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惰眠のブログ一覧

2005年09月07日 イイね!

冬とソナタとヨン様と

冬とソナタとヨン様とそういう売り方をするかも知れないと思わなくもなかったが、まさか本当にやるとは思わなかった。ソナタといえば最近は韓国ドラマ「冬のソナタ」。車の世界でソナタといえば現代自動車(韓国)の中型サルーン。その車のキャンペーン・ボーイに「冬のソナタ」主演のヨン様ことペ・ヨンジュン氏を選んだ由。

 地口といってしまえばそれまでなのだけれど、成る程考えたねぇと思ったのが、ディーラーに行って新型ソナタに試乗すると、ヨン様のオリジナル写真入り大判ポストカード3枚一組が洩れなく貰えると言うキャンペーンだ。これならヨン様につられたご婦人方が旦那を引っ張って「試乗しよう!」とせがむかも知れない。

 3年前の春、現代自動車の日本法人はラインナップの看板娘としてクーペを導入した。恐らくは販売の起爆剤にしたいとの意図があったはずだし、確かに現代ブランドなど見向きもしない人たちを、振り向かせるところまでは成功した。
 ただ振り向いた人が、その後試乗したり購入を検討したかと言えばそれは違うわけで、夕べのニュースによると今年4-8月の登録台数は二千数百台程度とのこと。世界第9位の生産台数を誇る自動車メーカーでありながら、日本市場ではこの実績だ。

 現代の販売としては、まず試乗してもらって、実力を体感してもらいたいと考えていることだろう。それだけの数を作っているのならば、製品に対して相応の自信は持っているのだろうから。
 では、どうしたら韓国製中型サルーンなんかには特に興味を持たない人たちにハンドルを握らせられるか。試乗だけしてくれればヨン様写真を3枚差し上げますというのは、その点で中々上手いところを突いて来たと思う。
 実際に運転してみたら、それほど悪い車じゃないし値段は格安と言うことになれば、或いは商談を始められる客が増えるかも知れない。
フォード・エクスプローラーが突如売れるようになったようなヨン様効果が期待できるかもしれない。少なくとも、日本市場での認知度をあげることくらいは間違いなくできる。きっと、そう算段しているのだろう。
Posted at 2005/09/07 12:45:27 | コメント(1) | トラックバック(1) | 海外の車 | 日記
2005年09月05日 イイね!

automotive design休止

automotive design休止利益は出ず持ち出しばかりなので、そろそろ継続は難しくなってきた、と言う話は前々から聞いていたのだけれどautomotive design(関連URL参照)が休止してしまった。雑誌の「休刊」が通常再び休みから明けることがないのと同じ意味での「休止」だと言う。
ユーノス500仲間の友人(自費で添付写真の本を作った人)が運営していたことから内情を仄聞していたので止むを得ないこととは承知しているが、返す返すも残念だ。

 僕は、車の姿かたちの良し悪しに、たいそう興味がある。好きか嫌いか、カッコイイと思うか思わないかの話じゃなくて、そのもう一歩先にある「どんな理由で」「どう見せることを意図して」「どういう手法で」という事柄に興味がある。
 言ってみれば、舞台演劇を見て「面白かった」小説を読んで「感動した」だけでは満足できず、さらに文芸評論にまで手を広げてその解釈まで楽しまなければ気が済まないようなものだ。この性癖、学生時代に戯曲研究なんてものを下手に齧ったことも影響しているのかも知れない。

 世に自動車をネタにした出版物やウェブページは数多あるけれども、残念ながら僕のような偏愛的な好奇心を十分に満足させてくれるものは非常に少ない。その少ないうちの一つが(事実上)なくなってしまった。無念としか言いようがない。
 レスポンスjpが、エンリコ・フミアの記事を時々載せているけれど、carviewも本職の自動車デザイナーを使って、ズケズケ歯に衣着せぬ(メーカーが時には眉をしかめるような)デザイン批評をやってくれないだろうか。…それがしづらい「大人の事情」も分かるんだけども。
Posted at 2005/09/05 18:14:44 | コメント(3) | トラックバック(1) | 芸能・文化 | 日記
2005年09月03日 イイね!

レクサス店を見物

レクサス店を見物新型のロードスターを見に行った帰り道、ついでに話題のレクサス店の接客がどれほどのものかを体験してみようと思い立ち、目黒通り沿いのディーラーに立ち寄った。車寄せ(駐車場なんて言葉は似合わない)に入る歩道には誘導員2人がいる。うわぁ、こんなの自動車屋じゃないよぅ…と呆気に取られつつエントランスホールに乗りつけると、平置きのスペースにプジョー205ターボ16が停まっているっ!!
 ここがレクサス店でなければ慌ただしくカメラを取り出して、いそいそと写真を撮るところなのだが、哀しいかなここはレクサス目黒。一流ホテルのドアマンやマネジャーみたいな服装をしたスタッフが、慇懃な所作でワラワラと群がってくる。とてもじゃないが、写真など撮ってる状況じゃなかった。チッ。レクサスの新型車なんかよりプジョーの方が見たかったぞ。

 なーんてことは脇に置くとして、優雅な振舞いとやらを徹底して仕込まれたに違いないドアマンに導かれ、豪奢な店内に入る。1Fフロアには、ソアラ改めレクサスSCが1台だけ華麗に展示されている。なるほど、これはレクサスのブランドで売ってこそ華と映える車だったのだなと合点しつつ、目的のGSの姿がないことをいぶかしむ。
 聞くと「2階のほうに3台展示してございます。どうぞごゆっくりご覧ください」との返答。1Fに詰める6人ほどのスタッフ全員の、礼を尽くしたお見送りを頂戴しつつエレベーターで2階へ。

 2階には350と430二種類のGSがゆったりと並べられている。室内の空間に、これでもかというほどの余裕があるから可能なのだろうが、置いてある間隔も、微妙にたがえた車の向きも、何から何までよく考え尽くされている。まるでホテルなどで執り行われる新車の記者発表みたいな神経の使い具合だ。まあ実際、そういう演出で営業をしようと言うことなのだとは思うけれど。
 僕についた青年にあれこれ話を聞くと、なるほど商品知識も競合製品もしっかりしていることが短い応答の中でも十分に分かる。接客のマナーに至っては赤坂プリンスかホテル・オークラかと言う程だ。むしろレクサスのほうが二枚くらい慇懃なくらいである。

 BMWの青山ショウルームで似たような経験をしたけれども、あちらは明らかに「車の商談をする」と言うことがスタッフと客の両方に共通認識として存在した。つまり同じような接客をしても、BMWではごく自然に身についた当然の所作と感じられ、したがってこちらも要らぬ神経を使ったりはしなかったのに対し、こなたレクサスではよく教育・訓練されているのは確かなのだけれども、その所作が必ずしも板についておらず「演じている」感が垣間見えるのだ。

 ああ、それでGSだ。
ひとことで言って、高級車。もはやアリストとは別物の、BMWの5シリーズやメルセデスのEクラスと正面対決する高級車になっている。ただし主戦場は日本じゃなくて北米マーケット。内装ほかの装飾的演出もアメリカ人に好まれそうな雰囲気だった。
 だから顔つきがちょっとプロナードっぽいなぁとか、4800ミリを超える長さがあるのにリアの居住性が随分と悪いなあとか、そう言うことをマジメに話す車じゃあ、多分、ない。方向性としては恐らく、メルセデスのCLSに似ている気がする。
 エクステリアは好きなタイプの造型じゃあないけれども、よく練ったデザインだなあと思う。斜め前方から見たときに、車体後半部分の見え方が昔のルノーのコンセプト「イニシアル」ぽかったり日産ティアナ風だったりはするけれども、高級っぽい風合いはよく出ていると思う。
 でも僕ならBMWの5シリーズを選ぶ。特に、後部座席に座った人間に与えられる空間の設計、そういうところに現われる作り手のマインドが、BMWのほうがキチンとしていると感じるからだ。

 でもまあ接客マナーは凄いの一言に尽きる。カタログをリクエストすると、本当にホテルのロビー然とした喫茶コーナーに案内され、コーヒーなど頂戴しつつ待つことしばし、所望の品を携えて現れた先の青年は本当に片膝ついて恭しい仕草で僕にカタログを渡した。
 コーヒーを飲みながらしばらく優雅にカタログを眺めた後、もう一度実車を見に喫茶スペースを離れると、壁際にスタンバイしているスタッフが、バスケット・ボールのゾーン・ディフェンスのように隙なくお客様に付き従えるようポジショニングした。
 先に来店していた親子連れがエレベーターに乗り込むと、扉がすっかり閉まるまで最敬礼でお見送りしていた。ニューオータニでも見られないような光景である。

 金色にメッキされたお車預かり番号札を車寄せのスタッフに手渡すと数分後、機械式のパーキングからサービススタッフの運転で僕の車が現れた。まるでマクドナルドのような無料の笑顔を満面にたたえた彼から車を受け取り、車寄せ要員5~6人の最敬礼のお見送りを受けて店を辞去した。
 正直なところやり過ぎとの思いはあるし、それ故に戯画めいた印象さえも受けたけれども、これは商売のスタイルとして面白いと思う。あの過剰なまでの接客で遠のく客足があるかも知れないが、クルマというハードウェア以上にレクサス・ブランドというソフトウェアを買う客も、きっと少なくはないだろう。
Posted at 2005/09/03 22:59:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年09月03日 イイね!

3代目ロードスターにチョイ乗りした

3代目ロードスターにチョイ乗りした行き付けのディーラーに遊びに行って、さっそく3代目ロードスターの試乗車をチョコッと運転させてもらってきた。用意されているのは6速AT車と言うことで、初代ロードスターのAT搭載車の記憶が甦って一瞬うめき声を上げそうになったけれど「信じられないくらい、いいAT」との言葉を信じて見ることにした。

 乗ってみてびっくり。トルコン式のATでは殆んど当たり前のようなダルさが、これっぽっちも感じられない。すこぶるダイレクト。ATフルードを攪拌しているうちにトルクがどっかに抜けて行っちゃうような感じが全然しない。
 これならクラッチ付きの手動変速機に執着する必要はないとさえ思う。いや、トルコン式のATでこれだけきっちりしたものが作れるなら、ロードスターだけでなく是非とも全車に採用してもらいたいものだ。
 操作系の感触では、この車くらいペダルの反力があるのが適切だと思う。今の乗用車は、どれもこれも無闇に軽すぎる。
 ステアリングの感じは、今ひとつ肌に合わなかった。キャスター・アクション(ハンドルを切った状態から勝手に直進に戻ろうとする働き)が少し弱く鈍い感じ。それの裏返しなのか、切り込んでいくときの手応えも何となくナマクラな印象だった。でも、そんなのは些細なことだ。
 屋根がないくせにユーノス500よりしっかりしているし(笑)、運転していて小気味いい。実に爽快。

 ホントにちょびっと乗っただけなのだけど、なるほど原点回帰をうたうだけのことはあった。初代のユーノス・ロードスターに最初に乗ったときのように、ウヒョーと歓声を上げにやけた顔のままで運転しつづけてしまうことはなかったけれど、あの感激をずっとソフィスティケートしたらきっとこんな車になるんだろうと、素直に頷くことができる。

 店に戻って、屋内に飾られている鈍銀色のロードスターをじっくり観察したり写真を撮ったり(フォトギャラリー参照)シートに座ってあれこれいじりまわしたりする。タン内装のプラスチック部分は、「これはあんまりじゃないか」と言いたくなるような質感だけれども、とにかく幌がすごくいい。
 運転席に座ったまま幌の開け閉めを試してみたが、これなら信号待ちなどでほんのチョコッと停車した隙にオープンとクローズドの変身がたちどころにできてしまう。

 夜の裏通り、信号がいま赤になった、背後のボタンを押して畳まれた幌のロックを外して手際よくクローズに――なんて状況をイメージしていたら…まずい。非常にまずい。自分がこのロードスターを所有しているイメージが、ものすごく鮮明に脳裏に浮かんでしまった。
 見積りを出してもらったら、その場で契約書にサインしてしまいそうな気がしたので、そんな自分が恐くなって退散した。
Posted at 2005/09/03 21:22:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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