カローラのドアチェックですが
15年の間ドアの開閉を繰り返していくうちに、特に運転席側の磨耗?が進んだのかストッパーの効きも悪くなり、するするっと全開するように。流石に色々と危なそうなので、新品への交換を決意しました。
ここで、素直に同一品交換でなく別車種流用を考えるいつもの悪い癖が発動(笑) レクサスや高級車の純正ドアチェックであれば、よりしっかりした造りのモノになっているのでは?と推察し、色々と検索を実施。
調べた結果、少ないながら流用事例もあり、何となくいけそうだと判断、人柱となるべく即注文となりました。
しばらくして入手したものがこちら。
40系レクサスLS純正のドアチェックです。価格的には120系カローラ純正より若干高い程度でした。
全体的に非常にガッチリとした構造となっていて、プレート部分やヒンジ部分は手では全く動きません。
LS純正ドアチェックの特徴として、ドア内側に収まる部分がゴム製カバーによってすっぽりと覆われています。他車の純正ドアチェックはここまでの防護はないようで、流石はLSですね。
入手してから最初の休みになったところで早速交換を実施。
まずはドア内張りを外します。
ドアチェックのすぐ隣にサービスホールがあり、そこから着脱作業が容易にできるようになっていました。ただ、デッドニングをしている場合はシートを一旦剥がす必要があります。
とりあえず、該当サービスホール部のレジェトレックスを3/4ほど剥がし、ブチルゴムの除去処理を簡単に施しました。
ドアチェックの位置関係はこんな風になっています。
流用取り付けをしていたドアチェックカバーを外し、ヒンジ部のボルトを先に外していきます。ボルトが外れると、ドアが際限なく外側へ開いていくので、その点は注意が必要です。
ヒンジの次にドア側のボルトを2本外していくと
元のドアチェックが取り出せるようになります。
取り外したカローラ純正とLS純正の比較をしてみると
ゴムカバーを抜きにしても色々と違いが目立ちます。LS純正のほうが5ミリほど長いように見受けられます。あとは、カローラ純正はドア側をボルトで固定するのに対し、LS純正はドアチェック本体からボルトが飛び出ていて、ナットで固定するようになっています。
いざ、LSのドアチェックの流用取り付け。ゴムカバーはこの時点で邪魔なので一旦外してからドア内部に組み込んでいきます。ボルトの位置は…
問題なし。特に干渉もなくナットで固定できました。あとはヒンジ部をボルトで締めていき
無事に固定完了。恐る恐るドアを開け閉めしてみたところ…
久しく感じていなかったドアの重みを再び実感することができました。さらにはストッパーがしっかり効いて、ドアが途中で止まる! 明らかにこれまでとは感覚が別物になりました。新車時以上の質感?(笑)
あとは、ドアチェックがこれまでより5ミリ近く伸びた事で、結果的に開口部が10センチほど広がるようになりました。根元側は数ミリでも末端は結構な開きになるようで。ただ、ストッパーも途中でカッチリ効きますし、全開にしてもドアとボディの干渉もないようなので、特に問題はなさそう?
とりあえず固定ができたところで
ゴムカバーを戻してみました。若干手間取りましたが、無事に装着。懸念されたパワーウィンドウとの干渉もないようで、取り付けたままで問題無さそうです。
無事に取り付けも済んだところで、あとは現状回復です。レジェトレックスとゴムカバーは粘着しそうな位置だったので、間にアルミテープを挟んでくっつかないように処置をしてから一通り戻しました。
ここで流用取り付けはひとまず完成ですが、LSのドアチェックになったことで
ヒンジ部にはカローラ純正になかったフランジが。ここに
ドアチェックカバーを取り付け。両面テープ無しでパチンと固定される瞬間が堪りません。純正流用万歳ですね(笑)
これまで15年間取り付けられていたドアチェックを観察
全体的にくたびれ感があり、部分的に錆も発生しています。プレートの磨耗に加え、ケース内部のプレートを挟み込む構造が劣化したことで、ドアチェック自体にガタが起きるようになっていました。実際、プレートやヒンジは手でも軽く動かせるほどです。
ひとまず流用は問題ないと判断がついたので、機会を見つけて他のドアチェックも順次交換していく予定です。久々の純正流用ヒット作でした(笑)
パーツレビュー
Posted at 2018/10/27 21:33:50 | |
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