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2006年10月21日 イイね!

日本の古代に少し触れる

日本の古代に少し触れる中央道諏訪インターチェンジのほど近くに神長官(じんちょうかん)守矢資料館という、とてもとても小さな郷土史料を扱ったところがある。大和朝廷が入り込んでくる以前から諏訪地方の「まつりごと」を司っていた一族の裔が、ついに明治期に途絶えてしまった祭祀にまつわる品々を展示しているのだ。

 建築史家にして建築家でもある藤森照信氏による建物の外観がとても特徴的なのだけれども、何より所蔵品と説明文に心かきたてられるものがあった。守矢(もともとは『洩矢』であったらしい)の一族が神長官となるのは、5世紀のころ出雲から兵を率いてきた建御名方命(タケミナカタノミコト)との戦に敗れて以降のことらしい。

 この一族が執り行う祭礼で用いられた供物が一部資料館に再現保存されているのだけれども、これは完全に狩猟民のそれである。そしてそのまつりごとは、時を経て江戸の末までは受け継がれてきたというのだ。農耕文化の民に制圧された後も、狩猟文化の民の祭祀が生きながらえてきた……。戦に敗れたとはいえ、さぞかし強い力を持った人々だったのだろうと思ったら、資料館の片隅にそれを証明するかのように銅鏡が展示してあった。どういう来歴のものかまでは説明されていなかったが、こんなものを所有している一族が、只者であろう筈がない。

 牛に引かれて善光寺に参ったような按配で訪れた資料館だったが、なんだかとっても厳粛な気持ちになった。人の営みが築き上げたホンモノの歴史ってやつの重みは、やはり圧倒的なのだ。
Posted at 2006/10/23 23:39:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記

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