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Ron Fのブログ一覧

2012年05月22日 イイね!

大阪・鈴鹿・神戸の旅 第2回 鈴鹿サーキット・ホンダドライビングスクール編

さていよいよ鈴鹿サーキットの観客席へ。



憧れの鈴鹿サーキット!観客席もとても広いです。
F1などのレースが開催されているときは、ここが全て観客で埋め尽くされるんだな、
と思うと感無量でした。


ピットには整備中の車が。


赤いレーシングカーが発進して行きます。


本日はレーシングカーが何台かサーキットを走っていて、私のいる観客席に近づくに連れ
凄い爆音が響いてきました。
やはりテレビで見るのと、生で見るのは迫力が全く違いました。
(iPhoneで撮影してみました。)





色とりどりのレーシングカーが目の前を通過していきました。

鈴鹿サーキット、本当に感動ものでした。
次回はぜひレースを観戦しに来たいものですね。

さて仕事の時間が迫ってきていましたので、ISに戻り仕事に出掛けます。
再びホテルに戻ってきたのは夕方近くでした。



翌朝、鈴鹿サーキットホテル・メイン館へチェックアウトのためISで向かいます。


再び玄関前で記念撮影を。
また来年泊まりに来ようと思います。



さていよいよ本日はホンダドライビングスクール。

場所は鈴鹿サーキット内の交通教育センターです。
いったん外に出て一般道路経由で向かいます。


こちらが交通教育センターです。

本日私が受講するコースは中級ドライビングチェックコースです。
中級コースには他にもスポーツドライビングコースや
スキッドコントロールコースなどもありますが、
それらはまず今回のドライビングチェックコースを受講してからになります。


朝10時から開講。
30分前から受付開始ですので早めに受付を済ましておきます。

受付後、教室内へ。

本日のトレーニング内容はこちら。

10時になり早速オリエンテーション開始。
本日の受講生は私を入れて約10人程です。


講師の先生は2人。
とてもお話の面白い先生であっという間に緊張がほぐれ、
講習が楽しみになってきました。

軽い説明の後、簡単な自己紹介がありました。
ジムカーナの練習で来られている方、会社の研修で来られている方、
そして教習所の講師の方もけっこういらっしゃったのが驚きでした。

自己紹介の後は早速外へ出て点検・ウォーミングアップへ移ります。




コースはこんな感じ。サーキットそのものではありませんが、かなり広いです。


後ろにはサーキットの観客席が見えます。


所狭しとシビックが並んでいます。


こちらが今日一日お世話になるシビックです。

といってもただのシビックではありません。
各種データ(ハンドル、車にかかるG、アクセル、ブレーキなど)
を取得するコンピュータを積んだ特別製とのこと。
またサーキットも走ることがあるためロールバーも入っています。
だいだい普通のシビックの倍近くのお値段がするそうです。

また横滑り防止装置(VSA)はもちろんのこと、
ナビやレーダークルーズコントロール(IHCC)も装備されたフル装備仕様。
タイヤはBRIDGESTONEのエコピアでした。

こちらのシビック、とても運転が楽しい車でした。


まずは車両点検から。

車両点検はタイヤ・ブレーキ・灯火類の点検を重点的に行いました。
タイヤはスリップサインの確認、灯火類は2人一組になって
前後左右の確認を行いました。

ブレーキは、
①エンジンをかける前に2,3回ブレーキペダルを踏み込む。
②エンジンを始動。
③ブレーキペダルがゆっくりと下がればOK。
もし、下がらなかったり、急に下がるようならブレーキ異常の可能性。

そして運転姿勢についても講義を受けました。

シートにしっかり体を付けて、ブレーキを踏んだときに膝が少し曲がるぐらいに。
(シートを倒しすぎると急ブレーキの際にたいへん危険)
そしてハンドルに体重をかけすぎないこと。
左足をフットレストにのせしっかり体を支え、ハンドルは添えるぐらいの力で。
あくまでハンドルは入力装置であるということ。

この辺りについては教習所で習うこと+αの内容で、
普段忘れかけていたことについてしっかり勉強できました。
点検はもちろんのこと、運転姿勢がしっかりしていないと良い運転、
ひいては安全運転はできないと改めて感じました。


そしてウォーミングアップへ。
一人一人に無線機が手渡され、これで車内で講師からの指示を受けます。
シビックのエンジンをかけて最初のスラロームのコースをゆっくり走ります。



①コーススラローム


コーススラロームのコースはこんな感じです。
・・・パイロンだらけじゃないか、と思われるかもしれませんが、
この中を走っていきます。

直線→S字クランク(写真の白線)→短い直線→90°角→鋭角→S字クランク・・・
こんなコースだったと思います。
パイロンとパイロンとの間隔はほぼシビックの車幅ぐらいです。

ウォーミングアップ中でしっかりコースを覚えて下さい!と
早速無線機から檄が飛んできます。

約5週ほど講師の先導の元走った後、生徒だけで走ります。
最初は一定の速度(約20㎞)で走ります。
20㎞ぐらいのスピードだとまだ余裕を持って走ることができましたが・・・


そしていよいよスピードにメリハリを付けて走ります。
直線では60㎞ぐらいまで加速、そしてコーナー前でブレーキング。
コーナーもそこそこのスピードで通過。こんな感じです。

ちなみに惰性走行はダメ。
つねにアクセルもしくはブレーキと踏んでおかないとダメです。
あとスキール音も立ててはダメ。
急ブレーキは御法度です。


まず最初の直線ではフルアクセルにしないと60㎞には到達しませんが、
到達するころにはS字クランクが待ち受けています。
フルアクセル後、即ブレーキで減速します。

直線の後はS字クランクへ。
ハンドルを切るときにブレーキ、そして戻すときにアクセル。
これを組み合わせてクランクを抜けます。

その後は短い直線がありますが、もちろんフルアクセル。
そして次の90°角もしっかりブレーキングの後曲がります。

その後は鋭角へ。
鋭角の中心のパイロンから離れすぎないように曲がります。

鋭角の直後のS字クランクでも最初と同じようにブレーキ、アクセルを使い分け、
走り抜けます。


まず講師の車に同乗して体験走行です。
・・・速い、速すぎます!
車1台分の狭いところをほぼ決められたスピードで走り抜けていました。
それでもスキール音など一切なし。
ううん、凄いです。


体験走行の後はいよいよ練習へ。

まず大事なのは目線。
急カーブばかりだとどうしても近くに目線が行きがちですが、
しっかりと遠方の方、これから曲がるカーブを見ておくこと。
そうしておかないと1つめのカーブはクリアできても次のカーブで
コースアウトしてしまいがちになるとのことでした。

そしてブレーキはカーブの手前で。
カーブの途中でブレーキを踏むとタイヤに負担が掛かりすぎて
タイヤがうまく働かないのでしっかり減速しておくこと。
「スローイン、ファーストアウト」ですね。

講師の先生はとても優しく丁寧でしたが、トレーニングは結構スパルタでした。
チョット油断してアクセルの踏みが甘いと
「Ronさん、アクセル!アクセル!もっと踏んで!」と
無線機から檄が飛んできます。

スクローム、最初はぎくしゃくすることが多かったですが、
だんだん慣れるに連れ思い通りに走ることが出来るようになりました。
と思っていると油断して急ブレーキをかけてしまい
スキール音を立ててしまって怒られました。

とこんな感じで、約15周ほどコースを走りました。



②ブレーキ

少しの休憩の後はブレーキへ。

まず最初はフルブレーキ。
50㎞・60㎞・70㎞からフルブレーキをかけてABSを作動させるトレーニングです。

私自身あまりABSを作動させたことが殆どありませんので、
かなり興味がありました。
基本は「ブレーキペダルをいっぱい踏み続ける。」これに尽きます。

やはりABSが作動するとブレーキペダルからのキックバックがガタガタ入りますが、
そのとき緩めるのではなく(ここで緩めてしまう人がかなり多いとのこと)
かまわず思いっきり踏み続ける、それが最短で止める重要なポイントですね。

このあたりも車の説明書には書いてはありますが、
やはり実際体験しておくことは重要だなと感じました。

そしてやっぱり70㎞ぐらいからの急ブレーキのGは
かなりのものということも改めて感じました。
シートベルト、エアバッグの重要性が身にしみました。


このフルブレーキの後は狙ったポイントに車を停車させるトレーニング。
決められたポイントからブレーキを踏んで、決められた距離で車を停車させます。

ただしブレーキは一定の踏み込み量で固定させること。
緩めたり踏み増しはダメです。
あとABSを作動させるような急ブレーキはダメとのこと。
いかにしっかりブレーキポイントを捉えるかが重要ですね。

最初は速度は50㎞でポイントから25mの位置で車を停車させます。
そこから速度を60㎞、70㎞と上げていきます。

70㎞になるとブレーキポイントまではほぼフルアクセル。
ポイントを少しでも間違えると急ブレーキになりがちになります。
また速度が上がっていくとどうしても決められたポイントの前で
ブレーキを踏みがちになるということが改めて分かりました。

まだこの距離だと概ね思った位置に止められていたのですが・・・
この次、ポイントから21mの距離に停車は難しかったです。

なぜかというと時速70㎞で距離21mだとどうしてもABSを作動させてしまうような
急ブレーキになりがちです。
かといってブレーキを弱めにすると簡単に21mを超えてしまいます。
ABSが作動しないギリギリのブレーキポイントを見つけないと
うまく停車させることができません。

最後はポイントから30mの距離に停車に。
こちらは弱めのブレーキを長く、というのがポイントでした。

「ブレーキは地味だが奥が深い。」
これが講師の先生の言葉ですが本当にそうだと思います。
思い通りに、同乗者に不快を与えることなく止まる、
いつもこんなブレーキングを心がけたい物です。



コーススラローム、ブレーキのトレーニングの後は昼食&休憩。


昼食は用意されていたお弁当を頂きました。


外では先に昼休みを終えた二輪のスクールが始まっていました。





③Jターン

そして昼食後はJターンのトレーニングに入ります。

Jターンとは文字通り、アルファベットの「J」の文字の形に沿って
ストレート→カーブを走るコースです。

このトレーニングもスクロームと同様、まず45㎞ぐらいの一定速で走ります。

その一定速で何周か走った後、次は再び速度にメリハリを付けて走ります。
ストレートで65㎞ぐらいまで加速、そしてコーナーは45㎞の速度を保ちつつ
クリアする、こんな感じでメリハリをつけます。


こちらもいくつか気をつけるポイントがあって、
①惰性走行はダメ
基本的にアクセルかブレーキです。
また踏み替え時間もなるべく少なくなるようにとのこと。

②アクセルは一定を保つこと。
アクセルの踏み増しや緩めはなしで、一定速度を保つようにしないといけません。

そして一番大事なのは・・・
③ハンドルの切れ角度は一定で。
事前にカーブの曲がり角度を予測して、ハンドルを一定角度できったまま
固定しておかなければなりません。切り増しなどはダメです。

④カーブの内側に沿ってコーンが置かれているのですが、
カーブの中心点にあるコーンより50㎝以内を通過しないといけません。
つまり走るコースが膨らみすぎてはいけません。

このあたり先にも少し書きましたが、車載コンピュータによって、
アクセルやブレーキ、ハンドルは自分では操作したつもりがなくても
バッチリ記録されます。

このトレーニングのコンセプトは、いかにスムーズにカーブをクリアするか、
そして同乗者に不快感を与えないかです。
アクセルやブレーキ、ハンドルが安定せずぎくしゃくしていると
同乗者にはとても不快ですから、
なるべく滑らかに穏やかに運転しましょうということです。


では早速実技開始。

ストレートをカーブ手前まで65㎞まで加速。
ほぼフルアクセルでないとこの速度には到達しません。

ストレートの最後、カーブの手前でブレーキ。
ここではかなり強めに、思い切って踏む必要があります。
踏み込みが甘いです、と怒られました(笑)

そしてコーナーに進入します。
最初にハンドルの角度が甘いと、中心点のコーンからだいぶ離れてしまいますし、
かといってハンドルを急角度にしてしまうと、出口で大きく膨らんでしまいます。
またハンドルばかりに神経がいってしまい、アクセルが疎かになると
スピードはあっという間に45㎞を下回ってしまいます。

ここでも重要なポイントは視点。
近くばかりを見るのではなく、なるべく先を見据えておくこと。
すると自然に自ずと車の進路が安定してきます。

このコースを約40周近く走りました。
ようやく最後の方で自分の思ったとおりのコースを走ることができるようになり、
達成感を感じました。


これで実技は終わり。
最後に車載コンピューターのデータを印刷して各自に配られます。
やはりデータで見ると一目瞭然。
自分の癖がはっきりと分かります。



こんな感じでドライビングスクールは終わりました。
朝10時から夕方4時半まで。ほぼ車に乗りっぱなしでトレーニングでしていました。
座学より実際に運転してみる、そんなコンセプトのスクールだと思います。

私個人的には本当に充実した一日でした。
普段何気なく運転している中でも、気づかない自分の癖や
いろんな要素があるということが分かりましたし、
「いかに同乗者に不快な思いをさせずに運転するか。」それをこなすには
常日頃意識をしっかり持っておかないといけないな、
と改めて感じました。

また座学より実技が殆ど、というのもよかったです。
やはり車は運転してナンボ、ですからね。

また来年、別のコースを受けてみようかなと思っております。



そして改めて普段感じること・・・
ISに「守られているな。」ということです。

今回のトレーニングでは、車の動きは自分の意識によって
大きく変わるんだということが分かりました。

一般道路を走っていると、どうしても急ハンドル、
急ブレーキをかけてしまうこともありますが、
ISは今までどんなときも安全に危険を回避してくれていました。
これは私の不注意や未熟さから招いたこともたくさんあったと思います。

私自身、今回のトレーニングを通じて、恥ずかしながら普段の運転において
不注意や未熟さをよく分かっていなかった部分があったということを痛感し、
改めてそんな私をISは守ってくれていたんだなあと思いました。

愛車のためにもしっかり運転技術を磨いて、安全運転に努めたいと思います。


さて、ドライビングスクールも無事終わり、夕方からは神戸に向かってISを走らせます。
本日夜には嫁さんと合流予定です。


ということで鈴鹿サーキット見学・ホンダドライビングスクール編は終わりです。
次回は神戸編を書きたいと思います。またよろしければご覧下さい。




Posted at 2012/05/22 17:49:09 | コメント(24) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ

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