昨日のブログでは愛車それぞれの
装備の違いについて書いてみましたが、
本日はそれぞれの車のエンジンについて
書いてみたいと思います。
※エンジンに対するコメントはあくまで個人的に感じたことです。
※スペックは独自に調べたものですので間違い等あるかもしれません。

初代:
アルト
エンジン形式:K6A
気筒配列:直列3気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:ポート噴射式
排気量:658cc
吸気方式:自然吸気(NA)
最高出力:54PS(40kW 53HP)/6500rpm
最大トルク:6.2kgm(61Nm)/4000rpm
使用燃料:レギュラーガソリン
トランスミッション:3AT
当時スズキの軽自動車の主力だったK6Aエンジンを搭載していました。
DOHCということもありよく回るエンジンでした。
(当時の軽自動車は基本的に高回転型でしたが。)
ただやはりNAの軽自動車のエンジンということで低速トルクは不足気味で、
大人4人が乗るとしんどかったです
1人から2人までならそこまで力不足はありませんでした。
3ATも街中では特に不便はありませんでしたが、高速ではかなり賑やかでした(笑)

2代目:
レガシィB4
エンジン形式:EJ20
気筒配列:水平対向4気筒
吸排気弁機構:SOHC
燃料噴射方式:ポート噴射式
排気量:1994ccc
吸気方式:自然吸気(NA)
最高出力:140PS(103kW 138HP)/5600rpm
最大トルク:19.0kgm(186Nm)/4400rpm
使用燃料:レギュラーガソリン
トランスミッション:4AT
社会人になって初めて所有した車、そして初めて所有した乗用車でもあります。
エンジンはEJ20ということで現在所有しているWRX STIと形式は同じですが、
NA、SOHC、可変バルブタイミングなし、そしてプラグコード仕様と
別物のようにシンプルです。
私が所有した車の中では唯一のSOHC仕様になります。
しかしSOHCとは言ってもショートストロークだけあって高回転まで気持ちよく回ります。
ただ燃費向上のためギア比が高めの4ATと組み合わさっていたこともあり、
低速トルクが細く、高速道路は苦手でした。
後述するXVのFB20とは隔世の感を感じます。
とは言えエンジンも含め凄く完成度の高い車でした。

3代目:
IS350
エンジン形式:2GR-FSE
気筒配列:V型6気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:直噴/ポート噴射式併用(D-4S)
排気量:3456cc
吸気方式:自然吸気(NA)
最高出力:318PS(234kW 314HP)/6400rpm
最大トルク:38.7kgm(380Nm)/4800rpm
使用ガソリン:ハイオクガソリン
トランスミッション:6AT
私が所有した車の中で唯一のV6エンジンです。
とても静粛性が高く、また回しても音が綺麗なでるエンジンでした。
また可変バルブタイミングは当然のこと、直噴/ポート式併用(D-4S)を搭載しており、
直噴とポート噴射の長所をそれぞれ併せ持っていいました。
またパワー、トルクとも十分過ぎる程あり、どこを走っても力不足を感じることは皆無。
どちらかと言えば高回転型エンジンですが、低速トルクも十分。
反応の良い6ATと相まってダイレクトな運転感覚が楽しめました。
これといって短所のないエンジンです。
敢えて言うのであれば自動車税が高いところでしょうか?(笑)

4代目:
WRX S4
エンジン形式:FA20DIT
気筒配列:水平対向4気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:直噴式
排気量:1998cc
吸気方式:ターボ
最高出力:300PS(221kW 296HP)/5600rpm
最大トルク:40.8kgm(400Nm)/2000-4800rpm
使用燃料:ハイオクガソリン
トランスミッション:スポーツリニアトロニック(チェーン式CVT)
初のターボ車です。
低速トルクの太さはピカイチ、またそれがそこそこの回転まで続いていく
ターボの力に驚かされました。
ダウンサイジングターボではないので最大トルクの発生回転数が高めですが、
その分高回転もそれなりに回ります。
トランスミッションも初のCVT。
今までCVTにはあまり良いイメージがありませんでしたが、リニアトロニックでは
トルコンAT並にダイレクト感があり、ラバーバンドフィールは殆どありませんでした。
良い意味でCVTらしくないです。
性能には関係ないですが、渋滞の峠道を走ったりすると油温が結構高めになるので
運転しながらハラハラしたりすることがありました。
(但し、警告灯が点灯したりしたことはありません。)

4代目:
スイフトスポーツ
エンジン形式:M16A
気筒配列:直列4気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:ポート噴射式
排気量:1586cc
吸気方式:自然吸気(NA)
最高出力:136PS(100kW 134HP)/6900rpm
最大トルク:16.3kgm(160Nm)/4400rpm
使用燃料:ハイオクガソリン
トランスミッション:6MT
初のMT車、そして今まで所有した愛車の中で唯一の直列4気筒エンジンです。
スペックから見ると高回転型エンジンですが、低速トルクもそれなりにあり、
また軽い車体もあってMT初心者の私でもとても運転しやすかったです。
もちろん回すと本領発揮!というエンジンでMT向きのエンジンだと思います。
そんなにハイパワーではないですが、軽量な車体とMTで
パワー不足を感じることはありませんでした。
この車でMTに目覚めてしまいました(笑)

5代目:
WRX STI(VAB C型)
エンジン形式:EJ20
気筒配列:水平対向4気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:ポート噴射式
排気量:1994ccc
吸気方式:ターボ
最高出力:308PS(226kW 304HP)/6400rpm
最大トルク:43.0kgm(422Nm)/4400rpm
使用燃料:ハイオクガソリン
トランスミッション:6MT
2代目:レガシィB4以来のEJ20。約10年ぶりに戻ってきました。
形式は同じEJ20ですがレガシィB4と比べるとまるで別物です。
4,000回転前後から背中を蹴飛ばされたかのようなトルクがやってきます。
低速トルクも太くはないですが、普通に運転する分には問題ありません。
高回転型のエンジンでMTの相性は抜群です。
おそらく時期WRX STIではEJ20は搭載されないでしょうから、
高回転型ターボ+MTを楽しめるのはVAB型で最後かもしれません。
そういう意味ではかなり貴重なエンジンだと思います。
かなり個性が強いエンジンですので、好き嫌いが分かれそうなところ、
そしてタイミングベルト駆動なので定期的な交換(といっても10万キロに1回ですが)
が必要なのが特徴ですね。
6MTもかなりショートストロークで気持ちよく入ります。

5代目:
XV
エンジン形式:FB20
気筒配列:水平対向4気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:直噴式
排気量:1994ccc
吸気方式:自然吸気(NA)
最高出力:154PS(113kW 152HP)/6000rpm
最大トルク:20.0kgm(196Nm)/4000rpm
使用燃料:レギュラーガソリン
トランスミッション:リニアトロニック(チェーン式CVT)
こちらも2代目:レガシィB4以来の自然吸気水平対向エンジンです。
今まで所有してたエンジンはどのエンジンも特徴的なところがありましたが、
このエンジンは良い意味でとても「優等生的」なエンジンです。
低速トルクもあり、燃費も良く、かつレギュラーガソリンでお財布にも優しい。
そこまで高回転まで回るエンジンではないですが、とても乗りやすいです。
リニアトロニックとの相性も良く、街中から高速まで過不足なく走ってくれます。

6代目
:WRX STI(VAB D型)
エンジン形式:EJ20
気筒配列:水平対向4気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:ポート噴射式
排気量:1994ccc
吸気方式:ターボ
最高出力:308PS(226kW 304HP)/6400rpm
最大トルク:43.0kgm(422Nm)/4400rpm
使用燃料:ハイオクガソリン
トランスミッション:6MT
こちらはスペック自体は5代目:WRX STI(VAB C型)と同一です。
かなり過激で刺激的なエンジンであることは変わりなしですね(笑)
まさにEJ20の集大成と言えるエンジンだと思います。
6MTも同一ですが、少し操作しやすくなっているような気がします。

6代目:
NX300 ※現在納車待ち
エンジン形式:8AR-FTS
気筒配列:直列4気筒
吸排気弁機構:DOHC
燃料噴射方式:直噴/ポート噴射式併用(D-4ST)
排気量:1998ccc
吸気方式:ターボ
最高出力:238PS(175kW 235HP)/4800-5600rpm
最大トルク:35.7kgm(350Nm)/1650-4000rpm
使用燃料:ハイオクガソリン
トランスミッション:6AT
久しぶりのレクサス車ですが、この8AR-FTSは初のダウンサイジングターボ。
Dual VVT-iWによりミラーサイクルを実現、水冷式インタークーラーターボ、
そしてシリンダーヘッド一体式の水冷排気マニホールド、それに加え
直噴/ポート噴射式併用(D-4ST)も搭載されており、かなり構造的に凝ったエンジンです。
このエンジンはまだ試乗のみでインプレできるほど特徴は分かりませんが、
少なくともかなり低回転から3代目:IS350の2GR-FSE並のトルクが出ているな、
という感触を受けました。
あくまで予想ですが、2GR-FSEと比べて高回転の気持ちよさは一歩譲りますが、
低回転から高回転まで大トルクを出せるような構造になっていると思います。
6ATもレクサスらしくショックが少なくダイレクト感がありました。
まとめてみるとこんな感じになります。
振り返ってみるとどのエンジンもいろいろな特徴がありますね。
ちなみに全9台のエンジンを統計してみると、
直列3気筒自然吸気:1台
直列4気筒自然吸気:1台
直列4気筒ターボ:1台
V型6気筒自然吸気:1台
水平対向4気筒自然吸気:2台
水平対向4気筒ターボ:3台
と1番多いのが水平対向4気筒ターボエンジンということになりますね。
1番ベーシックなエンジンである直列4気筒自然吸気エンジンが
スイスポだけだったというのも意外でした。
あと所有した車の中で1番搭載されていたエンジンはEJ20。
今現在日本のスバルでは採用されているのはWRX STIのみですが、
本当に良いエンジンだと思います。
特にMTとの相性が抜群です。
振り返ってみるといろいろ新しい発見がありますね。