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惰眠のブログ一覧

2010年05月30日 イイね!

テニヤン?グアム?サイパン?……寝言は寝てから言え

テニヤン?グアム?サイパン?……寝言は寝てから言え原因を正しく認識できていない輩の思い付きなど、問題を解決する一助にもなりはしないという話。

 沖縄に在日米軍の大半が集結している現状を生んだ「発端」は、確かに敗戦後に『沖縄を切り捨てた』ことにあるのだろう。しかし2010年現在、アメリカ太平洋軍の海兵隊が沖縄にいるのは、その「発端」とはあまり関係がない。
 メディアの取材に対してルース駐日米大使やウィラード太平洋軍司令官が何度も話していることだが、アメリカ(軍)が沖縄に執着する理由、それは「地理的条件」による。

 壊れたレコードのようにお定まりのフレーズを繰り返すことしか出来ない、残りカス政党の党首は、グアムだサイパンだテニヤンだと国外移転先の候補を並べ立てるが、あまりにも基本的な事柄を理解していないまったく無意味な「ご提案」には失笑を通り越して不快感しか沸いてこない。

 沖縄に駐留している海兵隊は東アジア全域を活動対象としている。北は(おそらく)ロシア極東あたりから、南は(たぶん)タイ・ミャンマー・バングラディシュあたりを含む一帯だ。そのエリアでアメリカの国益に悪影響を及ぼす軍事的アクションが生じたときに、一刻を争って現地に入り事態にコミットする役目を負っている。そうしてみた場合、沖縄は地理的に基地を置くポイントとしてはほとんど理想的といっていい位置に存在している。

 社民党はテニヤンだのグアムだのサイパンだのが普天間飛行場を拠点とする米海兵隊の移転先になりうるとか思っているようだが、目的地までの所要時間や航空機の航続距離といった物理的な要因から、それらはまったく論外だ。
 連中が言うようなエリアは、日本の諸都市に焼夷弾や原爆を投下するには好適だが、日本列島を飛び越えて大陸を目的地にするには遠すぎる。そんなイロハのイも分かってない連中が、一体、沖縄の米軍基地問題のなにを現実的に解決できるというのか。味噌汁で顔を洗っておとといで直して来い、である。

 実を言うと、東アジア地域全体をカバレッジ・エリアとする米太平洋軍海兵隊にとって、地理的には沖縄よりもはるかに米海兵隊の拠点として好適な場所がある。台湾である。
 だが言うまでもない。台湾には米海兵隊が駐留など出来ようはずもない。そのまま中国と一触即発の事態……を、おそらく通り越すところまで行ってしまう。

 市民運動の活動家や野党の政治家ならば、反対反対とだけ唱えて、あとの具体的対案は政権に考えさせておけばいいのであるが、政権与党の一員になりながら、(敢えて言うが)無責任な市民活動家根性のままでいるから社民党――の福島瑞穂――は極めつけのアホウなのだ。しかもそのことに一向に自覚がない。誰か周りで、問題のイロハのイくらい教えてやる奴はいなかったのだろうか。
Posted at 2010/06/13 02:04:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2010年02月08日 イイね!

それを「リコール」するなんてとんでもない!

それを「リコール」するなんてとんでもない!三代目プリウスのブレーキの話である。

 まず概論。マスコミ報道されているプリウスのブレーキ動作に関する「苦情」の内容は、聞けば大体想像がついた話だが、あれはABSの効き方の「クセ」に原因がある。ABSというのは極論をすれば「ブレーキをかけている最中に、わざとブレーキの効きを弱める」ために付けられた装置だ。

 だから、路面が凍結していたり砂が乗っていてABSが介入するような局面、強い凹凸のある路面で制動をかけるような場面では(セッティングの方針により程度問題はあるが)多かれ少なかれ「ブレーキが効かなくなる瞬間」が発生するのである。

 その結果、場合によっては制動しきれずに追突事故を起こしてしまったり、停止線をオーバーランして赤信号の交差点に進入してしまったりといった不都合を生じることだってある。ちなみに後者のオーバーランは、僕がユーノス500で寒い冬の朝、地下鉄工事中の幹線道路で鉄板を踏んで実際に経験した事例だ。幸いにして事故にこそならなかったものの、ABSが作動しっ放しになってクルマが一向に減速せず、赤信号の交差点がぐんぐん近づいてきて、本当に血の気が引いた。

 次に「リコール」という制度。その手の解説書きをどこかで読めばちゃんと書いてあるが、リコールというのは、車の設計や製造、材質等々に原因して「保安基準を満たさなくなる状態」が生じかねない場合に行うものである。平たく言えば「欠陥」への対応なのである。決して「ユーザーからの苦情が多いから」やるものではない。フィーリングが合わないからといってやるものでもない。

 三代目プリウスのブレーキ“問題”は、敢えて言えば、ABSの制御プログラムの設定が、一部のユーザー(報道によれば国内で100件余、海外でも同じくらい?)にとって、許容限度を超えて、不自然に感じられたという「だけのこと」に過ぎない。ブレーキが動作しないといったような「車の欠陥」の話などではない。そして苦情の件数にしたところで、何十万人、何百万人に上る三代目プリウスのユーザーがいる中での数百件、である。「その程度」の割合での苦情など、どんなクルマにだって日常的に出てきて少しも不思議ではない。

 読みかじった話だが、国交省の側も「ここまで騒動が大きくなっては、リコールを出さない限り収まりがつかないだろう」というような“行政指導”をトヨタに対して行ったらしい。
アホか!と文字を大にして言いたい。制度趣旨にそぐわないことをやらせて、何とする。それも役所が主導して。制度の運用者と使用者が揃いも揃って趣旨から外れたことを、「リコール」という言葉の持つ(世間における)イメージに乗るためにしようとするなんて愚かな迎合だとしか言いようがない。
 これからは製品自体に欠陥がなくても消費者からの苦情が多くなったら、そのたんびに制度の趣旨を外れたリコールを乱発するのだろうか。そんなの、もはや「制度」の体を成さないとは思わないのだろうか。リコール制度の「論理」を有名無実化する覚悟があるのだろうか。

閑話休題。

 回生ブレーキとコンベンショナルな摩擦式ブレーキを併用するプリウスには、実際問題としてブレーキの感触にクセがある。三代目の現行モデルでは、ちょっと試乗した範囲では殆んど気にならなかったものの、初代のプリウスにはかなり顕著に「思ったとおりのリズムで車が減速していない」という不快感ないしは違和感があった。僕がハイブリッド車を色眼鏡で見るようになった原体験の一つだ。
 そういった「違和感」とABS制御の「不自然さ」が相俟ったとき、人をして「もしかしてこれって欠陥なんじゃねえの?!」と思わしめる可能性は、多分にある。

 でも、そう感じる人が、例え仮にプリウスを購入した全てのユーザーであったとしても、それが「欠陥」でない限りは、リコール制度を用いるのは筋違いだ。断固として、自主改修に類する別の有効な方法で対処するのが、制度の趣旨に照らして「正しい方法」なのである。
 欠陥ではない以上、販売済みの分に関しては、「問題あり」と感じているユーザーに対して、例えばクレーム処理(そういう対処方法が、自動車メーカーには用意されているのである)やサービス・キャンペーンで応じることだってできるし、それらの手段でユーザー側に不都合はなんら生じないはずなのだ。

 どーせ9日中にトヨタはリコールを届出ちゃうんだろうけれど、それでも僕は敢えて
「それをリコールするなんてとんでもない!」
文字サイズを特大にして書いておきたい。
Posted at 2010/02/09 03:47:06 | コメント(6) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2010年01月31日 イイね!

「アクセルが戻らない」

「アクセルが戻らない」添付の写真は僕のユーノス500の(だいぶ昔に撮影した)ペダル周りのものだが、話題は当然、アメリカで問題になったトヨタの大規模リコールの件だ。

 レクサス車の運転中に表題のようなトラブルに見舞われ、持っていた携帯電話で警察に緊急通報をしているさなか、そのまま事故を起こし搭乗者全員が死亡するという悲惨極まりない事例がセンセーションを巻き起こしたことは記憶に新しい。1月末時点で言うと、この問題は米CTS社が製造しトヨタに納入していたアクセル・ペダルのアッセンブリーに起因するということでひとまず原因が特定された形となっている。

 ただ、ここに到るまでには「純正オプションではないフロア・マットを敷いた場合、ペダルが引っかかって全開のまま固定されてしまうことがある」なんて“原因”が報告されたり――多分、それが原因となった暴走事例も、実際にあったのだと思う――したために、最終的に車本体の欠陥が判明したところで、トヨタに対する不信がいや増してしまった側面があるようにも感じられる。

 こういう言い方になっているところに現れてしまうのだが、僕は実のところ、連日のマスコミ報道がしかつめらしい顔で、何かしらトヨタの「悪者性」を印象付けようとしているかのごとき傾向には、相当懐疑的だ。

 トヨタの対外的な対応が後手後手にまわったとか、問題発生の原因を「車以外」に求めようとしたのではないかとか、そういうリスク・マネジメントの不手際は確かにある。しかし「車の不具合箇所の特定」、それも再現性の低いトラブルの原因特定というのは、そんな簡単なものじゃない。

 表層に現れる「アクセルが戻らない」という現象が、なにに起因して生じるのか。ちょっと想像してみただけでも、それこそフロア・マットの引っかかりも考えられるし、可能性だけで言うなら車内で飲食していた清涼飲料の空き缶が挟まっていた、なんてことだってありうる。
 ペダルのリターン・スプリングが折損した、とかワイヤーがどこかで引っかかったとか、一部取り沙汰される電子制御系がイカレたのかも知れない、などなどパーツの数だけトラブルの原因は想定しうるのである。機械側の問題ではなく使用者側の落ち度が原因の可能性だってありうる。

 「リコールを出す」となれば、当然のことながら原因箇所の特定と併せて対策も示されなければならないわけで、インスペクションも終わらないうちから軽々に「弊社の製品にどうやら不具合があるようなんです」みたいなことを言うとしたら、それはそれで無責任な話だ。

 某財閥系自動車メーカーが欠陥を隠蔽しリコールを怠りコッソリ修理することすら途中で放棄してしまった「企業ぐるみの犯罪」と今回のケースは、まったく性質が違っている。

 ここに来て看板車種となった三代目プリウスのブレーキの「効き方」に関する「ユーザーからのクレーム」までひっくるめて十把一絡げに問題視する向きもあるが、僕はそういう姿勢には大いに疑問を感じるし、異を唱えたいところだ。
 プリウスの件に関しては稿を改めるが、ああいう「車の(悪い)クセ」の範囲に納まる事柄や、その苦情を受けたメーカーの商品改善を、まるで悪いこと・間違ったことのように報じるマスコミや一部の(専門知識に著しく欠ける)特定評論家の言い分は、それこそ「そっちのほうが間違っている」「不勉強にもほどがある」と声を荒らげたくなるのである。
Posted at 2010/02/09 02:25:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2009年05月15日 イイね!

実に画期的な判決

実に画期的な判決舗装道路というのは平らじゃない。水はけのために、道路中央よりも路肩のほうが低くなっている。これを業界用語では「横断勾配」と言うそうなのだが、その傾きの度合いは一般道路で1.5%、幹線道路だと2%、そして高速道路は2.5%と決められているらしい。

 表題の「画期的判決」というのは、この15日に福岡高裁の陶山博生裁判長が出した判決のことである。陶山裁判長によると「幹線道路には2%の横断勾配がついているので、ドライバーは絶えずハンドルを操作して進路を修正していないと(進路が左に流れていって)縁石に接触してしまう」のだそうだ。

 さて。普通に車を運転している身としては、そして幾らか車の構造についても知識のある身としては、この裁判所の認定には驚愕させられる。陶山裁判長が言うような挙動を示す車があるとすれば、僕に言わせりゃそれは足回りのアライメントが狂った整備不良車である。

 普通に工場から出荷され、普通に点検を受け、普通に車検を通っている車ならば、横断勾配の存在は最初から(設計段階から)織り込み済みなので、それによって車の進路がナナメになってしまうなどと言うことはない。というのが「事実」である。
 第一、2%の横断勾配で車の進路が左に流れてしまうとしたならば、2.5%「も」傾いている高速道路など危なくて走れたもんじゃない。

 で、福岡高裁がこういう「事実と異なる」認定に基づいた判決を下した裁判は、例の酔っ払った福岡市職員(当時)が橋の上で家族5人の乗った車に追突、被害車両が橋から転落して子供3人を溺死させた事件についてのものだった。
 この「事件(事故、とはいい難い気がするので)」を巡っては、危険運転致死傷罪が成立するのかどうかが激しく争われ、地裁は「この事実関係で同罪を成立させるのはムリ」との判断を下した。僕も、情においては容認しがたいものの、法律の条文や事実関係に照らせば、残念ながら同罪の不成立は論理的に正しいと認めざるを得ないと思っていた。

 だから僕は、高裁がどんな証拠評価、事実認定を使って論理的に危険運転致死傷罪が成立すると判断したのかに、すごく興味があったのだ。ところがそれが……こともあろうに「架空の事象」を前提にした『論理』だったとは!事実に基づかないと言う点で実に画期的な判決だが……ダメだろ、それじゃ。

 高裁は、一審で地裁が認定した前方不注視を否定するために、検察側がひねり出したリクツを追認しているわけだが、こんな「ヒンデンブルク号が爆発的な火災事故を起こしたのは水素ガスを使っていたからだ」みたいな事実と違うことを『事実』として扱われては困るのである。
 余談ながらヒンデンブルクがあれほどひどく燃えたのは、浮力を得るために用いていた水素ガスに主因があるのではなく、気球部分の外皮に塗布された燃性の高い塗料――テルミットと同様の成分だと言う話だから「燃えやすい」なんて生易しいもんじゃない――が主犯である。

 あの『事件』に対して危険運転致死傷罪を成立させるためには、もっと別の論理を用意しなくちゃいけない。同罪を適用したいばかりに事実と違うことを前提にして(キツく言えば「ウソ」を根拠にして)裁きを下すのは、司法制度そのものの信頼性に大きな傷をつけることに他ならない。

 どうせ弁護側は上告するんだろうけど、最高裁は基本、事実審じゃなくて法律審だから、多分ひっくり返らないはずだ。でもなぁ……この高裁判決が確定しちゃうと、事実としての自動車の性能に関係なく、法律上は『車は道路の横断勾配のせいで進路がヨレて行く乗り物である』ということになっちゃうんだよなぁ。
Posted at 2009/05/26 00:16:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2008年09月05日 イイね!

まるで最晩年の日本社会党のようだ

まるで最晩年の日本社会党のようだ福田康夫総理総裁の突然の辞任表明を受けて、平河町は大騒ぎだ。
一応、本命と目される麻生幹事長は兎も角として、あっちからもこっちからも総裁選出馬への名乗りを上げる中堅議員が出てきているのだが……勘弁して欲しい。派閥領袖の経験もない、つまり党内の意見調整や政治的駆け引きをこなしてきた経験もないような議員に、内閣総理大臣が結局は務まらない実例を、二度も立て続けに実証して見せた直後ではないか。

テレビ東京の番組キャスター上がりのおばちゃんも随分と偉いところまで上ってきたもんだが、彼女も含め、アイツもコイツも手を挙げる様はまるで、分裂・崩壊したかつての日本社会党の最晩年の委員長選のときを思い起こさせる。

総理総裁たるもの、派閥の長など有力者に後ろ盾になってもらって、その虎の威を借りるような「小物」ではなく、自らニラミを効かせて党の内外を統べることができる実力・人脈がなくちゃあダメでしょうに。サークルの幹事や学級委員を決めるんじゃないんだから。

支持/不支持以前に、こんな「烏合の衆」に成り下がってしまったいまの自民党には、危なくって政権なんか委ねられねーよと僕は思う。政策や政治方針・姿勢が支持できないから、じゃない。そんなレベルに到達していない。
Posted at 2008/09/05 15:39:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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