さて、最近格下相手に出力自慢をしている。
これではいかんと言うことで、EUNOS100 1.8Type Bで無謀にもVTECと勝負することにする。
ちなみにタイトルに偽りあり(笑)。
書いてる内に、感情移入しちゃったわけである(笑)。
当然相手は、同期のインテグラ3ドアRSi。
BP:1839cc 135ps/7000rpm 16.0kgm/4500rpm 73.4ps/L 7.62kg/ps
B16A:1595cc 170ps/7800rpm 16.0kgm/7300rpm 106.6ps/L 6.24kg/ps
B16Aは、排気量小さいけど、現在でも充分通じる一級の性能の持ち主。
マツダに売ってやって欲しい。ロードスターにぴったりだと思うぞ。
で、BPは5500rpmまでは互角。 排気量が15%(244cc)多いんで当たり前だが。
まぁ、99%の時間はB16Aだと思って運転してても良い訳である。
逆に言うと、VTECはバルブタイミングだけで、ちょっと高回転を欲張ったエンジンよりも低回転で15%トルクが出ちゃうんである。
兼坂師匠が「排気量アップは最高の(ビ)チューン」と仰る所以である。
凝りに凝ったB16Aも、30年前の1.8Lエンジンで、5500rpmまで同じような出力が出せちゃうのである。
で、BPは最大トルク4500rpmなんで、5500rpmまで一気に回る。
その後もレッドゾーンまでそこそこ回りきると思ってましたが、B16Aはそこから35ps分1250rpm楽しめるんですな。
下を無視したバルブタイミングの底力。 あとは、高回転を成立させるために、部品を軽量、高剛性化するだけである。
100ps/Lクラスのエンジンと73ps/Lの違いは回して凄いのは当たり前。
高回転で、空気をじゃんじゃん吸って、ガンガンガソリンを燃やせるエンジンは、低回転/低負荷でも切れっ切れなのだ。
極低回転はだめよ。VTECは別だけど。
1500rpmも回れば、もう、エンジンのレスポンスはびんびんです。 MTじゃないと分からないけど。
ダイレクトイグニションとか、エンジンの回転系の軽量化とか、排ガスをどんどん吐き出すとか、普通のエンジンがお金を掛けないところに掛けた手間は、低回転でもちゃんと効果有るのである。
で折角掛けた手間を感じるためにも、MTできっちり回してやりたいものである。
DCTは分かるんかな。 ATはクラッチがダメだから論外。
さて、話を戻す。
BPは中庸のバルブタイミングに、吸気系を2段切り替えで対抗するものの、低回転を確保すると、高回転はそれなりですな。
で、73ps/L。
現行カローラに積んでる1NZ-FEが1496ccで109ps。 73ps/L。
今や普通の1.5Lエンジンが、30年前の1.8Lのスポーツエンジンと同じ性能なのだ。
B16Aは、107ps/Lの高出力は立派なんだが、5500rpm以上回さないと、中庸の1.8Lスポーツエンジンと変わらない。
インテグラ後、ホンダはVTECをATにも展開する。
90年代バルブの頃は、DOHCが訳も分からず、高性能=おしゃれみたいになったので、VTECが良いというという神話が出来て売れに売れて消費しちゃった。 商売なんだから仕方なし。
で、今になってVTECでは車が売れ無い。
ターボ+VTECでは、極低回転は助かるかもだが、吸気はブーストで押し込まれるし、排気はターボでフン詰まるんでNA程決定的なアドバンテージにはならないと思うぞ。
で、加速性能は、やっぱり敵わない。
RSiは35psパワーが有って、1250rpm回る分をギアを低くして加速に振る。 EUNOS100完敗です。
RSiで2速全開で走ると30km/hから0.35G出て、最期0.45G出る。
FFのヒルクライムで限界とみた。 で、3速6000rpm、4速6000rpmに繋ぐ、迷いのないギア比。
普通のギア比に日よったら4速、5速はEUNOS100でも追っかけられたかも。
これが、伝説に繋がった。 5速でうるさくて巡航出来ないのは、そのままサーキットへ行けという狙い。
120km/hで、4速にシフトダウンしたら5200rpm回って、なんじゃこりゃーってなるのは仕様なのです(笑)。
それに比べたら、LC500やRC Fの「サーキットを走れる」は、詐欺みたいなもんですわ(笑)。
スポーツカーより新幹線の方が近い。
と言うことで、憧れのB16Aとの競争楽しんでいただけたでしょうか?
で、170psのB16Aがこんなにすごかったら、185psのB16Bはどうなるか?
知りたい人はいるかしら(笑)?
Posted at 2018/12/29 14:03:45 | |
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