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ラスト サンバーのブログ一覧

2017年07月31日 イイね!

MT54型モーターを搭載した最後の国鉄特急型に乗る 国鉄の残像に会うために(その3)

MT54型モーターを搭載した最後の国鉄特急型に乗る 国鉄の残像に会うために(その3)

国鉄型車両を求めて徘徊する青春18きっぷの旅のメインデッシュは旧「大垣夜行」こと、大垣発東京行臨快電9390M「ムーンライトながら」号に乗車することです。。



この列車は以前、国鉄型165系急行型電車で運転されていましたが、平成8年のダイヤ改正で一旦JR東海さんの最新鋭VVVFインバータチョッパ制御の373系特急型電車に置き換えられ、平成21年からは臨時列車に格下げとなり、183系に再度置き換えられ、ここにまた国鉄型が復活・・・・

さらに平成25年からは、165系の後継車である現行の185系に置き換えられています。。



てな具合で、今日は、マルスの1ヶ月前の10時打ちで「ムーンライトながら」号で、MT54型モーターの爆音が朝まで楽しめるモーター付き車両・モハ184型(しかも両隣の車両もモーター車)を指定して購入しました。



大垣駅には21時38分に到着しましたが、列車は発車10分前の22時49分になりようやく発車ホームに据え付けられました。。



残念ながら、HM表記は何の変哲もない「臨時快速」表示。。



側面には「ムーンライトながら」と掲出されるのに、ちょっぴり残念です。。。
この「東京」表記も国鉄型っぽくていいですよね~。



185系の200番台は東北・上越新幹線大宮開業時の「新幹線リレー」号でデビューし、その後も「新特急草津」号や「新特急谷川」号、「新特急あかぎ」号といった列車に使用さ荒れていましたので、ご覧の「踊り子」号カラーのグリーンの斜めストライプは「なんちゃって」に該当・・・・
いわゆる「ウソ電」です。。。



こちらが大垣駅発車直前の車内で、満席の筈の車内がガラガラです。。。





こちらが今宵の私専用シートです。

特急型のシートには通常、枕カバーが取り付けられていますが、快速運用では枕カバーが省略され、料金面での差が付けられています。



この185系車両もデビュー当時はご覧の先輩にあたる関西の新快速用117系とほぼ同じ転換クロスシートを備えていましたが、デビューから13年後の1995年から、このシートではリクライニング機構が無く、特急型としては見劣りするとの観点から、現在のリクライニングシートに換装されました。。



上の画像はオープニングに乗車した117系のフラット天井ですが、弟分にあたる185系にも当然採用されました。



こちらが185系の天井・・・・
瓜二つですが、中吊り広告が無い分、こちらの方がスマートで特急らしさを感じます。



そして、この185系の最大の特色は特急型なのに窓が開くということで、ご覧の様な昔懐かしい「つまみ」が取り付けられています。。
今の子達はこんなのが昔の電車は窓が開いて、こんなのが付いているということを知らないでしょうね~



試しに開けてみると・・・
昔は「全開」できた窓も、残念ながら安全対策でこれっぽっちしか開きませんでした。



そしてこの列車、なによりも珍妙なのが、ご覧のカーテン・・

横引型とロールカーテンの2通りが取り付けられているという点。。。

なんとも変テコりんで、違和感アリアリですね~

通常、窓が開く車両は「ロールカーテン」になっていますが、特急列車では窓を開けないことを前提に見栄えの良い横引型も取り付けられました。。

この車両、実は特急運用の間合いに通勤ラッシュの普通列車にも運用できるように設計された汎用型車両で、国鉄の特急型設計陣営と通勤型設計陣営がカーテンの設置方法で激しくぶつかり合い、折衷案をとって、ご覧の様式に落ち着いたとか・・・

まさに税金の無駄遣い&当時の国鉄の硬直した状況を今に伝える生き証人でもあります。。



さて、こちらは懐かしい国鉄字体の「くずもの入れ」・・・

長い月日のせいか、文字が剥げてしまっています。。。



おっと失礼!

こちらはトイレですが、意表を突いて様式化されていましたが、何だか汚くて使う気がしませんでした。。



「お願い」のシールに、今は無き「田町電車区」の表記が・・・・

このシール、廃車時に剥がしてマニアに売れば高く売れる予感。。。



洗面所は「ゆ」と「水」の固定できない昭和の車両特有の蛇口を備えた「国鉄型」の典型的なタイプのまま残存していました。。


車内チェックをしている間に、列車はMT54型モーター特有の唸り音を響かせながら発車。。。

深夜の東海道本線を大音響とともに爆走します。。 



名古屋発車時の車内はこんな状況・・・



昔は大垣夜行=超満員&立客多数という状況でしたが、隔世の感がします。。



そして名古屋発車後、検札が始まりました。。。


さて、ここで宿題が。。。

実は、明日の予定をまだ決めて居なくて・・・・



吾妻線の115系電車に乗るため、宿泊を高崎駅前にしたので、そのついでに上記や以下の上信電鉄に乗るか・・・



はたまた・・・・



京王さんのお古や・・・



こんな旧型もたまに走るという上毛電気鉄道・・・

さらに





わたらせ渓谷鐵道さんにするか・・・

色々と悩みましたが、



いよいよ房総半島のこいつが危ないというこ情報を得たため・・・
4回目の訪問となる「いすみ鉄道」さんへ向かってみることにしました。。

今の今まで予定になかったまさかの国鉄型気動車乗車です。。

そしてさらに時刻表を見ると、今日は「臨時快速・ブルーオーシャン外房」号が運転されているではないですか!
この列車、確か485系の改造団体専用車だったはず。。。。






・・・てな具合で、あれやこれやとモーター音を聞きながら、0時55分の浜松駅発車までは覚えていましたが、50歳を超えた年齢と、昼間の「乗り鉄」の疲れがどっと出て、ここから・・・・・・



4時40分の横浜駅到着まで爆睡してしまいました。。。



普通列車グリーン車でゆったりと・・・・

そうそう、帰りはこれにしよう・・・・



東の空から夜が明け始めます。。。。



まさに夜行列車の感動の瞬間です。。
寝台列車ではなく座席夜行でしたので、この瞬間の気怠さも旅情を誘い何とも言えません。。。



MT54型モーターの爆音も昨夜以来、ずっと続いています。。 



やがて摩天楼が近づき・・・・



始発のモノレールと並走すると、間もなく東京駅に到着です・・・。



広い東京駅の構内は、足元の誘導ステッカーを頼りに移動します。。



総武地下ホームから、珍しい東京駅始発の529Fに乗車しますが、なんとこの電車、15両編成!



編成中、6両だけ存在するクロスシート車に乗車してみます。。



4扉ロングシート車だと扉間に6名しか座れませんが、クロスシートとすることにより、8名座ることが出来ます。。

正に「人に優しい」設計ですね。。。



総武緩行線との並走区間では、前回訪問時と同様、10両編成の緩行線千葉行き電車と並走します。。



駅間も比較的長く、緩行線車両もなかなかのデッドヒートです。。



緩行線列車は日曜日の朝だというのに10両編成がほぼシート満員です。。



ほんとうに「東京恐るべし」です。。



そして、新しくできた千葉駅コンコースを通り、上総一宮行229M(10両編成)に乗り換えです。



房総半島は一昔前は113系の独壇場でしたが、今や京浜東北線から流れてきた209系が主役の座に就いています・・・。



こちらは元オールロングシート車ながら、両端の先頭車は全車両クロスシートに換装されており、「乗り鉄」には嬉しい限りです。。



薄曇りの中を列車は走ります。。。
最近は32℃近くの超猛暑日が続くので、これくらいの天気がまだいいかもしれません。



そして終点の上総一宮からは2229Mに乗り換えますが、こちらも209系でVVVFインバータ制御なので面白くありません。。



車内は結構満員で。。。。

大原駅に到着すると、いすみ鉄道ホームになんとこんなのが居ました。。。



早速、運転士さんから1日券を購入し、ついでにJRの窓口で、本日夕方の「ブルーオーシャン外房」号の座席指定券も購入しました。。

続く。。。

2017年07月28日 イイね!

関西圏最後のMT54モーター搭載車に乗車 国鉄の残像に会うために(その2)

関西圏最後のMT54モーター搭載車に乗車 国鉄の残像に会うために(その2)奈良駅から、昼間に京都駅へ向かう場合は、必ず快速列車が最速に設定されていて、普通列車が京都駅まで先着することはありません。。
しかし、お目当ての103系電車は、普通列車の一部にしか使われませんので、ここは敢えて14時 40分発の646M普通・京都行に乗車します。。。

奈良線は単線区間の割に列車本数が多く設定されていますので、慢性的に遅延が発生している状況で・・・

この日も646Mの前リンクの635Mは定時より6分遅れの14時41分に奈良駅に到着。。。

所定運転でも奈良駅の折り返し時間が5分しか無いというのも、遅延が生じた時に余裕が無く、ダラダラと遅延を引き摺る原因になっています。。



・・・ということで、奈良駅では折り返しによる運転士さんと車掌さんのエンド交換に時間を要し、結局、定時よりさらに4分遅れの発車となってしまいました。。。

なので、走り出すと「回復運転」でいつもよりスピードを上げて走るので、MT54型モーターの爆音はより一層大きくなり、マニアックな私を楽しませてくれます。。

京都での新快速乗り換え時間が5分しか無いので、この遅延は致命傷になりかねないのですが・・・
まっ、仕方ないか・・・・・。
乗り遅れてから次の手を考えましょう・・・



103系はその特徴的な爆音モーターの他、ごらんの剥き出し扇風機のお陰で、夏場はかなり涼しく過ごせます。。

これは元々製造時には扇風機しか付いていなかった車内に、使用途中から冷房改造を施した時に、扇風機を撤去しなかったためです。。

ただ、いかにも国鉄らしいのが・・・・・
本日乗車したこの車両は、製造年次が新しく、実は最初から冷房付きで新製されたもの・・・

そう!
国鉄では、新製冷房車を作るのに一旦、古い設計図で非冷房車両を落成させ、別予算で直ぐに冷房改造工事を行うという信じられないことを行っていました。。

最初から冷房車設計で新製された車両なら、先に乗車した117系の様に冷房ダクトと扇風機と蛍光灯がこんなにまで雑然と配置されることは無かったと思われます。。



103系は、いかに国鉄が硬直した組織で、意味不明な税金の無駄使いをしていたかを現世に伝える貴重な生き証人でもあります。。



さて、お話を奈良線に戻しますが、4分遅れで発車したといえども、下り列車もその前の上り列車の遅延の影響を受け4分遅れて到着・・

福知山線の速度超過脱線事故以来、運転士さんは遅延回復運転を滅多にしなくなりましたので、単線区間で一旦遅れが生じると、終電車まで延々とその遅れが引き継がれてしまいます。。

私が仮にハンドルを持ったとすれば、全区間41kmの距離があれば、制動距離を短く執るなどして、4分の遅延くらいなら回復させてしまうのにと思いますが、本当にそれすら出来ない世知辛い世の中になってしまいましたね。。



しばらく中間車で爆音モーターの唸りを楽しんだ後は、先頭車に移動して・・・



運転席後ろで「がぶりつき」・・・・
なんと女性の運転士さん!

でもこの運転士さん、「オフブレーキ」(加速を続けてノッチを切る寸前にブレーキを込め、ノッチオフを行い、惰行運転することなく停車させるための制動に移ること)操作で、今や死語になりつつある「回復運転」を見事に行い、遅れを2分に短縮してくれました。。。

いつもより10km/h早い速度まで加速し、制動距離を短く執ることが回復への一番の近道だということをよく理解された素晴らしい運転です (≧▽≦)

今や男性運転士さんより女性運転士さんの方がいざというときに度胸があって頼もしく思えます。。



という訳で、京都駅では3分が確保されたので、無事所定の「新快速」電車に乗車でき、草津駅で乗り換えたのが、こちらの113系700番台車で運用される柘植行5352M普通列車にも乗車することができました。。



草津線は乗客数も多く、シートは満席で、立客もいます。。

このタイプは今や希少なシートピッチの狭い垂直クロスシートなので、1両の座席定員が72名・・・・

立客も居るので、4両編成での推定乗客数は300名を超えます。。



車窓に迫る「近江富士」・・・・
いやぁ、ずいぶん遠くへ来たなぁという気持ちになります。。



そして貴生川の近江鉄道さん。。。

この駅は近江鉄道さんと信楽高原鐵道さんが交差する、交通の要のため、半数以上の旅客があわただしく下車していきました。。



ようやく前の席が空きました。。。

いやぁ、それにしてもかなりシート幅とピッチが狭い車両です。。
実は、この車両は昔、小さかった日本人を標準として作られたもので・・・



もちろん国鉄標準仕様のレトロなスピーカーも搭載されています。。

そして113系700番台の特徴はこれ・・・



冬季の暖房確保のため、ドアを手動で開け閉め出来るようにし、そのため、ドアノブが大きくなっているところ・・・

113系700番台は湖西線が開業した昭和47年に新製製造されたもので、そのころ、湖西レジャーブームが巻き起こり、私も父親に湖西線の113系700番台に開業直後に乗せてもらい、正面のシールドビームや側面のユニットサッシ、それにこの手動開閉用ドアノブと、大阪周辺を走る113系0番台とかなり違う仕様(寒冷地仕様)に驚かされました。。



こちらがその懐かしい国鉄仕様の車内です。。
国鉄時代とは、シートの色が群青色から茶色に変更されている点や、デコラ化粧板が薄緑色から白色に変更されている点などが異なります。。





終点の柘植駅では関西線のお茶のラッピングが施された亀山行キハ120型普通列車と接続です。。



草津線の113系は近江平野の米どころを、MT54モーターを全開に唸らせながら走ります。。

線路状態はあまり良くないのに、フルスピードで走行しますので、車両の縦揺れ横揺れとモーター音が半端ではありません。。

そして5352Mの折り返しは、なんと希少な京都行5373M普通列車となります。。

もう東海道本線を走る113系はこの草津線からの乗り入れ列車の一部のみになってしまいました。。。

この日は、この5373Mで、10年振りくらいに私が子供の頃は当たり前に存在していた東海道本線上を走る113系を満喫することが出来ました。



そして京都駅からは、117系で運用される湖西線1830M普通列車近江今津行に乗車しましたが・・・・
こちらはなんと、近江舞子駅近くで開催される花火大会の多客を見込んで、117系(2扉車)による運転を取りやめ、より収容力の大きい221系(3扉車)が代走充当されていて、たまたま運悪く117系に乗ることが出来ませんでした。。。



そして私も京都からずっとスシ詰めの車内で立ちっぱなしでしたので、近江舞子で折り返し京都行普通列車の113系に乗り換えます。。。。



こちらは先程の草津線電車と同じ700番台車でしたが、車内は・・・



ご覧の様にBOXクロスシートではなく、綺麗な転換クロスシートに換装されたアコモ改造車でした。。。



日はどっぷりと暮れてしまい、琵琶湖も夜の闇に包まれようとしています。。

そして、山科駅まで爆音走行を楽しみ。。。。



駅前の牛丼店で夕飯。。。
今日は昼ご飯を抜いたので、夕飯の牛丼が超美味に思えました。。



そして223系12連の新快速電車に乗り継ぎ・・・・・



米原駅からはさらにJR東海さんの313系に乗り継ぎ・・・・



欧州メーカーによる転換クロスシートを採用したゴージャスでお洒落な車内を満喫し、大垣駅に到着。。。。



さぁ、ここからは今回の「乗り鉄」最大の目的の「大垣夜行」こと「ムーンライトながら」号にいよいよ乗車です。。。

続く・・・
2017年07月26日 イイね!

国鉄の残像に会うために・・・夏の18きっぷ1人旅(その1)

国鉄の残像に会うために・・・夏の18きっぷ1人旅(その1)最近、妻と旅することが多くなりました・・・・・

桜以外のお花見は、本来の私の旅のスタイルではありません。。

原因を探ると、私が5年前の北アルプスでの墜落事故以来、山に行かなくなった分、妻の趣味に付き合わされていることが判明。。。

・・・てな訳で・・・・

今や唯一の1人旅を楽しめる場となった感のある鉄ヲタ行脚・・・・


今回は夏の青春18きっぷを使って、来年度には完全消滅するJRさんに残る国鉄型車両たちを追いかけてきました。。



旅のスタートは和歌山線1429M普通・和歌山行。

この列車は京阪神間の新快速、シティライナーで一世を風靡した117系近郊型電車が充当されている運用です。
しかもこの列車は和歌山駅でそのまま333M普通・紀伊田辺行に充当されますので、147.4kmを走破する現存する117系運用中、最長距離運用になります。



車内は阪急電鉄さんの特急を強く意識したマルーン&木目調の内装に転換クロスシートと、関東で同時期に製造された特急用185系車両と同等の設備を有する、国鉄大阪鉄道管理局ご自慢の車両です。



この車両、実は引退後には大阪と山陰・山陽地区を結ぶ夜行列車に改造されるということが決定されたということで驚きを隠せませんが、国鉄型車両と爆音を発するMT54型モーターの回転音が今しばらく楽しめるのは好ましい事です。。



ご覧の様に優等列車充当時に対応した指定席番号も表示されていますが、私の記憶ではかつてこの車両が座席指定列車に充当されたことはありません。。。



天井は、当時の国鉄としては採用されたことが奇跡に近い、冷房吹き出し口スリットが無い、フラット天井。。。

これも阪急さんの特急車両を意識してのことですが、折角のフラット天井も、中吊り広告とその掲出用竿の取り付けにより美観が損なわれ、台無しになってしまっています。。。

縦割り行政だった国鉄を象徴するアコモです。。


車内をくまなく観察しているうちに、列車は紀ノ川平野を爆走し、和歌山駅に到着・・・・
そこからは運用どおり、そのまま紀勢本線333Mに変身しました。。



工場夜景が美しい、海南の石油コンビナート群の傍を通り・・・・



最初に太平洋に迫る冷水浦駅~加茂郷駅間の車窓。。
子供の頃、父親に連れられて電車に乗って釣りに来た際、ここの風景を見て、ワクワク&ドキドキした想い出が。。。





一方こちらは初島の石油コンビナート群。。。
自然の景観とは正反対の殺伐とした人口工業プランターですが、少年のころから、なぜかこの風景も大好きでした。。



一方、こちらは切目駅~岩代駅間の紀勢本線で最も「オーシャン」を実感できるところです。



ほんとうに線路際まで砂浜が迫り、波打つ音が聞こえてきます。。

高校生の頃に、男女のグループでよく海水浴に来ましたが、その頃は列車本数の少なかった紀勢本線の線路沿いを歩いて海水浴場に向かいました。。。

今なら完全にアウトですね~。



紀伊田辺駅では、直ぐに折返し上り御坊行列車として発車する、日本に2両×2編成=4両しか存在しない超珍車の113系2両ワンマン編成2352Mに乗車します。。



113系の中間車を先頭車化改造した希少な電車ですが、「顔」のイメージはどちらかというと103系通勤型電車に近いです。。。

しかし。。





車内は目立った改装は行われず、嬉しい国鉄型の原型を保つ、セミクロスシートが並びます。。(これでシートの色が群青色だと最高なのですが・・・・)



垂直シートが「昭和」の電車を感じさせてくれます。。。



物々しい手摺は、なんと長距離移動者のための「枕」も兼ねています。。



そしてこれ!!

昭和のスピーカーです。。。

車掌さんの肉声案内放送も、このスピーカーを通すと、凄くレトロ感がある声に早変わり。。。。

今日まで生き残っていて、未だ現役で使用されているのが驚きです。。



この旅用に購入した「普通列車編成両数表」と今回は小型ではない大型時刻表を持参します。。。



18きっぷのシーズンだと言うのに、車内はガラガラでしたので、向い側座席に脚を投げ出してリラックスします。。。

MT54型モーターは相変わらず爆音を発し、絶好調です。。



南部駅~岩代駅間は「がぶりつき」に立って、運転席からの展望を満喫します。。。



海岸沿いの風景を運転席後ろから楽しみます。。。

車窓から確認できる制限標識が、同じカーブでも車種により通過速度が15km/hも違うことを示しているのが驚きです。。



ワンマン車ですので、運賃表が表示されています。。。



113系の広い車窓から見る太平洋は、まるでプロモーションビデオを見ている様ですね~。





日本の鉄道車窓でも有数の絶景ポイントだと思います。。



こちらの、カニの様なカエルの橋はもうスッカリお馴染みとなってしましました。。。



御坊駅からは平成のバブル末期に登場した223系0番台車を使用した356Mに乗換ます。。



発車待ちをしている間に、日本一短い私鉄・紀州鉄道の単行気動車が西御坊駅に向けて発車していきました。




356Mではこちらの1人掛けクロスシートに座ります。。。



この電車、いつも思うのですが、向かって左側の2人側座席が有る側のほうが重量が重いので、車体が左側に傾いている様な変な錯覚に陥ります。。。



それでもグリーン車並みの2-1列シートは快適そのものです。。。





普通列車なので、途中駅で特急列車の通過待ちをしたりしますが、それも楽しみのうちの一つだったりします

。。

こちらは紀勢本線の車窓の七不思議に数えられる風車発電機群です。。

微風でも動いているときと動いていない時があり、この日はそこそこ風が吹いていたのに、翼は回転していませんでした。。

まさに七不思議。。



先程の加茂郷駅~冷水浦駅間では海南のマリーナCityを見ることができます。。。



和歌山駅からは、シート満員の同じく223系阪和線「紀州路快速」4556H大阪(環状線)行きに乗車。。。

「国鉄型」ではないアンニュイ感漂う旅が続きます。。。



天王寺駅からは221系の「大和路快速」奈良行に乗り換えます。。



関西地区JR最古参車両となりますが、ドアまで窓が大きく、優雅で贅沢な車両です。。






足元は空洞になっていますので、ご覧の様に脚が延ばせて、とても快適な車両です。。



関西本線(大和路線)のお勧めビューポイントは、王寺駅を過ぎてから線路と平行に流れる大和川の渓谷ですよね~。


そして終点の奈良駅では。。。



お目当ての103系が発車時間ぎりぎりに入線してきました。。。

続く
2017年07月20日 イイね!

A、メルからの甘いお誘い・・・・

A、メルからの甘いお誘い・・・・


最近、欧州車のDラーさんから、やたらダイレクトメールが届きます。。。





アウディさんの場合は、ダイレクトメールのみならず、電話でのお誘いもあり、初の外車の「お客さま感謝ディ」に行ってきました。。。



一応、今日の目的は新型SUV仕様のアウディQ2の見学と言うところでしたが・・・・

ご覧のQ2はFFバージョンしか設定されておらず、クワトロ(AWD)が無いとのことなので、あえなくスルー・・・・



安価で買えるご覧の中古のTTクーペに釘付けとなってしまいました。。。

バリバリのスポーツカーでありながら、控えめでカッコいいジェントルマンなデザインのTTクーペはもう10歳若ければ飛びついていたかもしれません。。



催し物も、興味深々でしたが、パターゴルフでホールに近ければ近いほど車検の割引券をプレゼントするという博打本能をくすぐるものもあります。。



私はゴルフはしませんので、妻に売ってもらうと、やはり予想通りの場外ホームラン!



お慰めにもらったクレープ券とタコ焼き券で、屋外にある専用出店でクレープとタコ焼きを貰います。






アウディのマークに改造軽箱バンの屋台の組み合わせが意外とマッチして楽しいです。。。



たこ焼きは超特大で、超美味です。。。
さすが欧州車Dラー!



日本のDラーさんのお祭りとは明らかに何かが違います。。



屋内にもクレープやたこ焼きを食べるご家族連れが沢山・・・
外車Dラーは一昔と比べて、明らかに我々庶民寄りに傾倒して来ています。。。
つい10年くらい前でも欧州車Dラーなんて、敷居が高すぎて入れませんでしたよね~。



・・・と言うことでご来場プレゼント・・・



さて、Q2にクワトロ車が無かったことにショックを受けて、次はこちらのお店へ。。。



メルのEクラスクーペのフェアです。。

「3年後にCLAを買うかもしれない」と言うことで以前に訪問したお店ですが、700万円以上もする車のダイレクトメールを私に送り付けてくるなんて、正気の沙汰ではないメル・・・・



こちらがそのEクラスクーペです。。。



この大きさなのに贅沢にも2ドア!
しかも流れるような美しいフォルム!



鉄ヲタ風味に言えばまさに「グランクラス」!


スーパーグランツーリスモと言えば・・・・





我々の世代ならば誰もがこのソアラを連想します。。

2ドアのハイソサイエティクーペということでは、Eクラスクーペも私が昭和60年当時にお金を貯めて初めて買ったソアラ2800GTに共通するところがあり、好みの車の一つです。。



車体が大きいので、2ドアクーペでもトランクルームは十分過ぎるほどの大容量です。。



車内の豪華さも当時ソアラの車内を見て驚愕したときと同じ胸の高鳴りを感じます。。



一見、普通のゲージメーターに見えますが、実はディスプレイに表示された電光画面であったりなんかしまして・・・



横長の画面の左端にはナビゲーションが表示されたりなんかしています。。。



そして、このお店に来ると、前回のセオリー通り、担当セールス氏の押しによりEクラスクーペの試乗と相成ります。。。



ほんとうにソアラ2800GTを初めて運転した時と同じワクワク感!



内装も走りも、もうこの先人生で味わうことのできない別世界の様です。。

・・・・ということで、Dラーに戻って700万円と言う価格を見て現実に戻り・・・・



やっぱメルを買うとなれば大本命はこのCLAシューティングブレイクだなと思いなおしました。。

これならローン→退職金一括払いが可能です。

えっ??現金一括キャッシュ払いなんて逆立ちしても無理です。。



ということで、Eクラスクーペは中古でも絶対に買えないなと言うことを理解し、






フェアご来場記念のマグカップを2個も頂いて、







カタログ冊子まで頂きその日は帰宅。。。。




で、結局。。。。。



こちらはスバルのDラーさんですが、元々欲しかったこれらのアウトドアー用の車たち。。。












広い荷室で仮眠も十分に取れますが、もう登山の趣味を辞めた私には無用の長物なんでしょうかねぇ。。。

日本車も外車並みに高くなってきていますし、2~3年後の次の車選びは、今までの車人生、最大級に悩みそうな予感です。。。
Posted at 2017/07/21 00:35:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | 試乗車・代車 | 日記
2017年07月19日 イイね!

異動の時期は飲んでばっかりです。。。

異動の時期は飲んでばっかりです。。。

今年も6~7月の株主総会後の怒涛の人事異動シーズンが過ぎ去りました。。。。。



私は今の本社勤務よりも不規則24時間連続勤務の現場帰還を激しく熱望していますが、今年も夢が叶うことはありませんでした。。。

つまり、「残業地獄がこの先もずっと続きますよ」という死の宣告をされてしまった訳です。。


さてさて、先日の送別会の会場は・・・






アングロサクソン人達がよく好む、オープンデッキ形式のBBQ店です。。



道頓堀川沿いにある、お洒落なお店での送別会・・・ 

オッサン定番の居酒屋ではありませんでした。。






大阪生まれの大阪育ちであり、若かりし頃は「夜の帝王」を彷彿させるくらい飲み歩いた街ですが、本当に今の今までこんなところ知りませんでした。。。  



水の都の観光船が外国人客を満載して通過していきます。。





この日の送別相手は、自分の息子とそう年齢の変わらない、エリートな若手イケメン君。。。



東京へ異動ですから、しばらくは会えません。。



夜の帳が降りても、BBQは続きます。。。



いやぁ、サラリーマンは赤紙一枚で人生が左右されるので、本当に大変っす。。。



東京へ行ってしまう彼にとっては、大阪での最後の夜はどんな気持ちだったでしょうかね~。



そして、土日にまでもこの手の飲み会はありまして。。。



こちらは泉南・岡田浦漁港でのBBQ・・



関西空港のお膝元の漁村です。。



テントの下で、みんな一様にBBQです。。



潮風に乾杯~ぃ。。

職場を離れれば、同じ仲間でもまた新鮮です。。。





アテは新鮮な海の幸です。。。。。



ここ2カ月で3キロも太ってしまって、ズボンのボタンが止まらなくなってしまって本当に大ピンチです。。。

関東では太った人の事を「おデブさん」とか言いますけど、関西では「ブタ」ですよ「ブタ」・・・・・

「豚」になってしまった私は、もはや人間扱いしてもらえません。。
関西弁は本当にエグいです。。



そんな「ブタ」と化してしまった今日も、またまた居酒屋巡りです。。。




本気でダイエット始めなくては近いうちに死んでしまいますね。。
Posted at 2017/07/19 23:45:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | ディープな場所探検 | 日記

プロフィール

「万博 (≧▽≦) http://cvw.jp/b/860472/48481095/
何シテル?   06/11 22:52
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
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