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惰眠のブログ一覧

2006年02月01日 イイね!

すごいフィガロの思い出

すごいフィガロの思い出先日の仕事帰りに目黒通りで日産フィガロを見かけた。
限定2万台で1991年に発売された車だから、もう15年選手だ。人のことを言えた義理ではないが、よく大事に乗っているものだと感心する。

 フィガロというと、鮮明に記憶に残る1台がある。
時期はもう定かではないけれど、1992年から95年の間のことだったろう。それは、仕事帰りに目黒通りを走っているときに、僕の目の前を走っていた。

 基本的にフィガロは僕の趣味嗜好からは外れた車なので、最初は「ああ、フィガロがいるな」という程度の認識しかなかったのだけれど、少し連なって走っているうちに、違和感が湧いてきた。ベースがマーチ・ターボであるにしても、馬鹿に速いのだ。特に発進加速が異様にいい。

 その頃の目黒通りは、あちこちで道路工事が行われた結果、路面がつぎはぎでかなり凸凹していたのだが、後ろから見ているとこのフィガロ、路面の不整に出会うたびにピョコピョコ跳ねる。まるで強化サスを組んだチューンド・カーみたいな動きなのだ。

 俄然興味が湧いてきたのでさらによく観察すると、フィガロにしては妙に車体の幅が広く見える。夜中のことで暗いから、気のせいかとも思ったのだが、信号待ちで後ろについて停まったとき、その理由がわかった。オーバー・フェンダーを装着しているのだ。
「えええええーっ!」である。しかもナンバー・プレートを見ると3ナンバー登録。公認改造車だった。もしかしたら、エンジンも積み換えてあったのかも知れない。

 一体どんなドライバーが乗っているのかとフィガロのリア・ウインドウを注視すると、またもや「ええええーっ!」。車内にロール・ケージが組んである。見た目は可愛らしいフィガロだけども、中身はバリバリの体育会系じゃないか。

 このフィガロ、前述の通り走り出すと速いので、空いた夜間の目黒通りでは横に並ぶこともできない。どんなドライバーなんだろうと興味津々だったけれど、もう家が近いので確認する間もなくさよならだなあと諦めていたら、僕も使う抜け裏の路地に入って、すぐの自動販売機で停まった。

 停まったフィガロの運転席から降りてきたのは、身長170センチ近くあるであろう、長い黒髪が美しいモデルさんのようなスタイルの女性だった。3度目の「えええええーっ!」だ。
 走り抜けざまに自販機の明かりで見ただけなので顔はわからななかったが、絶対に、ものすごい美女だったに違いない。そうでなければ間尺に合わぬ。

 結局、このフィガロを見かけたのは後にも先にもこの一回きり。ウィンドウズ95の爆発的普及以降、急速に情報流通量の増えたネット媒体でも、この特異なフィガロに関する情報を目にしたことはない。文字通りの一期一会だったわけだ。

 今でも街でフィガロを見かけると「ひょっとしてあの時の3ナンバー車では…」と期待してしまう。オーナーはまだ、あの改造車を維持し続けているのだろうか。
Posted at 2006/02/01 12:33:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2006年01月08日 イイね!

三菱「i」を見てきた

三菱「i」を見てきた三菱自動車が起こした事件のことはひとまず脇に置いておくとして、今度デビューする軽自動車の「i」には、純粋にカタチの点で興味があった。たまたま三菱ディーラーの近くまで行く用事があったついでに、早速展示されている「i」を見物してきた。

 のっけから結論めいたことを言うと、これは面白い。色々気になる点はあるし、多分実際に乗ると「気になる」ではなく具体的なネガとして浮かび上がってくるだろうと想像してしまうのだけれども、それでもこれは面白いと思う。
 まあ、軽自動車規格の枠内に収めるために側面パネルにふくよかさがなく垂直に立ってしまっているのは残念だけども、それは仕方がない。
総合的には、結構、好感している。

 もっとも、その好感の一番の理由はディーラーの営業担当者の熱意とやる気と正直さにあったりするのだけれど。と言うのも、三菱車のディーラーで過去に「お客様に車を買っていただこう」と言う姿勢を感じたことが、僕はいまだかつて一度もなかったからである。
 チョコッと覗いた神奈川県内国道沿いの某店舗や国道外れの某店舗、芝浦本社1Fのショウ・ルームですら、営業スタッフの仕事と言うのは来客を追い返すことだと思い込んでいるような姿勢しか見たことがなかった(東京モーターショーの説明員もそういう態度)ので、これはちょっと新鮮な驚きだった。

 で、スタイルの面白さは一目瞭然なので、気になったことだけ挙げておくと、まず運転席からの前方視界が、静止状態では良くても高速道路なんかだと心理的に少しプレッシャーになるんじゃないかと言う懸念がある。視界そのものが前下がりぽいため、まるで今から急坂を駆け下りるジェット・コースターの最前部に陣取っているような印象を受ける。

 それと、異径タイヤまで採用してわざわざRR(メーカーはリア・ミドシップ等と言っているようだが、販社は素直に「サンバーと同じリア・エンジン」と言っている)にした点にも疑問符がつく。

 それはともかく、スタイリングの点で一番気になっていたことをズバリ聞いてみた。「前後のタイヤ・ハウスと言うかフェンダーの形、随分とスマートの印象に重なりますね?」と。
 これについては実に正直な答えを戴いた。あらまし、このスタイルはもともと、2000年ごろに日本国内専売の「スマートの4座席軽自動車版」のイメージで開発が始まったものだと言う。似ていて当然、ということだ。
 しかし、当時大株主だったダイムラー・クライスラーが「スマートと需要が食い合う恐れがある」として企画を却下したので、彼らが資本撤退するまで作れなかったのだそうだ。

 実際、前回2003年の東京モーターショーでも、これのコンセプトは出展していたと販売担当者は言う。印象がほとんどないので、家に帰ってから当時のデジカメ写真を見返して見ると、なるほど仰る通り。僕のキャプションにはただ「三菱・コンセプト」とだけ書かれた「i」のデザイン・プロポーザルがあった。


 05年東京モーターショーの三菱ブースには、D-4コンセプトと名づけられたデリカ・スターワゴン風のモックアップも飾られていたが、これもパジェロ同様、ダイムラー・クライスラーの資本撤退によってモデル廃止リストから復活させることが出来たものである由。そのことを語る販売員氏の瞳は熱っぽく輝いていた。

 まあ…進駐軍の意向で製造禁止された製品を復活させられるぞと喜ぶ気持ちも分からなくはないのだが…冷静に考えて、そんなにラインナップをあれこれ抱えて大丈夫なのか、ホントに。
Posted at 2006/01/09 15:22:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年12月28日 イイね!

レクサスISって…いいかも

レクサスISって…いいかも横浜から戻ってきて、まだ日が高いのでもうちょっと遊ぼうかと考えて思いついたのがレクサスIS見物だ。
 幸いにしてと言うべきか、ちょっとした過去の経験が原因で敷居の高い店や社会的地位の高い人などが相手でも全然気後れしないという可愛げのない性格になってしまったので、歴史と伝統はないが格調だけは高い小売店なんて言うのは、格好の暇つぶしネタなのである。

 前に一度覗いたレクサス目黒は、公の検査機関が28日まで営業している関係上、今日が仕事納めだと言う。前回僕についた営業マンの青年は、ほとんど芝居がかっているくらいに慇懃な物腰であったのだが、今日店番をしていた男性(それでも僕より7~8歳は若いだろう)は随分と砕けた調子で、レクサスの接客マニュアル準拠でこれは大丈夫なのかと、こっちが冷や冷やさせられてしまった。

 彼の対応が客に対して失礼があるとかそういうのでは全然ないが、ただ余りにもフランクかつ正直に過ぎるのだ。はっきり言ってしまうと「車が好きなお兄ちゃん」である。
 閑古鳥の啼く店内で、今後のハイブリッド・レクサスやSUVの商品展開計画だとか、メルセデスのお客さんを振り向かせるのは殆んど不可能だがボルボやプジョー(店舗が近接している)の顧客は取り込めそうだとか、きっと上司が聞いてたら悪い査定をつけそうな話を色々してくれた。
 まあ、正直なところ余所行きの顔で客に対するレクサス式よりも、僕はこのお兄ちゃん式の客対応の方が肌に合うのであるけれども。

 んでまあ、レクサスISなのだが、僕は「これ、いいじゃない?」と思った。確かにスタイルを見ると、ああBMWを思いっきり意識してるなーとか、アルファ156のアンダーボディの造型って業界全体にインパクトを及ぼしたんだなーとか、まあ言おうと思えば言えることは少なくない。
 ないのだけれど、同時に「だから、どうした」とも思えてくる。これだけ十全の商品として成立しているのだから、多少スタイリングのテイストがどうだとか疑問符があっても、構わないんじゃないのかと。

 さらに、乗ってみると、中が狭いとか、トランクが小さいとかスカットルの高さ(フロント・ガラスの下端)が滅法高くてトーチカに篭城してるみたいだとか、リア・シートは足の置き場がないとか、左前方の見切りが絶望的に悪いとか、昔のユーノスコスモみたいにキーを抜くと格納位置に戻るステアリングはやりすぎじゃないのか、他にも色々言いたいことは確かに一杯ある。

 でも、それすらも「まあ、いいんじゃない?」と鉾を収めたくなってしまいたい気にさせる妙なオーラを、この車はまとっている。GSの時は「なんだかなぁ」と思ったものだけども、ISは好感している。
 まあごく大雑把に言うと、GSよりもISのほうが設計開発段階からレクサス的本気度が高かったと言うことらしい。

 トヨタが本気になるとこういうのが作れちゃうんだなー、これじゃあ生産力・商品力・営業力等々の総合力でトヨタに太刀打ちできる自動車メーカーなんて世界中捜してもないわなー、なんてことを漠然と考えながら自分の車に戻った。
 お見送りに来た男性の前で、ワンタッチの幌をストンと降ろすと、世界最強の量産車を売る彼が「これは凄い!」と、その幌のつくりに目を丸くしていた。もう、トヨタ以外の自動車メーカーは、こういう小技の世界、一芸入試みたいな分野でお客の心をとらえるしかないのかもしれないが…きっと、トヨタなら同じことをもっと上手に商品化しそうで、そこがまたオッカナイのであった。
Posted at 2005/12/30 23:46:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年12月10日 イイね!

ダットサン・シルビアが来た!!

ダットサン・シルビアが来た!!以前の日記で「一度だけ、この車が走っている姿を都内で見かけたことがある。」と書いたダットサン・シルビア。それにまさか再び見(まみ)えることができようとは夢にも思わなかった。

 近所にある7階建ての高層スーパーマーケットの地下駐車場に車を停め、財布などゴソゴソ捜していたら威勢のいい太い排気音の車が近づいてきた。
 「いじった」車の音ではなかったのでちょっと興味を引かれて顔を上げると、ちょうど目の前をクリスプ・ルックの車体側面が横切って行く所だった。
 見ているとメルセデス・ベンツAシリーズの隣に停まった。特に上背の高さのせいもあるのだろうけれども、シルビアは本当にちっちゃい。山椒は小粒でぴりりと辛い、そんな感じの対比だった。

 んで、こういうOnce In A Life Timeみたいな時に限って、ちゃんとしたデジカメは修理に出ていたりするのだった。まったく、先日のプジョー205ターボ16のときといい…。恨むぞ、ソニー…。
Posted at 2005/12/11 01:44:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年10月20日 イイね!

もしかして北米マツダのデザイン・アイコン?

もしかして北米マツダのデザイン・アイコン?この週末から始まる東京モーターショーの一般公開を前に、各種メディアを通じて出品される車の情報が大量に流れてくる。
 まあ色々思うことはあるけども、ここで記事にするのは実物を見てからにするつもりなのでいまは見てるだけにしておくが、ひとつだけ、どうにも引っかかった車がある。マツダMPVだ。

 MPVは最初、ルーチェのプラットフォームにミニバン状のうわものを架装した北米市場専売モデルとして登場した。その後、バブルの波に乗ってはるばる太平洋を渡り、本革シートだのなんだののゴージャス仕様をまとった高級車として本邦に逆上陸したものの、当時はロクに注目されなかった車だ。

 要するに、ロードスターやRX-8と同様に、アメリカ人に売ることを主目的として開発された車だと、あらっぽく定義づけることができる。
 で、表題の添付写真は既存型のMPVなのだけれども、新型の巨大写真(本当にものすごくデカイので開く時には注意)を見てアレッと思った。
 前フェンダーに、RX-8およびロードスターと同じ意匠を採用しているのだ。

 そっかー。ロードスターだけじゃないのかー。と思うと同時に、北米重視のマツダ車は今後、みんなこの意匠を取り入れてくるんじゃなかろうな?!と少し不安になる。とりあえず、新生マツダのラインナップの中ではアテンザ(MAZDA6)が最も最初に代替わりを向かえるだろうから、その2世代目がどうなっているかを見てみないことには何とも言えないのだけれども。
Posted at 2005/10/20 21:27:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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