• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

惰眠のブログ一覧

2007年02月13日 イイね!

マツダ2、颯爽とデビュー

マツダ2、颯爽とデビュー壊滅的な経営状況からの脱却を賭けた新ラインナップの第2弾として現行のデミオ(輸出名マツダ2)がデビューしたのは02年の夏だった。Zoom-Zoomキャンペーンのまだ出だしの頃だったこともあってか、開発現場のスタッフからも不評だった「ロードスターのDNAハンドリングを受け継いだ」なんて力みまくったキャッチ・フレーズを引っさげていたことも今となっては懐かしい。あれからおよそ4年半、デミオが代替わりする。

 デミオと言えば、ピッペン。長身のバスケットボール選手が、ちっこいハッチ・バック車に乗り降りする初代のCMには、その訴求点の明確さも含め、当時待つだの車にはすっかり興味を失っていた僕も強い印象を受けた。まぁ、僕が欲しいと感じるカテゴリーの車ではなかったのだけれども。

 初代は、素うどんだったか掛けそばだったか忘れたが、そういうシンプルで飾りのない(言葉は悪いが)下駄車としてのベーシックな使い勝手を最重視したというようなことを、開発関係者が雑誌のインタビューに答えていた。
 それは、バブル崩壊後の市場環境からしても妥当な商品企画だったのだろう。デミオはヒット商品になり、沈没寸前――というより沈没の始まっていた――マツダを土俵際で生き延びさせる救世主になった。

 そういう経緯を同時代的に眺めていた身としては、2代目(現行)がデラックス志向になったことに多少の違和感があった。市場環境が「もはやバブル崩壊後ではない」と言う具合に変化していたのを受けたのだろうから、路線変更は然るべきことなんだけど、デミオってそういう車じゃないよなぁと感じたのは事実だ。

 で、今度の3代目。初代は遠くなりにけり。耐乏時代の清貧なデミオの面影は、もはやどこにも残っていない。どっちかと言うと、昔のカローラⅡみたいな、ちょっと気取った(つもりになってる)パーソナル・トランスポーターって感じだ。
 『颯爽』コンセプトが次期マツダ2のスタディだとの情報は、海外のスクープ写真サイトなどで知っていたから特に驚きはないけども――好きな形であるのは間違いないんだけど――デミオってこういう車じゃないよなぁと感じずにいられない。
 まあでも、これもきっと今の市場の状況を考えれば妥当な路線変更なのだろう。少なくとも商品開発側は、そう判断したのだろう。

 マツダの井巻社長は新聞の年頭インタビューなどでZoom-Zoomの2順目にかかるこれからが正念場だと語っていた。卒業シーズン需要を見込んでこの時期にデビューさせたのだろうから、夏にモデル・チェンジした現行よりも、販売も意気込んでいるのだろうけれど、果たして吉凶や如何。
Posted at 2007/02/14 11:27:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/2 >>

    1 2 3
456 789 10
1112 13 14 1516 17
181920 21 2223 24
25 2627 28   

リンク・クリップ

Automotive Design 
カテゴリ:新しい車関連
2003/08/09 00:21:12
 
All The Web 
カテゴリ:便利
2002/12/27 14:03:26
 
Hubble Space Telescope Public Pictures 
カテゴリ:科学・文化・芸術
2002/11/08 15:59:43
 

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2005年10月、発作的に衝動買いしてしまいました。 いい車だなぁと思ってはいたものの所 ...
マツダ ユーノス500 マツダ ユーノス500
気が付けばデビューはもう19年前。 最新の車とは比べるべくもありません。 ガタガタゴトゴ ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
例によって例のごとく、借り物の車での「パートタイム・オーナー」です。レンタルしたのは10 ...
マツダ ランティス マツダ ランティス
俄かオーナー経験は僅か3週間で終わりましたが、とてもいい車です。 代車だったので、コンデ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation