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2007年01月22日 イイね!

ダウンサイジングするVW

ダウンサイジングするVWむかし雑誌で読んだ記事だが、大柄な車体を小さな排気量のエンジンで走らせるのはクレバーなのだそうで、バブル期に日産がサンタナの代わりに2リッター級スポーツ・セダンとの触れ込みで導入したパサートも、本国あたりでの主力は1600ccエンジン車だったという。

 尤も昨今は、小さな車にもでっかいエンジンという贅沢な商品を作って、より高級なブランドへシフトする足がかりの一助にしてきたようだけれども、今度ラインナップに追加されたゴルフのGT TSIは、もしかしたら潮目が変わったのかも知れないと思わせる。ポロ(添付写真)よりも排気量が小さく、しかし高出力のゴルフか……。

 記事などに拠ると低回転域の補助にスーパーチャージャーを使い、回転が上がってきたらターボチャージャーにバトンタッチすることで、排気量1400ccながら出力は2400cc級というのが、この新しいガソリン直噴エンジンの売りだという。
 一般紙や自動車専門メディアの記事をざっと眺めた限りではVWがこのエンジンを投入してきた意図がわかりづらかったのだけれど、日刊自動車新聞(オンライン版)の短い記事が、その部分を端的に説明していた。

 要するにVWは、ガソリン・エンジン車の排気量を全面的にダウンサイズする方針で、その先駈けがゴルフの追加モデルと言うわけだ。まずゴルフのクラスでこのコンセプトを世間に浸透させ、次いで大型・多気筒のエンジンを搭載する上級クラスの車でも展開する――そういうストーリーのようだ。環境負荷の点で、排気量の縮小が有効なのは間違いないけれども、極端から極端へと走りやすい(と評する人もいる)ドイツ人気質が垣間見えるような気がする。

 このダウンサイジングが自動車製造業界全体の潮流になっていくのか、それともVW社ローカルの一過性の出来事で終わるのかはマーケット(消費者)次第なんだけれども、排気量の大きさが一種のヒエラルキーを形成する自動車と言う商品の世界で、これはどうなんだろう。
 まあ、最近はプリウスのように、排気量なんかを云々しても意味のない車が、自動車の一大消費地でも高く評価されているくらいだから、そう悲観したものでもないかも知れないが。
Posted at 2007/01/22 14:37:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記

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