2017年02月24日
とはいっても、ノー残業デーですが。
車に乗る前の最初の車雑誌の愛読書であるモーターファンを購読して、夢中になって読んだのが兼坂氏の連載『究極のエンジンを求めて-兼坂弘の毒舌評論』。 『続-』、『新-』の3冊を揃えた。
エンジンに興味があって、モーターファン誌で『究極のエンジンを求めて』を連載していた。 今でもモーターファンイラストレイテッド以外でエンジンの連載がある定期刊行雑誌は無いと思うんだが。
分かり易く、実際の設計の未熟さ、正しい姿、その理由、今後の展望+風刺Xおちょくり。 夢中で読みました。
サラリーマンの悲哀の描写がまた良い。 技術一本槍で会社を遣り込める生き様が素晴らしいんだが、私ごときでは真似できん。 サラリーマンとして憧れです。
正しいことは曲げない、技術以外の会社の都合、風土、パワハラには一切負けない。 現地現物を徹底する。 技術一本槍で、高卒なのに、大卒の技術者を遣り込める。他社のエンジンも遣り込める。 痛快なサラリーマンドキュメントとしても楽しめる。 おまけに、エンジンの勉強も出来てしまう。 お得。
直噴ダウンサイジングターボのミラーサイクルエンジンは、1985年当たりに氏が提唱後、1993年のEUNOS800に直噴以外は採用されたが時代を先取りしすぎ失敗。 本格的な普及は2004年のGOLF5のTSIエンジンまで待つことになる。 このTSIエンジンの登場を見届けて、お亡くなりになりました。
ターボディーゼルで4倍で空気を押しこむことを提案していて、後、残りはこれだけかしら。
我が心の師匠。 兼坂氏には敵わないが、適度に上に盾ついたりしながら、サラリーマンがんばっています。
師無くしてRS4との出会いはありませんでした。 合掌。
以上 私のご贔屓の、ジャーナリストでした。 お粗末。
Posted at 2017/02/24 19:41:51 | |
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5番勝負 | 日記
2017年02月17日
今、一番寄らば切るぞ感の高い、ジャーナリスト。(昔からか?)
ドイツ御三家ぶった切り。 意外とアメ車が高評価。
「クルマはかくして作られる」をCGで連載当時から楽しみにしていて、1,2は買った。
連載が続くなー。 なんか二巡してない?と思っていたら3が出たので、惰性で買ったがまだ読んでいない。
もういいやと思ってたらレクサスLF-Aだらけの4が出たが、高いし、読むのに時間がかかるんで、愛想を賺して買ってない。
モーターファンイラストレイテッドの連載「福野礼一郎ニューカー二番搾り」が結構攻めてる。
おおっと思い、「福野礼一郎のクルマ論評2014」、「同2015」、「新車インプレ2016」を買い揃えた。
めちゃくちゃ攻める。 好き嫌い、良い悪いをばっさり書く。 私も、自動車メーカーの都合の設定や、子供騙しにはカチンと来る方なので、心のなかで、「良く言った」って言いながら、痛快に読んどります。
オンタイムで、各媒体が褒めた私が乗ったこと無い車にダメ出し。 状況を考えるとどう見ても福野氏の言うことが正しいのではないかと思っている。
そんなことして大丈夫かと思うと、やはりクルマの貸し出しをメーカーから断られるらしい。 その度量の小さいメーカーは紙面で確認下さい。
が、二玄社の伝手で何とか試乗出来ている。 雑誌媒体の強さに対して、自動車メーカーは車貸し出さない防御に出るのね。
これをするから、試乗記はつまらない、自動車雑誌が盛り上がらない、出来の悪い車がのさばる、車離れが進む。
自動車メーカーがんばれ。 自動車雑誌なんかに論破されない位のクルマを作ればよいだけの話。
ジャーナリストも頑張れ。 還暦にならないと自由に記事が書けないようでは、スポーツカーの試乗記がんがん書けないぞ。 最近歳だからと言い訳しながらスポーツカーの記事を書いてるのを読むと、世代交代しようよとも思う。
自動車メーカー、ジャーナリスト両者が切磋琢磨する方向で回って欲しい。 AJAJの組合=束の力を頼り、メーカーに摺り寄った提灯記事を読まされるのは勘弁して欲しい。 AJAJも結託して、読者側向けば良いのだが、あの幹部が組織の私物化、メーカー集り、ドロドロの人間関係の集団では期待できないか?
福野氏は、「かくして作られる」ですげーいろいろ分かったはず。 部品メーカーから見た自動車メーカーの姿もいっぱい聞いているはず。 そんなの沢山知られたら、自動車メーカーからしたら手ごわい人間。 その人が、ユーザー本位で発信してくれてる。
福野氏の試乗記は、私は好きです。 が、「新車インプレ2016」は初心者には手ごわいぞ。
Posted at 2017/02/17 21:28:32 | |
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5番勝負 | 日記
2017年02月10日
なんとなく本屋で著書を2冊買った。
「イッキ乗り いま人間は、どんな運転をしているのか?」
「運転 アシモからジャンボジェットまで」 とっても楽しい。お勧め。
NAVIで良く記事を書いておられた。 ちょっと前のル・ボランでも235i/S1/A45の乗り比べ(羨ましい)の記事をええ感じで書いておられる。
面白いと思う記事は下野氏の記事であることに気付き始める。
感性が似ていると感じるが、下野氏はスポーツカーが行き過ぎて自転車乗りになってしまいました。
「クルマ好きのための21世紀自動車大事典」は下野氏の本ということで立ち読みすると面白いので購入。
「イッキ討ち 勝者はどっちだ!?ライバル車徹底比較」はこのブログ書いていて、著書を調べてるうちに欲しくなって、今ネットで発注しました(笑)
スポーツカーが好き。 実用車も好きそう。 良い車も好き。 取り繕ったクルマが嫌い。 メーカーの都合のクルマも嫌い。 ユーザーを騙すクルマが大嫌い。 なはず。 波長が同じで、面白おかしい切り口が好き。 還暦を迎えられて、車に乗る仕事は大変だと思いますが、これからも痛快な記事を期待しています。
下野氏はAudi RS4と出会えた恩人です。
もともとEUNOS100の次に乗る予定の車はゴルフGTIであった。 そうこうしている内にゴルフR32が出た。
R32に注目してると、NAVIで下野氏がBMW130iとGolf R32を比較。 両方とも相当速い。 R32の4WDの安心感も評価しながら、130iのFRの楽しさ+メーカーの与えたスポーツ度の差で130iを推した。
R32のMTが左ハンドルの3DHBであることに躊躇していた(右ハンドルの5DHBが良いよね)私は、この日から130iを次期愛車に決めた。 BMWのシルキー6は最高という評判もあったし。
EUNOS100の部品が無くなり、ダウンサイジングターボ化+DCT化が一気に進み、BMW130iのE87にあった3LNA+MTがF20になったら、3Lターボ+DCTになってしまった。 最近でこそF22のBMWM235iにMTが復活したが、時すでに遅し。RS4買った後だし、235iはターボだし。
で130iを物色すると350万円。 うーん、M3とか買えないかなと見ると、E46がまだまだ高い。 E90は予算250万円オーバー。 そういえばAMGはと見ると全車AT。 AudiはRS3が古すぎ。 RS6が全車AT。 でRS4がV8+MTなんや~、でウォッチしてるとRS4が予算50万円オーバーで出てきて、それに今乗ってる。
下野氏が、130iを面白おかしく推してくれなければ、今頃GOLF7のGTIかRをお財布と相談しながら競合させて、しかもMTかDCTか迷いながら見積もって貰ってるところだと思う。 深謝。
下野氏の本は、どれも読みやすいと思います。 エンスーへの道への登竜門としてお勧めです。
Posted at 2017/02/10 21:41:55 | |
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5番勝負 | 日記
2017年02月04日
モーターファン誌を支えた、エンジニア寄りのジャーナリスト。
会釈したことあるが、謙虚で、シャイな、ちょっと変わり者とみた。
「両角さんの影響で自動車関係会社に入りました。」というと、「いやー。最近そういう人が多くて」ですって。
腕は無いが「口だけ16バルブ」の異名を取るらしい。
謙虚で、シャイで、変わり者で、腕が無くて、車だけ32バルブは私と同類。
最近出番が少ないような気が。 初期のモーターファンイラストレーテッドでは裏方で頑張っておられましたが。
両角氏が本を出してるということで「本音のクルマ論」を本屋で手に取り、買いました。
昔は、手ごたえ、クルマの動き、車との対話、トルクの出方等、何を言っているか分からないことが沢山あった。 ドライビングポジションは分かった。 が両角氏提唱のポジションは相当前の様な気がする。 私は相当ポジションが前なんですけど、相当腰をシートに押し込むように書いてあったんじゃないかなぁ。
が、RS4に乗るようになって、言ってることが分かることが増えて来ました。 エンジン単体では無くてトランスミッション込みで、トルクの出方を言うから、解り難いんじゃないんだろうか?
もっとも、マニュアルの車は少ないし、トルコン、CVTの癖無くして、エンジン出力は感じられないので、いたしかたなしか。
両角氏は、私の好きなエンジンだけではなく、トランスミッション、ボディー、足回り、環境、車を取り巻く環境まで、広範囲で一線級のジャーナリストと思ってます。
両角氏はあまり本を出して無いようです。 理屈っぽ過ぎて、初心者には向かないので、単行本売れないのかしら。(蛇足でした)
Posted at 2017/02/04 08:09:51 | |
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5番勝負 | 日記