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イイね!
2004年11月10日

よく見りゃ違うが雰囲気が似てる

よく見りゃ違うが雰囲気が似てる 最近、韓国のテレビドラマが大ヒットしているそうで、主演の役者さんたちの来日も相次いでいる。
僕の職場にもこの「韓流」にドップリ漬かっている女性がいて、まるで米国ドラマに出てくるパワーエリートが家族の写真を執務デスクに並べ立てるが如く「ヨン様」だとか「ビョン様」だとかのグラビア写真をピン止めしている。
尤も、このブームの中心にいるのは主として30代以上の女性だそうで、老若男女問わずみんなが好きというものでもないようだ。ちょっとした興味からファン心理むきだしの職場の女性に「どうしてこんなに人気があるの?」と話を聞いてみると、まあ言ってみれば昔ハーレクイン・ロマンスが大流行したのと似たような理由があるように思われた。現実に疲れた年頃に夢見る、憬れのロマンチックな純愛ドラマって奴だろうか。

余談ながら、僕の職場で韓国ドラマに熱を上げている女性はまだ20代半ば。主要なファン層から比べるとぐっと若い。それにしちゃ随分とオバサン趣味だなぁとの思いがふと頭をよぎるが、間違ってもそんなこと言ったら金輪際口を利いてさえくれなくなるので言わない。
尤もこの人、小学生の頃から時代劇が大好きで(「大岡越前」や「江戸を斬る」を語らせると止まらない)大学時代は欠かさずにサスペンス劇場を見ていたそうなので、もともと渋い趣味の持ち主なのかもしれない。

その彼女の机に、なぜかプロ野球日本ハムの新庄剛志選手の写真が貼ってあるので新庄のファンもやっているのかと聞いてみると、憤慨された。「これは、新庄じゃなくてイ・ビョンホンですっ!!」
なるほどちゃんと見りゃSHINJOじゃあない。そうか、これが韓国男優四天王の一角、ビョン様なのか。
それにしても…少なくともパッと見の印象では、本当に新庄に似ている。人気は兎も角として少なくとも美男の類じゃないよなぁ…なんて言うと口きいてもらえなくなりそうなので、これも言わなかった。

随分マクラばかりが長くなってしまった。
きょうの昼頃六本木ヒルズに行ったときに毛利庭園の脇(と言うかテレ朝の車寄せ前)にトヨタの新型車Mark-Xがぽつねんと展示されていたのだけれど、マークⅡ後継のこの車を見て思ってしまったのだ。
「ちゃんと見りゃ確かにトヨタ流の高級車デザインになってるんだけど、パッと見はなんだか随分とBMW5シリーズの印象を持ち込んでるなあ」と。
現行クラウンがメルセデスのSクラスで、マークⅡ後継車はBMWかぁ…と。

立体造型の勉強をしてきたわけではないので適切な語彙を持ち合わせていないのだけれど、ボディパネルの面の見せ方や緊張感の出し方なんかは「モチーフ」のBMWとは完全に別物だ。
そして、こちらはこちらで相当に高度な技術で(好き嫌いは別にして)完成度の高い造型を物にしていると感じられる。
これだけ別の技法を投入して決して猿真似などしていないながら、全体からにおってくる雰囲気を似せられるなんて本当に凄い技術力だ。
これで、造型の基本骨子を他所から拝借するのではなく自前のコンセプトで勝負するようになったら、市場で受ける受けないのリスクは今より大きくなるだろう(他所が既に市場に問うて受け入れられた路線を踏襲するような安パイ切り続けのようには行かない)けれども、向かうところ敵なしのトップランカーとして君臨するんじゃなかろうか。
まこと、大トヨタ恐るべしである。

まあそんな皮肉で偏屈な見方をしなければ、今度のMark-Xは普通にカッコいい。高級車らしい雰囲気にも事欠かない。
最近デビューした日産のフーガと比べても、一つ格下であるはずのマークXの方に軍配を挙げたくなるくらいだ。(個人的にはフーガの商品コンセプトってなんか少し方向性を間違っている気がすることもあるけれど)
この車は、きっと多くの人に好かれてたくさん売れるだろう。

でも僕に関する限り、SHINJOとビョン様の「そっくりさん」御両名がカッコイイかもしれないけどハンサムだとは思えないのと同じように、BMWの5系とマークXはやっぱり色々と好みじゃないのだった。
ブログ一覧 | 日本の車 | 日記
Posted at 2004/11/10 15:04:31

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この記事へのコメント

2004年11月10日 16:40
韓国男優さんと新庄選手との比較から、BMWとマークXとの比較ですか、、、。そうみると、TOYOTAさんは狙ったのかもしれないと、本気で思えてくるので不思議です。

最近のBMWよりはフツーなラインでまとめ、アイキャッチとなる顔(と目)はオリジナリティを(多少無理に)出し、同時に最近ヨーロッパで流行(?)のシングルフレーム風グリルを意識したフロントマスクを与える、、、。(TOYOTA流儀が)すごすぎてなにも言えません。
もちろん、最近の日産の消化不良デザインとはちがって、それなりに消化されたものを感じるのも事実ですが、、、。

それと、アベンシスあたりから感じられる、新しいTOYOTA(EU)アイデンティティのフロントマスク。時流に乗ってるのですが、やはりイマイチ重くて、個人的にダメですねぇ。今度のビッツもあんな感じになるようですし、、、残念。
コメントへの返答
2004年11月10日 21:27
言うほど似てないじゃんとの反論があるだろうことは承知の上なのですが、あからさまな真似ではないにしてもトヨタが外国製高級車のスタイルを想起させるような形に仕立ててきているのは間違いないと僕は思っています。

その前提に立ってのことなのですが、本当にトヨタは商売上手だと舌を巻きます。マーク2のテイストやトヨタ製高級車が持つ共通のカラーからも大きく逸脱せずに、BMWの(時にやや行き過ぎた感もある)先鋭的なスタイリングのニュアンスを取り入れるなんて、並大抵の技量でできることではないでしょう。
それに商品の新鮮さを訴求しつつも、それが市場で消費者に受け容れられるかどうかの博打には出ないで済む。呆れるほどの「あきんど」ぶりです。

本文では詳しく触れませんでしたが、僕が日産のフーガで腑に落ちないのは「運転手付きの送迎車にも使われるような格付けのクルマなのに、ここまでロングノーズ・ショートデッキの古典的スポーツカーのフォルムを採用してしまっていいのか?高級車市場って、そういうニーズが支配的なのか?」との疑問があるからです。
いわゆる車好きには、こういうスポーツテイストは嬉しい演出ですが、あのクラスの車を求める大多数も同じだとは思えないのです。
例えば、スポーツサルーンで鳴らすBMWがこれだけ支持されている理由には「それがBMWであるから」って部分が少なからずあるんじゃないでしょうか。
スポーツサルーンが欲しいのではなくBMWが欲しいのだ、みたいな。

それはともかくとしまして。
欧州トヨタのアベンシスも、なんだかVWアウディのイメージに添い寝をしたようなスタイルをしていて、なんでこう、他人の答案をカンニングして自分の論文を書き上げるような真似をするのかと哀しくなります。
そんなにドイツ車デザインが好きならドイツ企業になっちまえ!!とは言いませんけど、情けないとは思わないんでしょうかねぇ…。
2004年11月11日 8:44
あ、フーガに関してはそうだったんですか。
私は新しい6車種のうち、それなりの完成を見る事ができるのはムラーノくらいだったので、、、。

NISSANは「BMWがいい!」っていう購買動機と同じような感じでNISSANの車を買って欲しいのだと思ってるのだと思います。だからスポーティー(手法には疑問もありますが)に振ってる。また、アクの強い方に振ってる。その結果、それなりのオリジナリティと認知を得られそうなセダンはティアナだけってところがツライですね。(逆のアプローチが目立つ車ですからね)

TOYOTAは不思議なんですよ。
デザイナーは死んでも「アソコのイメージをメタファーに、、、」などとは言わないはずなんですよね。もちろん「記憶の再編集」といった形で、なんらかの影響がある事は解ってるんですが、アベンシスにしろマークXにしろ、そういった考えでデザインを起こしてる訳は無い。だとすると、あの確信犯的デザインのセンスはどこがまとめてるんだろう?って、、、。

あ、またまた意味不明の長文ですね。
刺激されちゃいました。
コメントへの返答
2004年11月11日 12:43
重ねての返信、ありがとうございます。

そうですね、日産が一挙に発表したニューモデルについて「カタチ」に限って言えばムラーノは頭抜けている―というか、他はちょっと何だかなぁって感じがありますね。
尤も僕に関する限り、ToneだったかNoteだったか(どっちかが本チャンの名前でもう片方はコンセプト車の名前なんですが)は、写真で見る限り割と好きです(笑)。

フーガは、ああいう強くスポーツ性を打ち出す路線はアリだと思ってはいるんです。ですがセドリック/グロリアの後を襲うモデルとしてフォーマル・ユース(ハイヤーとか公用車みたいな使い道ですね)需要が大きい筈のモデルが、それでいいのか?と思うわけです。
トヨタのようにマジェスタ/アスリートで需要の受け皿を別に用意しているわけでもないのに。まあ、一介の消費者が首傾げててもせん無いですけども「やわらかい都市工学」から「超感覚」に移行した際スポーツ色を強調したら売上がガタ落ちした経験を忘れちゃったのかなあと。

トヨタのデザインですが、本当にどうしちゃったんでしょうねえ。
最近で一番露骨に「引用」が目立ったクラウンですら公式には、あれはトヨタの独創ですなんてことを抜けぬけと言っていますが―もしメルセデスなかりせば、どんなスタイルの車を作ってきたんでしょうね。
まあ、こんどのMk-Xに至ってようやく「引用」から「暗喩」の水準にまで高まったと言ったところでしょうか。

三菱→マツダと渡り歩いて現在フリーの自動車デザイナー荒川健氏が「本物を買えない人にはトヨタがありますよ」と言うような商売方法だと書いていましたが、他人が時間と金をかけて築いたブランドイメージにタダで相乗りするようなこのやり口、商売の戦略としては中々に小利口なのかもしれませんが、資金力も開発力も、何より販売力が豊かな世界的トップランカーのやることじゃないだろうにと思えてなりません。

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