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惰眠のブログ一覧

2005年03月28日 イイね!

トヨタの原点回帰(笑)

トヨタの原点回帰(笑)トヨタ・クラシック(1996年)を原点回帰と呼んでいいものやら自分でも疑問に思うが、今のトヨタ自動車の前身にあたる豊田(とよだ)自動織機製作所自動車部が作った最初の乗用車であるトヨダAA型を、現代に甦らせたようなクルマだから、まあいいか。

 ハイラックスのフレームを流用して100台だけ作られたと言う話だが、確か800万とか1000万とか兎に角とんでもない値段がついていたように記憶している。
 憧れのクルマかどうかは横に置いておくとして、こんな珍しいものをまさか路上で見ることが出来るとは…まあ東京に生息するクルマの多様性を喜ぶべきなんだろう。

 ところで愛知のトヨタ博物館1階エントランスに展示されているAA型は、トヨタ・クラシックとは違って正統なレプリカ品だ。この一品ものをリプロダクトした当時、新聞か雑誌で紹介された記事を読んで驚いたのだけれど、たしか完全な図面がもう残っていないとかで、当時の写真から寸法を割り出したり昭和11年当時に実際にAA型を作っていた職工さんに取材したりして再現したらしい。
 そしてこれもうろ覚えなのだけれど、エンジンのシリンダ・ブロックだったかトランスミッションとの継手部分だったかが、今の設計の常識で考えれば潤滑油がだだ漏れになるような構造だったのに作ってみたら大丈夫だったなんて信じ難い話もあったらしい。

 過去の名車を今の技術でリメイクしたら…なんて夢想に対する、これが一つの答えなのかなぁなんてことをボンヤリ思った。
Posted at 2005/03/29 02:06:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年03月22日 イイね!

バブルの徒花オーテック・ザガート

バブルの徒花オーテック・ザガートステルビオの名前は瑞伊国境にある、風光明媚なアルプスの峠からつけた。エクステリアや内装のデザインは、イタリアの老舗カロッツェリア「ザガート」に委ねた。中身(機械)は、日産自慢の高級パーソナル・クーペ「レパード」の物を用い、「日本のカロッツェリア」とも呼ばれることがあるオーテック社がフレームや足回り、そしてエンジンまでチューニングした。新車価格は、確か1870万円。
―これはもう、絵に描いたようなバブルっぷりである。

 価格設定から見ても、元々数を売るようなクルマじゃあないことは分かるが、それ以上にステルビオは売れなかった。そもそも殆んど宣伝してないんだから、売れるわけがない。たかだか16年前のクルマだけど、この車の存在すら知らない人のほうが多いんじゃなかろうか。まあそれでも買う人はいるわけで、従って添付写真のように今もって現役の個体も存在する。

 しかしオーテック・ザガートのステルビオって「悲運の名車」と言うよりは、むしろ「幻の珍車」と呼んだ方が余程しっくり来るところが哀しい。なんだか藤岡弘、の探検隊が探しに行っちゃいそうだ。それでもこの車が出たことで「ザガート」の名前は、それ以前よりも広く知られるようになった。…多分。
 でも、それがいい事だと素直には思えなかったりもする。だって、このカタチは凄すぎる。著名カロッツェリアのイメージを簡単に表現すると、例えばピニンファリナは「華麗」、ベルトーネは「端正」と言った具合になるのに対してザガートは「露悪的」と言わざるを得なくなっちゃう感じで。まあ、概ね80年代以降のザガートは、そう言われても仕方ないモンばっかり出しているのだけれども…。
Posted at 2005/03/22 23:07:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年03月17日 イイね!

73式小型トラック~戦国自衛隊、再来~

73式小型トラック~戦国自衛隊、再来~名前は同じ73式小型トラックだけれども、いま陸自が使っているのは三菱パジェロをベースにした車両(画像)だ。ジープは遠くなりにけり。
最初にこのパジェロを見たのはもう7年くらい前のこと。確か、山に入ったまま消息の分からなくなった子どもの捜索(子どもはあとで無事発見された)に陸自部隊が協力したとき、情報連絡用途で出動していたのを見たのだと思う。えらくスマートでカッコよかったのが印象に残っている。

 2005年は映画「戦国自衛隊」再来の年である。
半村良のSF小説を最初に映画化したのは角川だっただろうか。千葉真一が主演したのだが半村氏自身も合戦シーンにモブで出演していて大変上機嫌だったらしい。戦国絵巻の只中をヘリが飛び装甲車やジープが駆け巡る情景は確かにセンスオブワンダーだった。
 ただ、半村氏の小説から入った僕は、結末部分のどんでん返しが割愛され、単純化された異色アクション作品になったしまった映画にかなりガッカリしたことを覚えている。ラストの部分に「お話」としてのセンスオブワンダーが凝縮されていると思っていたからだ。脚色と言うより改変、原作と言うより原案だよなぁなどと感じたものだ。

 で、今度は東宝がリメイクして「戦国自衛隊1549」が上映されることになっているのだけれど、こちらはもう最初から原案・半村良,原作・福井晴敏とクレジットしている。うーん…原案ねえ。
 それはつまり、自衛隊の一部隊が戦国時代にタイムスリップして云々と言うフレームワークだけ頂戴して、全然別のお話を仕立てますよって宣言だよなあ。ダマテンで作ったら著作権の侵害って言われるから原作権の確認だけは怠りなく対策しましたよってことだよなぁ…。と言うのは穿ちすぎか。

 今度の「戦国自衛隊」に登場する73式小型トラックは無骨なジープじゃなくスマートなパジェロになる筈。トヨタのメガクルーザーなんかも出てくるのかな、などと筋書きとは全然関係ない部分でちょっと興味が膨らむ。
 既にストーリーについてもティザーが始まっていて、導入部あたりの筋書きを知ることができるのだけども、ゴジラ映画にスーパーXを登場させたり、メカゴジラを人間側の対ゴジラ兵器の切り札にしちゃったようなにおいがそこはかとなく感じられて、なんだか良くも悪しくも「東宝だなぁ」。
 まあ、半村良の「戦国自衛隊」はもはや原案に過ぎないのだから、フツーに面白ければ、それでいいんだけど。
Posted at 2005/03/17 14:09:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年02月27日 イイね!

自信満々プレマシー

自信満々プレマシーメーカーがアンケートを実施した。
「ミニバンに一番求めるものは何ですか?」答えは「シートアレンジ」だった。
メーカーは重ねて質問した。「実際に買って見て一番使わない機能は何ですか」答えは「シートアレンジ」だった。

 こう書くとまるで小噺だが、実話なのだそうだ。今度のプレマシーは、そういう矛盾しまくった市場に向けてマツダが売り出したファミリーカーだ。
 恒例のMRY説明会にはプロジェクト・マネジャーの桑田義正氏、チーフデザイナーの田畑孝司氏らが顔を出した。「開発主査」ではなく「プロジェクト・マネジャー」と言うのが、なんだかいかにも、アクセラと共用のモジュラーを他用途に転用しましたって感じがして面白い。
 そういう肩書きの違いによるものなのか、過去にMRYで公演した「主査」たちがどこかしら破天荒でべらんめい調の雰囲気を漂わせているのに対し、桑田氏が随分と謹厳実直で几帳面な事務長タイプに見えたのもちょっと興味深かった。
 なお、田畑チーフデザイナーはユーノス500の時に小泉巌氏の下働きをし、その後RX-EVOLVEを手がけたそうだ。

 お話はなかなか面白かった。一家のお財布を握る(ことの多い)奥様は意外に好みが保守的だとか、欧州市場と日本市場ではまた嗜好が全然違って、スライドドアは欧州じゃ「商用バンみたい」と敬遠されるそうだ。まあ、一昔前のスライドドアを思い出せばそれもむべなるかな、力いっぱいバシャンと閉じないとダメなアレは、確かに家庭用には向かない。
 スタイルの面でも日本市場じゃあ余り背が高くなく乗用車然としたスタイルが好まれるのに、アチラでは一目見て車内が広そうと思えるように背が高くやや寸詰まりに見えるほうがいいらしい。ルーフレールとサイドガーニッシュを使った視覚トリックで両方の嗜好に合わせたスタイルを演出して見せた話など興味深い。

 でもまあ、プレマシーって言うのは使って使って使い尽くすところに妙味のある車なのであって、眺めて乗って触って走らせることに専らプライオリティを置く車好きには、やはりちょっと訴求力が弱いのだった。尤も、そういう種類の車好きは「絶滅危惧種」とまでは行かないまでもネグリジブル・フューと言っても余り間違いではないのだろう。
そういう意味ではファミリーカーの鑑、王道を行く車だった。
Posted at 2005/02/28 15:25:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年02月20日 イイね!

2代目プレマシー見物

2代目プレマシー見物水曜あたりから風邪で激しく体調を崩していたのだけれど、この土日でなんとか身動きはできるようになったので、在庫の切れつつある食料品の買出しを兼ねて新型プレマシーの見物に行って来た。赴く先は、大型スーパーから数十メーターに立地する、いつもの大田区久が原のディーラーである。

 毎度お世話になっている営業のHさんによると、新しいプレマシーは店頭での評判も上々である由。ピープルムーバーであるからにはスタイリングだとか走りだとかにプライオリティを置いて云々するような車じゃあない。持っていることや乗ることに意味のあるクルマではなく、これは使って、使って、使うことに意味があるクルマだ。だからもう、乗せること・積むことには「これでもか」と言うくらい色んな工夫が凝らされている。

 その白眉は、なんと言っても椅子だ。昔懐かしいポピーの変形合体超合金コンバトラーVか、タカトクトイスの完全変形バルキリーにも匹敵する出して畳んで広げて曲げてを駆使して生み出される多彩なアレンジは、それだけで十分楽しい。変形ロボットが好きな男の子なんか喜ぶだろうなあと思うけど、おもちゃと違ってこっちは指や手を挟んだりしたら大事(おおごと)だから、これは昔ロボットが好きだったパパのための玩具。子供が触っちゃいけません。

 クルマの寸法が寸法だから、乗車定員の6+1名が余裕をもってくつろげる広さはない(6+1人が全員大人だったら流石に辛すぎる)けれど「これで十分」と感じられるだけの空間は確保されている。
 運転席からスイッチ一押しで開閉ができる左右の電動スライド・ドア(ボタン一つで手動切り替えもスムーズ)や、2段階に跳ね上げ角度を選べるリアのハッチなどなど、全身これ工夫の塊。ホント、こうなってくるとファミリー・カーの世界には最早セダンなど出る幕はないのだなあと実感させられる。

 名より実を取るのがミニバンをはじめとするピープルムーバーの道なのだろうけども、そうは言っても味気もそっけもない形の商品じゃあお客は振り向かないわけで、その方面でもプレマシーは色々工夫している。例えば、スライドドアを採用するとレールの組み込みなどの制約で側面パネルの造形が著しく制約を受けることは知られた話だ。
 その制約を大人しく受け入れると昔のライトエースみたいなパネルになるわけだけども、昨今はオーバーフェンダー状の浅いモールドをプレスして何がしかのキャラクターを出そうとすることが(悪あがきと言えばそれまでなのだけど)多い。
 僕は、そうやってプレスラインで表情を出そうとしたりキャラクターラインを入れることで間延びした面にアクセントを加える手法が、とかく線が煩雑になりやすく好きではないので、面だけで勝負に出たプレマシーの「挑戦」は面白いと思う。ドアパネル下半分の面の収め方には「ちょっと据わりが悪いなぁ、もうちょっと煮詰められなかったかなぁ」と感じはするけども。

 複雑な変形機構を組み込んでいるくせに、外から見る限りでは余計な出っ張りや引っ込みがなくスッキリ一筆書き出来そうなシルエットを持つ今度のプレマシー、なんだか本当に変形ロボット玩具みたいだなぁ、なんて思った。
Posted at 2005/02/21 14:46:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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