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惰眠のブログ一覧

2006年05月17日 イイね!

ストラトス・ゼロの出る映画(?)

ストラトス・ゼロの出る映画(?) 僕がまだ高校生だったころ、ポップスやロックの世界では所謂プロモーション・ビデオというやつが隆盛を極めた。当時、横浜に住んでいた僕は、TVK(テレビ神奈川。現tvk)が夕方に放送していたMusic Tomatoという、ビデオ・クリップを延々流し続ける番組に釘付けだった。

 中でもマイケル・ジャクソンは凄かった。a~haのテイク・オン・ミーも衝撃的だったが、Beat Itを皮切りにポップスでミュージカルをやってしまったキング・オブ・ポップスには一歩も二歩も譲るだろう。

 いまさらそんなことを書くのは、最近マイケル・ジャクソンのDVDを買ったからだ。『映画』と銘打たれた「ムーンウォーカーー」はしかし、映画というにはあんまりな出来なのだが、ビデオ・クリップ集としてはまずまずである。

 そんなことを考えながら鼻歌交じりに画面を見ていて、びっくりした。ハリウッド映画を茶化したかのような、スムーズ・クリミナルの導入部でのことだ。これ……ベルトーネのストラトス・ゼロ(イタリア語だから「ゼーロ」かな?)じゃないか?!おいおい、走ってるぞ!

 無論、いまから18年前にだってCGはあったし、そもそもミニチュア撮影はもっと昔から存在する技術だから、必ずしも実物を使っているとは限らないのだけれども、それにしたってストラトス・ゼロだ。
 なんで当時気づかなかったのだろうと疑問を感じたが、思い出してみれば簡単なこと。スムーズ・クリミナルの本体部分は何度も何度も放送されていたけれども、その前段がテレビにかかることは、まずなかったのだ。

 それはともかく、こうしてマイケル・ジャクソンのビデオ・クリップを見て思ったが、彼が「キング・オブ・ポップス」と呼ばれたのは伊達ではない。と言うか『やっぱマイケル、すげーわ』なのである。
Posted at 2006/05/18 00:06:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2006年03月17日 イイね!

これも企業努力……?

これも企業努力……?職場に届いた一通の手紙。請求書在中。
以前、シンガポールから女児向け玩具を図柄にあしらった切手を貼ったエアメールが届いたことがあるが、日本の切手事情も中々なことになっている。

 僕も子供の頃には、それなりに切手収集なんかをしていた。国立公園シリーズの記念切手とか、国宝シリーズなんかが特に好きだったような記憶がある。その頃の僕が、こういう漫画をモチーフにした切手を目にしたらどう思っただろう。多分、今の僕とは違う感想を抱いたに違いない。

 ところで切手というのは、特にそれが記念切手の場合、その発行目的は郵便事業者(ひいては国)の収入増が目当てであることが少なくないらしい。
 環太平洋諸国の一部など特に外貨を稼げる産業のない国の中には、飛び切り奇矯なカタチをした記念切手を連発して、その売り上げで国庫を潤しているところもある。額面の高い切手をコレクターが死蔵してくれれば、ガッポリ儲かるというわけ。

 銀河鉄道999だとか名探偵コナンなどの、人気漫画の図柄をあしらった切手も、恐らくそういう目論見があってのことじゃないかと思うのだけれども、なんだかこう……昔は一部のファンが冗談で作るパロディでしかなかったものが、当局のお墨付き得て真性品になって流通しちゃってるような、妙な居心地の悪さを感じる。

 まあ、これもやっぱり企業努力という奴なんだろう。
ただ、こういうキャラクター商品や変形切手は、ほどほどにして欲しいなーというのが、かつての郵趣少年のささやかな希望だ。
 クルマでも同じなのだけれども、何かある一つの機能を前提としたモノに与えられるデザインというものには、やはり一定の文法というか、お作法というか、枷があって欲しい。その中で創造性を発揮してくれるのが好ましい。
 そこから逸脱しちゃったデザインでは、例えば半世紀ほど前のアメ車のテールフィンのような帰結を迎えるような気がするのだ。先に『枷』という書き方をしたけども、それは例えば切手なら切手の、クルマならクルマの、本質的な何かに密接に寄り添った要素の骨子を外さない、ということでもある。

 一時の稼ぎを上げるのには、そういう目新しい驚きのある手法は有効だと思うけども、飽きられるのも早いと思うのだ。上手く定番化できれば大したものだけども、Will VSやエスカルゴ、フィガロみたいなクルマであふれかえった街中の景色って、僕はあまり見たいと思わない。
Posted at 2006/03/17 11:57:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2006年02月04日 イイね!

記憶は意外とあてにならない

記憶は意外とあてにならない厠に花咲く一輪の朝顔について熱筆を振るったのは誰だったか。
喉に引っかかった魚の小骨のような疑問をすっきりさせようと、実家の父にもメールで尋ねてみた。返信には「矢張り谷崎の陰影礼賛であろう」とある。本屋で立ち読みをしただけなので、肝心の記述を見落としたか。そう思い、税込み476円を投じて中公文庫の『陰影礼賛』を購入した。

 「厠のあれこれ」の章では、もっぱら大きい用事の話に終始していることは立ち読みの時点で確認済みだが、その後「谷崎は日本の伝統的な陰影の美を、厠の話から説き起こしている」との解説を見つけていたので、冒頭からじっくり目を通すことにした。

 読み始めてすぐに、問題の箇所を見つけた。見つけたのはいいが、かなり意外の感に打たれた。入学試験の問題で見たときに受けた印象から比べると、実際の文章は呆気ないほど短いセンテンスなのだ。
 もちろん、前後の文章では執拗なまでに湿度の高い描写でねちねちと陰影あるお話を展開しているのだけれども、朝顔については「たったこれだけ!?」の分量でしか触れていない。

 文豪、恐るべし。片言隻句に過ぎない描写で、これほど読者に強烈な印象を植え付けるとは。それにしても、強い印象を伴った記憶というやつは、存外あてにならんもののようだ。
 子供の頃に見てやたら感激した映画だとか遊園地を後年見てみると、意外にしょぼく驚くのと似たようなものだろうか。
Posted at 2006/02/06 23:20:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2006年01月19日 イイね!

実る田、実らず

実る田、実らずこういうのも共時性(シンクロニシティ)と言うのかいなと思ってしまったのが、19日に発表されたコニカミノルタのカメラ&フォト事業からの撤退と、同部門のソニーへの売却の話だ。
 去年の後半、CCDの欠陥でリコール修理に出した僕のデジカメがソニー製、さらに直せるものなら直したいと修理に出したが直せなかったコンパクト・カメラがミノルタ製。なんだかなあ。

 何かで読んだ話だけれど、元々写真機の事業と言うのは創業当時には博打同然だったそうだ。だから写真機メーカーはげん担ぎもあってキヤノン(=観音)とかミノルタ(=実る田)と命名した由。
 どこまで本当の話かは知らないが、写真機は単価の高い精密機械だし、特にフィルム・カメラの場合それなりの写真を撮ろうと思ったら、それなりの技術習得が必要になる。確か、消費税が導入されるまでは、カメラは物品税の課税対象だったはず。要するに贅沢品であり、したがって割と敷居が高い商品だったわけだ。

 ニュースを知って早速コニカミノルタホールディングスのホームページを確認すると、既に事業撤退に関するプレス・リリースが掲示されていた。行間と言わず、文字と文字の間から無念の思いがあふれ出してくるような文章だった。カメラ屋がカメラ事業から撤退する…断腸などと言う表現では到底追いつかないだろう。

 まあ、こんなこと言ってる僕自身が使い勝手のよさから、もうここ何年もデジカメ一辺倒で、銀塩カメラは2台ともレンズにカビが生えない程度の部屋の隅っこにほったらかしにしているのだけれど。

 それでもソニーに売却はないよなぁ…。
だって写真機の命は、なんと言ってもレンズ。デジカメ屋さんがしきりに競う画素数ってのはフィルムの粒子に当たる事柄であり、レンズの重要性を蔑ろに画素数を増やすことばっかりに目が行くところに事業を委ねるってのがなんともやりきれない。

 そりゃソニーのサイバーショットは「カール・ツァイス」がウリだけども、それは単に有名どころのブランド名が欲しかっただけでしょ。
 普通のユーザーに対してミノルタの「ロッコール」が、ツァイス級のブランド力を持たない以上、そしてコンパクトさを競うデジカメに必要なのは精々「レンズつきカメラ」程度のサイズ&群構成でしかない以上、ロッコールはソニーにとって「必要がない」。

 どうせならもっと別のところに事業譲渡してくれれば良かったのになあ。例えば、ライブドアとか(笑)。
Posted at 2006/01/20 11:34:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2005年12月28日 イイね!

NHK時代劇「風神の門」

NHK時代劇「風神の門」27日が仕事納めだったので、今日から年末年始休暇である。暦の関係で新年は4日から早速仕事というのが嬉しくないが、それはそれ。
天気もよかったので、チョイと出かけることにした。折角屋根の開く車を買ったのだ。こういう時に乗らない手はないではないか。

 まず足を向けたのは玉川髙島屋。先日、テナントのカメラ屋に行ったときに修理も受け付けていると聞いたので、ミノルタのハイマチックFを勇躍持ち込むことにしたのだ。
 ただまあ、感触としては「もし直せればラッキー」。僕がちょっと期待していたようにカメラのきむらが独自に修理をしているのではなく、結局メーカー修理に取り次ぐだけというのが問題なのだ。ハイマチックFは、もう相当昔の絶版機種。メーカーに部品の残りがなければ、もうそれだけで「修理不能」の烙印が押されるというわけ。ハイマチックFくらい古くなると、その可能性が極めて高い由。

 まあ、そうなったらそのときは別の手段を考えるさと気分を切り替えつつ並びのレコード屋(これも言葉としては絶版かも)にフラフラと入る。と、DVDコーナーにNHK時代劇「風神の門」があるではないか!
 小学生の頃、夢中になってみたドラマだ。オープニング曲はクリスタルキングの「時間差」。どういう事情があったかは知らないがシングル・カットもされず、放送当時にテレビにテープレコーダーを繋いで録音した音源でしか聞くことのできなかったあの曲が、また聴ける。

 それで衝動買い。1~12話を収録した商品はなかったから、霧隠才蔵と猿飛佐助が漫才師に変装して家康暗殺に臨む前半最大の見せ場が欠落するが、気にしない。髙島屋のあとちょっとドライブをしてから家に戻り、早速DVDを観賞する。

 「風神の門」は、いまから25年も前に放送された時代劇だ。その分を割り引かないと、いくらあの頃夢中になっていたからといって、今でも満足できるというものではない。僕が普段使っているユーノス500だって、最近の車と乗り比べるとありとあらゆる技術が古いと思い知らされるものだけれど、ドラマも同じだ。
 殺陣、撮影技術、演出技術、画面構成、ストーリーの運び、役者の演技。どれもこれも、この四半世紀の間にずいぶんと進化したのだなぁと思い知らされる。

 でも、結局それらテクニックの部分は、ドラマの完成度にとって決定的に重要な要素ではないのだということも感じた。だって、古さが目に付くのは事実だけれども「風神の門」は面白いのだから。
Posted at 2005/12/30 22:10:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記

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