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惰眠のブログ一覧

2005年03月13日 イイね!

響鬼さん

響鬼さんいやはや参った。
まさかこの歳になって、毎週特撮ドラマを楽しみにするなんて思いもしなかった。初回を録画で見たあと、これは面白そうだと感じたのは確かなのだけれど、本当に朝8時前に目が覚めるようになるとは…響鬼さん、かなり面白い。

 まあ流石に30年も昔のように、ヒーローの活躍にカタルシスを感じるような見方をしているわけではないのだけれど、と言うことは余り子供向けにはなってないということなのかもしれないけども、ドラマとしてよく出来ていることに感心させられる。いやもう、これヒーローもののの作りじゃない。退治すべきバケモノは登場するんだけども、どっちかと言うと、伝奇もの風味に仕立てた普通のドラマに近い。
 役者さんがみんな上手だし、心情描写もよくできていて、大人の鑑賞に十分堪えると思う。

 そういえば…と連想したのが、円谷特撮の金字塔「ウルトラセブン」だ。視聴者の子どもを子ども扱いしない、とでも言えばいいのか、例えば自分の子供時代を振り返ってみて思うのだけれども、子どもは子どもなりに大人なのだ。そういう、子どもの中の大人の部分をきっちりと受け止めて直球を投げてくるような清々しさが感じられて、この仮面ライダーは見ていて心地いい。

 舞台(と言うか「生活の基盤」)を東京の下町・葛飾柴又に据え、仮面ライダーと言う「職業」を伝統芸能のように位置付け、人格的に安定し確立された大人たちは、年若い少年たちの前に立ちはだかる壁ではなく「いつか君もなるだろう」憧れにして、肩を並べいつかは乗り越えるべき先達として描かれる。

 特撮と言うと比較的、サスペンス系・アクション系のストーリー展開に馴染みやすく、従って「対立」が物語の図式の中にも目立つことになるのだけれど、このドラマはそうじゃない。殆んど添え物扱いのモンスターを別にすれば、劇中の対人関係ははっきりと「敬意」と「尊重」を基調にしている。
 また劇中の大人たちの空気が暖かで、子どもたちを見守る優しさが感じられる。ああ、そうだ。ヒーローと言うのはそもそも、僕らを守ってくれる存在だったんだ。そんなことを思い出す。

 そして、大人が子どもを「守る」と言うのは、何も乳母日傘に子どもを育てることじゃない。子どもが悩んだとき、迷ったときに道標となる背中を見せてやることも大人の責任なんだよ、なんだかそんなことまで訴えているように思えて、やっぱり「響鬼」って良質のドラマなんじゃないかなあと感じ始めている。

 しかしやっぱりこれ、もはや「仮面ライダー」じゃないな。普通に特撮モノを見たいと思ってチャンネルを合わせたら、相当な違和感を覚えるに違いない。
Posted at 2005/03/14 18:55:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記

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