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惰眠のブログ一覧

2004年09月05日 イイね!

アルピーヌA110

アルピーヌA110横浜に住む父に頼み事があって携帯に電話をしたところ「いま福岡にいる」との返事がかえってきた。なんでも仕事で沖縄に行き、台風がやってきたので飛行機が欠航になる前に慌てて本土にとんぼ返りしたとのこと。定年で勤めはリタイアしたはずなのに仕事とは一体…?と思い問うと「…まあ、そういう仕事があるんだよ」との返答。
父はマスコミ畑にいた人だから、まあ家族といえども軽々に話すわけにはいかない仕事を抱えたとしても不思議ではない。いずれにせよ家に戻るのは週が明けてからのことになるとのことで、残念ながら頼みごとをするには間に合わないだけははっきりした。
そこで急遽、両親の家からほどちかくに住む弟の家に電話をかけると、幸いにして彼は在宅、お願い事も引き受けてくれるというので夜の8時に近かったが、手土産など携えてお邪魔してきた。

小さな子供が2人もいる家なので(お邪魔したときは両方とも起きていた)早々に退散するつもりでいたのだけれど、一段落したところで弟が、例のアルピーヌA110を見せてくれるという。とっくに日が落ちて真っ暗なのが残念だが、僕としても興味津々である。
待つことしばし、夜の住宅街では余りありがたくない豪傑っぽい排気音を轟かせながら戻って来た蒼いベルリネットを、彼の自宅玄関前で数葉撮影してみる。デジカメの長時間露光と電気的補正に期待したのだけれども、流石に街灯や家から漏れる明かりだけでは辛い。
すると「明かりのあるところに行こう!」と弟が提案、ありがたく助手席に乗せてもらうこととなった。

いざ乗り込もうという段になって弟がニヤリと笑いながら「上手く乗れるかなぁ?」などという。なるほど…これは乗りこみにくい。屋根が低くて、体をくの字に折って乗り込んでも一度は頭がつっかかる。
車内は「運転関係以外のことは何も考えんでよろしい!」という環境で、ヘソが天を向くくらい寝そべった姿勢で、足を投げ出して座れば必ずしも窮屈ではないものの、それでも頭上はギリギリ。地上高の低いシートポジションから天地の低いフロントウィンドウを通して見る景色は、これぞスポーツカー!という感じである。
子供のころに遊んだ「押入れの秘密基地」にも似たこの空間、この前MRYで座らせてもらったマツダ787BやAZ-1にも通じるものがある。

オーナー本人は「チューンの低い1300ccのOHVと4段変速」にあまり満足していないようにも聞こえる発言をするけれど、同乗している限りでは十分に思える。重量が軽いからなのかグイと加速は効くし、遊びのなさそうなハンドルでクイクイ舵が切れるし、30数年を経た車体といえども骨格がしっかりしているのか、どこかがヤレて歪むような気配は全然感じられないし。まるで、カートに乗っているような感じだ。助手席に座っているだけでもなんだか楽しい。
とにかく、クルマというのは「走るための機械」なんだなあ、と理屈抜きに感じられる。逆を言えば、いわゆる快適性などというものとは縁遠いということでもあるのだが、僕はこういう感じがかなり好きだ。
ただ、「いつまでもユーノス500にこだわってることはないんじゃない?」とは言わんでよろしい。僕は割と『見た目』で車を選ぶ傾向が強いのだ。500から乗り換えようと思えるだけの見てくれを備えた車が、いまのところ見当たらないのだから。

それはそれとして、弟のA110は足回りなどに手を入れてやる必要がありそうだった。賑やかであるべきではないところから、少しばかり不穏な音が聞こえるのだ。コンディションが戻れば、きっともっと楽しいクルマになるだろう。
Posted at 2004/09/06 00:32:51 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2004年08月23日 イイね!

車の立体写真を撮ってみる

車の立体写真を撮ってみるなんだか「夏休みの自由研究」みたいな感じになってきたが、会社の帰りに買い物に寄った大型スーパーの駐車場で自分の車をネタに立体写真の実験をしてみた。
やはり自然光で、もう少し構図に自由度のある環境で撮影したいところだが、奥行きが上手く出ることは、これで確認できた。
Posted at 2004/08/30 23:43:26 | コメント(1) | 身の回りの出来事 | 日記
2004年08月22日 イイね!

立体写真を試作してみる

立体写真を試作してみる昔撮ったクルマの写真の中に、よく似た構図で撮影したものが複数ある。いつもなら、両方見比べて条件の悪いほうの画像を削除してしまうのだけれど、眺めているうちになんとな~く「これ上手く並べたら、ステレオグラムにならないだろうか?」と思った。

早速、画像加工ソフトを立ち上げて色温度や明暗、角度を調整して並べてみる。写真を使った立体視の場合、遠くを眺めるようにして視線を並行にする方法と、逆に寄り目になって視線を交差させる方法の二種類がある。
自分でやりやすい「並行法」に合わせて作ってみるが…よく似た構図とは言え、もともとステレオグラムを意識して撮影したわけではないので視度差が大きすぎたり、上下方向にもズレがあったりして上手くない。たしかに立体的には見えるのだけれど、奥行き感が人間の目で普通にとらえるそれよりも極端に強調されたりしてちょっと気持ちが悪い。
実際の人間の目の幅よりも大きく左右にずれていることが問題なのだろうか?

そうとなれば、早速実験だ。
ガンダムのプラモデルを持ち出して、いつものように右目でファインダーを覗いて撮影する。引き続き、頭の位置を動かさないようにしながらカメラを持ち替え、今度は左目でファインダーを覗いて撮影する。
そうして出来上がったのが、上の写真。
並行法で眺めてみると、なるほど上手い具合に立体感がある。ただ、画面のサイズに制約がある。人間、目と目の間はせいぜい10センチそこそこなので、右目用画像と左眼用画像の間隔を大きく取る事ができない。色々試してみたところ、僕の場合では320+320=640ピクセル幅が、苦労なく立体視できる上限のようだった。

部屋の中の写真でもやってみたが、見慣れた風景で立体視すると、ちょっと気味が悪いことが分かった。肉眼での見え方と、カメラのレンズによるデフォルメを受けた見え方は違っている。普通に写真で見る分にはあまり気にならないそれも、ヘタに立体感がつくだけに異様さが際立ってしまうのだ。
それでも今度、天気のいいときにクルマでもステレオグラムをやってみようと思っている。
Posted at 2004/08/29 21:38:55 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2004年08月20日 イイね!

ふらりと西へ

ふらりと西へ今週は夏休みだった。
読みたかった本を読んだりしてウダウダとバカンスを満喫する。何で呼んだ話だか忘れたが、「バカンス」と言うのは英語のVacancy(=空っぽ)と同じ語源を持つ言葉の由、その意味では正統なバカンスの過ごし方だったわけである。

何にも決めていない休日のいいところは、ちょいと思いついたところでフラリと出かけるのに何の躊躇もないこと。なんとなーく思い立って、ちょっと大阪まで行ってきた。
一応、目当てにしていたものを見物することもできて善哉。そのまま大阪に泊まっても良かったのだけれど、これまたなんとなーく気乗りがせず、船場の東急ハンズを覗いて靴紐を買い、東京に戻った。
中学生の頃に購読していた雑誌に出ていた話だが、そこの名物編集者が、ある年の冬に突然雪が見たくなって、御茶ノ水の会社から夜行で北海道に行き、雪が積もっていたので長靴だけ買って帰ってきた、なんてエピソードを思い出した。
この編集者の行動は、客観的に見れば大いなる無駄、おおよそ他人には理解しがたい突飛な行動であることは間違いないのだけれど、僕はそこに、えもいわれぬ孤独なロマンチシズムを感じたものだ。

お盆休みの終わった大阪市内をあてどなく歩いていると、この場所に当たり前に流れている時間から、自分が隔絶されていることをジワリと感じる。その場に流れているのが「日常の時間」であればあるほど、己がよそ者であることを強く意識させられる。まあ、こういう感傷も多分一種の旅情なのだろう。

行き帰りはのぞみのグリーンを利用する。
紺の背広に身を固め、「俺は偉いんだぞ」と言いたげに部下らしき男たちを連れたどこかの部長風の人物が、平日の昼さなかにくだけた格好でグリーン車を利用する僕の姿を見て、まるで自分の聖域に土足で踏み入れられたとでも言わんばかりに不快そうな顔をしてくれたが、こっちは今週が夏休みなのである。
休みの日にまで四角四面な服装をする義理はないし、オンデューティーのビジネスマン以外はグリーン車に乗ってはならぬなどという法があるわけでもない。こちとら自腹で乗っているのだ。会社の経費で乗ってる(であろう)人物に、そんな目つきをされる謂れはないのである。
そうこうするうち、小さな子供が眠い眠い声で泣き出した。子供が泣くのは仕方ない。でもね、そこの若いお母さん。5分も10分も子供が泣き止まないのに何時までも席に頑張って座ってないで、せめてデッキに出てあやすくらいの気遣いはしてもらえないかなぁ。

そんなことをぼんやり考えながら、何とはなしに車窓を飛んで流れる景色にカメラを向けて写真を撮ってみた。天気が良くてシャッタースピードが速かったのが幸いしてか、存外綺麗に写る。
そうした中の一枚に、乗用車を陸送中のトレーラーの姿があった。荷台にあるのは現行プリウスと、もう一車種は見慣れない、ちょっと胴長のクーペ。これ(写真は夜にでも)もしかして米国専用のサイオンtCじゃなかろうか。
日本国内では見ることがないと思っていた車種なので、ちょっと驚いた。
Posted at 2004/08/23 14:53:08 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2004年08月10日 イイね!

恐るべし、TVのチカラ

恐るべし、TVのチカラ僕の勤め先には毎朝、ヤクルトのお姉さんがワゴンで行商に来る。去年の今ごろ、ちょっと腹具合を悪くしたとき以来、なんとなく習慣的にワゴンのお姉さんから豆乳飲料を買うようになってしまった。
 今日もまた、いつものように小銭を用意していたところ、申し訳なさそうに「ごめんなさい、豆乳、売り切れなんですぅ」と、ちょっと舌っ足らずで甘ったるい喋り方でおっしゃる。
まあ、夏だし連日暑いから仕方ないかなと思ったら、実は、「この前、『あるある』で紹介されてから凄い人気で、工場でも生産が追いついていないんですよぉ」と言うことなのだそうだ。
『あるある』とはフジテレビ系列の「発掘!あるある大事典2」のこと。全く、テレビの影響力とは恐ろしいものである。

 先月のニュースで、フォード・エクスプローラーの6月の登録台数が前月比で約2倍に ―とは言っても136台だそうだが― なったなんて話があった。NHKで放送されてる韓国ドラマの主人公が愛車にしていることで俄かに人気を得たのだそうだ。月に70台余分に売れる程度の人気に過ぎないともいえるが、税込で約400~470万円もする商品だと考えると、これまたTVのチカラ、恐るべしである。
 CM打ってもからきし売れなかった高額SUVが、人気俳優の愛車と言う設定でドラマに登場した途端に復調したとなればメーカーの宣伝戦略も変化してくるんじゃなかろうか。

 放送局勤めの知人に聞いた話だが、アメリカでは番組中のCMを飛ばして見られるHDビデオの急速な普及に伴って宣伝の方法が色々模索されていて、最近では「ヨン様のエクスプローラー」みたいに劇中のキーアイテムとして商品を登場させる手法が注目されているのだそうだ。
 見る側にとっては邪魔臭く感じる番組中のCMも、それを商売の種にしている側にとっては飛ばし見されたら死活問題になってくる由。もっともこの米国の宣伝手法は別に目新しいテクニックではない。
 ポパイがほうれん草でパワーアップするのも、元々は子供に向けた「もっと青菜を食べろ!」というキャンペーンに端を発するものだと言うし、今でもタイアップとか制作協力で戦隊ヒーローが決まってスズキの自動車に乗っていたり仮面ライダーがホンダのバイクにまたがっていたり、ジャッキー・チェンの車は三菱車だったりする。旧い広告手法が新たに脚光を浴びる。言ってみれば、広告業界における温故知新みたいなものだろうか。

 それはともかくとして、毎朝飲んでいる豆乳飲料が隘路になるのは困る。今朝はお姉さんがワゴンの底を漁ると、まだ3本残っていたので幸いにも飲みっぱぐれることはなかったけれど、惰性とは言え一応習慣化してしまっているので、飲めないと朝から何か物足りないのだ。
Posted at 2004/08/10 13:09:00 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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