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2002年12月08日 イイね!

アテンザ・スポーツ5MTに乗せてもらう

アテンザ・スポーツ5MTに乗せてもらう横浜在住のM氏が、最近ユーノス500からアテンザに乗り換えた。第3京浜走行中にATのオイルポンプが息絶え、エンジンは回るが車は全く動かない状態になり、修理費などを考えて思いは残るもののやむなく買い換えたとのこと。走行距離8万キロ強での出来事だというから、僕の車とあまり違わない。古い車ではあるしいずれ何かの理由でユーノス500を手放す時は誰にでも来るのだろうが、こうしたトラブルで別れなければならない無念さは察するに余りある。

 事実彼も諦めきれぬ気持ちが強いようで、アテンザを始動した時に最初にカーナビに現われる画面に、手放したユーノス500の写真がドン!と表示されるように設定してある。それは新しい彼女…もとい、車に失礼じゃないかと思わなくもないが、気持ちはとてもよく判る。

 今日は11月初旬以来久しぶりに、ユーノス500関係の仲間達と千葉で会って遊んできたのだが、前述のM氏も足を運んでくれたので、この機会にとばかり、彼が買ったばかりの蒼いアテンザ・スポーツ(5MT)に乗らせてもらった。
皆やはり興味津々だったが、トーマスさんは「運転すると買い換えたくなるに違いないから、僕は運転しない」と宣言。うん、確かにその通り。
そこでまずは、すすす氏がハンドルを握る。

 後部座席に座って「うーん、広い」などと感心していると、運転席のすすす氏が戸惑った様子で「これ、どうやってエンジンかけるんだっけ?」と言う。アコードのカード式キーみたいに何か特別な仕掛けがあったっけと思ったが、もしやと閃き「クラッチ切らないとダメなんじゃない?」と言うと案の定。
ギアを入れたままクランキングして事故が起きるケースが増えているからと導入されたシステムがアテンザにも採用されていたのだった。安全のためと言われてしまうと、仕方ないのかなぁと言う気にもなるが、少なくとも僕としては「そこまでされるのは余計なお世話」である。

 さて、いざ発車する段になり、すすす氏が「うわー、これ、違う。全然違う」と再び、感心しているのではなく戸惑った声を上げた。走り出しも、愛車にタコ足まで組み込む氏らしくなく、随分とゆっくり慎重だ。確かにこのアテンザ、まだオドメーターは1000キロそこそこを刻んだばかりの新車なのだけれど、普段の彼の運転から比べるとちょっと慎重すぎるように感じた。
 だが、あとで自分で運転させてもらって、すすす氏が何に戸惑ったのかよく分かった。アテンザのMTはクラッチペダルのストロークが深いのだが、断続するポイントが手前で、しかも殆んどショックを感じさせずにジェントルに繋がる。
そのため、踏み込んだ奥の方で断続するユーノス500から乗り換えると、発進時に左足を上げていっても「あれ?まだつながってないの?あれ?あれれ?」となってしまうのだ。慣れればどうということもないことだが、現役のMT500乗りを戸惑わせるには十分な違いである。

 走り出すと、エンジンの特性が全然異なるのだから当たり前のことだが、各ギアのギアリングが違うのも戸惑いのもとになった。まず1速と2速のギア比が、ユーノス500ほど極端に離れていない(500はほぼ1:2に近い)。いつものように4000、5000と引っ張ってシフトアップすると、クラッチを繋いだ瞬間、車がグイッと飛び出してしまうのだ。でも、これも慣れの問題。短時間の試乗では無理だったけれど、しばらく乗っていれば最適のタイミングや回転域が分かってくるだろう。

 登録後まだ1000キロそこそこしか走っていないので、レッドゾーンまでぶん回して乗ることはしなかったが(第一これは試乗車ではない。個人オーナーの所有物だ)、それでもアクセルを踏み込むと中間回転域でトルクがモリモリ沸いて出てくるのが印象的だった。グイッと力強く前に出る感じがとても好もしい。ATの試乗車やレンタカーでは、これがあまり感じられなかった。エンジン音も静かとは言いがたいが気持ちいい音質で、ふとメーターを見ると「おいおいおい」という数字になっている。レンタカーでも体験したが、体感では実速度の四分の三くらいにしか感じないのだ。本当に、免許の点数に甚だよろしくない。

 オーナーのM氏を傍らに運転させてもらっているうち、千葉の道と相性の悪い僕はまたしてもプチ迷子になってしまったのだが、本格的に迷う一歩手前でさっき通った道に復帰でき、密かに胸をなでおろした。でも考えてみればカーナビがついているのだから本物の迷子になどなる筈もないのだった。いらない、いらないと思っていたカーナビだが、ちょっと気持ちが揺らぐ。

 拠点の店に戻ると集まった面々は、いつものようにチョコッとだけ車の話と、車と関係のない愉快な話を沢山して、大いに笑い楽しみ食し飲み、解散した。
アテンザ5速、いいなあ。個人的な好みからすると、もう少し左半身操作系(クラッチやシフトレバー)が重めでカチッと決まってくれた方が、車の全体的な雰囲気とマッチするような気がする。でも、いいなあ、アテンザ。あのカッコいいシフトノブだけでも、僕にはMTを選ぶ理由になる。
Posted at 2002/12/09 00:06:30 | コメント(0) | 日本の車 | 日記

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