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惰眠のブログ一覧

2005年03月23日 イイね!

手鏡先生に有罪判決

手鏡先生に有罪判決早大大学院教授。人気エコノミスト。せっかく築き上げたそういう世間の評判をすべて失ってまで、植草一秀元教授は何を守りたかったのだろう。

 俺は手鏡で女子高生のスカートの中を覗いてなんていない。痴漢なんて破廉恥な人間じゃない。警察の不当逮捕だ権力の横暴だ。

 彼がそう主張すればする程、検察側は裁判で、他人に知られちゃ困るような彼の私的な性癖まで暴き立てて「普段からこう言う奴なんだから、覗きくらい平気でやるぞ」と主張するのは目に見えていたはずなのに。

 仮にこのあと上級審まで争って「手鏡事件」についての無罪を勝ち取ったとしても、それ以前に彼が電車の中で女性の手を取って自分の股間に押し当てたこと(示談済み)とか、交際中の女性にセーラー服を着せて盗撮ゴッコした写真を大量に、いつも移動に使う車に積みっぱなしにしていた話は世間の知るところになっている。
 もはや今後「経済に詳しい偉い人」として話を聞いてくれる人は、殆んど居まい。地位も名誉も失って―。判決文の中にある「社会的制裁」ってのは、法の定める刑罰よりはるかに残酷な罰に思えてならない。
Posted at 2005/03/24 02:39:58 | コメント(0) | トラックバック(1) | 事件・事故 | 日記
2005年03月23日 イイね!

高裁決定、出た!

高裁決定、出た!ニッポン放送の新株予約権発行を巡る法廷闘争は、高裁判断でもライブドア側の完勝に終わった。フジサンケイグループ、完全敗北。ニッポン放送は最高裁(写真)への特別抗告を行わないことを早々に決めたので、この局地戦はこれで終結だ。現在の持ち株数を持って、株主の権利が行使されることになった。

 地裁段階のときと双方の主張内容に変わりがないのであれば、上級審の判断を仰いだところで結論だってそうそうは変わらない。分かりきった結論だといってしまえばそれまでだ。
 ただ、ライブドアの主張は制度面・法律論としては正しいのだけれども、報道を見ている限りだと日本の制度はM&Aを仕掛ける側に一方的に有利で、アタックを受けた側の防衛策が殆んど準備されていないように見受けられる。攻防のバランスが取れていないように感じるのだ。「自由競争」と言う割に、ちょっとフェアネスが足りないんじゃないだろうか。

 しかしまぁ、なんと言うか。この争奪戦が始まってから頻繁に「会社は誰のものか」なんて議論が起こるようになって、株主のものだ社員のものだと論理や感情をそれぞれ前面に押し立てているんだけども、どうも僕は、どっちも違うような気がしてしようがない。
 法人格ってモンがあるんだから法人は法人自身のものだ…なんて言うのは屁理屈だけれども、株主って言うのはオーナーじゃなくてスポンサー(もしくはパトロン)なんじゃないの?と思えてならない。
「企業」ってのは動産や不動産を集積した「財物」じゃなくて、それら生産財を利用して何らかの経済活動を行う「機能」がその実態だと言う気がするからだ。

 敢えてその業を行おうとする意思が第一にあって、第二にその意思を実現するための手段や原資がそれについてきて…という順列があると僕は考える。そうであるならば、企業は本来創業者のものである。または、創業者の志を継いだ関係者のものである。古人いわく、意志あるところ道は通ず…は意味が違うけど、「経営についての意思決定」じゃなくて「その業を行う意思」のあるところが、その企業のレゾンデートルの根源なんじゃなかろうか。

 今回のライブドアによる日本放送株取得問題でモヤモヤしているのは、一体堀江氏には「放送事業を行う」ことについてどんな意思や意図があるのか一向に見えない点にある。
 だって、ネットと放送の融合だとかコンテンツのウェブ配信なんてのは手垢のつきまくったアイディアだし、だいたい本気でそれをやりたいなら、最初っから自分で放送局を設立すればいい。
堀江氏風に言うと「何で自分で放送局を作らないのか激しく不思議」
 その気になってちょっと調べれば「ネットと放送の融合」なんて言って堀江氏が盛んに宣伝するアイディアは、もうとっくにアメリカやヨーロッパの先達が手がけて、ことごとく事業化に失敗していることくらい簡単に分かるのだ。あのAOLタイムワーナーだって空中分解したというのに。
ホント、一体なんで買収したいんだろ?

 今回は放送局が対象だったために、公共性だのなんだのと雑音―は言いすぎだが、純粋性を欠く論点が提起されて問題を見えにくくする。
さらにはかつての政治改革論議の際に貼られまくったレッテル、「守旧派」VS「改革派」みたいな図式を意識してか無意識かは別にして、持ち込んでくるから論点がまとまらない。
 でも結局のところ、株主ってのはオーナーなのかスポンサーなのか、事業主に当たるのは経営なのか資本なのか、事業に興味がない資本家が企業を牛耳ることは(主として倫理的に)容認できるのかって部分の線引きが問われてるんじゃないのかと思う。
Posted at 2005/03/23 17:54:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2005年03月23日 イイね!

ジョン・ザッカリー・デロリアンと言う人

ジョン・ザッカリー・デロリアンと言う人いま僕の手元に、講談社の「永久保存版 世界の名車」と二玄社の「アメリカ車の100年」と言う2冊の本がある。追悼の気持ちをこめて、80歳で世を去ったジョン・ザッカリー・デロリアンについての記述を少し追ってみる。

 デロリアン氏はポンティアック部門の最高責任者を経て、GM全体の副社長を勤めた後に自分の会社を設立したのだが、GM時代の氏の名前を車好きの間に知らしめたのは、ポンティアックGTOを世に送り出したことによってだろう。
 「アメリカ車の100年」を著したニック・ジョルガノ氏の取材によると、デロリアン氏は正規の社内意思決定手順を踏んでは、自分の企画したGTOが製品化されることはない事を知っていたので、秘密裏に開発を進めたのだと言う。
 「会社の重役連中が発表直前にこの車の噂を嗅ぎつけた時には物凄い怒りようだった。でもGTOの開発はずっと先まで進行していたので、中止しようにも手遅れだったわけさ」(二玄社「アメリカ車の100年」より)。
 これは、ちょっとした英雄譚だ。そしてどうやらデロリアン氏は、商売がどうこう言う以前に、そもそも根っから車が好きだったのだ。
ならば、副社長にまでなったGMを飛び出して自分が思うとおりの車を作るために会社を立ち上げてしまったことも理解できる。

 だが、DMC12は散々だった。手元にあるもう一冊はコレクター向けのバイヤーズガイド入門編のような構成になっているのだけれど、デロリアンが理想とした車についてはコテンパンで全く救いのない記述しか出てこない。
 曰く「自動車産業における最大の失敗作」、「不運にもデロリアンを購入した人は、クォリティ・コントロールの失敗に直面した」、「すべての人々がプロトタイプには同意していたのに、実際に発売してみると評価よりも文句の方が多かった」(講談社「永久保存版 世界の名車」より)。
 この他にも、ガス・ダンパー一本で支えられる重すぎのガルウイング・ドアが正常に作動することなど期待するほうがおかしい、79年デビューなのにスタイルはずっと古臭いなどなど。よくもここまで貶せるものだと感心したくなる。いっそ笑い出してしまうくらいだ。まあ、バイヤーズガイドなら、読者に過剰の期待を与える愚は冒せないのかも知れないが…。

 そして2500万ポンドの負債(DMC12はベルファストの工場で作られた英国車だ)を抱えてデロリアン社が倒産したことだけ見れば、ジョン・ザッカリー・デロリアンの人生は失敗だったと言うことになる。いま流行りの「勝ち組・負け組」みたいな二元論にすれば、負け組の側に分類されるのだろう。
 でも、晩年まで「次の新しいデロリアン・カーを生産するんだ」と言って計画を練っていた彼の人生は、失敗だったとしても鮮やかでパワフルで燦然と輝いていて、ちょっと憧れさえ抱く。
Posted at 2005/03/23 03:56:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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