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2008年05月01日

映画館で『相棒』を見る

映画館で『相棒』を見る 実は水谷豊主演のテレビ・ドラマ『相棒』のファンだったりする。でもって、DVDを全部買い揃えていたりする。だもんで、5月1日からロード・ショーが始まった、このドラマの劇場版はヒジョーに期待をしていたのだった。

 思い返してみると、もう随分と長いこと映画館になど足を運んでいない。ことによると、最後にちゃんと劇場で映画を見たのは、大学時代に女の子とデートに行ったとき以来になるかもしれない。とすると……殆んど20年ぶり!?

 出かけた先は港北NTのシネマ・コンプレックス。昔はこんな総合商業施設は、なかった。だから、そういう娯楽施設のありよう自体が結構新鮮で面白かったのだけれども、知らないと言うことは時に大きな失敗にも繋がる。
 映画『相棒』を期待していたファンはどうやら少なくなかったようで、初日の第一回上映からほぼ満席状態になっていたために「まぁいいや」と最前列の座席を選んだのだが……スクリーンが近すぎるのである。むかし懐かしい映画館なんかだと、狭いハコならスクリーン自体がそれほど大きくないとか、それなりに規模のあるハコなら最前列の先にステージがしつらえてあるとかで「近すぎちゃって困るわ」なんてことはなかったと思うのだが……限られた空間に9つも10ものスクリーンを詰め込んだシネマ・コンプレックスの、これは弊害と言っていいだろう。

 座席選びに失敗して些か浮かぬ気持ちのまま映画が始まったのだけれども、いや、本当に『相棒』だった。長年のファンの人には恐らくこういう言い方で「気分」は伝わると思うし、そもそもこれ以上重ねる言葉もない。大満足だった。
 でも単に満足だったと言うだけじゃない。よくぞ、今の時勢に、あのことを題材に選んだ。テレビ局が関与して制作しているドラマ(映画)で、よくぞこれを取り上げられた。あの時、ああいう風なことが起こったことに腹を立てたのは、多分僕だけじゃなかったと思うのだが、きっと劇場版の脚本を手がけた戸田山雅司氏も、監督の和泉聖治氏も、あのときの怒りを忘れずにいたんだと思う。映画はフィクションだから、それでも最後に「救い」が与えられたけれども、だけど現実は、ね……。

 最終盤、あの大ベテラン俳優が振り絞るように口にした血のにじむような台詞。あれは、本当に忘れちゃあいけないことだ。その場面、じわりじわりと画面がにじんで来てしまって、もう最終盤だったからじきに上映が終わって館内が明るくなるのが分っていてとても困った。
 ああ、騙された。誰だ、劇場版は「お祭りだ」なんて言ってた製作関係者は。市民マラソン危機一髪なんて壮大なガジェットに、すっかり目くらましされてしまったよ。『相棒』が、そんな一筋縄で行くドラマじゃないことくらい、先刻承知だったはずなのに。ああ、また今まで以上に『相棒』のファンになってしまった。

 ちなみに映画の題材になった『あのこと』と言うのは、映画の核心に関わる話なのでここでは明言しないで置くけれども、そのことについて僕はこんなことや、こんなことを書いている。
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Posted at 2008/05/03 22:28:32

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この記事へのコメント

2008年5月8日 0:57
『あのこと』については、全く仰るとおりですね。
建前で言えば「日本国民」であるが故に生命を奪われた事実に対して、政府は猛烈に抗議すべきですし、それこそ交戦権を認めるよう憲法改正までしようとしている与党なのだから、これをきっかけにして戦争にだって持ち込めたでしょう。
(上海事変やら満州事変やら、きっかけは似たような出来事ですし)

今の政治が決して良いとは思いませんが、でも当時のような脊髄反射的な有り様、感情的な政治ではなくなって、少なくともそこだけはマシかな、と感じます。
コメントへの返答
2008年5月8日 11:43
あのときの件については、刑事裁判なんかで言われる「被害者の落ち度」があったことは間違いないと僕も思ってはいます。
しかし、そのことは彼らをまるで犯罪者であるかのごとくに扱い「国を挙げて」謗り袋叩きにしたことを、一切正当化しません。そんなのは集団リンチです。まったく、恥を知れといいたいところです……と、今もって憤懣やるかたなかったりするのですが(苦笑)。

確かに仰るとおり、あの当時ほど情緒的で短絡的なリアクションは減ってきているような気もしますけれども、先々代と先代の政権による、主としてマインドに関わる負の遺産は、いまもって根強く残っているように思います。

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