先日のリアウィンドウウェザーストリップを発掘していく過程で、210系と220系クラウンに
トランクパネルの裏側に貼り付ける「バックドアパネルサイレンサシート」なるものが部品として設定されているのを発見。吸音材?制振材?それとも別のもの?ちょっと気になったので注文してみる事にしました。
普通にディーラー経由で注文する事ができ、入手したのがこちら
なにやら厳重に包まれていますが、中を開けると
20センチ×10センチの長方形な、なんとも見覚えのある物体が…
めくってみると黒いブチルゴムの粘着材が。これどう見てもレジェトレックスですよね(笑)
探してみると、他にもこの手のサイレンサシート、パッド的なものがいくつか確認出来たので、調査がてら注文してみました。
まずは、ヴィッツGRMN、180系オーリス、210系クラウンのドアに貼り付けられているこちら
ブチルゴムつきの制振材のようですが、アルミシートではなく生地状のものが表面になっています。
調べてみたら、こちらもれっきとしたレジェトレックスだそうで、生地状のものはガラスクロスで、錆の発生がないという特長があるとか。制振特性はアルミと比べると多少の違いはありますが、制振性はしっかりと確保されているようです。
次はカローラスポーツや50プリウス、カムリなどに貼り付けられているこちら
先ほどのガラスクロスレジェトレックスのサイズ違いのようです。ただこちらは白い保護シートに包まれておらず裸の状態でビニール袋に入っていました。この違いは一体?
さらに次、レクサスLSやセンチュリー、なぜか160系カローラなどに貼り付けられているこちら
一見普通のレジェトレックスのようですが、ブチルゴムを見てみると
これでもか、といわんばかりの厚盛状態(笑)こんな分厚いレジェトレックスもあったんですね。
最後は
70×30センチもの巨大なこちら、レジェトレックスとは違い、全体が黒っぽく微妙な柔らかさ。ネットを見るとアスファルト系の制振材という書き込みがありましたが
要するにオトナシートですよね。手持ちのオトナシート断片を比べてみましたが、ほぼ同じです。
こちらのアスファルト系制振材は現在設定車種はないものの、品番を言えば普通に注文が出来ます。品番的にE型シャーシぽい気がするので、10系20系あたりに設定されていたのが、今も汎用部品としてしぶとく残っているのかと推察してみたり。ちなみに10番違いだと初代カリーナ、コロナや80系クラウンの部品としてヒットしたりします。
探してみるとこの手の部品はまだまだ出てきそうな気がします。シンサレート的な吸音材もたしあったと思いましたし、トヨタ純正部品でデッドニング材料を一通り揃えるのもできなくはないようです。ただ、コスト的にはかなり割高になってしまうのが難点でしょうか。
一番最初に紹介したトランク用の制振材はあのサイズで400円、通常のレジェトレックスは200×100センチで送料込み2000円ちょいなので、かなりの価格差が…
折角制振材を入手したので、とりあえずはトランクに貼り付けを。
トランクの内張りを剥がし
そこへサイレンサシートを
左右に2枚ぺたりと貼り付けます。そこから
ローラーでゴリゴリ圧着していきます。
難なく完成しました。試しにトランクを外側から叩いてみましたが、多少硬くなったかな?程度の違いでした。純正部品で設定されているのも、より制振静音効果というよりは、貼る事でどうにか社内基準を満たすためって感じなんでしょうかねぇ。
貼り付けついでに
トランク内張りの裏側に吸音シートを貼ってみました。一旦取り付けてから撮影忘れに気づいたので、リブの跡が残っていますが…(笑)
トランクも一段落し、あとはこの次期恒例の
エアコン周りのリフレッシュに取り掛かります。いつものようにエバポレータークリーナーにエアコンフィルターとわさびデェールの3点セットです。
すでに何度となく作業を繰り返しているので、チャッチャと準備を行い
スプレーオンしてしばし放置。
その間にエアコンフィルターの交換。新旧品を比較してみると
左が新品、右が1年使用したもの。やはり1年でそれなりには汚れますね。
エバポレータークリーナー作業も終わり、エアコンフィルターを元に戻して作業完了です。
さて、箱根オフまでにあとどれぐらいネタを仕込めるか。ダッシュボード開頭もしたいところですが、その気力がどこまで残せるか…
せめて
こちらは、頑張れば仕込めそうなのでなんとかしたいところです。
Posted at 2019/04/28 21:31:19 | |
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