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惰眠のブログ一覧

2007年11月24日 イイね!

西へ300キロ

西へ300キロ中部地方在住のユーノス500仲間からの誘いを受け、1泊2日で愛知に行ってきた。連休の中日と言うこともあって、まだ日の出前の東名高速はそこそこ空いている。神奈川県内のパーキング・エリアで関東組の多くと合流し、久闊を叙する。
10月まで暑さが残っていた今年の夏だが、流石に11月の下旬ともなると寒い。秋をすっ飛ばしていきなり初冬が訪れたような感じだ。

 ユーノス500で遠乗りに出かけるのは久しぶりだ。使用頻度で言えばもう一台の真っ赤な幌つきと差はないし、都県境を越える程度には走らせているのだけれど、1日に4時間も5時間も運転し続けるような距離で使うのは、いつ以来になるだろうか。
 そういうブランクのせいもあったかとは思うのだけれども、どうも今ひとつ力が足りない感じがついて回る。が、途中でハタと気がついた。長距離運転になるということで、無意識にそうしていたのかどうか自分でもよく分からないのだけれども、普段よりもギアが1段高かったのだ。
 僕のユーノス500のエンジンを気持ちよく使えるのは、個体の特性もあるのかもしれないが、3500回転~4000回転より上だ。それを下回っていたのだから、必要以上に車が重く感じられても仕方がない。ま、お蔭で燃費は確かに少し良かった。

 ところで、静岡県内を走行中にアクシデントに見舞われた。右車線を走っていたところ、走行車線から長さ40センチほど、50ミリ角くらいの木材片が跳ね転がってきたのだ。ハンドル操作で回避できる速度でも間合いでもなく、どうにかタイヤで踏むのだけは避けたが、フロントに直撃した瞬間「バキッ」という、明らかに木片がへし折れる音がした。
 うわぁ、車はどんなダメージを負ったんだ……。下に巻き込んで内部構造に命中した感じではなかったからオイル・パンは大丈夫だろうと信じたが、ラジエーターはもしかすると、もしかする。水温系をチラチラ観察して異常が出ないか冷や冷やしつつ次の休憩地点まで行く。

 幸い……というか、不幸中の幸いなのだが、木片がヒットしたのはナンバープレートのはじっこあたりで、ナンバーが少し変形しバンパーも(割れてはいないが)樹脂が一時的にかなり強い応力を受けたらしく白く変色していた。ヤレヤレだ。



 些かヘコみつつ、昼前に長久手ランプを出てすぐのトヨタ博物館に到着。幹事の尽力で、建物裏手の駐車場を占有できることになっていた(ただし有料)ので、だれ憚ることなく車を並べられる。さらに幹事団は、事前に把握していた参加車両のボディカラーごとに、手際よく駐車位置を指示して行く。あっという間にカラーごとに車が並んだ。30台近いユーノス500が一堂に会すると、壮観だ。幹事の皆さんには本当に色々お骨折りいただき、感謝にたえない。

 何年か前に同じようにミーティングで訪れたときには確か長久手に高速道路の出口はなかった筈で、これも万博の置き土産かと、ちょっと感心した。置き土産といえば、これもまた以前にはなかったリニア・モーター電車が通っている。
 博物館内では、ちょっと昼食はシンドイと思われるから、との幹事の言葉もあり、有志の幾人かでその「リニモ」に乗ってみることにした。(この項続く
Posted at 2007/11/26 11:56:27 | コメント(4) | トラックバック(5) | ユーノス500関係 | 日記
2007年11月10日 イイね!

小説家の緑の車

小説家の緑の車土曜の朝は、大体のんびり寝ている。うっかりするとお天道様がすっかり上りきるまで眠っていたりする。でも今日は、ちょっと早く起きた。TBS系の土曜朝の番組「王様のブランチ」を見たかったからだ。勿論、普段から見ている番組ではない。今回は、鮮やかな緑にオールペンしたユーノス500を駆る小説家、垣根涼介氏が、その愛車もろとも登場するのだ。

 垣根氏といえば、その作品『ヒートアイランド』を下敷きとした劇場用映画が現在ロード・ショー中で、聞くところによるとその映画はTBSも制作にイッチョカミしている(しかも続編映画の制作も決まっている)そうなので、そういう目で見るとやや、局側事情の宣伝臭を感じないこともない。ちなみに垣根氏の作品には登場するユーノス500、映画版では「諸般の事情」で別メーカーの車に差し替えられている。

 そうしたことは脇に置いて番組の話だけれど、レポーターの若いおねーちゃんが何がしか口上を述べたところに垣根涼介氏本人が運転する、鮮やかな緑にオールペンしたユーノス500がやってくるという出だしになっている。
 思わず笑ってしまったのだが、画面奥のコーナーを曲がって登場したときの垣根氏のユーノス500、ちょっと、妙に、随分とスピードが乗っている。うーん、張り切ってるなあ。しかもテロップには「ユーノス500 20GT-i」の文字。グレード名まで入れるか(笑)。いやいや、その気持ちは痛いほどよく分かる。

 垣根氏曰く「もう10年以上乗っている」ユーノス500だが、とてもそうは見えないほど綺麗でピンシャンしている。「修理、修理でこれまでに500~600万くらい掛けている」とのことだが(確かに、そのくらいしないと10年以上前の車であのコンディションはありえない)――それ、照れてるでしょ。修理じゃないでしょ。思いっきり、リフレッシュに注ぎ込んでるでしょ。
 実のところ、僕のユーノス500 20Fも、同年式の個体に比べると見た目はかなり綺麗だ。ある意味、垣根氏と同様に「注ぎ込んだ」のも間違いない。ただ僕の場合は、あれこれ事故に関係しちゃったもんで、文字通り「修理」に金がかかっているのと、その結果アウター・パネルのほぼ全部(屋根とピラー以外)が最低一度は交換されているからだ。我ながら恥ずかしい。

 で、本題の(本題は、車じゃなくて著作の話のはずだ)小説作品の話だけれど、垣根氏は一貫して「極限状態で自意識が覚醒する瞬間」をテーマに据えているという。『ヒートアイランド』の映画化にあたっても、その主題を踏み外すことさえしなければストーリーの展開などは変更しても可としたそうだ。(逆に言えば、テーマから外れることは、許さなかった)

 ところで「極限状態で自意識が覚醒する瞬間」って、山坂道なんかを高速で走行中に車が制御を失い、その瞬間妙に醒めた意識で自己の全周囲の状況が極めてクリアに認識できるようになり、何もかもがスローモーションになって感じられる、あの忘れようにも忘れられない瞬間のこと……じゃあないな。あー、やなこと思い出した(笑)。
Posted at 2007/11/12 14:07:49 | コメント(2) | トラックバック(1) | ユーノス500関係 | 日記
2007年08月04日 イイね!

ユーノス500がまた少し新品になった

ユーノス500がまた少し新品になった先週土曜の法事の際に、つまらない不注意で尻っぺたを破損してしまったユーノス500の修理が完了したので引き取ってきた。
 運転席側の制動灯レンズが欠品になってたらやだなぁ、その場合は後期型仕様のを付けるしかないのかなぁなどと滅入るようなことも少し考えたが、製造終了からまだ10年少々と言うこともあってか、今回は問題なく修理ができた。……また少し、部分的に新品になったぜ。

 費用は、割れちゃったリア・コンビと後部バンパーの表皮ならびに取り付けステー等々で11万円少々。同時に依頼していた半年点検では「前側のブレーキ・パッドがもう3ミリしか残ってないんですが換えますか?」と宣告されていたので、それやこれやで結局15万円に少し欠けるくらいの出費となった。

 ディーラーを出て最初の赤信号でブレーキを踏むと、とってもよく停まったので驚いた。パッドの残りの厚みがどうとか言うより、そんなになるまで使い続けていたので熱変性したか硬化したかで効きが悪くなっていたようだ。6ヶ月点検、侮るべからず。

 とは言え、この一週間はずっと屋根なしのスポーツ・カーに乗りっぱなしだったので「普通の(ちょっと旧い)セダン」の踏ん張らなさが一寸ばかり物足りなかったりした。まぁ、ものの30分も乗っていれば気にならなくなってしまうのだけれど。
Posted at 2007/08/06 10:39:47 | コメント(4) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2007年06月30日 イイね!

「これは、どちらのくるまですか?」

「これは、どちらのくるまですか?」所用で都心部に車で出かけ、30分で210円の機械式駐車場に車を預けた。例の路上駐車取締り厳格化のほとぼりが醒めてきたからなのか、ひところに比べると時間貸し駐車場も空いて来たように感じる。お陰で、午後からふらりと出かけたようなときでも停められなくて困るようなことはなくて助かる。まあ、その分みなさん路上駐車に戻っちゃってるんだろうけど。

 さて、用事を済ませて駐車場に戻り、僕より25歳くらい年上のように見える管理人さんに出庫の操作をしてもらうと、シャッターが上がって車が姿を現すなり「これは、どちらの車ですか?」と尋ねられた。ふふふ、流石はマイナー車。この道○○年の駐車場のプロでもユーノス500は知らなかったか。

 「これねー、15~6年前のマツダの車なんですよ。宣伝に失敗して売れなくて、あっという間に絶版になっちゃったんですけどね~」なんて説明をしながら、その15~6年前にも同じようなことを訊かれたのを思い出していた。
 あの時は溜池交差点近くに路上駐車して、すぐそこの『チャンプ』と言う屋号のDPE屋(なのか、安売りテープ屋なのか……)から戻ってくると、車を取り囲んだ中近東系のオヤジ3人から口々に「これはどこの車なんだ」「輸出はしているのか」「俺も買いたいぞ」などと英語でまくし立てられたんだったなあ。

 そこそこ数が出たり媒体で取り上げられたりする車ならばデビューして程なく、車にそれなりに興味のある人にとっては『正体不明』ではなくなるだろう。また、取り立てて興味を引かない(魅力のない)車だったとしたら『正体不明』だとしても別に気にしないかもしれない。なーんて、単に「16年、色あせていない価値」とか言ってみたかっただけなんだけど。

 まぁこれはオーナーの欲目と言うか一種の『惚気』だが、そうでもしなくちゃやって折れない、かもしれない。気のせいだといいのだけれど、この帰り道、ちょっと千鳥足を踏むような動き方をすることがあるように感じた。
 この症状には経験がある。前サスペンションの流体封入ブッシュが破裂してアームがガタガタ動くようになり、下手すればドライブ・シャフトもろとも脱臼するかもしれないって状態になったときの症状だ。勘弁してくれ……。
Posted at 2007/07/02 14:23:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2007年05月20日 イイね!

長野県七倉ダム

長野県七倉ダム承前。前日の土曜日、ビア・レストランで夕食と宴会の1次会を終えたあと送迎バスで30分はかかる宿に戻り、再びの宴会に突入するのはいつもの通り。気づけば時計は日付変更線をとうに越え、短針はほとんど真右を向いていた。昼過ぎまでトロトロ寝ていたと言っても、もともと体調が良くなかったわけだから流石にしんどい。そそくさと就寝したが、それでも翌日曜日の起床は8時過ぎだった。

 10時ごろに宿を出て、七倉ダムに向かう。中間の集合地点で記念撮影をしようかと言う話になったとき、某氏の奥さんの姿が見えなかった。「子供と一緒に土産物屋に入ってるんじゃないの?」なんて声もあったが、その土産物屋の店員がちょっとこわばった表情でツカツカと僕らの集団に向けて歩いてくる。ジャマだから失せろと言われるのかと身構えていると「某氏の奥様からお店に電話で、宿に置き去りにされたので迎えに来いと言っている」とのこと。忘れ物がないか最後の点検をして建物から表に出ると、だ~れもいなかった由。運転手も含め相乗り乗り換えしつつ移動しているもんだから、誰かの車に乗っているに違いないと皆が思い込んでいたゆえの『事故』であった。

 閑話休題、目的地の七倉ダムは秋は紅葉がきれいだそうで、幾らかの交通規制はあるものの観光名所にもなっているところだった。これから夏に向かういまの季節に紅葉など望むべくもないけれど、石積みの堤体の直下の広場に車で乗り入れられるこのダムのロケーションは、なかなかのものだ。(Wikipediaにも独立の項目が立っていて驚いた

 ここを訪れるのは僕は二度目なのだけれども、前回はREOパパさんに同乗させて貰っての訪問だった。旅行の直前に一時停止無視のC34ローレルに側面から突撃を受けてユーノス500が入院したからだ。
 代車は出してもらっていたから、それで出かけるのも手ではあったのだけれど、国内2番手メーカーの1500cc級ファミリー・カーの出来映えが、片道約200キロのドライブなど悪夢としか言いようのない水準だった。バブル期に大好きだったメーカーの製品だけれども、このときの経験で一辺に気持ちが離れた。まあそれは余談だ。いずれにせよ今回は、自分の車がその場になくてとても悔しい思いをした前回訪問のリターン・マッチでもある。

 大型のダムと言うものはそもそも急峻な山岳地に建設するものと相場が決まっているのだけれども、殊更に九十九折になった急坂を好んでコースに選択すると、ユーノス500の2000ccエンジンは1速全開~2速全開を要求した。僕の前を走っていた姫路からの友人のプジョーは、ついに1速でも失速して路肩に身を寄せた。もうちょっと勾配の穏やか道ならば良かったのだが……。
 さらに、新潟方面からの友人が乗るユーノス500が同じ坂の途中でギア・ボックスの破損に見舞われ、エンジン・オイルも漏れているという。状況次第だけれども即廃車もありうる状況だと言う。

 そんな厄災もあったけれど七倉ダムは素晴らしい天気だった。『目に青葉 山ほととぎす 初がつを』。初鰹はないし啼いているのは不如帰じゃなかった思うが、そんな句を連想する長閑な昼下がりを満喫させていただいた。

 体調がいまひとつだったこともあり、長野観光を続ける友人たちとは離れて一足先に東京を目指したが、日曜日午後の中央道上りはボチボチ交通集中による渋滞が始まる時刻。幸いにして大月を越えることは出来たけれど、談合坂や上野原、高井戸を基点とする渋滞の幾つかに引っかかった。往路は約3時間、復路は約5時間かかった。――結果論だけれども、腰に(比較的)優しいユーノス500で出かけたのは正解だった。
Posted at 2007/05/23 12:31:04 | コメント(4) | トラックバック(2) | ユーノス500関係 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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