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惰眠のブログ一覧

2001年12月21日 イイね!

徒然なるままに

徒然なるままに吉田兼好の徒然草の書き出しがふと頭に浮かんだ。
徒然草といえば、高校の古文の教材になっているはずだから、誰でも一度だけ経験するのよ、と断言して間違いないだろう。
ただ、中には「徒然草」と言う単語が学校の授業とハイパーリンクされていて自動的にアクセス拒否になってしまう人もいるだろう。それは、僕はもったいないと思う。
徒然草は、身辺雑記エッセイの走りである。
それも、飛び切り上等の悪意と皮肉と厭味に満ち満ちた。
京都人が底意地の悪さを発揮するとどういうことになるかを、徒然草と言うテキストはこの上なく見事に表現しているんじゃないだろうか。

余談ながら、関西産の僕は、一般的な感想として「京都のお人はみんな、本当はキッツイのだけれども、それを上手に上品にオブラートで覆い隠いるんだ」と思う。
東男に京女なんて言うのも、「世間知らずで操縦しやすい田舎もんの男と結婚した方が、切れ者で根がキツくて、そのくせ表向きええ顔するのが上手な京都の女はうまくいく」と言う意味じゃないかとさえ思う。いや、多分ホントにそうなんだろう。
うちの会社でアルバイトしていた京都のお寺さんの長男にこの話をしたら、首が折れるかと思うほど深くうなずいていたもの。

ともあれ、徒然草では当時洛中洛外で大きな政治力・経済力を誇った名刹、仁和寺の和尚をことさらに取り上げては痛罵し、こき下ろし、笑いものにしている。きっと吉田兼好は自分以外がみんなバカに見えるタイプで友人も少ないか、或いは文章で発散するかのタイプだったんだろう。
と、ここまで考えてふと思った。
「徒然なるままに 日暮し硯に向かひて 心に移り往く由無しことを…」と言う状況は、いい年をした男が自室に篭って、社会的に地位も権力もある相手の悪口を(今であればパソコンで)一日中書きつづけている、と言うことではないのか、と。
京都人は新進気鋭の精神に富むと言う。現代の病理といわれる引き篭もりを、何百年も先取りしていたのかもしれない。
Posted at 2001/12/22 01:23:26 | コメント(0) | ふと思ったこと | 日記
2001年12月20日 イイね!

電話のない暮らし

電話のない暮らし携帯電話全盛である。
ゲーム関係の会社に勤める友人に聞くと、特に若年層の家計において娯楽費用の殆どがケータイ関係に消えているらしく、そのとばっちりで以前ほどゲームソフトが売れないらしい。
同じような話は自動車雑誌の編集をしている別の友人や、とある中央官庁に勤める知人からも聞いたことがある。

身内を見回してみると、還暦を過ぎた僕の父も、まあいわゆる「新らし物好き」だから当然ではあるが所持しているし、弟も、不要になった端末を自分の息子に与えるくらいだから勿論所持している。僕自身は、あれがまだハンドバッグほどのサイズで「自動車電話」と呼ばれ、目の玉が飛び出るほどの通話料だった時代から付き合いがある。そのくせ、業務のために会社から貸与された以外にはケータイを持ったことがないのだ。

あれば便利なことはよく判るし、友人と千葉に遊びに行った折に集合場所を間違え、ケータイを持っていないばかりに出会えず仕舞いになりかけたこともある。それでも、何か踏ん切りがつかないのだ。
持ってないと生活できないわけでもないし、第一、僕に連絡を取りたがる相手が地の果てまでも追いかけてくるような煩わしさを感じる。

思うにこれは、仕事で使っていたときの経験が心的外傷になっているのかもしれない。ベルが鳴ると身構えてしまうのだ。よい知らせが来るのは、当社比で1%未満と言う有様だったのだから。
残り99%以上は、休日がなくなるとか、休みが召し上げられるとか、休日出勤を命じられるとか、そういう類の話。ちょっとマシな場合でも日付変更線過ぎまで残業してくれとか、朝刊の配達前から仕事を始めてくれ、完徹で働いてくれ、などなど。叱責もあったかな?
オフ・デューティーを奪う道具。人を、常にスタンバイ電源が入ったままの状態にする道具。そんな印象が強くなってしまったのだ。
友人からケータイに掛かってきたとき、たまたま会社に同姓の後輩がいるので勘違いし、目一杯不機嫌な対応をしてしまったこともある。(らっきぃさん、その節は大変失礼しました)

そんな僕だが、流石に携帯を買わないとマズいかなあ、とは思い始めている。何しろ、会社を出た僕に連絡を取るには、メールを打つしかないのだから緊急連絡があった場合、どうにもならない。自宅に電話は引いていないのか?無論、引いている。でも、絶対に出ないのだ。いや、出られないというのが正しい。なぜと言うに、ダイヤルアップ接続のためPCに繋ぎっ放しになっているからだ。つまり、今の僕は事実上「電話のない暮らし」をしているも同然なのだ。
これはいかん。これではやっぱりいかんだろう。
近々の導入をマジメに検討しないといけない。

ただ、メール機能はないほうがありがたい。
以前、午前3時半のコールに「緊急事態か!」と飛び起きた(仕事の必要に順応したせいで、あの電子音を聞くと相当深い眠りからでも一発で目が覚める)ところ実は出会い系のメールの着信で、送信者に殆ど殺意さえ抱いた経験があるからだ。
Posted at 2001/12/20 16:17:45 | コメント(2) | 身の回りの出来事 | 日記
2001年12月17日 イイね!

冬の火の用心

冬の火の用心ここ数日と言うもの、東京都内もすっかり寒くなった。
どのくらい寒いかと言うと部屋のエアコンで暖房しても、一向に暖かくならないくらい。まるで冷凍怪獣ガンダーに襲われた地球防衛軍極東基地のようだ。
もはやエアコンの出力だけでは埒があかず、かと言ってウルトラセブンの助けも期待できない当方としては、機関車の重連のごとく更に一台暖房機を作動させることにした。去年購入したデロンギのオイルヒーターである。

オイルヒーターと言う奴は、ともかく電力を食う。それで実は、去年大失敗をした。ヒーターの電灯線のプラグ近くには、でっかいタグがついていて「コンセントが二口合ってもこの機械以外つなぐな」と注意喚起している。そんな電気食いなのだから、まして蛸足など、それも他の暖房器具との蛸足など断じて論外だ。

判っていた。それでも、蛸足をやった。寒かったからである。

ホットカーペットとの並行運用も、初めの何日かは何事もなく過ぎ去った。ところが、ある晩のこと。いつものように両方の電源を入れてくつろいでいると、蛸足に使った延長タップの大元からバチバチと異様な音がし始め、ものの5秒としないうちに火花を噴いて…ブレーカーが落ちた。
真っ暗になった部屋の中でしばし呆然としたが、気を取り直してとりあえず復旧すると、テーブルタップは無残に溶け落ち、コンセントの周りには黒い煤が残っていたのであった…(写真)

この一件に恐れおののいた僕の手により、デロンギのオイルヒーターは予備役に退き、昨シーズンは出番がなかったのだが、なに、説明書どおりの正しい取り扱いさえすれば何も危ないことはない、筈だ。と、思う。

あまり歯切れはよくないが、何しろ寒いのだ。背に腹は換えられぬ。取扱説明書の言いつけを、今度はちゃんと守ることにして現役復帰させた。その効果は絶大で、寒い夜よサヨウナラなのである。いまだにビクビクしているのも事実だけれど。

なんにせよ、火事だけは出してはならない。
去年の冷や汗に誓って、心の底からそう思う。
Posted at 2001/12/18 01:03:58 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2001年12月16日 イイね!

偶然ばったり

偶然ばったり実家近くのデパートに、来週一週間分の食料を買いだしに行ったところ、同様に買い物に来ていた両親に、偶然ばったりと出会った。僕の買い物には米も含まれていたので、息子の食生活を気にかける親に対して、一応の面目が立ったように思う。
とは言うものの、自分でやるのは米を炊くまで。おかずは出来合いかレトルトで済ませている。
一昔前ならこんな食生活では栄養バランスが出鱈目になって大変だったろうが、最近は外食のバリエーション「中食」なる業界用語まで登場するくらいで、自分で料理ができなくても、そこそこマトモな食事は可能なのである。いわゆる出来合いの惣菜のお持ち帰りのことで、味気ないといえば味気ない。
そう考えて振り返ると我ながら呆れてしまうのだが、最後に自分で味噌汁を作ったのは、もしかすると中学校時代の家庭科の実習かもしれない。
こんな20年も味噌汁を作っていないようなダメ人間でも、半生ペーストの味噌汁の素(写真)が出回っているお陰で、豆腐や野菜を入れる手間さえかければ、結構マトモな味噌汁が自宅で味わえる。ただ、今少し困っていることが一つある。

風邪で、お腹が緩いのだ。

理由の詳述は避けるが、味噌汁を作るのに躊躇がある。
とにかく、困っているのだ。
Posted at 2001/12/17 01:07:37 | コメント(0) | 食べる | 日記
2001年12月12日 イイね!

ちょっと複雑な心境

ちょっと複雑な心境わが愛しの阪神球団が、星野仙一氏に監督就任を要請したと言う。星野氏起用が悪いとは言わない。面白いとも思う。だが、やはり彼は「ドラゴンズの星野」なんじゃないかと言う気がするのだ。「世界の王」がホークスの監督をするのとは、土着性というか地域性というか、カラーの問題と言うか、そういう非常にメンタルな部分で違いがあるんじゃなかろうか。
甲子園球場に最も近い小学校と中学校に通い、阪神こどもの会にも入っていた僕には、やはり微妙な違和感がある。
さらに言うと、「ドラゴンズの星野」に救われるタイガースと言うのが、なんだかフォードに救われたマツダの姿と二重写しになるようで切ない。

そりゃまあ、いつまでも低迷していていいとは思わないし、「夏前にシーズンが終わるチーム」と言う不名誉な立場からも、幾らなんでもサヨナラしていい頃だ。でも、勝てなくてもいいから岡田とか掛布とか平田とか真弓とか、いっそランディ・バースとか、85年の優勝に噛んだ人が監督に就いた阪神を見たいとも思うのだ。
だいいち、熱血・鉄拳指導の仙さんが監督になったら、阪神ベンチはどつき漫才になってしまうではないか。『グラウンドよりベンチがおもろいチーム、阪神新喜劇』
或いは、85年シーズンに1ゲームに4人も5人もピッチャーを投入したように、監督を5、6人用意しておいて調子が上向いてる監督を日替わりで起用するとか。
…1シーズンくらいなら、それもいいかも。

かつて低迷を極めたフェラーリが、新社長ルカ・ディ・モンテツェーモロの指揮下、一転して常勝不敗の最強軍団に生まれ変わったようなミラクルを目にできればいいのだが。
まあ、阪神優勝21年周期説と言うのもあるわけで、あと5年以内に一度、日本一になれれば上出来としておこう。
Posted at 2001/12/12 15:55:01 | コメント(1) | スポーツいろいろ | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
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