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惰眠のブログ一覧

2006年10月02日 イイね!

ああ、実に光岡らしい

ああ、実に光岡らしい朝9時過ぎごろ、六本木ヒルズアリーナの脇を通りかかると、なにやら大掛かりな舞台設営が行われていた。陸送のトラックには白と紫の光岡オロチ(大蛇)が全部で3台積まれている。
 ああ、なるほどプレス向けのデビュー・イベントをここで今日やるのかと合点して通り過ぎざまに眺めていると、紫の大蛇が一台、トラックの荷台からするすると降りてきた。多分、惰力で動いているだけでエンジンはかけていなかったと思うのだけれども、これだけあくの強い形をしたクルマが走って(?)いる姿と言うのは、なかなか印象が強烈だ。

 ウェブCGやカービューの記事を見ると、イベントがとり行われたのは日が暮れてからのようだ。仕事が片付いたあと足を向けたら、あるいは現場を見ることができたかも知れないなと一寸残念に思った。尤も、今日はカメラを持ち歩いていなかったので行って見たところであまり意味はないのだが。

 それは兎も角として「ああ、光岡らしいな」と思ったのは、ウェブCGの記事に紹介されている光岡のパンフレット(リリース資料?)の文句。曰く「オロチはファッション・スーパーカー」である。また曰く「デザイン重視のクルマ」「必要最低限の出力のエンジンで、さほど燃費を気にしなくてもいいスーパーカー」「ハンドルも適度に軽く、オートマチックミッションでシフトチェンジを気にしなくてもいいスーパーカー」「パーツ代も、メンテナンス費用も高額にならないスーパーカー」。

 昭和52年頃の、正真正銘のスーパーカー・ブームの洗礼を受けた僕のようなオッサンからすると、それのどこがスーパーカーやねんと関西弁で突っ込みを入れたくなってしまうのだが、僕はもう既にオッサンなので「まぁ、そういうのもアリかもね」と、割と鷹揚に受け止めている。

 だって、見てくれだけ思いっきり気合を入れてみましたなんて、実に光岡らしいじゃないか。流石、ラセードだとかビュートだとかガリューだとか、顔とケツだけ思いっきり変更した車をラインナップするメーカーだけのことはある。
 それに、以前ランボルギーニ・ディアブロにチョイ乗りさせてもらったときの経験で言うと、ああいうホンモノのスーパーカーは、もの凄く持て余す。もちろん、それでこそスーパーカーってものだけど、それは輸入車だから許される部分が大きいと思う。主に国土交通省とか経済産業省あたりから。

 メーカーの言い分は言い分として、僕はこの「ファッション・スーパーカー」って語順が間違ってると思う。「スーパー・ファッション・カー」と言ってくれたほうが腑に落ちる。動力性能がスーパーなんじゃなくて、ファッション性能が(向いているベクトルは兎も角として)スーパーな車――ということは、この光岡オロチ(大蛇)って、いまや完全に絶滅種となったスペシャルティー・カー(クーペ)そのものじゃないか。

 今の時代に、町奴か旗本奴のような異形の車を、スペシャルティー・カー本来の用途である「オンナノコとのデート」に供しようと考える伊達男がどの程度生き残っているか(つまりマーケットがまだあるのかどうか)甚だ疑問だ。
 けれども、そういうマーケティング的は発想なぞどこ吹く風とばかりに、こういうハッタリ一本槍の車を製品化しちゃうメーカーの意気だけは買ってもいいなと思う。――つまりオロチそのものを買ってもいいなとは、僕は微塵も思っていないってことなんだけど。
Posted at 2006/10/03 14:46:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2006年09月06日 イイね!

光岡オロチ(大蛇)撮影会に遭遇

光岡オロチ(大蛇)撮影会に遭遇雨のぱらつく中、昼ごろ六本木ヒルズに立ち寄ると、中央のアリーナに光岡大蛇(オロチ)がぽつねんと置かれていた。遠巻きにカラー・コーンと棒とで囲われていて、自由に近づいて見物することはできないようだったが、一組二組の撮影チームが、熱心にシャッターを切っている。屋根はあるけれども雨模様のため光量が足りなくてカメラマンは辛そうだ。

 天気のせいかガランと人通りのない空間に、何一つ演出を施しもせずただ放置されたようなオロチ。近づいてみると、たて看板に『関係者撮影会』と書かれている。その割には余りにも閑散としているが……と首をひねって、なんとなく事情が想像できた。

 多分、生産型ができたということで富山の光岡自動車本社には自動車雑誌各誌から取材の申し込みが殺到したのだろう。そして、何日か借りっ放しにさせて欲しいとリクエストがあったはずだ。
 ところがナンバーのついた生産試作車はそんなに台数があるわけではないし、発行日や締め切りの関係もあるから、そうそう応じられない。そこで希望する各誌を呼んで、時間を区切って撮影をさせようと言うことになったのではないだろうか。

 光岡側のスタッフもいるのかいないのか、演出をしていないどころか本当に何のホスピタリティもない状態で、囲いの中に足を踏み入れるなとは書いてあったが撮影するなとは書かれていない。カメラを構えても別段注意が飛んでくることもない。
 それならば折角の機会、シャッターを切らぬのも損だと思って、横合いから便乗する形で数葉の写真を撮影させてもらった

 5年前、東京モーターショーで展示されていたときには大変な人垣でろくに全体像を確認することもできなかったのを思い出す。



 そんなわけで、あのときのコンセプトと富山ナンバーのついた今度の量産(試作?)モデルとが同じなのか違っているのかはよく分からなかった。
Posted at 2006/09/06 23:06:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2006年08月26日 イイね!

レクサスLS460展示車

レクサスLS460展示車グッドデザイン賞記念イベント会場の一角に、今度発売されるレクサスLSが展示されているのを見つけた。レクサス・ブランドの筆頭となる車であるにもかかわらず随分と控えめに飾られているのが面白い。

 随分前にレクサス店で聞いた話だと、軒並み1000万円級になるという『新型セルシオ』は、実物を見てみると歴代モデルと比較して随分と控えめな印象を抱く。これ見よがしなところがない。

 確かにパネルの面だとか分割線だとかは素人目にも品位の高い工作やデザインを施していることがわかるのだけれども、随分と地味になったなぁと思う。
 雰囲気は、どうもアウディのA8だとかBMWの7シリーズを髣髴とさせる。うーむ。受注は好調らしいんだけれども、事実上の日本車の最高峰がこれって言うのもなんだかなぁ。
Posted at 2006/08/27 22:39:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2006年08月26日 イイね!

What A Wonderful World

What A Wonderful World目が覚めて真っ先に時計に飛びついた。11時くらいにセットした目覚ましを自分で止めた記憶があったからだ。東京ビッグサイトで開催中のイベントは、午後4時に終わる。どんなに遅くとも3時前には会場に入っていないといけないのに……。
時刻は、午後1時40分だった。

 即刻服を着替え、大慌てで家を飛び出す。有明まで車で30分程度だとは思うが、なにしろ界隈には駐車場がない。全然ないわけではないが、もうこの時間では満車になっている可能性が高い。探している間にタイム・アップになってしまうのはかっこ悪いし、なによりチケットをくれたKahan氏にも申し訳ない。

 結局、周辺の駐車場はどこも空いておらず、自宅を出てから約一時間後ビッグサイトの地下有料駐車場に車を納めた。後は会場まで一目散。Gマーク選定賞品の展示会だけあって、興味深い製品があれやこれやいっぱい並んでいるのだが、残念ながらそちらに付き合っていると閉館までに一番のお目当てにたどり着くことができなくなってしまう。後ろ髪引かれる思いを断ち切って、昔の日本車が並ぶ一角へと足を速めた。

 さて、展示品を見て驚いたのなんのって。
ムックの記事でしか見たことのないプリンス・スカイラインスポーツ(添付画像)だとか市販されずに終わったすばる1500、スズキのフロンテ800セダンなんかが置かれているのである。まさしくWhat A Wonderful World(世界はすばらしい驚きに満ちている!)だ。

 そっち方面の趣味のない人にとっては、別にどうってことのないただの昔の国産車に過ぎないが、残念ながら僕はそういう方面に足を踏み外した趣味を持つ者。
 こういうこともあろうかと思って、でっかい方のデジカメを持ってきた甲斐があったというものである。(成果のほうはフォトギャラリーのここここに二分割で掲載。)

 写真を撮り歩きながら他の来館者の会話を聞いていると、特に車趣味というわけではなさそうな若い人たちに存外人気だったのは三菱500。



 たとえば工業デザインを勉強しているらしいカップルの、女の子のほうが「これ可愛い!いま売ってたら売れるよ!」。男の子は「売れねえよ、こんなの」「えーっ!売れるよォ!これカワイーもんッ!!」。
 或いは軽くヤンキー風なカップルの女の子が「カワイーッ!ねえ、これカワイーよねー?」すると男の子も「うん、これカワイーな」「でしょー?カワイーよねー」……。もう少し豊かな語彙を身につけて欲しいとオジサンは思わずにいられなかったわけだが。
 それはそれとして、もう二度と見ることのできないような車の実物を見ることができた、素晴らしい一日だった。

 ところで余談ながら、このプリンス・スカイラインスポーツのナンバープレート部分には、実際は「NISSAN」の札が下げられていた。
 展示車両は恐らく日産自動車所有の個体なのだろうし、プリンス自動車が日産に吸収合併されたことも事実なのだけれども、どうもちょっと納得がいかない。プリンスがまだ独立の会社であった当時に開発した車なんだから。そこで添付画像では敢えてプリンスのロゴに差し替えさせてもらった。
Posted at 2006/08/27 22:05:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2006年08月24日 イイね!

電動ナマ写真

電動ナマ写真先日コッソリ(でもなかったが)見せてもらった、日本名「マツダ・ロードスター・パワー・リトラクタブル・ハードトップ」とかいう寿限無のように長ったらしい名前の追加モデルが日本国内で発売されると、ようやく公式に発表された。

 そういえばもらった資料には「8月23日に……」と記されていたような気がする。ことここに至っては、撮影させてもらった写真を秘蔵しておく必要もないだろう。当日、店舗でも自由に写真を撮らせて貰ったことだし、特に「公表しないで」といわれたわけでもないし。

 概観上、一番違うのは屋根の仕掛けの部分だけれども、その関係でリアのフェンダーの形状が一部変更されている。今週末あたりは「来て見て触ってマツダのお店」と、どこかの電機メーカーのCMフレーズみたいなのもいいかもしれない。

 ところで、当日デジカメで撮影した画質の粗い動画を自宅PCにインストールした『クイックタイム』で確認していて気づいたのが、ソフトの表示する時間表示を信じるならば、電動ハードトップ開放時の機械動作自体は12秒かかっていない。その前後に発生する、手動でのロック操作を含めて12秒と言う感じだった。
Posted at 2006/08/24 21:57:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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