• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

惰眠のブログ一覧

2008年02月13日 イイね!

効くわけないじゃございませんこと?

効くわけないじゃございませんこと?つい先日、公取委が自動車用品マーケット向けの、所謂「省燃費」グッズ十数品目について景表法に抵触する宣伝文句を使っているとして排除命令を発出した。それら商品が謳っている燃費低減効果の数字が、無根拠だというわけだ。どんな仕組みで効果があると主張しようと勝手だが、言うほど効果が出てねーじゃん、それは許さないよ、やめなさいと言うこと。

 ま、なんと言うか。アヤシゲで胡散臭げなこういう商品が、根こそぎ締め出されちゃうような「清潔で美しい」市場環境ってのも息苦しい気がして嫌なんだけども、僕に言わせりゃ「効くわけなくて当たり前」だ。メーカーが自社製品の効能について、どんなリクツやコンキョを持ち出してきても、僕はごくシンプルな商売の原理原則から考えて「そんなのありえねー」と一蹴する。

 よく「本当にそんな効果があるならとっくにメーカーが純正採用している筈だ」とのコメントを目にする。うん、それはそうだけど、製造業はコスト・パフォーマンスにとっても厳しいので、必ずしもそうとは限らない。
 僕の考え方は逆で「本当にそんな効果があるなら、メーカー相手に商売を持ちかけないはずがない」だ。昨年一年間、トヨタグループだけで乗用車900万台を製造しているのである。カー用品店やスタンド、ディーラーなんかで細々と売るのと、メーカーの正式採用を取り付けて納入する(あるいは技術を売る)のとでは、ビジネスの規模がまるで違う。商品に自信があって、その販売で収益を上げようと考える事業者が、用品店でのセールスとメーカー向けの販売とをはかりにかけて、後者に力を入れないはずがないじゃないか。しかもメーカーが純正で採用すれば、その事実は用品マーケットで販売をする上でも強力なセールス・ポイントになる。

 ところが現実にはどうかっていうと、全然そんなことになってない。ほどほどに儲かればいいという奥ゆかしさなのか、愚直で商売を知らないのか……(笑)。ま、どっちでもないわな。商売を知ってるから、メーカー相手に売り込んだりしないでアフター・マーケットの自動車ユーザーに狙いを定めたんだろう。

 最初のほうでも書いたけど、僕は個人的に、こういうアヤシイ商売ってのも幾らかあるくらいがいいと思ってる。だからまあ、ちょっと景表法に基づいて排除命令まで出したのはキツいなぁという気がしているんだけども、これは公取の親切心だと取ることもできなくない。
 原油の高騰で、自動車用燃料も腹立たしいくらい値上がりしてる。だから「省燃費グッズ」商売には美味い書入れ時ってことになるわけだが、ここら辺で先手を打って「あんまり調子に乗るなよ?」とやっておかないと、次は――効果のない商品をウソの宣伝文句で売りつけられたっていう消費者から、詐欺容疑で(刑事犯罪人として)告発されちゃうかも知れないのだから。

 今はただ「宣伝文句を変更しなさい」と命じられてるだけ。それで済むんなら、「省燃費グッズ」のメーカーにとっても安いもんじゃないのかな。
Posted at 2008/02/14 20:37:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2008年02月09日 イイね!

アテンザは大人になった

アテンザは大人になった先週、結局眺めるだけに終わってしまった2代目アテンザの試乗をしに、いつもお世話になっているディーラーに再訪した。先週に続き、またしても雪の予報が出ている。うかうかしていると乗りそびれるかもしれないような予感もあった。

 代替わりしたアテンザは、それなりに興味を持っている人が多いのか、店の中は割と混み合っている。順番待ちに小一時間かかったなんて、NC型ロードスターが出たとき以来なんじゃなかろうか。
 待っている間、店内に置いてあるセダンを、改めてじっくり観察する。メーター・ナセル右側に、トラクション・コントロールのキャンセル・スイッチと一緒に「AFS OFF」と書かれたボタンがあるのに気づいた。前回来た時にも目にしたはずなんだけど、今回は暇だったせいか妙に気になる。グローブ・ボックスから取扱説明書を引っ張り出して読んでみたが、なぜだかAFSにかかわる記述が見当たらなかった。うーん、これはなんだろう。試乗のときに聞いてみよう。

 試乗車としてスタンバイしていたのは真っ赤な5ドア・ハッチバック。ハンドルの両側にフラップ状のレバーが付いていて、手動でギアを選べる仕様のモデルだ。椅子の位置あわせも電気仕掛けになっている。おいおい、なんだか随分ゴージャスだぞ。インテリアのプラスチック部分の「質感」や意匠も、普及モデルというより「ちょっと豪勢」な感じにしつらえられている。その辺、往年のユーノス800みたいだ。

 実際に走り出してみても、前のアテンザ(僕が乗った事があるのは、もっぱら前期型でもさらに初期のモデルだが)と比べて随分と立派で「高級」な方面にシフトしていることを感じる。静かだし、路面の不整にも悠然と構えているし、ロールも穏やかだし、ブレーキも前のように「いかにもブレーキが仕事してます」ってアピールするような感じはなくて、なんだか『大人の風格』を感じさせる。
 ただし、セレクター・レバーを手動変速モードにして1速からいささかラフにアクセルを開けると、やっぱり元気でやんちゃなアテンザだ(笑)。さっきまでの大人っぽさをかなぐり捨てたような動き方をして、これはこれで微笑ましい。

 少し大きく、重くなったのは、何となく車の身のこなしにも現れている感じがする。雰囲気で言うと、前にCX-7に試乗したときの感じに近い。決して非力ではないし俊敏さが失われているわけでもないのだけれども、それは例えばマラドーナがちょこまか走り回る類の俊敏さではなくて、どちらかというと体重100キロの舞の海の俊敏さと評したほうが、感覚的に近い。

 ああ、これはいい車だなぁと素直に感心した。ただ……いい車なんだけども、道楽の対象として車を見る傾向が強い僕としては「ああ、君も分別ある大人になっちゃったのね」と寂しさを覚えたのも確かだ。
 ひところ『ハイソカー』なんて呼ばれ方をしたEセグメントのアッパー・ミドル・サルーンをラインナップに持たない今のマツダが、そのセグメントの商品を求める顧客をもDセグメントのアテンザに取り込もうとして、車の性格付けをしているような感じが、そこはかとなく漂っている気がする。ああ、この感じも往年のユーノス800みたいだ。

 ところでAFSってなんだろうと思って試乗車に一緒に乗ってくれたディーラーのお兄さんに聞くと『アダプティブ・フロントライティング・システム』のことだという。名前だけ聞いてもちんぷんかんぷんだけれど、要するにハンドルの切れ角にあわせて進行方向に向かって前照灯が首を振る仕掛けのことだそうだ。「暗い曲がりくねった道を走るときに有効」なんだそうで、セフィーロなんかが搭載していたコーナリング・ランプと違い明らかに「走る」ための装置だ。ああ、マツダだなあ。アテンザだなあ。お役所がうるさそうだなあ。

 こういう仕組み、古くはシトロエンのDSだとかSMもやっていたし、日本車でもバブル期あたりに挑戦するメーカーがなかったじゃない。けれど、道路運送車両法の規定だかで、ヘッドライトが首を振るのは認められず、トヨタなんかは確かやむなく配光幅の広い補助灯(フォグランプ)をハンドル操作にあわせて左右別々に点灯させる、なんちゅームチャな手を使ってたりもした。
 でも今度のアテンザについてるのは、通常の前照灯用の光源とは別に専用の光源を設けた、いわば「可動式ドライビング・ランプ」のようなものだそうで、きっと通産省だか国交省だかの役人は渋ぅ~~い顔をしながらイヤイヤ認可したんだろう。

 そんなことをつらつらと考えながら店を辞し家路についたら、途中の道で早速2代目アテンザとすれ違った。おいおい、もう納車されてるのかい!と一瞬驚いたが、それはついさっき僕が試乗した赤い5ドアの「スポーツ」だった。どうやら試乗コースで曲がるべき交差点を行過ぎてしまい、たいそう大回りして店舗に戻る道すがら、という按配だった。
Posted at 2008/02/11 18:38:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2008年02月07日 イイね!

先代デルタを無かったことにしないで~

先代デルタを無かったことにしないで~自分でも表記の統一が取れてないなぁと呆れてしまうイタリアのランチャだが、3代目のデルタが公式に発表されたそうだ。
 「ランチャ・デルタ」と言われると、どうしてもジウジアーロがデザインした初代の、それもWRCで大活躍をしたモデル(添付写真)ばっかりが思い浮かんでしまうのだが、93年にはI・DE・Aが内外装を手がけた2代目がデビューしているのである。(Gazoo参照)基本的に日本には入ってこなかったが。入ってきても商売になるほど売れはしなかったと思うが。

 この2代目が出たときは、今のようにSNSなどネット媒体が発達していたわけではないけれども、主として雑誌媒体を通じて聞こえてくる国内の評判(≒自動車評論化諸氏だとか自動車雑誌編集者の感想)は、ケチョンケチョンだったような記憶がある。
 それもまぁ、初代の凶暴系デルタの印象が染み付いちゃってて、VWゴルフの対抗馬たる、ちょっとばかり繊細で線の細さも感じさせる80年代の標準的な中型ハッチバック車という「素顔のデルタ」を見失っちゃってたからなんだろうなぁと言う気がする。

 今度の3代目発表にあたって色々反応を見て回ってると「15年前の焼き直し」的なリアクションが結構多い。そりゃ、初代のHFターボだのインテグラーレだのを基準点にして比べりゃ「えーっ!これがデルタ?!」と悲鳴を上げたくなるのも無理ないと思うけど、そういう特殊極まりない例外的なホモロゲーション取得用市販車を比較対照に持ってくるのはフェアじゃない。
 それに、そういう特殊なラインナップを排除した2代目の存在を踏まえれば、今度の3代目は正常進化なんだけどなあ。中型ハッチバックにしては随分とご立派で豪勢な方向に進化しちゃった気もするけど。

 ちなみに僕は、この3代目の形は嫌いじゃない。ちょっと色々デザインがウルサイと感じる部分はあるし、新味の出し方をディテールの造型に寄りかかりすぎてて総体としては些か「半歩遅れ」の観もある。だけども、同じフィアット傘下のアルファ・ロメオが「スポーティー」を旗印にし、ランチャが「ラグジュアリー」を旗印にしてブランドの棲み分けを明確化している中で、こういうゴージャスっぽい雰囲気を纏った中型ハッチバック車は悪くない。
 尤も、欲しいか乗りたいかと問われると、ちょっとこのスタイリングの味付けは、僕には濃厚すぎる。脂身の多いステーキも、たま~~に食べる分には美味しいが、連日食うのはしんどい。そんな訳で、嫌いじゃないが月に一遍くらい街中で通りすがりに見かけることができれば十分だな~という感じがする。

 そうそう、二玄社が監修しているGazoo名車館では「ランチア」と表記しているけど、Ciao!を「チャオ!」と発音するイタリア語のことだから、Lanciaの綴りを見るに、やはりこれはスーパーカー・ブームの頃呼ばれた「ランチャ」の読みが一番妥当なんだろう、多分。その伝で行くと、Giugiaroもジウジアーロじゃなくて「ジュジャロ」なんだろうなあ……。
Posted at 2008/02/08 13:37:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年02月05日 イイね!

次期セリカをスバルで?!

次期セリカをスバルで?!海外の自動車ニュース・サイトを眺めていたら、なんだかそんな感じの見出しの記事が目に飛び込んできた。記事の見出しにはこうある。
“Nieuwe Celica in samenwerking met Subaru”

「新しいセリカ××××スバル」。問題なのは、それがオランダ語のサイトで、僕は片手で足りるほどの単語以外はオランダ語を解さないということだ。肝心の動詞の部分が解らないがドイツ語のwerke(英語だとWork)の類推からSamenwerkingは同系統の意味を持つ言葉だと憶測すると……なんだかオランダ語版『ターヘル・アナトミア』を邦訳した玄白の気分だ。

 そして見出しに続くリード記事では、太文字でこんな風に書かれている。
Toyota heeft een flink percentage van de aandelen van Subaru in handen. Daarom kunnen beide merken gemakkelijk leentjebuur bij elkaar spelen. Voor een nieuwe sportieve Toyota, die te boek staat als opvolger van de Celica, wordt flink in de Subaru-magazijnen gegrut.

 ああ、もうすっかりお手上げだ。この先長々と書かれた本記記事なんか、完全にちんぷんかんぷん。しかし記事に添えられた写真を見ると、歴代のセリカと2世代にわたるアルシオーネが並べられている。となれば、記事に書かれた文章の内容はよく分からないながらも、何とな~~~く、トヨタは「次期セリカ」をスバルに任せて開発するか、スバルの生産設備を使って生産するっていうような感じの事が、多分書かれているんだろう。

 どこまで本当か、単なる憶測の記事なのか火のないところに煙は立たぬ類の話なのかは何とも判らないけれども、富士重工を傘下に加えたトヨタが、リスク・ヘッジしながら多車種展開を再開するのならば、確かにそういう選択肢はあり得るなあとは思う。少なくとも、国内の幾つかの自動車雑誌が書きたてるまゆつば物の話よりは、遥かに確度が高いだろう。
 元記事はこちら。前野良沢とか杉田玄白のような誰かが内容を確認してくれるとありがたいのだけれども……。
Posted at 2008/02/05 19:32:03 | コメント(2) | トラックバック(1) | 日本の車 | 日記
2008年02月03日 イイね!

雪で色々予定が潰れる

雪で色々予定が潰れる小学生の頃は雪が降ると嬉しかったが、大人になると雪は――生活圏での雪は――困る。きょうなんか、中部地方から来た友人とユーノス500仲間の幾人かで遊ぶ筈だったのだけれども、雪で身動きが取れない。呼びかけ人のREOパパさんから朝一番で「今日の予定は取りやめ」とのメールが携帯に届いた。

 ところで添付の画像がニッコール・レンズなのには訳がある。正月に故障して修理に出し、先日直って戻ってきたばかりだというのに、土曜日にマツダのディーラーに2代目アテンザを見物に行き二十枚ばかり撮影したところで、またおかしくなったのだ。……なおってねえじゃん。で、こんなときに限っていつかと同じように(余りにも状況が同じすぎて笑っちゃうくらいだが)道端に停まっているプジョー205ターボ16に遭遇したりするのである。

 まあ、そういう「出会い系」のお話は兎も角としてレンズが故障しているのは困る……と言うか、修理代金を払ったのに結局直っていませんと言うのでは困るので、再修理に出すつもりでいたのだけれど、この天気じゃ夏タイヤしかない僕のクルマは身動きできない。
 いや、まあ、バスとか電車とか公共交通機関を使えばいいのかもしれないが、それだってダイヤが滅茶苦茶になっているだろうし、それ以前に出かけようって気にならない。あーあ、修理依頼は来週に持ち越しだな。

 ところで今回の故障の仕方は、正月のときと少しだけ様子が違う。本体側を全自動設定にしておくと、バッテリーを抜き差しした直後のみ2回くらいは何となく正常っぽく動作するのだ。ピンが甘い気配はあるのだが。ただし何かダイヤルをいじるとか、少しでも触るとアウト。……と、いうことは。機器的なトラブルじゃなくって明らかに電気系がおかしい。

 なお、前回の故障のときに「全手動」で切り抜けられないのは困ると書いたが、それは僕の勘違いだった。いじくりまわしていて気づいたんだけれど、レンズ、本体の切り替えレバーをどちらもマニュアル側にして撮影モードを全手動にしてやれば、とりあえずシャッターは落ちる。
 電気仕掛けになっているアイリスの開度が変更できるのかは状況的にかなり怪しいが(レンズ側に絞りを動かすリングがない)、シャッタースピードとISOは本体マターなのでどうにかこうにか撮影だけはできないこともない。まあ、フォーカス・リングの動作が小径ハンドルをつけたみたいに過敏で合わせ辛いことこの上ないのだが……。

 しかし、取り立てて何か不都合な取り扱いをしたと言うわけでもないはずなのに、直ったという触れ込みで戻ってきたレンズがたちどころに元の木阿弥と言うのも困ったものである。
Posted at 2008/02/04 11:26:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

Automotive Design 
カテゴリ:新しい車関連
2003/08/09 00:21:12
 
All The Web 
カテゴリ:便利
2002/12/27 14:03:26
 
Hubble Space Telescope Public Pictures 
カテゴリ:科学・文化・芸術
2002/11/08 15:59:43
 

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2005年10月、発作的に衝動買いしてしまいました。 いい車だなぁと思ってはいたものの所 ...
マツダ ユーノス500 マツダ ユーノス500
気が付けばデビューはもう19年前。 最新の車とは比べるべくもありません。 ガタガタゴトゴ ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
例によって例のごとく、借り物の車での「パートタイム・オーナー」です。レンタルしたのは10 ...
マツダ ランティス マツダ ランティス
俄かオーナー経験は僅か3週間で終わりましたが、とてもいい車です。 代車だったので、コンデ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation