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惰眠のブログ一覧

2008年04月28日 イイね!

あれっ?ワゴンじゃなくてクーペ!?

あれっ?ワゴンじゃなくてクーペ!?先週イタリアで開催されたヴィラ・デステの古典的自動車のコンクールがどうなったかなーと思っていつものitaliaspeed.comを覗いてみると、まだコンクールの詳報は出ていなくて、代わりに速報で例のカロッツェリア・トゥーリングの復帰第一作の写真が多数掲載されていた

 あれれ?前に見た側面画像では、シューティング・ブレークというかワゴンっぽいシルエットだと思ったのだけれども、会場に展示された実物の写真はどう見てもクーペじゃないのよ。しかも名前は往年の名車のそれを襲名したA6GCSと来たもんだ。どうやらベースはグラントゥリズモSだけれども、うわもののドンガラはやりもやったりの加工が施されている。御見それしました。

 けど、その手の入れ具合は凄いんだけれども、素直にいいといえないのが悩ましいところだ。直感的に連想したのはパンサーと言うコーチビルダーがフェラーリ356Bデイトナをいじり倒してステーションワゴンに仕立て直したワン・オフのカスタム。
 まあベースになった(と思われる)グラントゥリズモS自体が、そもそも面の抑揚のくどい形をしている上に、灯火関係が歌舞伎役者の隈取みたいに強く自己主張しているので、それを割り引いてみたときにどんな具合かは、あとでゆっくりしてから見ないと判断できないけども……ちょっと、こう、力み過ぎって感じがする。
Posted at 2008/04/28 14:48:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年04月25日 イイね!

ピニンファリナ、インドへ進出

ピニンファリナ、インドへ進出時代だなぁと言うか、つくづく自動車産業ってヤツは市場を食いつぶして回るものなんだなぁと言うか、ちょっと複雑な気持ちにさせられるのがitaliaspeed.comに紹介されていたピニンファリナのインド進出の記事だ。

 記事を斜め読みにしたところでは、どうやらピニンファリナは2008年中にインドのプネー(Pune)と言うところに調査研究センターを設置して、ジャガーやランドローバーを買い取ったタタ・モーターズと共同で事業を行うらしい。で、どうも、マイナーな(=量産の見込めない)需要にも対応するとかなんとか、そういう感じの展開をするようだ。

 ちょいとプネー(プネ)がどんなところか調べてみたら、ムンバイの南170キロにある学術都市で、別名『東のシリコンバレー』なんて呼び名もあるらしい。インドのことはよく知らないが、まぁ言ってみれば「躍進するインド」の、最先端を行く都市と言う感じなのだろう。
 
 自動車産業の「パワー・センター」が、昔の言い方でいう『西側先進工業国』から、どんどん『第三世界』にシフトしているのを象徴する一つの事例だと思うけど、その……後発地域での自動車産業の振興と言うのは、この地球温暖化がどうとかかまびすしい時代にあって、冒頭に書いた「市場を食いつぶす」と言う以上に、なんだか「環境を食いつぶし」て生き延びようとしているような、そんな感じが拭えない。

 あと、しみじみ思ったのは「そっか。自動車産業に適した『生育環境』って、日本の歴史で言えば1960~90年代初頭くらいまでの社会状況なんだ。それ以上進んじゃったところでは(労賃なんかの問題もあって)元気に生き延びてくのは難しくなって来るんだ」ってこと。
 ピラミッド構造の頂点に位置する最終アッセンブリー・メーカーが地場で成り立つには、その裾野にあたる数多の部品産業や材料産業が育成されていることが必要で、だから民族資本の自動車産業は先進工業国のシンボル的な意味合いがあったわけだけども、その「適正生育環境」なんかを考えてみると、これからは先進工業国のシンボルと言うよりは、鉱工業経済が成長期にあることの証、そしてそういう期間を経験したことの残滓みたいに思えてくるから面白い。

 願わくは、新天地に拠点をシフトしていく自動車産業が、これ以上環境を食い荒らしませんように。最初からその部分に関しては、現在の「行き詰まりが見える」先進工業国水準を前提にしてくれますように。
Posted at 2008/04/25 15:36:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年04月23日 イイね!

ちょっとガッカリ

ちょっとガッカリ先日、オランダ語の自動車ニュース・サイトでカロッツェリア・トゥーリング復活の報に接してつかの間喜んだ僕だったが、続報で掲載された公式写真を見て、ちょっとガッカリした。(リンク先は英文サイトのitaliaspeed.com)

 流石かつての名門カロッツェリアの看板でやるだけのことはあって、なんだかマセラティのクアトロポルテには最初からシューティング・ブレーク車体が設定されてたんだと思っちゃうくらい綺麗に纏まってるし、写真で見る限りだけど工作も凄く丁寧な感じだ。でもねぇ、外野の無責任なファンとしちゃ、期待してたのは、こういうのじゃないんだよなぁ。

 まあ、ね。現実的な選択肢だとは思いますよ、特装車ビジネスと言うのはね。それに、昨今の自動車の殆んどはフレーム構造ではなくモノコック構造を採用してるので、ドンガラだけ独自のものに被せ換えるのが困難だというのも分かる。まして、前にも書いたけどもベルトーネはいつ死亡宣告されてもおかしくなくピニンファリナも大リストラを余儀なくされてる時代に、ゼロから起こしたオリジナルのボディ・スタイリングを商品にするビジネスじゃ食って行けないのも、これまた分かる。ロマンや夢じゃ腹はふくれないのだから。

 このヴィラ・デステのコンクールで好評だったらマセラティはこのトゥーリング提案を正式にカタログ・モデルにするのかもなぁと想像してもいる(もしかしたら既にカタログ・モデルにすることは決定済みで、そのお披露目にヴィラ・デステを選んだのかもしれない)が、なんかこう世知辛いというか、リアリスティックと言うか、夢とロマンが足りない感じがして仕方がない。
Posted at 2008/04/23 13:56:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年04月17日 イイね!

あのブランドが甦る!?

あのブランドが甦る!?いつものようにオランダ語の自動車ニュース・サイト“Autoweek.nl”を見ていて、びっくりした。カロッツェリア・トゥーリングがどうとかこうとか言う見出しの記事が、トップに掲載されていたのだ。慌てて蘭英自動翻訳を使って確認すると『来週開催されるヴィラ・デステのコンクール・デレガンスで復活』みたいな内容だった。記事には、なんだかマセラティの現行クアトロポルテをワゴン(シューティング・ブレーク)に仕立て直したような感じの、粗い写真も添えられている。マジで復活するんですか。



 カロッツェリア・トゥーリング(Touring)が活躍したのは1950年代から精々60年代の最後ごろまでなのだけれども、その間にはフェラーリやアルファ・ロメオ、マセラティといったイタリア車を始め、BMWのミッレミリア競技用車両やアストン・マーティンの特別仕様車のボディも手がけた「名門」だ。



 技術的にはイタリアの特許をとったらしい「スーパー・レッジェラ」工法という、確かアルミの薄い小片を上手につなぎ合わせてボディを形作ることを得意としていて、大層な腕自慢ではあったらしい。しかし70年代初頭だったかのカロッツェリア一大淘汰期は乗り切れずに、消滅していた。
 最後に手がけたのは確かランボルギーニの名前を使わせてもらった「フライング・スターII」で……ヴィラ・デステに出品したのが最期になったんだったかな?



 バブル期に一度、オスカという、マセラティ兄弟が興したこれまた絶版ブランドが復活するという話があって、その際Dromos(ドロモス)と名づけられた車に、スバルの水平対向エンジンを積んで、トゥーリングももう一度興し直してボディ・ワークを任せる……なんてプロジェクトがあった。日本のバブル紳士向けに、プロトタイプのお披露目会まで国内開催したとかで、トゥーリング好きの僕としちゃ、そりゃもう期待しましたともさ。でも、あの時代の、そういうプロジェクトの多くが途中で頓挫したように、ドロモスの話はいつの間にか立ち消えになり、トゥーリング復活の話もどこかに消えていた。
 その「復活失敗」がきっと致命傷になって、もう二度と再びこの名前が甦ることはないんだろうなあと思っていたから、このニュースは驚きが大きかった。



 とは言うものの、ベルトーネがもう本当の崖っぷちでいつ再建不能を言い渡されてもおかしくなく、ピニンファリナでさえ外部からの資金援助を受けて事業の再構築を余儀なくされている今の時代、改めてトゥーリングが旗揚げしなおしたとしても、果たしてどのくらいの間倒れずにいられるかは、やっぱり悲観的なのだ。
(でもニュース自体は嬉しいので、手元の写真から何枚か、トゥーリングの車をフォトギャラリーに記念で掲載する)
Posted at 2008/04/17 23:42:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年03月18日 イイね!

「ミはミラノのミ」「トはトリノのト」

「ミはミラノのミ」「トはトリノのト」語呂合わせとか地口(駄洒落)、掛詞みたいなものは同音異義語が豊富な言語でないと余り発達しないと思う。その点では、漢字かな混じりの文字を用い和洋中なんでもござれの日本語は、そうした言葉遊びにとても適した言語だということができるだろう。

 そんじゃ、アルファベットしか持ち合わせのない印欧語には地口や語呂合わせがないかと言えばそんなこともなくて、ちょっと思いつく限りでもアーサー・ミラーの『サラリーマンの死』の主人公「ノーマン(Norman)」が「No Man」を暗喩してたり、アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』で「友情(Friendship)」の項目が「天気のいいときには二人で乗れるが、天気が悪くなると一人しか乗れなくなる、そんな程度の大きさの舟(Ship)」となっているなど、やっぱり言葉遊びは存在する。

 車の分野にもそういう例はあって、以前にも書いたけどシトロエンDS(デー・エス)をDeesse(デェス=女神)になぞらえたりもしたらしい。
 VWの小型車ルポ(Lupo)も、確かドイツ語で子狼を意味するらしく、その由来はVWの本社所在地ウォルフスブルク(Wolfsburg=「狼の町」)に引っ掛けたものだとも言われている。

 なーんてことを長々書いてきちゃったのは、アルファ・ロメオが先週末に発表した新しい小型車「Mi.To」のことが念頭にあるからだ。数準倶楽部さんからのサジェスチョン(イタリア語のMito=英語のMyth=神話)もあって、ちいっと調べてみたら「Miはミラノのミ」「Toはトリノのト」なんて書いてある記事も出てきた。(英語表記だとTurinだけど現地ではTorino)

 ミラノはアルファ・ロメオ発祥の地、トリノはイタリア政府の南部振興策にあわせてアルファスッド社が設立された、同社の第二の拠点だ。上記italiaspeed.comの記事に倣えば「歴史的自動車デザインの街ミラノと、鉱工業生産の重要都市トリノとを繋いだ、過去を踏まえた未来志向の表象としての命名」てな感じだろうか。 しかも「神話」なんて単語まで掛けてるくらいだから、この新モデルにかけるアルファ・ロメオの意気込みが想像できようってもんだ。いや、力みすぎじゃないかって気もするのだが。

 いずれ日本にも導入するのかなあ、して欲しいなあ、と思いつつも、これ日本市場で売るときは名前をどうすんじゃろ、なんていらん心配も頭をもたげてくる。かつてシトロエンのSaxoが、語末に「クソ」が付くのがよろしくないとかで「シャンソン」を名乗ったなんて話もある(Wikipedia日本版には“商標登録の関係で「サクソ」が使用不可だった”なんて書いてあるが、ウソである。調べりゃ分かるが、その名称で商標登録をしているのはわずか一件、当のシトロエンが平成10年に行ったものだけなのだから)わけで、「水戸」とか「ミート」とか、同音の(余りカッコよくない)別語に幾らでも語呂合わせできそうな呼称を使うとは、ちょっと思いづらいのだ。

 んじゃ、どういう名前ならいいの?と考えてみると……未来志向であるらしい今度のモデルに過去の商品の名前――例えばアルファスッドとか33(トレンタトレ)とか、不吉なアルナ――を持ってくるのも違うだろうし、結構難しいかもしれないなー。
Posted at 2008/03/18 12:50:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記

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