
RC Fの納車までまだ5ヶ月弱・・・
本当に長くて待ち切れなさそうです(笑)
その間になぜRC Fを今回選んだのか?その理由を少し書いてみたいと思います。
※以下はあくまで当方の個人的な意見、見解です。
また、まだRC Fについては正式発表前ですので仕様等は変更になる場合があります。それを踏まえてお読み下さい。
まず第1回目は「ISに通じるもの」について。
今回RC F(というより正確に言えばRC)に一目惚れした私ですが、
以前少しブログに書いたように以前乗っていた「IS350」の影響が多分にあります。
こちらのIS350は先代モデル、通称:20系と呼ばれるタイプですが個人的に
実際に見たことのある日本車の中ではトップクラスのエクステリア、インテリアの
質感があったと思います。
私が一目惚れして購入したのは2009年、レクサスも日本で営業開始してまだ5年も経っていない、
ある意味黎明期のモデルですがとても清涼感のあるすっきりとした、
しかしよく見ると妖艶な(?)雰囲気は本当に綺麗でした。
まだレクサスもこの当時は方向性がはっきりしていない部分もあり、
いろいろ変化も激しい時期でもありました。
しかしこのIS、マイナーチェンジを2回繰り返し、2005年から2013年
(IS C、IS Fも含めると2014年)まで結構長期間に渡り販売されたモデルでした。
ちなみに前期型、中期型、後期型とあり、私の所有したISは中期型に当たりますが、
個人的にはどの型も優劣がつけがたいほど綺麗なデザインです。
高級車といえば押し出し感が強い、というイメージがありますが、
そんな中でこのようなすっきりしたデザインにしたこの車は逆に存在感がありましたね。
こちらは乗り換え直前に撮影した写真です。
仕事で乗りまくっていたのもあって過走行の上、内装はあちこちひび割れしている状態でしたが、
それでもやはりエクステリアは綺麗でした。
この写真からも分かるのですが、かなり後席部分を絞ったデザインになっています。
お陰で後席は正直RCと同等な程狭いので大の大人が座るのは大変でしたが、
そのお陰でセダンですが、まるでクーペのようなエクステリアをしていました。
またこの車、高原や山の中のスカイラインのような自然の中も似合いますし、
逆に都会のホテルの車寄せに止めても似合うという実に不思議なエクステリアでした。
S4、STIやNXでよく行ったところも、このISでよく行きましたね。
そして特筆すべきがインテリアの上質感。
見た目は最近のレクサス車と違い加飾パネルなどをあまり使っていませんが、
それでもかなり質感のいい樹脂やシフトレバー付近のパネルも上質な素材を使っていました。
ただし耐久性がイマイチで、2回目の車検を受ける頃にはあちこちひび割れたり・・・
(私の扱い方が悪かったのもあるでしょうが(汗)
ただぱっと見ただけでもかなり気合いの入ったデザインや素材を使っているなというのは
今でも感じ取れるインテリアだと思います。
そしてチーフエンジニアが拘ったと言われるオーディオ。
私はこの時マークレビンソンを選びましたが、
実は標準オーディオも相当音質が良かったという話しです。
特にCDを再生させるともの凄い高音質で鳴るのでかなり気に入っていました。
ただまたiPodや圧縮音源についは過渡期にあったようで、そこまで高音質では無く
「あれっ?」と思ったことを今でも覚えています(笑)
そういえばチェンジャーが装着されていたオーディオもこのISが最後だったなぁ。
走行性能についても「2GR-FSE」と「6AT」の組み合わせが絶妙。
この2GR-FSEというのはかなりの名機だと今でも思っています。
まるでアクセルとタイヤ、そして路面が一体で繋がっているかのようなダイレクト感があり、
そして変速ショックのない滑らかな6ATには驚きの一言。
ただかなり乗り心地が硬いのには驚きましたが、
反面高速道路ではかなり気持ちよかったです。
走行性能についてはこの後に所有したWRX S4やWRX STIには及ばないところもありますが、
IS350もかなり楽しい車であったことは間違いないです。
嫁さんもそんなIS350が大好きなようで、よく一緒にドライブに行っていました。
やはり助手席に乗っていても快適でシートの座り心地が良いとよく言っていました。
こんな感じで気に入っていたISですが、先程も書いたインテリアの補修に
かなりの費用がかかることなどもありWRX S4に乗り換えましたが、
売却するときは私も嫁さんもかなり寂しかったのを今でも覚えています。
次期ISに買い換えようかなという考えもありましたが、
試乗した感じがいまいちだった(
試乗記① 試乗記②)のでWRX S4になりました。
ちなみに余談ですが、私は車のデザインはあまり先鋭的で押し出しが強いより、
コンサバながら綺麗なデザインの方が好みです。
例えばクラウンでも現行のスポーティーな雰囲気のクラウンより、
via:https://toyota.jp/
via:https://toyota.jp/
この辺りのクラウン(12代目、13代目)の適度にスポーティーでフォーマルな雰囲気が好きです。
そしてISの上記のようなエクステリア、インテリアの美点をそのままに、エンジンを5リッターV8、
ATをスポーツダイレクトシフト(8-Speed SPDS)に換装した走りに強化したのが「IS F」。
via:https://lexus.jp/
本当に憧れの車でした。
ただ当時の経済的な事情などでなかなか買えずにいたらいつの間にか生産終了・・・。
生産終了後のCPO(レクサス認定中古車)を狙っていた時もありましたが、やはりお値段が高くて
なかなか手がでませんでした。
そして20系ISを降りてから5年、生産中止してからも5年、
WRX STIとNX300に大満足していたカーライフでしたが
体調も問題によりまた乗り換えを考えないといけなくなりそんな折りに
20系ISの生まれ変わり!?といも思えるMC後の「RC」に出会えたのも何かの縁かなと
ふと思ったりします。
余談ですが嫁さんと色々な車を見に行きましたが、嫁さんが一目で「綺麗な車!」と言ったのは
20系ISとこのRCだけです。
フロントデザインはかなり綺麗かつかっこいいデザインです。
バンパーからヘッドライト(デイタイムランプ内蔵)そしてルーフまで流れるようなデザイン。
あまりアクの強さは感じられず素直に美しいと思える形になっていると思います。
悪く言えばあまり個性的では無いですが、その反面20系ISの持っていた
清涼感のあるすっきり感をがあります。
最近のレクサスは「L字」型のデイタイムランプをヘッドライトに内蔵するデザインに
変更しつつありますが、ある意味「原点回帰」で良いと思います。
そういえばISはロービームはHIDでハイビームはハロゲン、車幅灯は電球でしたが
RCになりフルLEDに。
これも「正統進化」のように感じられます。
サイドからのデザインは、さすがクーペだけあって20系ISよりも更にスポーティーに、
そしてより綺麗な感じになっていると思います。
リアドアが無いので当たり前といえば当たり前なのですが、ある意味ISをクーペに仕立て
進化させたような雰囲気を感じました。
ただ、セダンながらそれだけ綺麗なラインを描いていたISも今更ながら凄いなと思います。
そしてリア。
MCでリアもフルLEDになりました。
こちらも賛否両論あるデザインですが、プレーンな雰囲気が好みであれば
私はこのデザインはとてもいいと思っています。
個性的では無いですが、とても綺麗で落ち着いた雰囲気なのではと。
またフロントのデザインともちぐはぐ感が無くとてもマッチしています。
ISも同じで奇をてらったデザインでは無いですが、とても綺麗で落ち着いた雰囲気がありました。
そう言えばISはストップランプ以外電球。
こちらも時代の流れを感じますね。
個人的に20系ISの正当な後継車は寧ろ30系ISではなくこちらのRCではないかと
思ったりしたり。
もちろんクーペがセダンの後継車である訳はありませんが、
ISのリアドアを取り外しクーペに仕立て、それを現代にブラッシュアップさせた車、
それがこの「RC」なのかもしれません。
では「RC350」では良いのでは?と思うかもしれませんが、それもIS Fの時の思い出から。
嫁さんも賛成してくれており、また何とか無理をすれば買えなくも無い、
そしてV8 5リッターエンジンは恐らくこの代のRC Fで終わりになるでしょう。
(というよりRCの後継車自体が出ない可能性も高いと思っています。)
もしかするとRCより先に生産中止になる可能性さえあります。
どちらにしろこのMC後のRC Fが最終形になる可能性は高いです。
その思いもあって思い切ってRC Fを選びました。
嫁さんからは「本当にここまで遠回りしたね・・・・。」と言われましたが、
本当にそのとおり(汗)
今回体調の問題からRC FのMCなど色々なタイミングが重なり憧れのRC Fに
出会うことができました。
最後に。
個人的に「かっこよくて速い車」というのは沢山あるのですが、「綺麗でかっこよくて速い車」って
実はあんまりなかったりします。
それを実現しているのがレクサスの「F」シリーズなのではないかと。
「普段使いも問題なし、車内のインテリアも上質でくつろげる。での本気を出せば速いし、
サーキットも走れる。」それが「F」の真髄なのかもしれません。
via:https://lexus.jp/
(まだ納車された訳でも無いのにすみません(汗)
どちらにしろ20系ISを引き継いだ名車であることは間違いはないと確信しています。
前のIS以上に大事に長く乗っていきたいと思います。