福野氏の本を3度目読みしている。 ようやくいろいろ拾えるようになってきた。
前書きがいきなり面白い。 その後は灰汁が強くて万人にお薦めできない。
編集者:自動車雑誌業界の中でクルマ以外の話をしようとする場合必ず指向が文科系なんですよね。文化論だのファッションだの流行だの芸能・演芸だのブランドもんの話だの、そっちの方向へ話がだーっと行っちゃうでしょ。
ですよね。
CGを定期購入に今一つ踏みきれない理由は、半分くらい後ろはあまり面白く読めないから。
NAVIはクルマへの斜に構えた所は大好きなんだが、文化論、ファッションは理解できずにいたが、業界の掟だったのな。
それで、モーターファンに嵌まっていたのに、廃刊してしまった。
復刊したけど、なんかしっくりこずにいたが、最近見かけない。 また休刊になってしまったか?
気が付かなかったが、自動車雑誌業界は文科系なんだ。 っていうか、良く良く考えると出版社って文系なのね。
編集者:世の中の人って語られてる内容より語ってる人の資格を重視するんですよねぇ。例えば馬とかPのオーナーの片のところに話を聞きに行くじゃないですか。すると皆さんおっしゃられるんですよ。「自動車評論家なんて買いもしないクセにああだこうだ言ってるけど、クルマなんて買わなきゃ分かんないんだよ」って。 スーパーカーとかのオーナーの人って誰も彼もみんな同じことを言いますね。自動車評論家みたいに買っても居ない奴にスーパーカーを語る資格は無いんだって。ただ、お金を払って毎日乗っているだけでクルマの全てが分かるとは限らないし、数時間みっちり試乗しただけでも何年も乗ってるオーナーよりずっと深く分かっちゃう専門家だって現実に大勢いますからね
福野氏:買った買わないと分かる分からないは別の話。 分かる人は買わなくても分かるし、分かんない人は買ったって買わなくたって分かんない。 しかし、まぁ高いクルマ買った人が「オレは買ったんだ、だから誰よりも知ってんだ」ってえエバりくさるのは当然だろうし、世の中の人がそういう人の意見を尊重するのもまあ当然でしょうね。
機械は、機能+付加価値。 機能に興味はあるが、付加価値にほぼ興味無い
ボディー剛性が高いとクルマの乗り心地と操縦安定性のレベルが高くなること。
ワゴン/5DHBが機能的で恰好良いと思っていたが、ボディ剛性はセダンが有利なこと。
重心が高くなって良いことは一つも無いので、SUVはいけない教を信仰している訳である。
ボディー剛性を言うなら、2Dクーペはどうなんだと言われるかもだが、道具として使いにくいですよね。
ワゴンとセダンの使い勝手は妥協できるが、セダンと2Dクーペの使い勝手は看過できないと思ってます。
残念ながら2Dクーペは、殊更使い勝手を無視してスタイルに振る傾向があり、そこに興味無いから触手伸び無いです。
内装も使い勝手重視。 RS4のカーボンパネルは無くても良い。
Audiの売りの赤い照明のためのエアコンの20個以上あるボタンは減らして欲しい。
まぁ、乗っけたお姉ちゃんに夜に「凄ぉ―い」と言ってもらうためには必要か?
私は、30そこらのお兄ちゃんを乗っけて「凄いっすねぇ」と言わせてますが。
シンプルな2眼アナログメーターも良い。 視界の端でエンジンの回転数を追うのには最適。
メーターナセルカバーの上にLEDが点いてくれるのもよいが、そこまでせんでもええかなぁと。
牛、馬は付加価値多すぎ。 欧州の階級社会用の車なので大枚叩いて買うこと無い。 というか、車側からお断りされますな。
あの音とエンジンのレスポンスは羨ましいが、F1譲りという名目とともにATばかりになっちゃった。
公道走るんならMTで感じたいエンジンなんだが。 気持ち良く走れる場所も無いんだけど。
ベントレーとかロールスロイスは、内装と大きさと過剰な動力性能が要らね。
買えないんだけどね。
Posted at 2018/04/28 10:32:25 | |
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福野氏 | 日記