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2004年10月03日

ラ・フェスタ・ミッレミリア2004

ラ・フェスタ・ミッレミリア2004 雨の音で目が覚めた。
今日は、昨年の今ごろも見物に行ったラ・フェスタ・ミッレミリアのスタートである。書物の中の文字や写真か、精々博物館に展示された「資料」の形でしか接することの出来ない往時のクルマが実際に走る姿を見られるとても貴重なイベントだ。
特に今年は、アルファ・ロメオのディスコ・ヴォランテ(写真:クーペとスパイダー)がエントリーしており是が非でも見に行かねばならぬと思い定めていた。それが、朝から雨とは…。

去年はまず明治神宮での出発セレモニーを途中まで眺めてから第1チェックポイントの六本木ヒルズに移動したのだけれど、原宿は撮影がしづらい。
雨も降っていることだし、割り切ってスタート・イベントの見物は見送り、六本木ヒルズに直行する。
昨年は人が鈴なりでカメラポジションの確保もできなかったヒルズ・アリーナはやはり雨のためだろう、人は殆どおらず、恐らく自動車関係マスコミやエントリーしている芸能人(いつもの堺正章、近藤雅彦、西田ひかるら)目当ての芸能マスコミのカメラマン、テレビ朝日ほか主催関係者など多めに見積もっても50人かそこらがいるかいないかの閑散とした有様だった。
ここでカメラを構えてもよかった(撮影の確実性から言えばここはベストである)のだが、去年と同じ交差点に、傘を差して陣取る。やがて所轄警察の警察官が交通整理にやってきたのだが―なにやら見覚えがある。この人、去年もこの位置で整理してた人じゃなかろうか。
そう思っていると、先方も僕に見覚えがあった(去年交差点に張り付いて写真を撮っていたのは僕を含め5人程度だった)のだろう、笑顔で近づいてきた。「雨になっちゃいましたねぇ」「オープンカーが殆どだけど大丈夫ですかねぇ」などと挨拶を交わした。
仕事とは言え、この警察官ももしかしたらイベントを楽しんでいるのかもしれない。(勿論、不審尋問だった可能性も否定出来ないが)

12時15分頃、ゼッケン1をつけたブガッティ・タイプ35が六本木トンネルから坂を下って姿をあらわしたのを皮切りに、ラリー、バンディーニ、オスカなどなど既に歴史上の存在でしかなくなった往年のスポーツカーが次から次へと、ただ事ではない音を轟かせながらやってくる。
ポルシェ356やジャガーXK120での参加が多いのは例年通り。2001年に初めてこのイベントを見に行って以来、毎年見かける同じ車が幾台も走り抜けていく。多少、もう見飽きたと言いたくなる部分もあるにはあるが、アッピア・ザガートのプロトタイプやアウレリアB24スパイダー(ともにランチァ)、ヒーレー・シルバーストーン、フェラーリ212インターなどは何度見ても「もっと見たい!!また見たい!!」と思わせる。昨年はエントリーリストに名前だけがあったサー・スターリング・モスも今年は夫人と一緒にマセラティ150Sで参加していた。

しかし何より今年はディスコ・ヴォランテである。ヴィンテージなどという次元じゃない。よほどの資産を持った好事家のコレクションとか、それこそ博物館にしかない代物だ。屋根なしのスパイダーには堺正章氏。全くこの人、どういうツテがあるのか知らないがエラい車を引っ張ってきたものだとつくづく感心する。いやはや、これを道楽と言わずして何と言う。氏の道楽については毀誉褒貶もあるやに聞くが、どうしてどうして見る人をも幸せな気分にする道楽と言うのは、素敵なものだ。そもそも彼の道楽なかりせば、こんな車をこんな形で見るなんてことは出来なかったのだから感謝しこそすれ、悪く言う謂れなど元よりありはしないのだ。
ところでクーペとスパイダー、二種類のディスコ・ヴォランテには、どちらもなぜか日本のナンバープレートがついていなかったが、ことによるとこれは、今年本場ブレシアのミッレミリアを走ったというイタリア本国のアルファ・ロメオ博物館の所蔵品そのものかも知れない。
まさか日本の当局が1600キロの長きにわたって登録番号のない車の公道走行を黙認するとは思えないので、なんらかの許可申請は出されているのだろう。

例年、しんがりを務める特別エントリーの白いトヨタ2000GTを見送り、やれやれ終わったと帰り支度をしてチェックポイントを覗くと、司会をしていた男性アナウンサーが「まだ4台が到着していません」などと言っている。この雨だし出走直後にトラブルに見舞われたか?などと思いつつ、この際なので人もまばらなヒルズアリーナで待っていると、タイムアウト直前までに全車バラバラとやって来た。要するに道に迷った由。

それはともかくアナウンサー氏、仕事でやってるんなら「ピニンファリーナ」の名前くらいは正しく覚えておいて欲しかった。スポーツの実況でチーム名・選手名を間違えたりはしないでしょう?これって競馬中継で競走馬や厩舎の名前を間違えるくらいみっともないことではないのだろうか。旧い車に詳しくないとか、クルマそのものにそれほど興味がないなんてのは彼個人の事情であって、オシゴトで司会をしている以上言い訳にならない。ちなみに本日の模様は12月11日だったかに番組として放送されるとのこと。まぁ流石に放送される番組でこういうポカはないだろうが。

帰宅後、撮影した写真を確認すると、天気が悪く光量が不足気味だったことから事前に懸念していたとおり、オフピンだったりブレていたりするものが少なくない。ズーミングが間に合わずひどいサイズになっているものもある。それらを削除しても250枚を越す画像が残った。
昨年の失敗を受けて予備のメモリーカードとバッテリーを持っていったのは正解だった。撮像枚数や手軽さの点ではデジカメが勝るとは言っても、カメラの操作性という点では、やはり歴史のあるネガフィルム式の一眼レフにまだまだ優位性があるようだ。
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Posted at 2004/10/04 12:45:04

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