恐らく今年最後のクルマイジリネタであろう投稿、誰も興味を持たないメンテナンスネタです(笑)
ターゲットはATF、これまでカローラを18年以上乗り続けている中でかなり雑な交換しかしていなかったのですが、
去年8月にリアアクスルブッシュ交換を行った際に、お店のホームページに記載されていたトルコン太郎ものなる装置を使用したATFの圧送交換という作業に目が留まり、いつかはこの作業をと思っていたところでようやく実現となりました。
このトルコン太郎、ATやCVTのオイルクーラーラインに装置を割り込ませ、古いオイルをキャッチし、代わりに新油をラインに流し込む仕組み。それにより交換効率の向上やスラッジ等の回収もできてよりきれいなATFを充填させることができるようです。
ここら辺の話はググった方がより適切かつ詳しい解説があるかと思います(笑)
ちなみに、ZZE122中期型カローラセダンのATFオイルクーラーはというと
円形の金属製の部品がオイルクーラー、このように取り付けられています。トランスミッション本体から分離して設置されているので、アタッチメントなしでトルコン太郎を接続できます。
作業はリアアクスルブッシュの交換と同じく上尾のオートサプライ鈴木にお願いしました。
土曜日に日帰り入院となり、朝からクルマを預け、代車を借りました。
借りたのは2代目フィット、1.3CVTです。
車の引き渡しが夕方18時予定なので、ちょっぴり遠出をしてみることに。
向かった先は、
先週末に行った奥多摩の古里駅前にある卵道(ランウェイ)、
だしまき玉子の味が忘れられず、店内で定食をいただきました(笑)
今回は烏骨鶏の卵を使用のだしまき定食を注文、出来立てのだしまき玉子からおだしが染み出しています。フワフワで濃厚な味のだしまき玉子、さらには生卵も付いていて美味しいTKGまで味わうことができます。
〆に
プリンまでいただきました。こちらも出来立てだからなのか、持ち帰りで食べたときよりもクリーミーで柔らかい触感でした。
だしまき玉子に至福の時を味わい、帰りは高速やら下道やらをつかってゆっくり上尾方面まで戻ります。
代車フィットの乗り心地ですが、1.3リッターエンジンとCVTの組み合わせは個人的には全く不便を感じさせないものでした。普段MT車やハイパワーな車に乗っている人はCVTの特性に違和感を感じるのでしょうが、そこは全く気になりませんでした(笑)
18時前にお店に戻り、クルマの引き取り前に一通り作業内容の結果説明を受けました。この時、作業内容の画像を見ながら説明をしてくれるので、どのような状況で、どのように作業を行ったかが一目瞭然なのも高評価です。
今回、頂いた画像の掲載について承諾をいただきましたので、画像を抜粋して載せてみます。一応、画像については念のための加工はしています。
まずは下側のドレンプラグを外してATFを抜き取ります。出てきたのはチョコレートドリンク(@@;
今回はATF圧送交換と合わせてオイルパン洗浄とストレーナーの新品交換も行っています。ストレーナーの状態はというと
左が18年使用したもの、右が新品です。新品と比較しないと黒色の部品?と錯覚してしまうほど汚れています。
オイルパン側はというと
オイルパンにくっついているマグネットにはこれほどのスラッジが堆積しています。5ミリ以上の堆積があったようで、スラッジが鋭利なものに進化を…
オイルパンは念入りに洗浄し、磁石も新品部品に交換したところ
新品と見まごうほどピカピカになりました。内部は常にオイルが満たされていて空気に触れることがなく、サビや腐食が起こることは基本的にはないとのこと。知らないことばかり…
新品ストレーナーと洗浄したオイルパンを取り付け、ATFの初期補充を行ったらいよいよトルコン太郎の出番、圧送交換していきます。
最初に洗浄のためにATFを8.5リットル流し込んだところ
新品ATF(左)に対して、圧送後のATFは右の通り。トランスミッション内部の汚れは相当なものだったようで、真っ黒けです。
この段階で一旦お店から電話が掛かり、洗浄のためのATF圧送交換回数を追加しないと汚れが取り切れない可能性があるとのことで、そこは洗浄重視で回数追加承諾の回答をしました。
結果、洗浄を三度繰り返し
なんとか右側の状態まで綺麗にすることができました。新品と比較すると多少色が濃く見えますが、透明度は十分あり、この状態なら問題ないとの判断です。
交換前のチョコレートドリンクと比較すると
これはひどい(笑)
洗浄のための圧送交換が済んだら、実際に使用するためのATFを投入していきます。
今回は
無駄にワコーズATFプレミアムSなんてものを投入してしまいました。ちなみに、これまで洗浄に使用したATFはアイシンのAFW+というものです。
ワコーズのプレミアムSもトルコン太郎を使用して圧送交換を行い
無事に交換完了。アイシンのATFは赤く着色しているのに対し、プレミアムSは敢えて着色は行わず無色(オイル本来の色)としているようで、交換後は若干量が混ざり合い、色が濃くなっていますが特に問題はなし。
最後に新旧ATFとカローラの記念写真でフィニッシュです。
洗浄作業が増えた分若干費用が高くなりましたが、見積もりの段階で、作業が増える可能性の話はあったので、そこを見越して準備はしていたので十分想定内の範囲で収まりました。
交換直後でもフィーリングの変化を実感、変速時のショックは明らかにスムーズになっていました。これからATの再学習とオイルの馴染みで500~1000キロの走行を行うことでよりフィーリングのさらなる変化を感じる可能性もあるとのこと。その変化にも期待ですが、なによりあのチョコレートドリンクのようなATFを交換できたことに対する精神衛生上の安心感のほうが強いかな~と(笑)