
本日は待ちに待ったWRX STI試乗の日です。
※写真は全てiPhoneで撮影しておりますので、画像が悪いところがあるかもしれませんがご了承下さい。
※完全に個人的な主観で書いておりますので、
人によってはお気を悪くするところもあるかもしれませんが予めお断りしておきます。
朝の仕事が早く終わったので
少し早めにS4でディーラーへ向かいました。
本日気温も下がっているせいかS4のセルモーターが少し重い?
なので一緒にバッテリーも充電してもらうことにしました。
ディーラーに入ると・・・そこにはブラックのSTIが!
これが試乗車なのかと少し緊張しました。
到着が早かったため私の担当の方は不在。
その間に別の営業の方(こちらの方にもよくお世話になっています。)
が「STI、表に回しておきましたのでよろしければゆっくり見ます?
ぜひ座ってクラッチを踏んでみて下さい。」
とありがたいお言葉(笑)
なので写真を撮るついでにじっくり見させて頂きました。
アプライドC型のType S!
そういえば以前の試乗車はブルーだった記憶がありますが、
入れ替えたのでしょうね。
同じアプライドなのでいろいろ凄く参考になります。
まずはエクステリアから。
フロント
リア
ブラック、しかも大型スポイラー付きということで「厳つさ」が凄いです。
見た目はS4と同じですが、タイヤが太くなって大型スポイラーがつくと
これだけ違うんだなと驚きました。
そして「STI」のバッジがいい!
やはりこのバッジのあるなしで雰囲気がだいぶ変わってきます。
サイドの「STI」

ちなみにS4だとここは「WRX」になっています。
ホイールの「STI」
そしてドアを開けて早速運転席に座ってみます。

ん?少し座面が低い?
シートは色が違うだけでS4と同じだと思うのですが、心なしか目線が低いです。
これは気のせいでしょうか?
インテリアは基本的にS4と同じですが、
シフトレバー&サイドブレーキ、そしてSIドライブのダイヤルなどが
この車はSTIである、ということをはっきりと示しています。
あとシートにも赤の差し色が入っているので、S4と同じインテリアとはいえ
かなりスポーツカーな雰囲気が漂っています。
そしてとりあえず座席を動かしてクラッチを踏んでみます。
まず第一印象は・・・「(スイスポに比べると)少し重い!剛性感が半端ない!」
言い表すのが難しいですがスイスポだとクラッチも軽く遊びがありますが、
STIの場合、「踏み応えがあって遊びがない」といった感じです。
こういうタイプだとクラッチもすぐ繋がるでしょうし、
ミートポイントも分かりやすいだろうな、と感じました。
そしてシフトレバーを操作・・・めちゃくちゃストロークが短い!

まるで「スイッチ?」かと思うようなストロークの短さで驚きました。
以前アルトワークスのシフトレバーもショートストロークで驚きましたが、
こちらはさらに半端なく短いです。
またシフトレバーそのものもとても手応えがあります。
重いというのではなく、反動が手に伝わってくるというか・・・
例えが難しいです(笑)
まとめて言えばクラッチ&シフトレバーに関しては「剛性感」が
半端ないということです。
あと「遊び」が全くなく、全てがダイレクトな感じ。
こうとしか言いようがない(汗)
思った以上に凄そうな車なので自分に運転できるだろうか・・・
と若干の不安を感じていると
程なく担当の方が帰ってこられて「じゃあ、Ronさん、行きましょうか!」
と爽やかな笑顔でやってこられました。
ということで試乗に出発です!
「エンストしても笑わないで下さいよ。」と冗談を交えつつ、
クラッチを踏んでエンジン始動!
重低音が車内に響きます。
もうこの時点からS4とは全く違う車である雰囲気が満々です(笑)
ショートストロークなシフトレバーを「1」に入れて、
アクセルを調整しながら半クラでスタート・・・
少しぎこちない(?)ながらも発進できました。
ちょっと拍子抜け(笑)
なんというか確かにクラッチは重いのですが、
遊びがない&剛性感が半端ないおかげで
ミートポイントが掴みやすく、すごく発進がしやすいです。
「えっ、こんなに素直な車なの?」と拍子抜けしたのと同時に一安心。
そして道路に出る前に一旦停止、ということでブレーキを踏みます。
・・・皆さんのコメントにもあったように最初は「ガツン」とやっちゃいました(笑)
S4の場合、グイッと効かせるにはかなり奥まで踏み込む必要があるのですが、
STIの場合ブレンボというのもあって恐ろしくブレーキが効きます。
そしてそのまま加速・・・
まず感じたのが「ハンドルの手応え感」が凄いこと。
なんというかハンドルも遊びがなく、ちょっと回しただけでも車体が曲がろうとします。
また路面の状態がそのままハンドルに伝わってくるかのように
すごく手応えがあります。
S4もダイレクト感がありますが、STIの場合
ハンドルそのものがタイヤと直結しているようなダイレクトな感じです。
重いといえば、重いのですが私には「これだよ、これ!」という感じです。
またパワステの感じがとても「しっとり」していました。
人工的ではなく、とても自然にアシストしてくれている感じ。
これ、そういえば昔どこかで・・・と思い返してみると
昔乗っていたBLレガシィとよく似ているなと思いました。
(後で調べてみるとBLレガシィもSTIも同じく油圧パワーステアリングでした。)
かといって直進安定性が悪いかといえば、とんでもない!
まるでレールの上に走ってるかのような直進安定性です。
この相反することをうまく両立させているのに驚きました。
そして加速・・・馬力はS4と変わりませんが、STIはまたひと味違う。
街中だと基本的に何速からでも加速していきます(笑)
ちょっとシフトダウンして高回転まで回してみましたが、
一気にレッドゾーンが近づくとともに
「ウォォォォォオオン」という心地よい重低音が背中から伝わってきます。
一気に高回転まで拭け上がり、それと同時に
恐ろしい加速が背中からやってきました(汗)
法定速度があっというまに近づいてきましたので
スピード違反しないように急いでアクセルを緩めましたが、
背中は汗びっしょり。
※ディーラーでのアイドリング中に撮影しました。
助手席の担当の方に思わず「これがスポーツカーってやつなんですね?」
と言ってしまいました(笑)
担当の方も
「S4と形は同じでも全く違う車でしょ。
STIはそのままラリーに持っていても走れるぐらい作り込んでいます。
(もちろんロールバーなどはいりますけど。)
S4はコンフォートな部分がありますが、STIはドライバの意思が全てダイレクトに
伝わるような造りになってますね。
これは良い悪いということではなく、S4はスポーツセダン、
STIはスポーツカーという違いによるものです。」とのこと。
確かにそのとおりだな、と思いました。
ということで一回りしてそのままディーラーへ戻りました。
とりあえずエンストすることなく帰れて良かった・・・(汗)
そしてああ、できることならそのまま乗って帰りたい、
と思ってしまったぐらい楽しい試乗でした(笑)
タイトルにも書いていますがSTIは私にとって「最高!」という
言葉しか出ない車でした。
ハンドル、アクセル、クラッチ・・・車の部分部分全てがまるで
自分の手足の一部分になったかのように
操ることができる楽しさを思いっきり感じることができました。
またダイレクト感がある=乗りごこちが悪いのか、
というとそういうことも全くありません。
確かに足はすごく固いですが、不快な揺れではなく
路面の凹凸を「トン、トン」と乗り越え、それをまるで金庫のように
頑丈なボディが受け止めているような感じでした。
このダイレクト感、剛性感はSTIパーツでちょこっと武装(?)した私のS4でも
次元が違う凄さだなと思うと同時にSTIとS4と見た目は同じでも
中身は全く違う車ということを痛感しました。
おそらく私なんぞの腕ではSTIを思いどおりに扱うだけでも
1年ぐらい軽くかかりそうですが、それでも
「絶対乗ってみたい!いや、乗りこなせてみせる!」と思える魅力がある車でした。
ディーラーからの帰りですが・・・
S4のバッテリー充電が1日ぐらいかかりそうということで
代車を借りるかタクシーでも呼んで帰ろうかな、と
思ったのですが、担当の方が「よかったらSTIでお送りしますよ?」と嬉しい一言。
ということでお願いすることにしました。
せっかくなので今度は助手席からいろいろ観察させて頂くことに(笑)
まずは・・・担当さん、運転めちゃくちゃうまい!
まるでSTIが担当さんの一部になったかのように
うまくクラッチ&シフトレバーを操作していきます。
う~ん、先ほどの私の運転が恥ずかしい(汗)
絶対うまくなってやる~と改めて心に誓いました(笑)
そして助手席の乗り心地も悪くありません。
先ほど書いたようにすごく固いながらも不快な揺れがないので、
すごく心地よいというか気持ちの良い振動がお尻に伝わってきます。
そして事務所まで送ってもらい「ありがとうございました!」とお礼を申し上げて
お見送りしました。
・・・STIの排気音、外から聞いていても痺れます。
確かにS4に比べると音は大きいですが、凄くいい音です。
ただ駐車場で吹かしていると嫁さんにシバカレそうな音なので
車庫入れ、車庫出しの時は要注意ですね(笑)
・・・と興奮混じりに書いてしまいましてまとまりのない拙文になってしまい
申し訳ありません。
STIの試乗、本当に最高という以外にない試乗になりました。
まず、スポーツカーであっても本当に扱いやすい素直な車であるということ、
そしてそのポテンシャルは恐ろしいものがあること、ということが分かりました。
限界が見えないというか、本気出したらどんな走りをするんだろう?と・・・
本当に凄い車だな、と感じました。
試乗せずに契約したという不安は完全に消えて、
素敵なスポーツカーを所有できるんだな、
という楽しみがこみ上げてきてより納車が待ち遠しくなりました。
本日はお忙しいところ、ご担当者の方、本当にありがとうございました。
ということで試乗記を終わりたいと思います。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
