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昨日の朝の６時。いつもの出勤時間。
４５６のエンジンを始動。一発でかかる。けれどやっぱり・・轟音だあ。
始動直後は１５００回転くらいをキープしたまま。慌ててクラッチをつないで走り出す。
これは・・きっと両隣のお年寄りから、いつものように苦情が入るな・・キビシイ。
それでもなんとか週末まで、乗れるかな？

いつもの通勤路。シフトがしぶい。特に２速がほとんど受け付けない時がある。
もっと景気良くエンジンを回してリズムに乗れば、吸い込まれるように入るのだろうか？
エンジンの主張も半端ではない。一言で言えば「只者ならない」雰囲気を放ち続ける。

いつも通りの時間に職場に到着。軽でもフェラーリでも所要時間は変わらない。

・・仕事を終えて・・故障している左のリトラクタブルのライトを上げながら
だんだん弱気になる。明日は出張が入って、知らない狭い道を通らないといけない。
明後日も出張。駐車場の状態が不明。夜は手動でライトを上げ下げして・・
だんだん弱気になる自分自身・・・

ギブアップ。１１５スパイダーを置いていたシャッター車庫に向かう。

「入るだろうか？」

何度か切り返して・・そんな状況では、据えきりはしていないのだけれど
パワステが、キー、キーと悲鳴を上げる。感じとしてはオイルが少ない時に
ポンプが鳴くのと似てるんだけど・・

「入った」

ドアも普通に開けられる。安堵。
写真は携帯しかなく、真っ暗で４５６は写りませんでした。
ボンネットを開けて、ライトを降ろして、「チリチリ」と音を出して放熱する
１２気筒を眺めながら、しばらく佇んでいました。