
RC Fだけでなくレクサス車全体に言える事かもしれませんが、
RC Fは先進的なところと、保守的なところが
絶妙に折り合っているところが個人的に長所だと思います。
via:https://lexus.jp/
※以下は完全に主観に基づいて書いております。不快に感じそう、気分を害される可能性のある方はご遠慮下さい。
例えば一例を挙げればRC Fのトランスミッションは見積書等でも「8AT」ではなく
「8-S SPDS」と書かれています。
これは
スポーツダイレクトシフト(Sport Direct Shift)の略称で、
スムーズな変速と操作性とマニュアルのダイレクトなスポーツドライビングを可能にする、
双方のメリットを両立させた8速スポーツオートマチックトランスミッションの事です。
(MC前のカタログから抜粋)
個人的にこのSPDSもRC Fを決める際に大きな決め手になりました。
MTから乗り換える当たってやはりATでもダイレクト感は捨てがたい、
かといってIS350で味わったような滑らかな変速は捨てがたい、
そして故障も少ない方が良いという私の我儘な要求に応えてくれる
まさに良いところ取りのトランスミッションです。
例えばダイレクト感で言うのであれば、外国メーカーがよく採用している
DCT(デュアルクラッチミッション)の方が1枚上手かもしれませんが、
やはり低速ではギクシャクしてしまいがちなのと、
どうしても耐久性や故障に不安がつきまといます。
そこでATでもMモードの場合、2速から8速まで全域ロックアップしてくれる、
更にシフトダウンの祭にブリッピングまでしてくれる、
しかし、Dポジションであれば普通のATと同等に滑らかに変速という
まさに二刀流のようなトランスミッション。
IS350の時の6ATはこのSPDSではありませんでしたが、
比較的ギア比が低めなのとエンジンのパワーで
ダイレクトにぐいぐい地面を蹴って進むような感覚があり、
それなりにダイレクト感がありましたが、今度のRC Fはそれ以上に
ダイレクト感がある事は間違いなさそうです。
この辺りの技術をうまく折衷させるのが良い意味でレクサスらしい感じだなと思います。
そして「先進的」な部分として個人的にありがたい装備なのがこの「ハイブリッドナビ」。
(MC前のカタログから抜粋)
ハイブリッドナビとはスマートセンターで収集した、リアルタイムの走行情報や
VICS等の外部情報を組み合わせた膨大なデータを用いて、
センター内に保有する地図データで最適なルートを探索し、ナビに配信します。
また、案内ルートを外れた時のリルートなど、素早い応答が必要な場合は、
ルートの再探索をナビでの処理にハイブリッドに切り替えます。
(
トヨタのHPより)
要するにセンターと常に通信しながらルートを探索し、
ナビの処理と協調しつつ最適なルートを探索するというもの。
RC Fのカタログではあまり大きく宣伝されていませんが、NXもこのハイブリッドナビで
そのルート探索の正確さ、適切さに驚きました。
ちなみに兄弟車のGS Fにはこちらが装備されておりませんので、
この点もRC Fを選んだ大きな理由の1つです。
またRC Fは嫁さんとの条件の1つでもあった自動ブレーキ関係もしっかり装備されています。
(MC前のカタログから抜粋)
この分野は進化が著しいので、「Lexus Safety System +」も最新型という訳ではありませんが、
普通に乗る分には何ら問題のないレベル。
この辺り、例えば外国メーカーの車と比べてみるとそこまで進化していない部分もありますが、
レクサスの場合、その分信頼性が高く安心して乗ることができるというのも
大きなアドバンテージかなと思います。
先進的というのであれば最近の外国車は凄いなと思います。
via:https://www.mercedes-benz.co.jp/
今回RC Fを決めるとき、参考までに色々なメーカーの車を調べてみたのですが、
最近外国車で流行しつつ(?)あるのが、車にAI(人工知能)を搭載して
iPhoneのSiriのように話しかけ車を自分の好みを学習させるという機能。
単なる音声認識ではなく、車に学習させていくというのが何気に凄いです。
あとはスマホでエンジンの始動、停止が出来るようになるというもの。
良くも悪くもこういう先進的な所を取り入れるのは外国車は上手だなと思います。
レクサスではLSでもこういう技術は導入されていません。
あくまで音声認識までですね。
でも個人的に車の走行性能や安全性に関係ないこういう機能は
あまり車を選ぶ要素にならなかったりします。
というより寧ろあまり装備しない方が良かったりもします。
大きな理由としては2つ。
1つめはこれらの技術はまだ過渡期にあるということ。
AI技術は日進月歩なのでハード的にもソフト的にも陳腐化するのは早い可能性があります。
というより恐らく車体やエンジンより寿命が先に来る可能性もあるのでは?と思ったり。
そして2つめに不具合。
実は私自身、こういう先進的な物が好きで仕事でもプライベートでもよく導入するのですが、
しょっちゅう不具合を起こします。(嫁さんからは
初期不良王と呼ばれている始末です(爆)
まだ車にAIを搭載する仕組みはまだ始まったばかり。
それが良い方向に動くか、それとも廃れていくかはわかりませんが、
ただまだ私が手を出すのにはまだ早いと思っています。
例えばスマホでエンジンをかけられるの凄いな!と嫁さんに言ったところ、
「スマホを落としたらどうするの?あとスマホが起動しなくなったら?」
すかさず私が「それなら普通キーであければ良いじゃん?」と答えると
「それなら最初から車のキーを持っておけば良いよね。」とぴしゃり(汗)
確かに社外品のエンジンスターターではスマホでエンジン始動できるものもありますが、
標準装備している(要するに装備として外せない)となると・・・ということでしょうか。
(勿論、それなりにきちんと対策はされていると思いますが。)
トヨタも最近コネクティッド技術として新型クラウンやカローラスポーツに
標準装備して盛んに宣伝していますが、実はレクサスが私のIS350の頃から、
もっと言えば日本でレクサスが開業から同様なことを行っていました。
最初は「トヨタがコネクティッド技術に力を入れていく」と聞いておおっ!と思ったのですが、
中身を見ると「前からやっていたじゃん、これ。」と思ってしまいました。
ただ逆に言えばそれだけ「堅実」に物事を進めていると捉える事もできます。
個人的に先程の「ハイブリッドナビ」についても常に通信しているというので大丈夫なのか?
と思ったのですが、NXに乗っている時にトラブルは皆無でした。
昔は市販のナビもよくフリーズや再起動をしていたのですが、
時代も進んだなと感心しました(笑)
ただどちらにしてもこれからはAIがあちこちおで活躍するようになる時代。
良し悪しに関わらずうまく付き合っていかないといかない時代がすぐそこまで迫っているなとは
ひしひしと感じます。
大分話があっちこっちにいってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと
RC Fを選ぶ大きな理由としてはが先端技術と現在の技術が絶妙にマッチしているということ。
そしてやはりレクサスならではの安心感、そしてサポート良さが大きいということです。
最後に余談になりますが、MC後のRC Fのリアですがよく似た写真がありましたので、
こちらに掲載しておきます。
(MC後のRCのディーラーオプションカタログから抜粋)
※あくまでディーラーのPCでちらっと見ただけですので、実際は違う可能性もあります。
※リアスポイラーはRC Fでは異なります。
標準ではこのような感じでリアディフューザーがボディ同色になっています。
最初は違和感がありましたが、よく見ると結構良いワンポイントになっていますし、
また車高が低く見える効果がありますね。
「標準で普通にかっこいいと思いますけど。」という担当SCさんの言葉は、
間違いなかったなと思います。