
外は時々雪が舞っていますね。
ホント底冷えする寒さです。
ちなみにタイトルは車のことではありません(笑)
自転車のことなんです。
私、高校生は自転車通学だったのですが、
そのとき乗っていた自転車がオートマでした。
そのことをふっと思い出して、今日はその話を書いてみたいと思います。
※写真とブログの内容は関係ありません。
私の高校生の時乗っていた自転車は
ブリヂストンの
ラ・クッション(オートマ)というモデルです。
ラ・クッションのクッションとは、
サスペンションのこと。
前のフレームと後ろのフレームがサスペンションで動く構造になっていました。
サスペンション、そして変速機にオートマを使用しているという、
かなりハイテクな機構を装備した自転車です。
見た目もとてもかっこよく、このラ・クッション、
私も周りも男女問わず結構乗っていました。
(ちなみにオートマは私のみでした(笑)
こちらの自転車、ブリヂストンの通学用自転車ということで、
大変頑丈に作られていました。
まあ学生が乗りますから、なかなか無茶な扱いもするだろうとういことが、
前提になっていたんだと思います(笑)
先に述べたとおり、サスペンションを装備しているということもあり、
少し形は特殊です。
かなり太い前後のフレームがこれまた大きなボルトで連結されており、
そのフレームがサスペンションで接続しているといった構造になっていました。
本当に重量級の自転車で、持ち上げるのも一苦労でした。
このサスペンション、見た目はなかなかカッコイイのですが
なかなかの曲者でした。
坂道などで立って力を入れて漕ぐとサスペンションがたわんでしまって
漕ぐ力がロスしてしまい、先に述べた重量級の重さも手伝って
加速と坂道が大変苦手な自転車でした。
いったん速度に乗ってしまうととても安定した走行が可能なのですが、
普通のママチャリの方がかなり楽ちんです(笑)
そしてもう一つの目玉、こちらが
オートマチック変速機です。
自転車と言えば、手でグリップやレバーを操作する手動変速が普通ですが、
このラ・クッション、それをオートマにしたモデルがありました。
たしかブリヂストンの自転車では初だったと思います。
変速機そのものは普通のタイプなのですが、
ペダルの横に小さいコンピューター、
そしてホイールにマグネット、フレームにセンサーが取り付けられていて、
これらがスピード、加速度を算出、計算して変速機のワイヤーを操作するといったシステムです。
ちなみに電源は確か単二電池が4本。
電池が切れると手動変速になりますので、電池が切れても安心です(笑)
こう書くとすごいハイテクで便利そうなものに見えますが、
かなり困りもののシステムでした。
自動車の場合、坂道で速度が落ちてくれば、
アクセルを踏み込んでギアを落とせば問題ありませんが、
自転車は動力がエンジンではなく、人力というところが根本的な違いです。
このシステムだと
坂道にさしかかる→ペダルが重くなってスピードが落ちてくる→ギアを落とす→再び加速
→またペダルが重くなってスピードが落ちてくる→ギアを落とす・・・
この繰り返しです。
足に負担がかかってとても疲れます、というより坂道が上れないです。
このオートマ、自動車の制御と同じように制御しているような感じです。
手動変速だとあらかじめ坂道の手前でギアを落として、
そのままそのギアで上っていけばいいのですが、
オートマになると自動で変速しますので、なかなか大変でした。
「じゃあ、手動に切り替えればいいじゃん!」となりそうなのですが、
ここでも致命的な欠点がありました。
なんと、ギアを手動で上げることが出来ても下げることができないのです。
このオートマのポジションレバーは4つ。
ちなみにこの自転車は4段変速です。
「AUTO-2-3-4」
AUTOは1-4まで自動変速。
2、3、4はこれより上の段で変速。
おそらく変速機の構造上こうなってしまうのだと思いますが、
たとえば1速や2速までで固定、といったことはできませんでした。
自動車でもこんなオートマはあまり見たことがありません。
このお陰で坂道ではいつも友人に置き去りにされていました(笑)
また変速の時、「ピ!」と電子音が鳴りますので、
坂道では、「ピ!」という音が鳴りまくりです。
う~む、恥ずかしかったです(笑)
やはり初!ということで、まだまだ未完成なシステムだったのかもしれません。
私、今も昔も本当に新しいもの好きだな、と改めて感じます(笑)
悪いことばかり書いてしまいましたが、やはり大切な愛車、
学校から帰ったらたまに磨いてやったり、油を差したりしていました。
本当に頑丈な自転車で高校3年間、無事故で毎日走ってくれました。
このラ・クッション、今でも実家で祖父の自転車として余生を送っています。
ちなみに今現在はオートマシステムから電池を抜いて、完全手動変速です(笑)
すみません、過去の記憶に基づいて書いておりますので所々違うところがあるかしれませんが、
ご容赦下さい。
かなりの長文になりましたが、最後までお読み頂いて本当にありがとうございます。
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Posted at
2012/01/25 16:06:08