購入時は2年落ち走行約18000kmの中古車でしたが、2年間で約30,000kmも走行し、現在の累積距離は52,000kmを上回ってしまいました。( ゚Д゚)
今回は「Benzは維持費が高くてサラリーマンでは無理!」 「ドイツ車は日本の気候に合わず故障が多くて困るのでは。」と嫌悪される Mercedes Benz E220d に2年間乗った感想を正直にお伝えすることにしました。(^^♪

先ず、このEクラスですが、ハッキリ言って日本の道を走るには少し大きい様な気がします。
同じ Mercedes Benz さんのセダンタイプなら、Eクラスではなく、一回り小さい
Cクラスの方がジャストサイズなように思います。(´・_・`)
しかしその分、乗っていて、大変ゴージャスな雰囲気を味わうことが出来、毎回乗る度に「あぁ、なんていい車なんだろう」と思える点は、最もお伝えしたい点です。。
今まで乗った車の中で、乗る度に毎回「本当にいい車だな」と実感できる車はこの車だけでした。(≧▽≦)
取扱説明書も例外となく豪華で上品なイメージですが、説明文は、ドイツ語から日本語への和訳がイマイチなせいか、またドイツ人の欲するところと、日本人の欲するところが違うせいなのか、60歳前の日本人男性には解かり難い感じでした。(*´Д`)
では先ずは内外装の概要から。。

車内はこんな感じで、非常に落ち着いた雰囲気でヨーロッパのシンプルなデザインが踏襲されていて好感が持てます。(^^♪
後席ももちろん十分な居住性が確保されています。(^^♪
後部座席には絶えずベビーシートを常備していて、ここはもう孫専用席と化しています。(^^♪足元スペースもEセグメント・セダンとしては十分に確保されています。(^^♪

また、音響設備は賛否両論は有りますが、欧州・ドイツで1978年に立ち上げられたブランドの「ブルメスター」で纏められ、日本の昭和時代に流行した高級アンプ&スピーカーを搭載したものになっていて、今の日本の自動車業界が完全に忘れ去ってしまった、「たとえカーステレオでも劇場に居るような最高の音響、音質を提供する」という音に対する妥協のない本質が踏襲されています。
前席はこんな感じで、シンプルなデザインながらも、大きな1枚モノの大型ディスプレイが嫌がおでも目にとまります。(´・_・`)

計器類も10パターンくらいから選択出来ます。隣のナビ画面も大きくて申し分なしです。(^^♪前席右側のブルメスタースピーカーと、物理スイッチ類。。。

そして厄介なのがこれ。。。Mercedes Benz さんの場合、ATのチェンジは日本では馴染みのないコラム式となっています。(^▽^;)
本来、シフトレバーのある位置には、ディスプレイ画面の操作機器が設けられていて、この造りに慣れるのにハッキリ言って3カ月ほどかかりました。(^▽^;)

ハンドルの右側、即ち、日本車ではウインカーが有る位置にコラムシフトが有り、前進は押し下げ、バックは押し上げます。
これが慣れないと、ついついウインカーと間違えてしまい、走行中にギヤを「ニュートラル」に入れてっしまったりするミスが頻発することになります。。(*´Д`)

一方、左側にはヘッドライトのスイッチと、ワイパーのスイッチが有り、これがまた指示器と間違えてしまい。ワイパーを動かすつもりが指示器を出したりしてしまうと言うミスが今でもたまに惹起させてしまいます。(*´Д`)因みに一番下のレバーはオートクルーズの設定レバーで、最悪な時はこれを指示器と間違えて動かしてしまったりもします。(^▽^;)

あと、なんと小憎い心遣いが、「香り」・・・・
ダッシュボードを開けたところに香水がセット出来る様になっていて、室内の臭いをこの香水が居心地の良い匂いに変換してくれます。(≧▽≦)
このシステム名称は「パフュームアドマイザー」と言います。(^^♪
欧州人は香水を多用しますが、こんなところにも欧州車の特徴が顕著に表れていますね。
(≧▽≦)

この香水は開封後約1年間持ちますが、その後は交換の必要が有り、交換費用が10,000円かかってしまうのが難点です。。しかし、一度この香りに迎えられる室内空間に慣れると、これ無しでは居られなくなる困ったシステムです。(^▽^;)

あと、夜間走行をデート向けにムーディーに演出してくれるのが「アンビエントライト」です。(^^♪若い頃は自分の車の車内の足元にカラーライトを取り付け、夜の演出を試みましたが、欧州車はそんなことをしなくても、ムーディーにこのアンビエントライトがロマンチックな夜を演出してくれます。(≧▽≦)

まぁ、今の若い世代の子達は、こんな余計な演出より「安さ」を重要視するのは火を見るよりも明らかですね。(^▽^;)でも、私達昭和のおじさん達は、彼女とのデートのために競ってDYIで車を内外装共にグレードアップした世代ですので、その感覚にはピッタリな車でも有ります。(*´▽`*)
あと、オジサン世代に嬉しいのは、
エンジンの性格をTPOに応じて変えることが出来る点 (≧▽≦)
先ず通常はご覧の「エコモード」で燃料を少なく、高加減速を抑えた省エネを重点に置きながら走行。。。
大人数が乗った時は「コンフォートモード」でエンジンを通常の制御で走ります。(≧▽≦)
そして高速道路の追い越しなどで、急な加減速が予想される場合は「スポーツモード」で(≧▽≦)
そしてここからがいかにも欧州車らしい点で、さらに猛烈に走りたいときは・・

スポーツプラスモード ( ゚Д゚)一度これを試しましたが、それはそれはもう恐ろしい事になってしまいました。
そしてまだこれに飽き足らず、インディビジュアルモードというのが有り、これでエンジンの性能を自由に変える事が出来てしまいます。(=゚ω゚)ノ

しかも「非常にスポーテイな運転スタイルの運転者と比較したお客さまの運転スタイルの結果が表示されます。」など、「誰よりも速く快適に走る」という車の運転の根本にある運転者の潜在要求に対するレスポンスも流石欧州車だなと感心しました。(≧▽≦)日本車では有り得ません。。( ゚Д゚)

また、Benzの窓ガラスには【ゴットリープ・ダイムラー】【カール・ベンツ】【メルセデス】の何れかのサインが秘かに入れられているのも、憎い演出ですね。(^^♪うちの子は【カール・ベンツ】でした。(≧▽≦)
さてここからはいよいよ本題の「MercedesBenz E220d」を2年間乗ってみての感想ですが・・・・
先ず、第1として「燃料が軽油で燃費が非常に良いと言う点」(≧▽≦)
上の画像は最高燃費が出た時の表示ですが、50kmの距離を平均時速55km/hで、55分かけて走った時に、軽油1Lあたり27.7kmもの距離が走れてしまえました。(≧▽≦)
これは私の愛用する軽箱バンの2.3倍もの燃費です。(≧▽≦)
増して、使用燃料は軽油ですので、単価が安く、購入前に予想していた1Lで8km/Lくらいの燃費かなという想いに反し、かなり経済的な車だなと再認識しました。(≧▽≦)
因みにご愛敬ですが、デイーゼル車には軽油の他、年に1回、アドブルーというのを入れなければなりません。(3,500円程度)
第2として、心配される故障は皆無であった事、
第3として、オイル交換費用が無料であった点
これは、車検を受けると、次回オイル無料交換が約束されます。(≧▽≦)
(但し、エレメント交換代金は約8,000円必要)
第4として、車検代が日本車並みで有る事。
これは交換部品が無い場合ですが、交換部品が有っても、工賃が日本車ディーラーさんより割安ですので、そう負担にならないみたいです。
これは前車、Audi の時もそうでしたので、外車だから車検が高いという事は有りません。。
因みに部品代は円安の影響で日本車の約1.5倍ほどするらしいです。
第5として、非常に安定した高級な走りで、安全面の不安は払拭される点
日本車もいろいろと乗りましたが、今までの車の中で特に高速運転の分野では抜きん出て優秀な乗り心地となっています。(≧▽≦)
最後に、この車を買ったのは妻が「人生の最後には趣味を楽しむ車ではなく、趣味として車が楽しめる車に乗りたい」と言い出したのがきっかけでした。。。
以前にもご紹介した通り、私が自身のお金で最初に購入したのはご覧の「ソアラ2800GT」でした。(≧▽≦)
その後、趣味のウインドサーフィンで使いにくくなり。。。。
ご覧のスプリンターカリブを購入し、車はアウトドアー路線に。。
妻と付き合いを始めて間もなくこれを買い、子供が保育園に行く前辺りまで活躍していました。
その後は子供と、自分の車中泊趣味に合わせてボンゴフレンディーに・・・
そして現在の「サンバー」に繋がっていきました。(≧▽≦)
一方妻は本当の車好きで、最初に妻が貯金したお金で買ったのが・・・・
珍車、ヴィヴィオGXT!
根っからの妻の車好きがうかがえる車で、子供達が幼少の頃から大きくなるまで長年これに乗っていました。(≧▽≦)
その後は車好きが高じて私の反対を押し切ってRX-8のTIPE-Eを購入(≧▽≦)
一時期、我が家はMAZDA車2台持ちになりました。(≧▽≦)
そしてMercedes-Benzの前のAudi A1 !

私より妻の方が本当の車好きで、その車に対する訴求は一貫しています。(^^♪そんな妻が人生最後の車(老眼や老衰が押し寄せる中、長距離などを普通に運転できる時代としての)は生活のための車ではなく、車に乗ることによって幸せになれる車にしたいとの願いで、Mercedes Benz E220d を選びました。
私だけの判断なら、デリカD:5 か レボーグ になっているところでした。。
因みに娘の彼氏はリース契約で車に乗っているらしいですが、数年ごとに乗り換えるなら、そちらの方が経済的なのかも知れませんね。。

あと最後に外国車を所有するにあたって重要な心構え。。。
50万円を上回る重要部品の故障や交換が出た時はすんなりと修理を諦め、売却してその時に買える車に乗り換えると言う点。。。
今から思えば外国車でなくても最初のマイカー・ソアラの時はエンジン破損で修理費が50万円になり売却。。
ヴィヴィオの時もエンジンオイル漏れで30万円が必要になり売却
ボンゴフレンディーの時は車検と重なり液晶パネルとクーラー故障で40万円必要になり売却
RX-8の時もローターのアペックスシール交換が65万円になり諦めて売却
・・・と何れも高額修理発生時に売却となっていますので、E220dも高額修理が出た段階で早々と諦めて次の車に乗り換える覚悟だけは持っています。(^^♪