• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

惰眠のブログ一覧

2007年01月29日 イイね!

私作る人、僕食べる人

私作る人、僕食べる人今ちょっと調べてみたら、表題のCMが放送されて騒動になったのは、1975年のことだそうだ。子供の頃のことだったなぁとしか覚えていなかったのだが、当時僕はまだ小学2年生だったのか。

 念のために記しておくと、この「私作る人、僕食べる人」というのはハウス食品がインスタント麺のTVコマーシャルに使ったキャッチ・フレーズで、台所(と言っても、たしか何もない平場に流しとコンロだけが建て込まれたような抽象性の高いセットだったと思う)に立った若いおねえちゃんが前半の台詞を言い、それを受けて居間のちゃぶ台前(といっても、確か何もない平場に、ちゃぶ台だけが置かれたような抽象性の高いセットだったと思う)にデンと座った若い兄ちゃんが後半の台詞を口にする。

 これが「性別が男ってだけのことで女が家事労働で奉仕するのが当然と言わんばかりで怪しからん」となったわけだ。『それが女の仕事だ』と決め付けるとは何事だ、と。んでまあ、何でこんなことを今更思い出したかと言うと、前の週末の柳沢伯夫厚生労働大臣の問題発言のニュースを見たから。

 報道で見る限り、総理や大臣自身は女性を「子供を生む機械、装置」に喩えたことをマズッたとしていて、だから即座に謝罪したんだしいいじゃねーかガタガタ騒ぐなよと考えている節がある。

 判ってねーなあ、と思う。失敗したと思ってすぐに言い方を換えた、とか弁明しているが、女性を『子供を産む役目の人』と規定した時点で、つまりスタートラインからしてもうアウトなのだ。大体、一体どこの誰が『お国のため、社会のため、労働力のため』に子供を作らなきゃならんなど思って暮らしておるものか。

 そもそも、こういう比喩を思いつくこと自体が、この男の人間性(に問題があること)を饒舌に物語っているのだと僕は感じている。
 柳沢伯夫は、『人間』を、生産財としか見なしていない。経済効率の観点、労働力としての視点だけでしか思考していない。そういう意識を強烈に感じる。彼がホワイトカラー・エグゼンプションの導入を熱烈に求めていることとも通底する発想だ。

 いまの所、女性の反発と言うことだけで語られがちだけれども、そんな表層のことだけで済ませていいことだとは、僕は思っていない。こういう考え方をする人物が、経済産業大臣であるならまだしも、よりにもよって厚生労働大臣を務めているとのヤバさは、もう少し深刻に受け止めていいんじゃないだろうか。
Posted at 2007/01/30 11:37:04 | コメント(2) | トラックバック(1) | 事件・事故 | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/1 >>

  12345 6
789 10 1112 13
14 1516 17 1819 20
21 22 2324 252627
28 2930 31   

リンク・クリップ

Automotive Design 
カテゴリ:新しい車関連
2003/08/09 00:21:12
 
All The Web 
カテゴリ:便利
2002/12/27 14:03:26
 
Hubble Space Telescope Public Pictures 
カテゴリ:科学・文化・芸術
2002/11/08 15:59:43
 

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2005年10月、発作的に衝動買いしてしまいました。 いい車だなぁと思ってはいたものの所 ...
マツダ ユーノス500 マツダ ユーノス500
気が付けばデビューはもう19年前。 最新の車とは比べるべくもありません。 ガタガタゴトゴ ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
例によって例のごとく、借り物の車での「パートタイム・オーナー」です。レンタルしたのは10 ...
マツダ ランティス マツダ ランティス
俄かオーナー経験は僅か3週間で終わりましたが、とてもいい車です。 代車だったので、コンデ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation