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惰眠のブログ一覧

2005年09月18日 イイね!

3代目の手動変速つき

3代目の手動変速つき昼過ぎ、携帯電話が鳴った。電話の主は行き付けのディーラーでお世話になっているHさん。試乗車に6MTのロードスターが入ったから、よければ乗りに来ないかとのお誘いだった。
 前に試乗したのは6速自動変速付きのモデルだった。この出来具合ならオートマでも十分だなあと思っていたが、せっかく本命のMTがあるのならば、乗ってみない手はない。ベランダに干した布団を取り込み、いそいそと大田区の店へと出かけることにした。

 店頭には、真っ赤なロードスター。なるほど6速手動変速機がついている。促されるままに運転席に収まり、シートを合わせてペダルやレバーの具合を確認する。
 まず、シート調整の動きがカッチリしていることに感心する。とてもいい感じだ。クラッチペダルが思いのほか軽い。ブレーキやアクセルのペダルも軽いけれど、暖簾に腕押し的な頼りない軽さではないのが嬉しい。

 さっそく走り出して、すぐに「おや」と思った。クラッチの断続に、全然神経を使わない。当たり前のことのようだけれども、以前友人に運転させてもらったMTのアテンザが、どこでクラッチが断続するのか踏み込み代が分かりづらくて難儀したことを考えあわせると、とてもキチンと作られている印象がある。

 4気筒のエンジンも(音はともかくとして)具合がいい。あとで出力は170馬力らしいようなことを雑誌記事で読んだが、昔のロールズ・ロイスみたいに「Sufficient(=十分)」で事足りるような按配だ。 それに、アクセルの踏み込みやブレーキの踏み込みに対して、こちらが求めただけの仕事をピタリと要求どおりにこなす感じが気持ちいい。
かなり真剣に欲しくなる。
 6速手動の1段目は相当なロー・ギアードで、街乗りで使う分には発進時専用に近い。2速発進でもいいかもしれないくらいだ。実際、エンジンはよく粘って、いつもの試乗コースから少し外れた住宅地を遅いファミリーカーの後について流した時、3速で回転が落ちても愚図ることはなかった。隣に乗るHさんによると、うっかり3速発進してもエンストしないそうだ。まあ、排気音の音質は…こんなものでしょう。

 オートマでも十分だと思っていたけれど、マニュアルに乗ってしまうと、やっぱりオートマじゃ物足りない。変な言い方かもしれないけれども、オートマだとクルマがなんか勝手にやってるようで「エンジンを感じない」のだ。やっぱりクルマはマニュアルに限るねぇ…なんて。

 ユーノス500を買ったときは、一にも二にもスタイルに一目ぼれして欲しくなってしまったのだけれども、3代目ロードスターは運転することの気持ちよさ(楽しさ、とは敢えて言わない)ゆえに欲しくてたまらなくなるところがある。初代のユーノス・ロードスターのようにノーミソが空っぽになるような痛快な楽しさはないけども、逆に僕にはその「程々さ」がいい。

 試乗の途中で、是非一度試してみたかったことを実行に移した。信号待ちのタイミングでの、幌の上げ下ろしだ。展示車両でのレッスンは、とっくに済んでいる。実際にやってみると実に簡単。電動トップの動作時間がどうとかカタログでうたうクルマを鼻でせせら笑うくらい短時間で開閉が終わる。うわぁマズい。ものすごく欲しくなってきたぞ。

 ディーラーを後にしてユーノス500で家路を辿る。うーん。自動車としては、もう全然比べものにならん。500はとにかく色々とユルい。悪い言い方をすれば、何から何までしまりがない。けれども、このユルさは心地がいい。
 穏やかで、ドライバーに覚悟を求めない。無闇に緊張感を高めることがない。だから、今度のロードスターを相当程度に欲しい欲しいと思っている一方で、やっぱり500を手放すつもりもないのだった。増車?それは禁じ手だと思う。


※2007年2月追記。
これを書いた時点では思うところあって明かさなかったけれども、実はこの日、試乗が終わった後そのまま商談に突入、3rd Generatino Limitedの赤が販社の在庫にあることが判り、購入申し込みをしてしまった。
衝動買いといえばその通りなのだけれども、自分でもどこかそうなる予感はあって、電話で「試乗しに来ない?」と誘われたときにはわざわざ実印を用意してからディーラーに向かったのだった。
Posted at 2005/09/18 20:42:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年09月03日 イイね!

レクサス店を見物

レクサス店を見物新型のロードスターを見に行った帰り道、ついでに話題のレクサス店の接客がどれほどのものかを体験してみようと思い立ち、目黒通り沿いのディーラーに立ち寄った。車寄せ(駐車場なんて言葉は似合わない)に入る歩道には誘導員2人がいる。うわぁ、こんなの自動車屋じゃないよぅ…と呆気に取られつつエントランスホールに乗りつけると、平置きのスペースにプジョー205ターボ16が停まっているっ!!
 ここがレクサス店でなければ慌ただしくカメラを取り出して、いそいそと写真を撮るところなのだが、哀しいかなここはレクサス目黒。一流ホテルのドアマンやマネジャーみたいな服装をしたスタッフが、慇懃な所作でワラワラと群がってくる。とてもじゃないが、写真など撮ってる状況じゃなかった。チッ。レクサスの新型車なんかよりプジョーの方が見たかったぞ。

 なーんてことは脇に置くとして、優雅な振舞いとやらを徹底して仕込まれたに違いないドアマンに導かれ、豪奢な店内に入る。1Fフロアには、ソアラ改めレクサスSCが1台だけ華麗に展示されている。なるほど、これはレクサスのブランドで売ってこそ華と映える車だったのだなと合点しつつ、目的のGSの姿がないことをいぶかしむ。
 聞くと「2階のほうに3台展示してございます。どうぞごゆっくりご覧ください」との返答。1Fに詰める6人ほどのスタッフ全員の、礼を尽くしたお見送りを頂戴しつつエレベーターで2階へ。

 2階には350と430二種類のGSがゆったりと並べられている。室内の空間に、これでもかというほどの余裕があるから可能なのだろうが、置いてある間隔も、微妙にたがえた車の向きも、何から何までよく考え尽くされている。まるでホテルなどで執り行われる新車の記者発表みたいな神経の使い具合だ。まあ実際、そういう演出で営業をしようと言うことなのだとは思うけれど。
 僕についた青年にあれこれ話を聞くと、なるほど商品知識も競合製品もしっかりしていることが短い応答の中でも十分に分かる。接客のマナーに至っては赤坂プリンスかホテル・オークラかと言う程だ。むしろレクサスのほうが二枚くらい慇懃なくらいである。

 BMWの青山ショウルームで似たような経験をしたけれども、あちらは明らかに「車の商談をする」と言うことがスタッフと客の両方に共通認識として存在した。つまり同じような接客をしても、BMWではごく自然に身についた当然の所作と感じられ、したがってこちらも要らぬ神経を使ったりはしなかったのに対し、こなたレクサスではよく教育・訓練されているのは確かなのだけれども、その所作が必ずしも板についておらず「演じている」感が垣間見えるのだ。

 ああ、それでGSだ。
ひとことで言って、高級車。もはやアリストとは別物の、BMWの5シリーズやメルセデスのEクラスと正面対決する高級車になっている。ただし主戦場は日本じゃなくて北米マーケット。内装ほかの装飾的演出もアメリカ人に好まれそうな雰囲気だった。
 だから顔つきがちょっとプロナードっぽいなぁとか、4800ミリを超える長さがあるのにリアの居住性が随分と悪いなあとか、そう言うことをマジメに話す車じゃあ、多分、ない。方向性としては恐らく、メルセデスのCLSに似ている気がする。
 エクステリアは好きなタイプの造型じゃあないけれども、よく練ったデザインだなあと思う。斜め前方から見たときに、車体後半部分の見え方が昔のルノーのコンセプト「イニシアル」ぽかったり日産ティアナ風だったりはするけれども、高級っぽい風合いはよく出ていると思う。
 でも僕ならBMWの5シリーズを選ぶ。特に、後部座席に座った人間に与えられる空間の設計、そういうところに現われる作り手のマインドが、BMWのほうがキチンとしていると感じるからだ。

 でもまあ接客マナーは凄いの一言に尽きる。カタログをリクエストすると、本当にホテルのロビー然とした喫茶コーナーに案内され、コーヒーなど頂戴しつつ待つことしばし、所望の品を携えて現れた先の青年は本当に片膝ついて恭しい仕草で僕にカタログを渡した。
 コーヒーを飲みながらしばらく優雅にカタログを眺めた後、もう一度実車を見に喫茶スペースを離れると、壁際にスタンバイしているスタッフが、バスケット・ボールのゾーン・ディフェンスのように隙なくお客様に付き従えるようポジショニングした。
 先に来店していた親子連れがエレベーターに乗り込むと、扉がすっかり閉まるまで最敬礼でお見送りしていた。ニューオータニでも見られないような光景である。

 金色にメッキされたお車預かり番号札を車寄せのスタッフに手渡すと数分後、機械式のパーキングからサービススタッフの運転で僕の車が現れた。まるでマクドナルドのような無料の笑顔を満面にたたえた彼から車を受け取り、車寄せ要員5~6人の最敬礼のお見送りを受けて店を辞去した。
 正直なところやり過ぎとの思いはあるし、それ故に戯画めいた印象さえも受けたけれども、これは商売のスタイルとして面白いと思う。あの過剰なまでの接客で遠のく客足があるかも知れないが、クルマというハードウェア以上にレクサス・ブランドというソフトウェアを買う客も、きっと少なくはないだろう。
Posted at 2005/09/03 22:59:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年09月03日 イイね!

3代目ロードスターにチョイ乗りした

3代目ロードスターにチョイ乗りした行き付けのディーラーに遊びに行って、さっそく3代目ロードスターの試乗車をチョコッと運転させてもらってきた。用意されているのは6速AT車と言うことで、初代ロードスターのAT搭載車の記憶が甦って一瞬うめき声を上げそうになったけれど「信じられないくらい、いいAT」との言葉を信じて見ることにした。

 乗ってみてびっくり。トルコン式のATでは殆んど当たり前のようなダルさが、これっぽっちも感じられない。すこぶるダイレクト。ATフルードを攪拌しているうちにトルクがどっかに抜けて行っちゃうような感じが全然しない。
 これならクラッチ付きの手動変速機に執着する必要はないとさえ思う。いや、トルコン式のATでこれだけきっちりしたものが作れるなら、ロードスターだけでなく是非とも全車に採用してもらいたいものだ。
 操作系の感触では、この車くらいペダルの反力があるのが適切だと思う。今の乗用車は、どれもこれも無闇に軽すぎる。
 ステアリングの感じは、今ひとつ肌に合わなかった。キャスター・アクション(ハンドルを切った状態から勝手に直進に戻ろうとする働き)が少し弱く鈍い感じ。それの裏返しなのか、切り込んでいくときの手応えも何となくナマクラな印象だった。でも、そんなのは些細なことだ。
 屋根がないくせにユーノス500よりしっかりしているし(笑)、運転していて小気味いい。実に爽快。

 ホントにちょびっと乗っただけなのだけど、なるほど原点回帰をうたうだけのことはあった。初代のユーノス・ロードスターに最初に乗ったときのように、ウヒョーと歓声を上げにやけた顔のままで運転しつづけてしまうことはなかったけれど、あの感激をずっとソフィスティケートしたらきっとこんな車になるんだろうと、素直に頷くことができる。

 店に戻って、屋内に飾られている鈍銀色のロードスターをじっくり観察したり写真を撮ったり(フォトギャラリー参照)シートに座ってあれこれいじりまわしたりする。タン内装のプラスチック部分は、「これはあんまりじゃないか」と言いたくなるような質感だけれども、とにかく幌がすごくいい。
 運転席に座ったまま幌の開け閉めを試してみたが、これなら信号待ちなどでほんのチョコッと停車した隙にオープンとクローズドの変身がたちどころにできてしまう。

 夜の裏通り、信号がいま赤になった、背後のボタンを押して畳まれた幌のロックを外して手際よくクローズに――なんて状況をイメージしていたら…まずい。非常にまずい。自分がこのロードスターを所有しているイメージが、ものすごく鮮明に脳裏に浮かんでしまった。
 見積りを出してもらったら、その場で契約書にサインしてしまいそうな気がしたので、そんな自分が恐くなって退散した。
Posted at 2005/09/03 21:22:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年07月27日 イイね!

もしかしたらレクサスGS

もしかしたらレクサスGS台風7号が来るぞ来るぞという天気の中、いつも通りの時間に職場をあとにした。台風上陸で公共交通機関が混乱することに備えたためか、朝はもとより帰りの時間の道路も、行き交う車の数が普段の2割増の感じがする。

 混雑を嫌って抜け裏を使い、再び幹線道路に戻ろうとしたとき、直交する太い通りにちょっと見覚えのない、白い新しいセダンがいるのが目に入った。
 パッと見の感じはマークXぽくもあったのだけれど、そうではない。と思う。ちょうど、来月末に開店するレクサス碑文谷店からすぐのところだ。だとすると、これはもしかして、レクサスGSではないだろうか。
 よくよく観察する間もなく、信号でちょっと引っかかっただけらしいその白いセダンは走り去ってしまった。

 レクサス碑文谷の店舗は、きょうもショウ・ウインドー全面に目隠しのカーテンが降ろされていて中の様子は寸毫も窺えない。でも、プレスリリースのあった26日には、スタッフがテスト・ドライブに出ていても不思議じゃないような気もする。

 それにしても写真を撮りそびれたのが実に残念だ。日曜日にはプジョー205ターボ16(ホンモノ!!)を目の前にしながら、みすみすシャッターチャンスを逃したし、ちょっと反射神経が鈍ってるかも知れない。
Posted at 2005/07/27 13:42:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年07月26日 イイね!

エンブレム商売

エンブレム商売8月30日からいよいよ日本でもレクサス店が稼動するけれども、そうなると写真のようなエンブレム屋さんは商売がしにくいんじゃなかろうか。
 まあ、レクサス店正規ディーラーのことだから、正統なお客様(=当店でお車をお買い上げいただいたお客様)じゃない一見さんが「バッジ売ってくれよぉ」なんて来店しても丁重にお断りしちゃうような気もしているのだけれども。

 ちなみにこのお店、碑文谷に開店する本物のレクサス店から車で5分ほどの近さに立地している。商標権とか意匠権を盾に迫られたら立場、弱いだろうなあ…。
Posted at 2005/07/26 19:52:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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