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惰眠のブログ一覧

2003年01月12日 イイね!

「注文したのに届かなくてねー」

「注文したのに届かなくてねー」東京オートサロンでの話。FETが出展していたので、自分のユーノス500に装着しているくたびれたNARDIステアリングの情報を聞きに足を運んだ。

 お姉ちゃん目当ての客が多いせいか、暇を持て余している感じの男性としばし話し込む。FETでは、これまで出していたNARDI単品のカタログはやめてしまったのだそうだが、新作のステアリングは導入すると言う。ところが、展示品はそれより一世代前のもの。どうしたことかと聞きもしないのに説明してくれたのは「イタリアに発注は出していたんですよ。東京オートサロンがあるから間に合わせてくれって。ところがねー」

 僕はどうやら、よほど退屈していたところに飛び込んだカモだったようだ。「ところが、届かないんですよ。まあイタリアのことだからって言うのもあるんでしょうけど、何度督促してもダメでねぇ」ああ、それはよくわかる。僕の職場でも11月後半からは欧州文化圏との仕事が滞りがちになったもの。つまり、クリスマス・ヴァケーション。彼らの生活文化は日本人の僕にはよくわからないけれど、11月の下旬ともなると気分はもう「クリスマス休暇にはなにしよう!?」になってしまうらしくビジネスの話も明らかに上の空なのだ。

 僕らの会社でも、年明け早々に動かすプロジェクト関連の情報がいつまでたっても送られて来ず散々気を揉まされたものだから、FETの方の話はよくわかる。幸いにして僕らの仕事は、どうにかこうにか間に合ったのだが、こちらは間に合わなかったわけだから腹も立つだろう。NARDIの扱いが縮小したのはそれが理由ではないと思うけれど。

 お互い特に名乗らないまま、ひとしきり海外との仕事にまつわる愚痴を言っては笑いあい、その場を辞した。オートサロンにしろモーターショーにしろ、行って面白いのはこういう、商品情報だけでなく一寸した仕事の機微のことなど生の話が聞けるところだと僕は思う。くたびれたGARA3の後釜については、結局目処が立たなかったけれど、楽しい一こまだった。
Posted at 2003/01/17 13:45:30 | コメント(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2003年01月12日 イイね!

Qカーだけではない!

Qカーだけではない!マスコミで散々取り上げられたので電動4輪原付と言うと、どうも真っ先にタカラのQカーが思い浮かんでしまうけれど、こんなに自由なカテゴリーを「自動車を作りたい!」と思うコンストラクターが放って置くわけがない。今回の東京オートサロンには、岐阜のメーカーから写真のようなスポーツカー(搭乗モデルのリクエストにより、顔を某社ブースのコンパニオン嬢と差し替え)が出品されていた。バスタブ状のボディには原付のお約束でドアはなく、固くてタイトなシートには、本当に風呂に入るようにボディのへりをまたいで「よっこいせ」と乗り込む。

 普通の車のようなつもりで着座すると、コチコチのバケットシートの腰サポートが尻にあたって具合が悪い。幾ら小さな車でもこりゃあんまりだと思ったのは僕の勘違いで、正しくはもっと寝そべるような姿勢をとるのだった。ますますもって西洋式の風呂桶である。

 スピードメーターなどは正面ではなく左手の先辺りに配置されていて、なんだか随分とレーシーな雰囲気がする。右手の先にはホーンボタン。悪くない。子供の頃、ダンボール箱でこんな遊びをやったな…と、遠い記憶が甦る。
 電気自動車なのでシフトレバーはないし原付なのでキーをオンにすると勝手に前照灯が点灯する。ウインドシールドもミニマムなのだが、ステアリング・コラムには左右にレバーが出ている。右手のはライトのハイ・ロー切り替え&ウインカーレバーだが左手は?と聞くと、なんとこれが前進・後退切り替えレバーだと言う。幾らなんでもこれは事故になるだろうと思ったのが顔に出たのかどうか、製造元でもやっぱり問題になっていて、いま社内で仕様変更を検討中だと慌てて説明してくれた。

 うっかり発売予定価格を聞くのを忘れてしまったが、新年度に入る前に発売する…と謳っていたような気がする。個人的にはQカーよりもこちらのほうが好みに合う。それにしても原動機が内燃機関でなくなるだけで、まるで英国のバックヤードビルダー(裏庭自動車製造業)のように面白そうな車が短期間に次々出てくるのは、なんだか気持ちがいい。

 きょう一日を振り返ってみると、こういうバックヤードビルダー系の車にばかり目が向いていたような気がする。もしかしたら、マツダも規模だけはでっかいバックヤードビルダーなのかもしれない。
Posted at 2003/01/14 13:55:18 | コメント(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2003年01月12日 イイね!

NBベースのクーペ、今秋登場へ

NBベースのクーペ、今秋登場へ昨年の東京オートサロンに出品された2台のコンセプトのうちNBのロードスターをベースにしたクーペ(ロードスター・クーペって言うのは「ロックンロール演歌」とか「浴衣背広」みたいな表現なので僕は使いたくない)が、いよいよ今秋発売されるそうだ。ロードスターをベースにしたクーペと言うと、十数年前にM2が企画してお流れになって以来、ただの一度として陽の目を見たことがないけれど、それがようやく形になる。

 マツダのブースで話を聞くと、実は初代NA型ロードスターの当時からクーペボディーを出したいとの考えはあったのだという。ロードスターベースのクーペにはどうも逆風が付き物のようで、昨年の東京オートサロンで参考出品していたアストンマーチンDB4GTザガートを模倣したようなエクステリアのクーペも、もっと早くに市販されているはずだったが親会社のフォードでJ.ナッサーが更迭されたのに伴う人事でマツダの幹部もごっそり入れ替わってしまい、プロジェクトが一時停滞していたのだそうだ。この改造車は国土交通省の定める型式認定を取得しないため製造の上限は最大600台、購入の暁にはすべてディーラー最寄の陸運事務所への持ち込み車検になるもので、書類に有効期限がある関係上、申請作業をもう一度最初からやり直す羽目になったのだとか。

 それ以外にも、まだマジョーラの車体用塗料の開発が終了しておらず、秋の発売に間に合わせるべく日本ペイントと共同での研究が今も続いているらしい。なお屋根の部分はリアフェンダーと一体の巨大なパーツを差し替えるそうで、マツダ本体からリアフェンダーが欠品になった状態の車を受け取り、マツダ車体で架装をするのだそうだ。パネルの型はもう出来ているので、いよいよもって書類審査が通るのを待つばかりである。

 少し話は脱線するが、こうした改造車を僕らユーザーが車検を通す時の敷居は外圧の効果からか随分と低く、たやすくなった。ところがメーカーが同じ事をしようとすると役所のハードルは以前とまったく変わりがないそうで、端的に言って「メーカーさんがこんなことやっていいんですか?ん?」と言うあしらいを受けるらしい。僕などは寧ろ「ん?何でいけないんですか?」と言い返したくなってしまうのだが。ベース車両の各種データもノウハウも資金も、サードパーティーなど束になってもかなわないほどの蓄積があるメーカー系を排除しようとする理由が判らない。
 それとも、サードパーティーの職分をメーカーや系列企業が蚕食するのは怪しからんとでも考えているのだろうか。いずれにせよ理解しがたい話だ。
 GMが提案したAUTOnomyと名づけられた、ドライブトレーンは床板一枚で上にいかようなボディでも乗っかります、と言うコンセプトカー(EV)が陽の目を見るときが来たら、ボディワークの世界は本当に楽しいことになりそうだけれど、日本のお役所がこの調子だとまた、ガイアツをかけてもらわないとダメかもしれない。

 話をNB改クーペに戻すと、売出価格を幾らにするのかがまだ決まっていないのだそうだ。東京オートサロンでは、そのリサーチも行なっているのだと言う。ただ、300万を超えてもいいという意見と、250万くらいにして欲しいとの両極に大きく割れているので困惑しているそうだ。

 ところでNB改クーペと言うと、昨年のオートサロンには「コスモ21」だったか、往年のコスモスポーツのエクステリアを模したロータリーエンジン搭載のコンセプトも出展されていた。
これがどうなったのかと言うと、計画を一度白紙に戻して再出発になったのだそうだ。13B搭載では車として成り立たないのだと言う。具体的には、エンジン本体がトウ・ボードを突き破って客室に侵入するような位置にしか搭載できず、キャビンが放熱空間になってしまうからなのだそうだ。
 最新のレネシスに換装しようにも、RX-8の受注が北米を中心に予想外に好調で、はるか先まで余剰エンジンを入手できる目処が立たないので、一から全部練り直すにしても再び表に出てくるまでには、2年3年のスパンが必要かもしれない。マツダという会社、相変わらず需要予測が苦手のようである。

 ところでRX-8好調の、どの辺りがとりわけ予想外かと言うと、この車が女性…特に奥さん層に好まれているところがマツダとしても意外なのだそうだ。例えば先に横浜のMRYでRX-7オーナーを対象にした説明会を開いたところ、夫婦連れの旦那のほうは「こんなのがセブンの後継なんて許せない!文句言ってやる」と乗り込んだもののカミサンが「あら、あたしこれ欲しい」となってしまったケースが少なくとも5件あったらしい。もちろんこの5組の夫婦は、その場で購入の申し込みをしている。
 この男女差は、つまるところ男性と女性ではスポーツカーの使い方も違っていて、男性の場合はひたすらドライバーが一人で興奮するのが目的になるが、女性は友だちを乗せることも重要になるのが理由だとマツダの関係者は解説してくれた。

 RX-8は北米市場ではセダンカテゴリーになるが、会場のスクリーンで流れていたRX-8のプロモーションビデオも、美辞麗句の部分を平たい日本語に翻訳すると要するに「女房子供に言い訳の出来るスポーツカー」だった。NB改クーペとRX-8では価格帯がバッティングしそうな様子だけれど、車の意味合いがこれだけ違えば、商品としては両立するのかもしれない。なによりNBのクーペは最大600台しか出せないのだけれど。
Posted at 2003/01/14 13:27:02 | コメント(3) | 自動車関係のイベント | 日記
2003年01月12日 イイね!

RX-8マツダスピード版

RX-8マツダスピード版ノーマルに比べてかなりすっきりした顔立ちのこれは、マツダスピードのエアロパーツを組んだモデルだ。どこかしら北米市場でスマッシュヒットしたMX-6クーペを髣髴とさせる。今回オートサロンでこれを見かけたとき、僕はこれがスタンダードモデルになるんだと勘違いしてマツダの説明員に「随分すっきりスマートに手直ししたんですねー」などと頓珍漢なことを言ってしまった。

 勘違いの部分はともかく、そのとき聞いたところでは一番最後に海外のモーターショーに展示された試作モデルと比べても、ところどころ「ミリ単位」の修正はかけているのだそうだ。間違い探しみたいな話だけれど、そのミリ単位の違いが原因で全体の印象までも変わって見えるのを、以前ユーノス500の等寸モックアップを見たときに経験しているので、この期に及んで微修正をしていたことからすると、どうやらRX-8のエクステリアはピタっと収まりのいい形がなかなか出ないで苦戦しているみたいだな、などと思ってしまう。
Posted at 2003/01/14 12:08:29 | コメント(1) | 自動車関係のイベント | 日記
2003年01月12日 イイね!

RX-8とX-MENと保険料と

RX-8とX-MENと保険料とマツダのブースに足を運ぶと、綺麗なブルーに塗装されたRX-8が壇上に展示されていた。ディテールに手が加えられていて、かなり格好がいい。これは、今度公開されるハリウッド映画「X-MEN2」の劇用車だそうで、各所のモディファイはアルファベットの“X゛を意識している由。見ると、リアについている車名プレートもRX-8のXだけがひときわ大きくなっているという細かいジョークも盛り込まれている。
 007のアストンマーティンやマイノリティ・リポートのレクサスなどに見られる広告手法は「プロダクト・プレイスメント」と呼ばれ、いわゆるタイアップなどよりも遥かに高額の広告料金がかかるが、CMの到達度が急激に低下しているアメリカの映像メディアで昨今、強力に推進されているらしい。

 そういった事情はともかくとして、劇用RX-8のボディカラーやエクイップメントは、アフターマーケットに登場したらいいなあと思う。言ってみればこれはキャラクター商品だから、版権がらみで厄介なこともあるのかもしれないが、バットマン・カーを市販するよりは遥かに現実的だろう。

 さてこのRX-8だが、北米市場ではセダンカテゴリーの車になるのだと言う。合衆国ではSUVをトラック登録するか乗用車登録するかでユーザーのコスト負担が大きく違うという話を聞くが、2ドア・クーペのカテゴリーも保険料などが馬鹿馬鹿しいくらいに高いそうで、4ドア4座にしたのはその網の目をかいくぐるための苦肉の策だったそうだ。

 この話をしてくれた時、マツダOBの福田成徳さんはちょっと無念そうな表情をしていたが、「最初のサバンナRX-7だって当時の運輸省に『これは4座席車、スポーツカーじゃありません』と説明して認可を通した歴史もあったしロータリー車の伝統みたいなもんじゃないですか」と冗談を言うと、破顔していらした。しかし…RX-8のこの顔立ちは、一体どこにナンバープレートを取り付けると破綻なく見えるのだろうか。
Posted at 2003/01/14 11:54:27 | コメント(1) | 自動車関係のイベント | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
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