があまりにも田舎な景色なところを走るのでに気が付いた駅で下車します。。

自転車に乗った家族連れが居たり、のんびりとした郊外の駅でした。。

ドイツの鉄道は日本とは走行線路が左右が真逆なので、ヨーロッパ旅行ではありがちなアクシデントです。



都心部へ向かう列車は夕方なのに結構混雑していました。。
この列車でいわゆる「山手線」に乗り換え、新宿駅で中央線に乗り換える様な作戦で中央駅へ向かいます。



乗り換えの際に見掛けたワンちゃん。。
山手線に犬と同乗できるなんて素敵です。。
ユーロ圏の犬はみんなしつけが徹底していて、大人しい犬ばかりです。

そしてこの列車で中央駅行きの列車が出るヴェスト・クロイツ駅まで行くとアクシデント発生・・・



なんとサッカーが開催される最も混雑する日曜日だというのに、保守点検のために運休中。。。

日本の都市ででこんな昼間に列車を工事のために運休させたら、多分大顰蹙だと思いますが、そこはお国柄&国民性のちがいなのでしょうか。。



しかし、実際の駅のホームではそのことを知らずに乗ってきた人たちで、阿鼻叫喚・・
カオス状態。。。。



仕方なく先程乗ってきた環状線の列車に再び乗車し、かなり遠回りになりますがメッセ・ノード駅まで乗車し、そこから街中をUバーンのカイザーダム駅まで歩いて乗り換えます。



メッセノード駅を降りて街中を300m程歩くと、Uバーンの駅があり、その傍らにはベンツの赤いAクラスが居ました。。

観光地でもないベルリンの住宅街を歩くのも楽しいものです。。



これと言ったドレスアップは無いのですが、どことなくお洒落ですね~



そして、日本の三菱の軽四「i ミーブ」に酷似したシトロエンの車が・・・・
こんなの有るなんて、車ファンなのに全く知りませんでした。。

こちらが乗換駅のツォー駅・・・
例外となくドーム屋根が美しい駅です。。



様々な通勤用車両が行き交います。。
二階建て車両で着席通勤できるのが羨ましい限りですね~。



日本では大ニュースとなる、通勤車両への落書きです。。
もし日本でこんなのが発見されると、たちまちその列車は運休ですよね。。



そして、無事中央駅へと辿り着き・・・・



お米が恋しくなったところでアジアンフードなお店でタコライスとドイツビールで乾杯。。



一方、こちらは駅頭に飾ってあったベルリン中央駅の模型です。。。
この精密さといい表現力と言い・・
昨日のハンブルクでのミニチュアワンダーランドに通じるものが有ります。。
やっぱドイツ人は変態指数が濃いですね~



こちらがベルリン中央駅の外観です。。
近代的駅舎ながらも、伝統のドーム屋根の構造は踏襲しています。

ヨーロッパの駅舎は行く都市行く都市でいちいちお洒落で偉大です。
本当にドイツは「鉄道王国」ですね~



そして、出発までのひと時・・・
1等寝台車の乗車券を所持する旅客は、ご覧の待合室を使用することが出来・・



飲み物が無料です。。
ビールはコーラより安い国ですので、当然ビールも無料。。

そして、ベルリン発18時14分のウイーン・ブダペスト行夜行特急EN477列車「METROPOL」号にいよいよ乗車です。。

この列車こそが今回のユーロ圏行脚の最大の目的とするところです。



30分前にホームに行くと、既に列車は据え付けられていました。。
長大な風格ある編成を見て気持ちが高鳴ります。。



列車は座席車から2等・1等寝台まで雑多な車両が連結されていますが、残念ながら食堂車やビュッフェは連結されていません。。



客車列車らしい最後尾ですね。



長距離列車の発車前は独特な雰囲気があり大好きです。



こちらが私が乗車する寝台車。。

他の車両が明るいデザインなのに対し、こちらは日本のブルートレイン・・
いや、昔の雑型寝台車的な雰囲気です。



乗車口にはパーサーが居て、特別な車両としての雰囲気を盛り立ててくれます。



一歩、車内に脚を踏み入れると、豪華さが漂う個室の通路・・・。



そしてこちらが私が今夜利用する、1等個室寝台車です。

日本からネットで予約した個室寝台がきちんと確保されていて一安心です。。

大混雑する駅の切符売り場で寝台券を確保した25年前の新婚旅行の時とは本当に隔世の感です。。



車内にはトイレとシャワーも備わっていますが、正直言って、ちょっと狭いですね。。



こちらは隣人に頼んで撮影させてもらった同じ車両にある2等個室寝台ですが、窓が小さいのと、シャワー&トイレが無いの以外は1等車との違いは有りませんでした。。

そして、出発までのひと時に他の車内を探検。。






こちらは1等コンパートメント座席車です。。
基本、6人用の個室となります。



こちらは2-1シート配列の1等オープン車です。



そしてこちらは「クシェット」と呼ばれる3段簡易寝台・・・
昔の日本のブルートレインはこの形式が採用されていましたよね~。



そして自分の寝台に戻り・・・



勢い、寝台に腰掛けるのですが、補助椅子に脚を乗せないと中途半端でぶらぶらします。

寝台が座席代わりに使える日本の鉄道とはこの辺りが違います。。



そして列車は何の前触れも無く発車します。。
発車ベルも案内放送も無く、突然列車が発車するヨーロッパの鉄道・・
この雰囲気、大好きです。。。

さようならベルリンの街。。



日本とは左右逆の線路を走るユーロ圏の鉄道。。



ムーデイーな夜の駅に停車します。


ドレスデン駅・・



夜行列車の個室は部屋が消灯でき、窓に自分の顔が反射しないので、独特なムーディーな雰囲気が楽しめます。。



深夜のプラハ駅・・・・



そして、暗闇の風景を眺めている間に、知らぬ間に眠りに落ちていました。。

2016年11月01日 イイね!

夜行列車で靖国参拝(その2)

夜行列車で靖国参拝(その2)



さぁ、高松21時26分、いよいよ日本最後の定期夜行寝台列車・サンライズ瀬戸号で東京・靖国神社へ向かいます。。





車両はダブルデッカー構造なので、通路の両端は階段になります。

階段横のB個室は2階ではありませんが天地が広く、非常に快適な造りです。。

後になって、同じ料金ならここを指定すれば良かったと後悔・・・




こちらが今夜の宿・・・・1人用B寝台個室「シングル」の2F室です。

天井に向い大きく湾曲した窓から見える外の景色は最高で、寝ながらにして、月や星が見えます。。



高松駅を出るや否や、ビールで独り乾杯です。。

室内灯を全消灯すると、街灯だけの現実離れした車窓が浮かび上がります。

サンライズ号の見どころは、瀬戸大橋と、ここ岡山駅での「併結」作業です。



岡山駅で佇む「サンライズ瀬戸」号・・・
併結相手の「サンライズ出雲」号より少し早い22時23分に入線して相手の到着を待ちます。。



貫通扉も全開で、併結準備は整っています。。

少し遅れる事22時30分・・・・



のっそりと「サンライズ出雲」号が進入してきます。。








「サンライズ出雲」号も貫通扉を開けていよいよ連結作業に移ります。



やわ~やわ~

操車担当駅掌の入換合図により列車はゆっくりと前進します。



そして連結完了〜



同時に列車は特急電車らしく、慌ただしく発車します。

木目調にまとめられた室内はかなりいい雰囲気です。



0時13分・・・・
深夜の神戸駅を後にします。。



そして0時32分・・・・
人が居ない大阪駅に到着します。

和歌山人な私はここからこの列車に乗車しても良かったのですが、それでは乗車すれば直ぐに寝るだけで面白味がありません。。

そして大阪駅を過ぎると、残業の疲れがどっと出て爆睡。。。。

最近、夜行列車に乗ると、爆睡してしまう事が多いです。。
もったいない。。。



目が覚めたのは、熱海駅を過ぎて、車窓右側に太平洋が見えるあたりでした。。

もう外は白みかけています。。




日の出前の海です。。



そして、日の出の瞬間・・・・

列車の旅が大好きな私にとって、夜行列車で一夜を過ごし、迎える日の出は人生で至極の瞬間です。。



気が付くと列車はいつしかもう横浜まで来ていました。。

靖国神社の例大祭に参列するにはダークスーツがお決まりですから、持参したスーツを車内で着込みます。。



浜松町の東京モノレール・・
どんどん東京駅が近付いてきます。。



夜空の星と月を見た曲面ガラスにも摩天楼が映し出されます。。



そして7時08分に東京駅に到着・・・



それまでの夜行列車の暗い雰囲気を払拭した明るい「日の出」をイメージする「サンライズ」号・・・


(車内の様子はこちらもご参照ください)

例大祭の時はいつもここ東京駅から靖国神社まで徒歩で向かいます。。



高松で自由に暮らす祖母の霊も連れて来ましたので、ここは東京見物ということで、皇居を歩きます。。



婆ちゃん、二重橋だぜ。。。





桜田門でござる。。



ヨーロッパチックに上屋の無い地下鉄の入り口です。。



国会議事堂。。。

東京駅から靖国神社への道には見どころいっぱいですね~。



テレビでしか見た事がない皇居ランナー。。。
沢山の人がお濠の周りを走っていました。。

東京都心は大阪の中心部と違い、緑が多いです。。


そして。。。



九段下から靖国神社に入ります。。



靖国神社建立に尽力した大村益次郎の銅像が迎えてくれます。。







婆ちゃん。。。菊の御紋だぜ。。



そして英霊が祀られている本殿に参拝。。。

戦争の犠牲になった皆様、本当にお疲れ様でした。
今の日本が有るのも、ここに祀られている英霊達のお蔭です。。

二度と戦争など起きないように、ここに平和の祈りを捧げましょう。。

そして、祖国にもしものことが起これば、我々日本人が一丸となって祖国を守りましょう。。



例大祭の参列者は特別に昇殿参拝ができます。





待合室は戦争の時代を生きた人々で大混雑です。。
記帳は私の名前の他、祖母の名前も添えました。。

(ここから先は撮影禁止となります)

この後、全員本殿に招き入れられ、全員で「君が代」を斉唱します。

みなさん、ご高齢なのにどこからその声が出るのかと不思議に思うくらい大きな声で歌われます。。

500人規模で歌う「君が代」はど迫力で、この「秋の例大祭」の見どころでもあります。。

そして宮司の祝詞と、国士舘大学の音楽隊の演奏の後、昇殿参拝となります。。

昇殿参拝の式次は約1時間半に及びます。。。


参拝の後は・・・



併設の「遊就館」で御英霊のご活躍を振り返ります。。

館内にはゼロ式戦闘機と大砲、蒸気機関車が飾られています。



海ゆかば・・





こちらは「海の特攻機」・・・・
「回天」です。






祖国のためにこの爆弾に乗り、二度と帰らぬ特攻に出たご先祖様は何を想いながらこの爆弾を操縦していたのでしょうか。。



「軍人」はなにも男性ばかりではありません。

軍属病院で働いた看護婦さんや、基地の事務員、清掃婦など、女性も数多く犠牲となり、英霊として祀られています。。



この中に祖父が送り出した兵隊さんが居るのかと思うと涙と震えが止まりません。。



もはや直視できない状況ですが、祖母になり代わり、感謝の意とご冥福をお祈りした次第です。。



ここに祖父も祀られなかったことが私にとって最も残念で辛いことです。



こちらは藤井一 命 が、先に爆撃で戦死した妻と小さな子供に宛てた遺書です。。



そしてこちらが有名な須賀芳宗 命 の「鏡」

須賀少尉は特攻するに際し、鏡に映る自分の顔を見て、母親の面影を想い、鏡を母親だと思い玉砕された。





愛する子供たちに贈られた海野馬一 命 の遺書・・・



そして最愛の妻へ宛てた笠島一二三 命 の遺書。。



佐藤源治 命 の遺書は私が心打たれた一文です。。



そしてこちらは若くして玉砕された英霊の御親戚縁者の方々が、せめて死後の世界で美しい花嫁をと贈られた「花嫁人形」です。。






遊就館の拝観者の3分の1がなんと若い外国人観光客でした。

日本以外の国では、観光等で外国を訪れた際には、先ずその国のために戦死した英霊が祀られている場所を表敬訪問するのが礼儀とされています。。。

10代の若い女の子達も拝観してくれていました。


今日は少し重い話になってしまいましたが、この後は目黒の「寄生虫博物館」を訪問しました。。



入館料は無料で寄付金を募金箱に入れる方式です。。



そしてその後は、巣鴨のゴローさんで底を張り替えてもらったスカルパのチロリアンシューズを受け取り、成田から格安LCCで帰路に就きました。。





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