惰眠のブログ一覧

10時過ぎのモーターショー会場は、流石に「閑散としている」とは言えないものの、コンパニオン嬢のスタンバイもまだで、人出もそれほど多くない。展示車両を眺めたり写真に収めるには好都合である。
　投宿したホテルから一番近い入り口から入ると、トヨタグループの展示がある。レクサスブランドのコンセプトは、目鼻立ちがまるで広島の自動車メーカー。どうして三河の大メーカーは独自のスタイリングを創造していこうとしないのだろう。思わずため息が出てしまう。

　向かいのメルセデスのブースには、初見のコンセプトカーが飾られている。F500マインドという名のそれ（写真）は、将来技術を各種取り揃えたプロモーションに過ぎないのだが、壇上で説明をしていたのが背広姿の男性というところが面白い。まるでテレビショッピングかテレビ伝道師のような口調の解説は、まるで小劇場で上演される一人芝居のようですらある。案外、この背広の男性は本職の舞台俳優さんなのかもしれない。
綺麗どころを並べてチャラチャラしたりはしないのがメルセデス流、とでも言いたいのかもしれないが、僕はなんだかパーティー商法のような一種胡散臭さを感じてしまった。或いは、それは演者さんがそういう空気をかもし出していたせいかもしれないが。