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2004年03月21日

現場の実況検分

現場の実況検分 15日の事故が物損ではなく人身になったため、改めて実況検分が行われた。当初、水曜日に行いたいとの連絡があったが、平日は避けられないかと尋ねたところ繰り上げて貰うことが出来、きょうの検分となった。車の修理をお願いしているディーラーのHさんによると、事故係が土日に検分をやるのは異例のことらしい。

 朝9時、所轄の交通捜査係に出頭。相手当事者となったタクシーの運転手さんも診断書を持参してらしたので体の具合を伺うと、まだ少し辛い由。本当に申し訳ない限りだ。
 ディーラーから拝借した事故車両の写真を改めてじっくり見ると、当事車両甲乙ともブレーキをかけながらの追突だったため、下向けにダイブした僕の車の鼻先が、ちょうどタクシーの尻の下に入り込み、突き上げるような感じになったらしいことが推測された。昨日、車に積んだままになっていた車検証や自賠責の保険証を受け取りに(あと、きょうで切れる保険の更改に)ディーラーへ行った際、メカニック担当が推定するには「衝突時の速度は毎時20キロくらいだろう」とのことだった。
 追突する瞬間の僕の記憶では、タクシーの運転手さんはルームミラーで突っ込んでくる僕の車を確認しているのが見えたので、まったく無防備のところに突入してしまったのではないだろうと思うが、それだって1.4トンもある物体に突っ込まれ、突き上げられたのである。まったく無事でいると言うわけには行かないだろう。担当の警察官によると、診断書では全治15日となっていたそうだ。

 さて、実況検分である。
15日の事故直後には、路面にまだブラック・マークが残っていたのだが、交通量の多い目黒通りのこと、しかも昨日は雨が降っていたのである、いまは事故を示す痕跡は見たところ確認出来ない。
 事故係の担当官は、いかにもベテランと言った風情の50歳代男性と、40代の女性、交通整理を受け持った20歳代の男性警察官の3名で、それはそれはてきぱきと検分を進めていく。
 進めていくのだが…当時者になって初めて判ったのだけれど、どうやら検分調書と言うものには定型書式のようなものがあって、検分はその空欄を埋めていく作業と言っていいようなのだった。それは今回の事故が中程度のものだったからかも知れないけれども。

 それと、実際に僕が遭遇した事故の瞬間の状況と、調書に残される記録とでディテールが違う。
 実際に追突が発生したのは検分書に記されている第2通行帯上ではなく、第1と第2通行帯を分ける白線上―もしくはもっと第1通行帯寄りの路上―である。
なぜなら、僕は左に急転舵したタクシーの前方に、2台の車が停止しているのをこの目で見ており、そのまま真っ直ぐブレーキを踏んでも第2通行帯上にタクシーの車体が半分残っている―つまり、レーンチェンジをし終わっていない―ので左にハンドルを切るしかなかったわけであり、更に言えば、白線をまたいでタクシーが斜めに両車線をふさいで停止している以上、制動距離が足りない僕の車には、右車線にも左車線にも行き場所がなく追突するに至ったのだ。
 勿論、あのときの状況でタクシーがきちんとレーンチェンジを出来る可能性は、限りなくゼロに近い。
目いっぱいブレーキを踏んで最短距離で止まる努力をしなければ、中央より車線で突如停止した2台の車への追突が避けられなかっただろうし、事実直進したのでは追突が避けられない状況だったから、タクシーは左に逃げているのだ。
そして、タクシーが逃げた先の左レーンには、急制動した右車線車両の真横で別の一台が道を塞いで停まっているのだ。

 検分に入る前の時点では、そういう状況をきちんと説明する(これは、弁明や弁解をしたいというのではない。何がその場で起きたのか、第1当事者として把握していた状況を正しく伝えようと考えたからである)つもりでいたけれど、これは所詮「可能な限りの回避措置は講じた」と僕が主張したいと言うだけのことに過ぎない。
 そもそも回避措置を講じていようが講じていまいが、現に事故になっている以上、そんなもんは「だからどーした」で片付けられる話だし、担当官が準備していたストーリーと実際の状況のディテールが多少違ったところで事故の全体像に大きな変更が出ることでもない。警察の事故捜査の手法に些かの疑問を抱いたのは事実であるが。

 で、まあ、これで一つの区切りにはなったわけであるが、「被疑者」として扱われている以上、刑訴法の手続きに則り「書類送検」されるはず。多分、その辺の連絡は(起訴されるのでもない限り)僕のところには来ないのだろうけれど、行政処分が残っている。累積の点数にもよるけれど、免許停止かな、という気はしている。
 何より、相手方当事者の一日も早い回復を願うばかりである。
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Posted at 2004/03/22 12:21:17

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