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2010年07月25日 イイね!

続・2010東京コンクールデレガンス見物 ~新しい車~

続・2010東京コンクールデレガンス見物 ~新しい車~承前
前の稿にもサラッと書いたけどアルファ・ロメオは今年が創業100周年だ。ロンバルダの自動車製造会社(Anonima Lombarda Fabbrica Automobili)を実業家のニコラ・ロメオが買い取り、自分の名前を足して「ALFA Romeo」にしてから100年。政府管理下の公営企業になったり1990年を迎えられないんじゃないかと会社の中でも公然と心配されたりしながら100周年。よくぞ生き延びたものだ。

 その100周年にデビューするのが新しいジュリエッタだ。日本ではこの東京コンクールデレガンスでの展示が初公開になる。最初は別の名前でお披露目される予定だったのに、確か発表式典の前日だったか前々日だったかに突如変更され、3代目のジュリエッタを襲名する運びになったのを思い出す。みたび“ロメオとジュリエッタ”となったわけだが、しかし最初のジュリエッタほど人気のモデルになるんだろうか。

 社内で盗み撮りされたスクープ写真をウェブ上で見たとき抱いたほどネガティブな印象を、実物に対して抱いたわけではない。確かに初代のジュリエッタも、ピニンファリナだとかベルトーネだとか社外のデザイン専門企業が手がけたものは兎も角として、基本形のベルリーナ(グーグル参照)は取り立てて魅力的な形をしていたという訳ではない。けれども……カタチに対する好みで言えば、僕には147の方がはるかに魅力的だ。横合いには特別モデルの8Cスパイダーも置いてあったけれど、こやつも(8Cコンペティツィーネで繰り返し書いてるけど)今ひとつも二つも物足りない。

 まあ、概してコンクールなんかに展示されているのは、同時代的にも飛びぬけて魅力的だったり物語を背負っていたりして時代を乗り越えて現代まで生き延びた「選りすぐり」であるからして、きのうきょう世に出たばかりのモデルがそうそう太刀打ちできるものではないのだけれども。

 そんなことを考えながら……と言いたいところだが、ギラギラの直射日光にさらされたイベント会場では暑くて暑くて少しも頭が働かない。あちぃ、あちぃとつぶやきながら思考停止状態で会場を歩き回っていてふと目に飛び込んできたアストン・マーティンが、なんと実は今度デビューする4ドア・セダンのラピードだと気づいてびっくりしたりと言った有様だった。まぁ、ラピードは気をつけてないと気がつかないぐらいクーペっぽい姿かたちなんだけどさ。

 むやみやたらに暑い会場の一角に、冷房の効いた――というより無理やり力ずくで冷房を効かせた――テントがあって、そこに2009年のジュネーブ・ショーに展示された日産のデザイン・スタディ「インフィニティ・エッセンス」が展示されていた。



 現代的なディテールを与えているけども、成り立ちそのものは良きにつけ悪しきにつけ古典的なラグジュアリー・クーペのそれだ。だからというべきか、クラシック・カーのイベントに並んでいても場違いな感じがしない。ああ、そういえばヴィラ・デステのコンクールなんかにも「最新モードのデザイン・スタディ」が出展されることがあるけれど、そういうところに出てくるのは古典を踏襲したスタイリングの車が主になっている気がする。
 ブランド廃止が噂されているマイバッハなんかも「トラディショナルな高級車」の姿かたちをしているから、こういうところに並んでいてもあまり違和感を感じないのかもしれない。

 それにしても。去年、屋内展示だった東京コンクールデレガンスは、屋内であるがゆえに光が足りなくて撮影に難儀させられたものだが、真夏の直射日光があふれんばかりに無駄に降り注ぐ環境というのは、被写体の陰影が乏しくなることもさりながら、撮影者にとって辛過ぎるのであった。
Posted at 2010/07/27 23:15:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2010年07月25日 イイね!

2010東京コンクールデレガンス見物

2010東京コンクールデレガンス見物無闇に暑いので敢えて行かなくてもいいかなぁと弱気になっていた今年の東京コンクールデレガンスを見物してきた。場所は台場の潮風公園。最近まで実物大のガンダムが佇立していたところだ。
夏休みに入っているとはいえ、自動車がらみのイベントに左程の集客力はないはずだし、とりわけそれがクラシック・カーならば尚更だろうと想像していたら、案の定だった。閑古鳥が鳴くほどではないのは台場という場所柄ゆえだろうか。

 ともあれ、強烈な日差しにも関わらず僕が「これは見物に行かねばなるまい!」と決心してしまったのは、今回のイベントにアルファ・ロメオの6C2500SSコルサが出展されていることに気づいてしまったからだ。



レストア(修復)されたあと、海外のイベントに出展されているのを写真で見たことはあるのだけれど、その実物を自分の目で間近に見られる機会があるとあっては、むざむざ見過ごすわけには行かないのである。

 んでまあ、行ってみれば個人的な目玉展示(=6C2500SSコルサ)に限らず、暑さに耐えて足を運んだ甲斐があった。タイトル画に添付したデ・トマソ初の車であるヴァッレルンガも「行った甲斐」のひとつ。スーパーカー世代的にはデ・トマソといえばマングスタだとかパンテラだとかが“ど真ん中”なんだけれども、古いスポーツカー好きとしては1500ccのOHVエンジンを積んだ、古典的イタリアン・スポーツのヴァッレルンガは一度見てみたい車のひとつだったのだ。

 他にもフレッチャ・ドォロ(Freccia d’Oro)だとかジュリアTZだとか、ことし創業100年を迎えたアルファ・ロメオの、往年のすばらしいモデルが居並んでいたのが壮観だった。壮観だった代わりに猛烈に暑かったけれども。
 気づけば200枚以上も写真を撮影していた。「見に」行ったのか「撮りに」行ったのか、これじゃあ分かんないなぁなどと思わないでもないけれど、ギラギラの炎天下のイベントでは立ち止まってじっくり眺めること自体が苦行なわけで、こういうやり方も場合によっては良いんじゃないだろうか。

 例によって撮りまくった写真の(ごく)一部をフォトギャラリーに(旧い車新しい車)掲出。
Posted at 2010/07/27 21:45:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記

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