民主党内の各グループは、野田首相が人事でどのような姿勢を打ち出すのかを注視している。最も関心が高いのは、岡田克也前幹事長の処遇だ。岡田氏は12日、自ら会長を務める党行政改革調査会の総会に出席したが、人事については無言を貫いた。
岡田氏は、菅政権の幹事長として小沢一郎元代表の党員資格停止処分を主導するなど「脱小沢路線」を推進した。このため、党内最大の小沢グループからは「岡田氏が副総理になれば、小沢元代表は倒閣にかじを切る」とけん制する声が出ている。「副総理は首相のお目付け役だ。岡田氏以外で、意見の異なる人物を置いた方がいい」(鹿野農相グループ)との声もある。
首相が引き続き各グループに目配りして党内融和を優先するのか、実績をより重視する方針に転換するのかにも注目が集まっている。菅グループは「グループ枠」として平岡法相を推薦した経緯があり、グループ幹部は12日、首相周辺に対し平岡氏の続投を要請した。昨年8月の代表選で、首相以外の候補を推したグループでは「偏った人事を行えば、野田政権の崩壊が始まる」(参院中堅)として、挙党態勢の維持を求める声が広がっている。
二大政党制を高らかに掲げてばら撒き政策で票を集めて政権を取ったのはほかでもないこの民主党だったが、その政治理想を完膚なきまでに叩き壊したのも民主党だった。この政党、政権を取るために寄せ集まったのはいいが、党の綱領も理想もなくただ烏合の衆のように政権目指して集合したようだ。自民党の派閥も結構ひどかったが、民主党ほどではないだろう。なにしろ極左・市民運動家から金権超保守までが集っているのだからまとまるはずもない。しかも人材払底で出て来るのは昔の名前で出ていますばかりだから始末が悪い。この辺で一度ご破算にしてそれぞれ出直したらどうだろうか。
Posted at 2012/01/12 22:47:49 | |
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