
新型インプレッサの記事が出始めていますが、
「ああ、今回もセダンのG4が出て良かった・・・」
とほっとしています(笑)
最近はセダンはあまり人気がありませんが、それでも私はやはりセダン、
その中でもスポーツセダンが好き(笑)
いつからセダン好きになったのかは私も覚えていませんが、
思い起こせば子供の頃の実家の車は小さい車で、たまにタクシーに乗ることがあると
本当にわくわくしていました。
タクシーだともちろん車そのものが大きい、というのもあるのですが、
セダンらしいしっかりしたリアシート、
そして人が乗るところとトランクが分かれている!
というのに結構興奮していた覚えがあります。
あと、セダンに欠かせないのがこちら。
リアセンターアームレスト。
今はセダン以外の車でも装備されているのが普通ですが、昔はセダン、
しかも結構な高級な車だけに装備されていたような記憶があります。
なぜかこれが装備されている車をみると子供ながら「おおっ!」と
羨望の眼差しで見ていたような気がします。
大学生の頃はアルトでしたが、ガソリンスタンドでバイトをしていた時
レガシィB4、アルテッツァやアリストなどかっこいいセダンがやって来たときは
本当にわくわくしていたものです。、
この頃から社会人になったら「絶対セダンに乗ろう!」と決めていました。
そんな私が社会人になって数年経ち最初に乗ったのはレガシィB4でした。
これが私が今までセダンを乗り継いでいるきっかけになった車です。
レガシィと言えばツーリングワゴンの方が有名で、あまり車に詳しくない友人に
「へぇ、レガシィってセダンもあるんだね。」と言われたのが良い思い出です。
もちろんリアセンターアームレストの有無は最初に確認しました(笑)
初めてセダンを所有して、まず第一に思ったのが「リアの美しさ」。
リアから見るととても均整のとれた形をしているなと思いました。
これがまさに「車の基本形的」な形なんだろうなと感じました。
後はリアが軽い。
これは絶対的な重さではないのですが、ハンドルを切るとリアがよじれる感覚がなく、
回したハンドルに沿って車体が動いている、そんな感触がありました。
あとは「仕事をしているな~。」という気になります(笑)
やはりスーツを着てセダンに乗っているとなんか一人前のビジネスマンになったような
気分になりました(笑)
ただそれとは逆にセダンならではの欠点も知ることに・・・
それは荷物が載らないということ。
このBLレガシィB4はリアシートが倒れないというのもあるのですが、
大きなものや背の高いものを載せることができませんでした。
なので大きなものを載せるときは
実家の初代スイフトを借りたりすることもありました(笑)
それでも「やはりセダンは良い!」と思わせる魅力がこのレガシィB4にはありました。
ただ不満点は一つ・・・2.0NA+ハイギアードな4ATという組み合わせもあって
少し動力性能が不足だったということです。
そして次に乗ったのは「IS350」
この車に教えてもらったのはハイパワースポーツセダンの楽しさでした。
3.5リッターNA+FRというまさにスポーツセダンのお手本というべき車でしたが、
綺麗なプロポーションとは裏腹にまさに「羊の皮を被った狼」というべき車でした。
登りのワインディングや高速でも思いのままに加速し、
そして思いのままにピタッと止まる・・・
「セダン+ハイパワー+強靱な足回り」という組み合わせ、
いわゆるスポーツセダンの良さ、楽しさを、この車で思う存分味わいました。
ただ荷物の積載量は・・・レガシィB4よりもコンパクトということでさらに悪化(笑)
そしてセダン3台目は、現在の愛車「WRX S4」。
こちらはレガシィB4で味わったAWDの安定感に
IS350の動力性能を組み合わせたような車です。
IS350も直進安定性は悪くなかったのですが、
やはりレガシィB4のAWDの安定感は別格と言って良いほど凄かったです。
雨の高速道路でも何の不安もなく走ることもでき、
さらに4つの足でしっかり路面を掴んでいるという独特の接地感は
すごく安心感がありました。
なのでISを買い換えるときはAWDは必ず候補に入れようと思っていました。
S4、こちらも歴代の愛車同様最高の相棒になっています。
300馬力を発揮する最新の直噴ターボ、そしてそれを受け止めるAWD・・・
ある意味レガシィとIS350の良いところどりをした車、とも言えるかもしれません。
さらに安全なドライブにものすごく貢献してくれる「EyeSight」のおかげで
長距離ドライブでもさらに安心して走ることができるようになりました。
また以前も書きましたがカスタマイズする楽しさもこの車の魅力。
STIのパーツをつけ自分だけの一台を作っていく楽しさがあります。
そして積載性ですが・・・ようやくこのS4から
リアシートが倒れるようになりましたが・・・(笑)
ただ正直それでも積載量が増えたような気はしません。
やはり背の高いものが積載できないからでしょう。
ということで、背の高いものを積まなければならないときは、スイスポもしくは
嫁さんのプリウスにお願いすることにしています(笑)
とこんな感じで私のセダン遍歴を書いてみました。
よく考えてみると3台ともセダンといってもスポーツよりの「スポーツセダン」ですね。
私はスポーツカーが好きですが、ただそれよりも好きなのが
セダンなのにスポーツカーなみの走行性能を備えた「スポーツセダン」。
見た目はフォーマルなビジネスマン、中身はスポーツマン。
例えるなら仕事も凄くできるけどスポーツも得意な人、といった感じでしょうか(笑)
私が永遠の目標としている理想像でもあります。
やはりセダンは効率面ではどうしても他の形の車には勝てないところにがありますが、
ただその分ボディ剛性など走りに重要な部分を強化できるという特長もあります。
それで「スポーツセダン」というジャンルが確立しているのかなと思います。
最初にも書いたとおり、現在日本ではセダンというジャンルはかなり下火ですが、
ぜひとも盛り返して欲しいと思っています。
次の愛車を選ぶときにディーラーで「もうスポーツセダンなんていうジャンルは
日本車ではないですよ~。」なんて悲しいことにならないようにも・・・